私の初恋の人はかっこよくて優しいこの国の第二王子でした。
憧れから好きに変わったのはいつ頃だろうか。気づいた時には身分の違いで遠い存在になっていたけど、1年間だけ同じ学校に通えるチャンス。
少しで良いから思い出を作れたらと思っていたのに
大人になったイケメン王子の態度が冷たい?
さえない令嬢×イケメン王子の恋はいかに?
主人公は平凡でさえない子ですが、王子、お兄様、同級生はイケメンばかりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:52:55
37798文字
会話率:56%
時は江戸時代。
日本中を荒らし回っていた『あやかし』たちは既に強い退魔師によってあらかた退治されたと言われ、人々は恐怖に怯えることなく平和に暮らしていた。
妖怪退治の名門一族の末っ子『雪風音丸』は十五になった。一族には十五になった者は修
行の旅に出る掟がある。
もう日本にはへっぽこ妖怪しか残ってはいないと聞くが、音丸は颯爽と旅に出る。音丸も『へっぽこ丸』と呼ばれるほどのへっぽこなのだ。ちょうどいいと言えた。
あ。ちなみに音丸は女の子である。
妹思いの兄たちはそれぞれ心配して、彼女の初めての修行の旅を見守る。
もしかしたらどこかにまだ強大な『あやかし』が潜んでいるかもしれぬという不安を胸に。
※難しいことは何も考えてない、かわいい時代劇アクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 07:02:12
111483文字
会話率:46%
お嬢様がお嬢様としてお嬢様らしく生きる物語だといいな
最終更新:2023-11-19 23:11:55
16455文字
会話率:15%
最近ゲームをやっていたから、感化されてそれが夢に出てきただけ?
豪華絢爛な舞踏会。目の前には攻略対象。そんなの夢でしかないでしょう?
私がヒロイン役?
ありえないわ。
ゲームで、何度しても気がつくと義兄監禁エンドになってしまって
いたけれど、夢の中? でもやはりお兄様に?
設定ゆるゆるがばがばのご都合です。それでも良い方で。
別サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 20:23:15
15159文字
会話率:20%
ある朝、鈍い痛みと共に前世の記憶を思い出したわたしは、なんと前世で大好きだった「乙女ゲーム」のライバルキャラクター、カメリア・ロックハートに転生していた。
このままだとカメリアは王子に処刑されるか、王子をかばって死ぬかの2つの未来しか残
されていない。
死にたくないわたしは、死ぬほどやり込んで続編を含めて何度もプレイしたうえにビジュアルファンブックまで読み、覚えた知識を使って乗り越える!
オレ様王子に、優しいお兄様、真面目な騎士系に、ちゃらんぽらん、男の娘。5人の「攻略対象」とやがて現れる「主人公」。彼ら彼女らを前にわたしは生き延びることができるのか?!
――わたしは祖母のように自由に生きたい。
――だから、悪役令嬢に転生したけどビジュアルファンブックの力で生き延びたい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 12:00:00
1103046文字
会話率:41%
――あぁ、これ、詰むやつ。
月明りに濡れる庭園で見つめ合う、王太子とピンク髪の男爵令嬢。
ふたりを目撃した瞬間、悪役令嬢ミレーユ・ガスタークは前世の記憶を取り戻す。
ここは恋愛ゲームアプリの世界、自分は王太子ルートの悪役令嬢だ。
貴族学
園でヒロインに悪辣非道な仕打ちを続け、卒業パーティで断罪されて修道院送りになるという、テンプレべたべたな負け犬人生。
……冗談じゃありませんわよ。
勝手に私を踏み台にしないでくださいね?
記憶を取り戻した今となっては、王太子への敬意も慕情も消え失せた。
だってあの王太子、私の推しじゃあなかったし!
私の推しは、【ノエル】なんだもの!!
王太子との婚約破棄は大歓迎だが、断罪されるのだけは御免だ。
悠々自適な推し活ライフを楽しむためには、何としても王太子側の『有責』に持ち込まなければ……!
【ミレーユの生き残り戦略】
1.ヒロインを虐めない
2.味方を増やす
3.過去の《やらかし》を徹底カバー!
これら3つを死守して、推し活目指してがんばるミレーユ。
するとなぜか、疎遠だった義兄がミレーユに惹かれ始め……
「王太子がお前を要らないというのなら、私が貰う。絶対にお前を幸せにするよ」
ちょっとちょっとちょっと!?
推し活したいだけなのに、面倒くさいヒロインと王太子、おまけに義兄も想定外な行動を起こしてくるから手に負えません……!
ミレーユは、無事に推し活できるのか……?
* 完結保証、ざまぁ多めのハッピーエンドです。
* 注:主人公は義兄を、血のつながった兄だと思い込んでいます。
* 短編版は【1】-1~10、続・短編版は【2】-1~3とほぼ同一です。
* 両方の短編を既読の方は、【3】よりお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 17:08:28
118451文字
会話率:31%
ペルシア・スパージアン公爵令嬢は、ある時突然自分がとある乙女ゲームに登場する悪役令嬢だと悟ってしまった。
ヒロインがハッピーエンドを迎えれば、悪役令嬢はバッドエンドが確定してしまう。ヒロインの攻略ルートによって結末は変わるが、その中でも処刑
だけはどうしても避けたい!
そのために何か行動を起こそうとするも、ペルシアの性格には少し癖があった。彼女は超がつくほどのツンデレであるのだ。そんな自分の性格に四苦八苦しつつも、悪役令嬢という自分の運命を避けるため、攻略対象でもある二人のお兄様と仲を深めようとするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 16:25:49
8797文字
会話率:42%
気づいたら前世で大好きだった乙女ゲームの世界に生きるテリシア・シドレーヌ子爵令嬢に転生していた。前世と同じくぽっちゃり体型の女の子に育ってしまったけれど、推しとお兄様の待つ学園生活に意気揚々と向かいます!
ヒロインと同い年で学園に入学する
かもしれない…その事には既に気づいていたテリシア。それでもヒロインのラブストーリーとは無関係だと思っていたら、実はゲームで名前すら出てこない悪役令嬢(モブキャラ)だった…!?
●初めて執筆する小説で至らぬ点も多いかと思いますが、お楽しみ頂けますと幸いです。
●他作品とも並行しながら、マイペースに更新していく予定です。
○登場人物達やその他の名前は、ほとんど食べ物関連の言葉などからもじっております。どんな言葉から付いた名前なのか想像しながら、小説をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:17:31
5423文字
会話率:18%
伯爵家の娘ミシェルは、わずか八歳で当時十五歳だった若き公爵アスターの婚約者に選ばれた。一人っ子だったミシェルは大人びたアスターに「お兄様になって」と頼み、二人は実の兄妹のように育つ。
しかしそれから十年後。
ミシェルはいつまで経っても妹扱い
を辞めないアスターに業を煮やしていた。後から婚約した貴族令嬢達にどんどん先を越され、このままでは確実に行き遅れてしまう!
そこでミシェルが考えた秘策とは?
近すぎて一歩踏み込めない二人の密かな攻防とかわいい恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 06:23:02
3691文字
会話率:26%
突然、王城を逃げることになった王女。
家族とも離れ離れになり、一人知らない森へと移転してしまった。逃げる時もらった未知の魔道具を疑問も持たず使うがいきなり気を失ってしまう。
気がつけば知らない場所、そして何故か体が小さくなってると困惑して
しまう。
これでは大好きなお兄様と結婚出来ない!そして元に戻る方法を聞き出す為、父である国王を探すと決意する。
でも姿は幼女、頭は少女。そんな王女を助けてくれた変態紳士。疑問に思いつつも、幼女一人よりはいいと、一緒に旅を始める。
国王を無事探し出し、元の姿に戻れるか?お兄様と禁断の愛は?変態紳士は本当に紳士なのか?
幼女王女は、今日も頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 18:00:00
49421文字
会話率:41%
ある日突然隣の席の悟くんから「あ」というメッセージが送られてくる。
ちょー怖い。
なんなら日に日に「あ」が増える。
しかも決まって、草木が眠る丑三つ時、午前2時,
悟くんのお兄様にご相談。
当然解決するわけもなく。
ホラーでもなんでもないコ
メディ系です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 07:26:32
748文字
会話率:56%
両親を海難事故で亡くした伯爵令嬢のクララベルは、使用人に虐げられながら生活していた。辛い目に遭うと、クララベルは心を閉ざし、現実逃避するようになった。クララベルが引きこもった時に、代わりに表出する人格のマリアベル。マリアベルはクララベルを
守ろうと、必死に生きて来た。王立学院に入学したクララベルは、王太子エルネストに出会い恋をする。しかしマリアベルは、か弱いクララベルが王太子との恋で幸せになれるわけがないと、この恋に大反対。クララベルの幸せは、果たしてどこにあるのか?
苦難に満ちた人生を歩んできた少女が、現実と向き合って大人への第一歩を踏み出す物語。
※完結補償。すでに物語は書き終わっています。
※アルファポリスにも同時投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 13:00:00
67146文字
会話率:42%
前世の記憶を唐突に思い出した、公爵令嬢のセレスティア。前世によるとこの世界はロマンス小説の世界で、このままだと義兄であるキルシュがラスボスになって自殺してしまうらしい。
って、そんなのいやー!!!
大好きなお兄様に死んでほしくない!!
そう
思ったセレスティアは、キルシュが闇落ちしないようにあの手この手を使おうとするが、王子様(ロマンス小説のヒーロー)に興味を持たれてしまう。
「私はお兄様が大事なので! 王子様はお断りです!!」
ラスボス義兄×ヒロイン妹×ヒーロー王子の三角関係
※他サイト様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 23:28:33
11300文字
会話率:40%
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せ
っかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※以前連載していたやつの長編版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 17:04:46
7195文字
会話率:36%
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せ
っかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※アルファポリス様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 19:50:58
21106文字
会話率:43%
嘗て世界一美しいと言われていたミューンジュラ大森林の都は燃えていた。
エルフの王族の末娘として産まれるも、容姿のせいで疎まれ、100年間鳥籠の様な部屋で過ごすレクシアナ。
大好きなお兄様の誕生日を祝う為、部屋から脱走するも、自分やお兄様を
蔑む言葉に胸を痛める。
そんななか、故郷は燃え落ち、それ迄の記憶をも無くしてしまったクルシアナは、ある助言を受けて旅に出ることになる。
外の世界は、クルシアナに何を与え何を奪うのか。
そして出会う様々な種族と歴史。
失われた記憶は、取り戻せるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 19:01:25
1537文字
会話率:28%
本日も婚約破棄されました。ただ自領のドラゴンを見せただけなのに。
パートナーのいなくなった私は、お兄様と王宮のパーティに参加へ。かく言うお兄様もお相手のいない身。
すぐに放置された私がお庭をとぼとぼ歩いていると、婚約破棄の声が。
え、私はも
うすでに婚約破棄されましたけれど?
黒髪の男性が金髪の女性に婚約破棄を言い渡されている。他人事ではないわ。気を落とさずお互い頑張りましょうとお伝えしたけれど、もう頑張る場所がありません。
元婚約者からいただいた夜会の招待状を使って出掛けることにしましたが、そこはなんだか怪しい場所で……。
短いお話です。他社サイト様掲載済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 22:08:51
24327文字
会話率:48%
私はジゼル・シュタイン。
アルテンベルク王国の貴族で、魔法学・騎士学・算術学とあらゆる分野において優秀な者を輩出している、シュタイン伯爵家の長女である。
そして、転生者でもある。
前世の私はパティシエとして働く二十五歳。
表情筋が死んでいて
無愛想、その上コミュニケーション能力が低すぎることで塩対応と揶揄されることも多かった。
……何故かその性質だけそのまま引き継がれて転生してしまった私は、貴族令嬢として華々しく社交界デビュー!……できるわけもなく、細々とお菓子を作りや伯爵家の仕事の手伝いをしながら引きこもりとして生きている。
そんな私だが、お父様や双子のお兄様達からは可愛いがられており、それなりに幸せに暮らしていた。
そんなある日、“青獅子”と名高い王宮騎士団副団長さんが現れて――――?
塩対応の塩系令嬢と揶揄される貴族令嬢がお菓子作りスキルを活かしながら溺愛されるお話です。
今回は恋愛色強めで書いていきたいと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 20:02:47
189869文字
会話率:32%
聖女殺害未遂でテンプレの如く婚約者である王太子に断罪された公爵令嬢フルール。このまま国外追放かと思いきや、天才魔術師の兄・ノクスがキレてまさかの世界滅亡に!炎で国中が燃え人も建物も燃え尽きる中、フルールが最後に感じたのは兄の口づけ。えっ、お
、お兄様…!?
そのまま息耐えたかと思いきや、気付いたら断罪から1年前の世界だった。どうやら時が巻き戻ったらしい。
これは…平和な未来を目指すチャンスでは?
兄のヤンデレ化なんてごめんだ!処刑エンドもごめんだ!わたくしは平和に普通に過ごしていきたいのです。そのために、今度こそ立派な王太子妃を目指します。
ということで、品行方正、謹厳実直に兄を刺激しないように過ごすことにしたフルールだったが…あれ、もしかして兄にも逆行前の記憶が…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 07:36:10
66022文字
会話率:48%
「というわけで、お兄様の子種をください」
男の名はザック。
女の名はエフィリナ。
二人はよくある従兄妹同士であり、家も近く、本当の兄妹のように育った仲である。
「私はあの方の妻に選ばれませんでした」
エフィリナにはずっと慕
っている男がいた。
だが、その男が婚約したことを立ち聞きしてしまったエフィリナは、明後日の方向に向かって暴走をはじめる。
巻き込まれ続ける『お兄様』ことザックに、幸せは訪れるのか……?
というエフィリナさんとザック君(時々ロンヴァート君)のお話です。
( ゜∀゜)
全五話、いつものようにワチャワチャしておりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 06:03:46
15405文字
会話率:31%
「おまえとの婚約を破棄する!」
王太子の婚約者であるエリスは、その言葉を呆然とした顔で聞いていた。
余談だが、エリスには兄がいる。
才色兼備にして文武両道。王国一と切れ者と呼ばれる侯爵家の跡取り息子で、王都で暮らすあらゆるご令嬢から
恋文が毎日の様に届けられている。
そんな完璧に見える兄だが、なぜだかエリスにだけは冷たかった。
エリスがパーティーに参加しようとすると、粗相をしたらどうするのだと出席を止められ、騎士達の大会を見学に行くと言えば野蛮だと止められる。
そしてさきほどの件、我慢の限界を迎えたエリスは叫んだ。
「わたくしの婚約を勝手に破棄しようとしないでください、お兄様っ!」
これは、色々と拗らせた兄妹の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 07:00:00
4184文字
会話率:48%
お兄様の本音を私だけは知っている――と彼女は思っている。
*カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2022-01-12 20:02:12
18524文字
会話率:40%
頼まれたら嫌だと言えない。困っている人を見たら見過ごせない。お人好し属性全開の私はある日、車道に飛び出した子供を助け――乙女ゲームのヒロインに転生してしまった!
WEBで話題になったその乙女ゲームは、とにかく難易度が低い!
ヒロイン
のよき理解者であり、甘い言葉を囁く王太子。ヒロインが困ったときには必ず親身になって相談に乗ってくれる家庭教師。ヒロインを溺愛する、とにかく優秀な義理のお兄様。
その他、イケメンの攻略対象達が用意されていて、ヒロインがどんな選択肢を選んでも、絶対に誰かのルートに入る親切設計――なんだけど、どの攻略対象と結ばれても、ヒロインは必ず攻略対象を庇ったり、身代わりになったり、とにかく死んでしまう珍しい物語だった。
――って、私、その乙女ゲームのヒロインに転生してるんですけど!? ちょっとそこのイケメン主人公、私に近寄らないでください! 違います、照れ隠しじゃありません!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 20:02:17
6978文字
会話率:28%
聖女となった平民の小娘に婚約者を奪われたエルミアーナ。
処刑台に送られて、首を落とされた彼女は惨めにその人生を終える――、と思われたのだが、目が覚めると聖女が現れる前に戻っていた。
処刑のショックからか前世を思い出したエルミアーナは
、次は同じ轍を踏まない、と心に誓う。
しかし、そんな彼女の前に見知らぬ男が現れてこう言った。
「僕は君のお兄様だよ!!」
一度目の人生にも前世の知識にも存在しない、突然現れた「お兄様」は一体誰なのか――。
エルミアーナの二度目の人生がそうして幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 12:00:00
40053文字
会話率:36%
「お姉様だけズルい」
それがメリッサの口癖だった。口を開けばズルいズルい。ケーキが食べたい。ドレスが欲しい。アクセサリーが欲しい。魔法の言葉を口にすればなんでも手に入ると思っていた。実際、両親は末っ子のメリッサには甘かった。私もそう。五つ年
下の妹が可愛くてたまらなかった。お兄様の溺愛は凄いもので、私は可哀想な子だと誤解されることもしばしば。でも実際は違うのだからと目を背けてきた。
けれど十五歳の頃、転機が訪れる。婚約者のジャック王子が私を家に送ってくれた時、メリッサは例の言葉を口にした。だがメリッサのズルいが向けられたのは予想外のもので......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 18:00:00
7936文字
会話率:49%
お兄様の褒めてくれた白い肌を守るためいつものように侍女、リリとお布団の攻防戦を興じていた私だが、今日はなんだかリリの様子がおかしい。若干浮かれているような……?
最終更新:2017-10-15 13:58:34
5062文字
会話率:36%