スコル侯爵家の長女、ユニヴェールは夜空のごとし群青色の髪を持って生まれた。
それはその地に暮らす人々にとって、厄災に見舞われる呪いの髪色。家ごと蔑まれることを恐れた家族に、彼女は3つの頃から隠されて育つ。
ろくに淑女教育を受けず、社交経
験もなく、微笑むことができない、28歳令嬢ユニヴェール。
日陰者の運命を受け入れ慎ましく過ごしていたというのに、ここにきて突然、隣国へ嫁ぐよう言い渡される。
長年断交状態であった隣国と、和平への道が開かれたばかりの昨今。友好の証にあちらの第三王子の元へ……、つまり人質の役目を押し付けられた形だ。
信頼を寄せる執事とメイドを連れ、その地に踏み入れた彼女。
あれよあれよという間に新婚初夜、夫となった人は言う。
『君だけを、世界の終わるその瞬間まで、愛すると誓おう──』
ではなくて、こっちでした。
『君を言語教師に任命する!』
……赤い花びらの散るベッドで甘い香りに包まれながら、
これは
リクルートですか??
※ 登場人物がふたつの国の言語を話すので
主人公の国の言葉は 「このカッコ」
ヒーローの国の言葉は 『このカッコ』
このように表現しております。
※ 6万字の中編です。(今週中に完結予定)
他サイト様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 22:04:22
96717文字
会話率:49%
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。
無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには…。
最終更新:2024-03-28 00:24:14
2947文字
会話率:38%
兄の娘で十四歳の日向を育てる皐月。
三十五歳、恋人なし、趣味はオンラインゲーム。
ウエディングドレスを着て微笑む元カノの姿を見て、未消化のままだった昔の恋を思い出す。
最終更新:2024-03-26 18:44:20
18067文字
会話率:36%
雑踏に紛れたら分からない、きっと何処にでもいる普通の会社員。
松岡春子27歳。
春に生まれた女の子だからそれでいいだろう。という事らしい。
何とか家を出たくて就職した会社はほんのりブラック。
恋愛なんて思う暇もなく、毎日どうにか朝を迎える
。
ある雨の日、やっぱり遅くなってしまった仕事帰り。
突如現れた白い空間に現れた、
「ごめんね、迷惑かけちゃったね。」と微笑む超絶美しい神様。
と、
「ごめんなさい、申し訳ないですぅぅぅ…。」とぶるぶる震える小動物かの様な死神。
「え?」
あ、何かイヤな予感。
ただ静かに暮らしたいんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 01:57:42
11087文字
会話率:48%
「アンジェリカ•レイテスト公爵令嬢! 婚約を破棄させてもらおう! 弟であるラファエル殺害疑惑がある! 貴様のような女を国母にするわけにはいかない!」
王宮のパーティーで、ダメーダヤ第1王子が突然婚約破棄を告げる。そして聖女メリーとの婚約を発
表した。
アンジェリカ嬢は、婚約破棄を受け入れて王宮を去った。
その後、アンジェリカの父である公爵が亡くなってしまう。公爵は遺言で、かつて知り合った冒険者の女性にラファエル殺害事件の再調査を依頼したのだ。
依頼を受けたアイラとリーンは、公爵の指示通り、王都歴史グルメツアーに参加する。観光や料理を楽しむが、なかなか事件の手がかりが見つからない。
そして事件は起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 23:11:29
83725文字
会話率:36%
誤魔化せていると思ってるヤンデレ聖騎士と、全部わかってて微笑むだけの優しくて残酷な聖女様のお話。
ご都合主義の千文字作文。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-03-13 22:47:01
863文字
会話率:27%
とある夜会にて、侯爵令嬢のアンバーは父親に結婚したい相手として平民出身の騎士レーンを紹介するものの、父親は激昂してしまう。
アンバーとレーンは、王立魔法学園時代の同級生だ。両親の喧嘩を思い出すという理由で食事をとることが苦手になっていたア
ンバーのことをレーンはさりげなく気遣ってくれていた。
レーンの笑顔に惹かれていくうちに、普通に食事をとれるまでになったアンバー。彼女はレーンに結婚を前提としたお付き合いを申し込む。
夜会にて父親に結婚の許可をもらえなかったアンバーだが、彼女は自信満々に微笑み……。
両親の確執のせいで食事が苦手になってしまったヒロインと、何を食べても幸せそうに微笑むヒーローのお話。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 20:15:27
8092文字
会話率:75%
侯爵令嬢のジェニファーは、ある日父親から侯爵家当主代理として罪を償えと脅される。
それというのも、竜神からの預かりものである宝石に手をつけてしまったからだというのだ。
ジェニファーは、彼女の出産の際に母親が命を落としたことで、実の父親か
らひどく憎まれていた。
執事のロデリックを含め、家人勢揃いで出かけることに。
やがて彼女は別れの言葉を告げるとためらいなく竜穴に身を投げるが、実は彼女にはある秘密があって……。
虐げられたか弱い令嬢と思いきや、メンタル最強のヒロインと、彼女のためなら人間の真似事もやぶさかではないヒロインに激甘なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 20:06:54
11281文字
会話率:63%
【毎日17時更新:中編・完結保証】
宮廷魔導師のルネには国を守るための秘密がある。
ある日、隣国から使節団の一員として魔導師のレグルスがやってくる。ルネは彼に秘密を知られてしまい――。
▼世界のためなら命など惜しくないヒロインはこちら
『影、花は微笑む ~貴方のためなら、この命など惜しくありません~』
https://ncode.syosetu.com/n0182iq/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 17:00:00
24157文字
会話率:63%
【毎日17時更新:中編・完結保証】
――私の命は、貴方の為にあるのです。
王家に仕えるヴィオレット・アスターは、植物――特に毒草――の知識に長けている。
ヴィオレットは宮中伯補佐並びに王女付きの秘書官として王城で働いている。その肩書きは
表向きのもので、彼女は深夜、残酷な暗殺者に代わる。王家に仇なす者に死をもたらすのだ。
そんな彼女にも思い人がいた。
上司であり、シュヴァルツ家の嫡男であるエルガー・シュヴァルツだ。彼は仕事ばかりで愛想が悪い。ただ、大切な幼馴染みである。
彼女は思いを隠して、自分の仕事をこなしてゆくが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 17:00:00
31450文字
会話率:61%
今日は、旦那様が数週間振りに帰って来る日。
旦那様に綺麗だって思ってもらいたいという女心で、久々に着飾って旦那様をお迎えしました。
今か今かと玄関先で旦那様を待って、帰って来た! と、満面の笑顔で。
「お帰りなさい、旦那様!」
そう
言ったのですが・・・
「はっ……いいよな。女は着飾ってにこにこしてりゃそれでいいなんて、羨ましい限りだ」
歪めた顔で、不機嫌な様子を隠すことなくわたしへ言いました。
なのでわたしは・・・
から始まる、奥さん達のオムニバス形式なお話。
1.「にこにこ着飾って、なにもしないでいられるくらいに稼いで来いやっ!!」と、ブチギレる。
2.「ごめんなさい……あなたがそんな風に思っていただなんて、知らなかったの……」と、謝る。
3.「では、旦那様の仰る通り。ただ着飾ってにこにこすることに致しましょう」と、にっこり微笑む。
4.「ありがとうございます旦那様! では早速男性の使用人を増やさなきゃ!」と、感謝して使用人の募集を掛ける。
5.「そう、ですか……わかりました! では、わたしもお国のために役立てるような立派な女になります!」と、修行の旅へ。
設定はふわっと。好きなように読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 21:35:34
9266文字
会話率:45%
王太子の婚約者ダリア・フロンティアは悠々自適な生活を送っていた。
しかし、その生活は国民の生活を犠牲にしていたものであった。反省を示さないダリアは、フランソワ王太子から婚約破棄と国外追放を命じられる。従わないならフランソワ王太子が直々にダリ
アを斬ると言い渡される。
ダリアはフランソワ王太子を魔術であっさりやりこめる。
しかし、最愛の人物ロベールに刺されて絶命する。ダリアは死に戻ってロベールとの関係をやり直そうとしたが、いつどこに戻ればいいのか分からず、死に戻り先を見失う。
見知らぬ森で目を覚ましたダリアは、傷ついた心を癒すためにスローライフを送りたいと考える。
ダリアは無事にスローライフを送れるのか。ロベールとの関係はどうなるのか。
ダリアは不敵に微笑む。
「私のスローライフを邪魔するのならお覚悟を」
※カクヨムにも同作品を掲載中
※2023/12/29から毎日20:00更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 20:00:00
123771文字
会話率:46%
これは記録。
犬が人間に恋をし人間となり、そしてその結末がどんなものになったのかを残すための。
最終更新:2024-02-24 06:00:00
2466文字
会話率:20%
ある日突然マリアベルは「真実の愛を見つけた」という婚約者のエドワードから婚約破棄されてしまう。
新しい婚約者のアネットは平民で、マリアベルにはない魅力を持っていた。
だがアネットの王太子妃教育は進まず、マリアベルは教育係を頼まれる。
「君は
誰よりも完璧な淑女だから」
そう言って微笑むエドワードに悪気はない。ただ人の気持ちに鈍感なだけだ。
教育係を断った後、マリアベルには別の縁談が持ち上がる。
だがそれを知ったエドワードがなぜか復縁を迫ってきて……。
「真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!」
【日間総合ランキング・1位】
【週間総合ランキング・1位】
【月間総合ランキング・1位】
【異世界(恋愛)四半期ランキング・1位】
【総合年間完結済ランキング・1位】
をいただきました。応援ありがとうございます。
双葉社様より書籍化とコミカライズ決定いたしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 16:23:24
195095文字
会話率:30%
悪趣味な貴族の青年と醜い少年の、耽美系ブロマンス。
醜いはずの少年が、美しい生き物の振舞い方を心得ている。イアンは、少年に興味を惹かれ、飼うことにした。
やがて、歪に美しい少年の魅力に陶酔し、執着を強めていく。
全7話の想定です。
最終更新:2024-02-07 15:05:38
3552文字
会話率:39%
弁護士事務所の所長でもある弁護士本橋秀は、休日を楽しむべく街を散策する中で事故の目撃者となる。
少額訴訟で終わるような案件を、独自の手法で高額な賠償訴訟へと変えていく。
亜久里司法修習生の報告書のスピンオフ作品となります。
最終更新:2024-02-06 21:58:40
32193文字
会話率:53%
色々やって色々やらかしてる魔法少女のおはなし。
最も多くの死者と行方不明者を出す魔法学校こと、リーデル魔法学校へようこそ生徒諸君。
殺し屋部隊・通称 mess 国最強の殺し屋部隊だ
エリートである。出身、勉学、魔法、三面で優秀な者
だけに開かれる進路
その三つに所属する、一人の魔女。
殺害を愛し、その才能に愛された少女。
特技は殺害。趣味も殺害。
全てを欺き、最後に微笑むのは誰になるだろうか。
今見ているそれが、本心なのか、真実なのか。
それは、誰にも分からない、彼女だけの世界。
主人公はアリス・レズポンド。
子供っぽくちっちゃく、でも大人びてもいて?
成り行きで色々やってる魔法少女の物語。
裏切って裏切り返して、ダークな話もあれば、
アリス過激ファンによるアリスを愛でるだけの時間も?
この作品は「カクヨム」にも同題名で投稿しております。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 00:12:46
12684文字
会話率:33%
メギドラ。悪意と怨念渦巻く呪われし国。
この国で偶然出会った魔法技師レインと踊り子カリン。
二人の出会いはいずれ世界の行方を変える壮絶な戦いへと繋がっていく。
待ち受ける困難や絶望を前にしたとき、彼らに運命の神は微笑むのか。
これはずっとず
っと、ずっと前にあったかもしれないただの御伽噺である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 12:00:00
481734文字
会話率:50%
農民の男の子であるファクは、二人の少女に連れられて村で起きてる不作を止めるため、魔女をおびき出してこの魔法を止めさせようする。その行方は...
魔女に惑わされる少年の真相はいかに...魔女の正体とは...感情が上に下に振りまされていく物語
です。是非、一読してみて下さい!!
『Thanks 20thへの作品です。テーマは、断ち切る勇気』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 03:26:47
7793文字
会話率:62%
20XX年代の日本、
宇宙センターの賑やかな雰囲気の中で、
悠と明日香の会話が始まる。
「ようやくこの日が来たね、明日香」
と悠は興奮気味に言う。
「スターリーボイジャーに乗って、
月の秘密を解き明かすんだ!」
明日香は冷静に答
える。
「私たちの任務は簡単じゃない。
月の生態系は未知数だし、何が起こるか分からないわ。」
「でも、そこが面白いじゃないか!」
悠は目を輝かせる。
「未知との遭遇、新しい発見。これぞ冒険だよ!」
そこに翔が加わり、笑顔で言う。
「若いな。でも、悠、月面は予想外のことが
起こる場所だ。いつも冷静でいないと。」
「分かってるよ、翔先輩」と悠は頷く。
「でも、僕たちが持つ希望と好奇心こそが、
新しい未来を切り開くんだ。」
「そうね」と明日香が微笑む。「
科学は未知への恐れを乗り越える力。
私たちの知識と経験が、この旅を成功に導くわ。」
悠は熱く語る。
「月の謎を解明して、地球と月の新たな関係を築くんだ。
これはただの任務じゃない、人類の未来への一歩なんだから。」
「そうだね。私たちの冒険が、
多くの人に希望と勇気を与えることを願っている」
と明日香は静かに付け加える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 12:00:00
13051文字
会話率:19%
誰もが嫌がる龍神の花嫁の座に付きたくても、資質がなく、つけないリシャ。
「お前が花嫁になればいい」と人間の里を追い出され、「資質がない私でも受け入れてくださいますか?」と龍神に問いかけ、花嫁としてもらう。
一世紀ほど前、里を厄災から守っ
た龍神は、その反動で若年化していたのだった。
リシャに追いつこうと、人に合わせて歳を取る龍神の努力と、美しいリシャを食い物にしようとする里の民。
都から来た龍神との交渉人は、どちらに微笑むのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 22:05:52
3043文字
会話率:63%
【第一夜: 月下の邂逅】
昔々、遠い平安時代の吉良町に、美しい武田という若者が住んでいました。その名を武田源氏(TAKEDA Genji)といい、彼は美しい花のような容姿と、高貴な家柄からくる優雅な振る舞いで町の人々を魅了していました。し
かし、その美しい容姿の裏には、深い悲しみを秘めていた。
ある晩、武田源氏は吉良町の夜空に輝く満月の下で、美しい庭園に足を踏み入れました。その中庭には、優雅な桜の花が咲き誇り、静かな美しさがただよっていました。武田はふと、そんな美しい景色の中で一人きりでいることに寂しさを感じていました。
すると、月明かりに照らされて、白い和服をまとった姫君が現れました。彼女の名前は吉良 津平姫(Kira Tuhirahime)といい、その美しさはまるで雪が積もった庭園に満開の花が咲くようでした。津平姫もまた、武田源氏の存在に気づいて微笑むと、月明かりの下で出会ったのでした。
「武田源氏様、こんばんは。」津平姫が優雅な笑みを浮かべながら言いました。
「津平様、こんばんは。あなたもまた、この美しい庭にお越しになられましたか。」武田は礼儀正しく答えましたが、その瞳には寂しさが宿っていました。
津平姫はゆっくりと歩み寄り、武田の手をとりました。「武田源氏様、私たちはこの庭で出会ったのですから、もう『様』なんて呼ばないでください。」
武田はその言葉に微笑みながら、津平姫の手を握り返しました。二人は月明かりの下で語らいながら、心の中に芽生え始める禁断の愛の予感に気づいていくのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 13:46:09
3064文字
会話率:23%