2012年12月31日、神の裁きによって滅ぶはずだった日本は、一人の男によって救われた。
人は救世主の登場に歓喜し、神に対抗するための力を手に入れる。
人と神の攻防は300年経った今でも続いていた。
念願の軍人育成学校に入学した近衛大
和は、ある日、ボロボロになっていた少女を拾った。
その少女は人と敵対している神の人柱だった。
「ほう、何も持たぬ人間とは珍しいな。うむ、私はおまえのことが気に入ったぞ!」
何も持たない少年が全てを持つ少女と出会う時、物語は動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-10 00:26:30
1333文字
会話率:38%
――俺はあんたの中では、死神なんだろう?
この世界の戦争のシステムはあるとき、大きな変化を遂げた。
巨大人型戦闘兵器、ネフィリム。
古い言葉で巨人――或いは天使の意味を持つそれは、技術革新(イノベーシヨン)によって人類が生み出
した叡智と言えるだろう。
ネフィリムは二十五メートルほどの大きさを誇る巨大戦闘兵器だ。昔の人類がこれを見たら巨大ロボットなどと言うのだろう。そしてその発言は何も間違ってなどいない。
ネフィリムに標準搭載されているのは電磁レーザー、二十センチメートル砲、コイルガンの三つ。古い時代を知る人間からは『戦闘兵器のデパート』とも言われているが、それは大きな間違いだ。ネフィリムは戦車なんて生易しいもので代用できる言葉では無い。もっと言えば――悪魔みたいな存在だ。その由来とは裏腹に。
ネフィリムが戦場に導入されたことにより、戦争のメカニズムも大きく変化することを余儀なくされる。人間を文字通り人柱にして戦争をする時代は終わってしまった。
――では、戦場で働いていた人間はどうなったのか?
これは、ネフィリムのパイロットと冴えない男性兵士の出会いと別れを描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 22:12:54
26091文字
会話率:38%
「全奴隷を解放する!」
奴隷解放軍の若き将軍オーロリオンのかけ声とともに、奴隷たちが立ち上がる。神話の端境の時代、アルカディア王国は各地を制圧し、奴隷を使役し神聖都市国家を樹立していた。そこに人柱奴隷として連れてこられたアーレフは奴隷として
の運命から立ち上がり、双子の姉を連れ都市から逃げ出す。その後生き別れた姉を捜すため山岳神殿都市で大弓引きの石工奴隷ソレスと出会い、バビロン王国から村を守るために胸から不思議な剣を出したアーレフ。かつての奴隷仲間リーリウムや、ガレー船奴隷のシリウスと知り合い、奴隷解放軍を作り出していく一方、アーレフはアルカディア王国庶子レェード皇子別名黒い悪魔と出会い、その身に宿る剣のために激しい拷問を受けるが、仲間に助けられる。しかしその直後心の支えでもあったソレスが瀕死となり、自らの剣で絶命させ憎しみの炎を燃やすこととなる。姉レティーシアが父が、大切な者の全てがレェード皇子に殺されていたからだ。
レェード皇子を殺すために山岳神殿都市アナトリアに向かったアーレフは、自分の住んでいた場所で自身の出自を知ることとなる。アーレフ自身もまたアルカディア王国の皇子であり、母の故郷北はガリアの破滅の剣を身に宿して月食の時に生まれた破滅の神の魂を肉体に持つという忌み子だったのだ。
レェード皇子を殺し、アルカディア王国を崩壊させ、全奴隷を解放する。
ギリシャ第一次奴隷戦争以前の世界を想定して描いたローファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-13 18:25:48
87205文字
会話率:40%
どこにでもいる普通の大学生だった人柱神道は、ある日無差別大量殺人事件の渦中で命を落としてしまう。しかし、死んでしまった後にとある事情によって記憶を持ったまま神や魔法のある異世界に転生することに。その際に偶然に近い要素によって二柱の神から恩恵
を貰えることになったが、その恩恵の一つの効果は「他にどれだけの神から恩恵を受けても魂が壊れない」だった。他の人は一柱か二柱の神からしか恩恵を受けられない中、俺だけ全ての神から恩恵を受けられる可能性がある?それなら当然、いろいろな神から恩恵を貰えるように頑張るしかないでしょ!これは、様々な神から祝福を受け、いずれ「破戒僧」の異名で知られるようになる彼の人生を描いた物語。※素人の初投稿作品なので至らない点も多々あると思いますが、よろしくお願いします。※設定にこだわって説明が多過ぎるきらいがありますが、頑張って考えてるので読んでくれると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-19 00:00:00
177643文字
会話率:34%
世界を護る精霊達は、闇の化身「魔王」に敗れた。
精霊達は最期の力を使い「勇者」を作り出す。
闇を祓い、滅する絶大な威力を持つ、精霊の叡智を受け継ぐ唯一の存在…「勇者」。
しかしそれは同時に、永遠の使命が課せられた「世界の礎」だった。
『勇者
物語』第二作目、遥かなる過去編…。これは「最初の勇者」の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 00:05:33
21698文字
会話率:20%
難関私立高校から両親の仕事の都合で田舎の学校へ転校することになった主人公。
そこは「人柱村」という外の世界から遮断されたような田舎村だった。
この村には、ある秘密がある。それは誰もが知っているけれど、口には絶対に出してはいけない暗黙の掟。
それを知ってしまったとき、村に古くから伝わる言い伝えられてきた呪いが主人公に襲い掛かる!
時々、残酷な描写など入ります。印はつけますが、気を付けてください。
初めてホラーを書きます。
誤字・脱字などあれば教えてください。感想もお待ちしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 14:28:10
6947文字
会話率:37%
私が好きになったおっさんが生贄だって?そんなの絶対許しません!何が何でも許しません!
勿論、乱入させていただきますよ!
最終更新:2017-03-11 21:45:38
7546文字
会話率:33%
かごめかごめと歌が聞こえる。
それは儀式の為の準備だった。その儀式の理由は災厄を遠ざける為と言う村人のエゴ。
儀式によって呼び出された鬼の少女カスミは、儀式の人柱の為だけに育てられた少女、智子の命ではなく時間を奪い自由な世界、地獄へと連れて
いく。
それは凍りついた智子の心を溶かすためのものだった――
一話千文字程度で綴られる鬼と人のちょっぴり和風な物語。ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 19:25:27
8948文字
会話率:34%
生れつきに持つ「呪い」の影響で散々な人生を送った男「大神 左助」。
彼は死後、目覚めた世界で超常存在「神」と出会い、自分が「最強チート能力を生み出すための人柱」だったことを知る。
「才能の材料とはなにか?」
これは本来、物語られぬ者達の物
語。
※カクヨムにも投稿中です。
2016/3/15 キーワード、タグ情報更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 22:46:26
267529文字
会話率:18%
ーー俺は葬式で鍵野さんのことを思い出していた。
「大学の図書館で年上の綺麗な女性に一目惚れした。彼女の名前は鍵野さん。
クールで美人でおしゃれだが、多分男好きだ。
すぐ男を家に連れ込むし、自宅では灰皿とメンズ用化粧品がいくつかある。俺も彼
女の遊び相手の一人かもしれない。それでも、俺は愛していた。」
「鍵野とは長い付き合いだった。彼女が何を考えているかよくわからない。最近彼氏が出来たことと、アクセサリーを作るのが趣味なのは知っていた。それでも、彼女はオレの唯一の親友だったのだ。」
私と周囲の人間の想いと関係。多分誰も真実なんてわからないし、誰も私のことをわかってくれない。
ただのすれ違いの、私のための話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-05 23:02:06
3314文字
会話率:39%
西暦七一二〇年……古代「地球」と呼ばれていた世界は今、「ディヴァイン」という名に変えて、存在していた。
この世界には、多くの「神」が存在している。中でも、「創造の神」が世界を作ったと言われ、人々は崇高していた。
そんな「神」のことを
、よく知る者が居た。名を「ルシエル」。世界最強の魔術士と謳われている存在。
地震が多発するようになった世界を見て、ルシエルは「神々の怒り」を感じていた。
ルシエルたちは、「神」の怒りを鎮めることができるのか。
己の宿命を全う出来るのか。
大切なものを、守り続けることはできるのか。
ルシエルのもとに、「神々の血」を引くものが集結していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-25 15:44:13
105001文字
会話率:42%
小説家、四条太一郎へのファンレターの中に一通の相談の手紙が入っていた。その村では決して祀りを怠ってはいけない神域があると。その禁を破れば祟りが下ると。四条は伝奇やホラーを主題とする小説家だった。
ちょうど新作のネタに困っていた四条は担当の七
森夏樹を連れて件の村へ取材にいく。――赤水村。そこで四条達が出会う謎や祟り、そして悲しい人柱の伝説――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-22 15:25:06
31424文字
会話率:51%
この国はカナメの力で潤っている。
カナメの力は膨大で、その力を使うためにこの国は人柱を選んだ。
でも、それももう限界で……
Twitterで頂いたタイトルより妄想した作品となります。
最終更新:2016-07-19 21:00:40
1249文字
会話率:0%
ある時代
そうまだ人々が迷信を信じて疑わず人柱を立てていた時代
ある村にある1人の忌子が居た
彼女は齢8歳にしてある形をした痣を隠していましたが遂に痣が露呈してしまいました
そんな彼女は村役場兼村長宅の地下深くの拘束場まで連れてかれました
時々見せ物場まで連れて行かれ晒されていました
そんなある日1人の鬼が彼女を見つけてこう言います「もし良かったら私達の所へ来ない?」と。
彼女は迷いながらも鬼の手を取り…
1度は全てを受け入れ絶望し全てを諦めていた彼女が立ち直っていく、
鬼と忌子の友情物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 00:23:25
323文字
会話率:0%
人類が永遠に静止し、『人柱』となる現象。それを『冷酷な春』と呼ぶようになってから、いくらかの時が流れ、あらゆる場所で人柱が立っている世界となった。そんな世界を、永遠に動き続けることができる体を得た少年と少女が歩き続けていた。“いつまでも”だ
からこそ、“いまだけを”生きようとしながら――――
※本作を原作とするADVゲーム「春に生きれば」を公開しています。
※縦書き閲覧推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 08:47:18
22704文字
会話率:49%
小さな村に生まれおちた少女エルナ。7歳にして、母と生き別れなければならなかった。
ここは森の手前にある小さな村、トール村。医術が発達しておらず、幼くして病に連れていかれる者が多かった。そのため、子どもが無事成長したことを祝い、7歳になった
夜は村人全員で宴を開く。
もちろん、エルナの7歳の誕生日にもこの宴は開かれた。しかしエルナはこの宴で、祭壇に祀られている森の女神の像の足元に、白銀に輝く狼をみつける。
「ねぇねぇ、あそこに綺麗な狼がいるよ」
村人全員の表情がこわばり、母ジュンノは言葉を失った。
エルナが森の女神に魅入られてしまった。
明日にでも、森に還す儀式がおこなわれるであろう。そうしなければ、作物が実らず水もよどむ。家畜たちや人の間に病は流行る。
そう、エルナは人柱になるのだ。
小さな少女が、逃がされた森で何を願うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 08:55:59
698文字
会話率:17%
自己満足。心の闇。不快にさせることがあるので興味本位で読むのはお控えください。読むのは自己責任でお願い致します。
最終更新:2015-12-24 22:19:00
430文字
会話率:0%
古墳時代の日本。大水を防ぐために堤を築くことになったが、そのために人柱(人間の生け贄)を捧げる話が持ち上がる。元ネタは日本書紀。
最終更新:2015-11-10 20:49:28
3644文字
会話率:43%
抜け出せる場所が欲しかった。自分なりに頑張っても、なかなか上手くいってくれないから。そんな自分なんて好きになれるわけがない。そんな自分から解放される場所が、すぐ隣にあるとは思わなかった。
そんな世界があってくれたのがあの時、本当に、本当に嬉
しかった。わがままなくらい寄り添ったと思う。望んだ通りの自分の姿へ生まれ変わらせてくれる。自分を好きになってくれる人がいてくれる。苦手なことが得意になって、それを思う存分発揮することもできた。大人数で貶(おとし)めてくる奴らを蹴散(けち)らすことだってできた。思いがけない未来の成り行きが、望み通りになってくれたおかげで。代償のいらない魔法を使ったかのように、記憶が材料になってくれたおかげで。
だから今は、もう十分だと思えた。
寄り添って失ったものもあるけれど、寄り添いながら現実で、頑張ってこれたから出会えた人がいた。
その人と今でも一緒にいられる、い続けることができる。だから嬉しくてたまらない。
だから許せない。今まで寄り添ってきた、その場所を餌(えさ)にして、脅(おど)して操ろうとしてくる奴らが。
目の前にいるそいつが、櫻(ぼく)は許せない。
この女の子は、その場所を餌にして、兄のために人柱になれと脅してくる。
僕は許さない。絶対に従ってやらない。
ここに、一緒にいたい人がいるんだ。そのみんなと一緒にいられる空間こそ、永遠に続いて欲しいんだ。
この気持ちを壊されてやりはしない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-02 09:55:56
47419文字
会話率:19%
古代文明の遺産ともいうべき禁断の魔法、アンティゴルマ。その謎を求め、旅人のレヴンはゴルマリカという島にやってきた。ゴルマリカには独自の文明が築かれており、中でもレヴンはとある儀式に興味を持つ。その儀式とは世にも恐ろしい人柱の儀式であったのだ
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-10 18:00:35
8565文字
会話率:58%