エルシア・グライドという裕福な侯爵家に生まれた少女は、その身に生を宿したその時から、運命が決まっていた。
否、運命を『知っていた』。
前世の記憶をもっていた―—――この世界がいわゆる『乙女ゲーム』といわれるものであり、そして自身が『悪役令
嬢』だと知っていた彼女は婚約者であった王太子を好きにならないようにしたが、だんだん彼に惹かれていく。
けれどどんなに頑張っても結局はシナリオ通りにヒロインと結ばれた元婚約者を見て。
想い人と幸せに笑いあう自身の想い人を見て、胸の奥の悲しみを吐き出した後、ふと言葉が口をついて出た。
「「ずっと、お慕いしておりました」」
一つだったはずの声が、二つ重なった時。
決められたシナリオの中で、『当て馬』であった彼と目が合った時。
止まったはずの歯車が、もう一度動き出す。
――――これは、物語が終わったその後で、かつて『悪役令嬢』だった彼女が幸せになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 21:13:52
2454文字
会話率:13%
山岳国家の姫エーレントラウトには前世の記憶がある。それは戦場の悪魔と言われた騎士団長だったが敵国の騎士団長で冷酷無比といわれるフィリベルトと一騎打ちで敗れ戦死したという記憶だ。そしてその相手と政略結婚をすると、戦場でしか会えなかったがフィリ
ベルトの孤独を知り前世を隠しつつ何とか歩み始めた矢先に、ある事件が起こってしまうー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 13:40:26
21360文字
会話率:60%
『From Abyss』ショートアンソロジー
第3回目は秋崎駄文くんの回です!
推しの小説家かけて嬉しい。
ダモンくんは本が大好きな小学生。
家にある本を読み尽くしてしまった。
しかし、親からは読むなといわれている本が
どうしても読みた
くなり、おばあちゃんと
一緒に読んでみるのだが全部見たことない
記号で書かれていて………
この作品は「N7079IN」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 12:51:04
1425文字
会話率:11%
田畑から新興住宅地へ
古い農家につきものの、井戸
その、神様が宿るといわれる井戸をないがしろにしたがための
噂話・・・
最終更新:2024-08-03 21:42:44
5041文字
会話率:35%
「お前たちの兄の所為で魔王軍に負けた」、「償え」、「王国の恥さらし一族は追放だ」。人類と魔王軍の争い続く戦乱の世で、人類の希望といわれた勇者の一人が戦死し、人類の連合軍は多大な被害を受けた。勇者の弟である『エルセ』は故郷の民やそれまで共に過
ごしてきた友たちから激しい罵詈雑言を浴びせられ、妹と共に故郷を追放された。
財を失い、身寄りもなく、野垂れ死ぬかと思った自分たちを保護したのは、兄の仇である魔王軍の将だった。
「貴様等の兄は強く勇敢な素晴らしき武人であった。貴様らの兄と戦えたことを吾輩は誇りに思う。生きたくば、吾輩たちと共に来い」
そして、人類は知らなかった。偉大な兄にばかり注目が集まっていたが、エルセと妹は、兄以上の才能と力を秘めた天賦の超人であることを。本来であれば、亡き兄以上の人類の希望となるはずの者たちを自分たちの手で追放したどころか、敵にしてしまったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 20:10:00
234615文字
会話率:52%
異世界転移。
この物語の主人公そらはそれに巻き込まれ、異世界へと転移することになった。
転移する前に「神の間」という場所に飛ばされた。そこで異世界の巫女からテンプレでありがちの神の使徒として魔神を倒してくれといわれ、職業を言い渡される。
「強化術士」それがそらの職業だ。
強化術士は後方支援役で、おもな役割は職業の名前の通り、「身体能力強化」の魔法を使い、仲間を支援することである。
逆に言うと支援しかやることがないため、術式の成功確率が上がる「幸運度」にそらはステータス値を振り分けた。
意気揚々と異世界へ転生しようとするが、そらは転移させてもらえないらしい。曰く「強化魔術は禁忌とされていてそんなやつを異世界に送ることなどできない」とのこと
いろいろと抵抗してみるものの、その努力も虚しく、魔法陣にて最凶最悪と名高い「ヴァジエニア迷宮」に転移させられる。
そこはまさに地獄と表現するべき、恐ろしい場所で___
これはクラスメイトに裏切られ、世界への復讐、地球への生還誓い、過酷な試練も道を切り開き、突き進むある1人の「禁忌」の男子高校生の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 23:00:00
51568文字
会話率:20%
「アンジェリカ・ホワイトムーン! 貴様との婚約はこの場を持って破棄させてもらう」
アンジェリカは婚約相手のエルドレッドにいわれのない罪を被せられそうになるも、どこ吹く風だ。
そもそもこちらの方が格式が上なのに、どうしてえばっていられるの
かわからない。第一彼女は彼に興味がない。興味があるとすれば――それは獣人なのだから……。
軽いざまあと異種婚姻入ってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 17:03:55
4707文字
会話率:33%
なんの変哲もないただの日本人。
ただ科学を勉強し、ただただ日本一の科学者といわれるまでになっただけの普通の人、そんな奴が異世界の科学が発展してない世界で、科学を駆使し、無双していくお話。
最終更新:2024-07-25 09:31:38
2178文字
会話率:27%
精霊王国アイリーン。長きに亘った戦争が終結してから10年が経ち、周辺国との関係も良好、また戦争が起こる気配など一切無く、人族だけではなく、精霊族や魔族、亜人族などが日々平和に各々の国で暮らしていた。
アイリーンでは、精霊王エーテル・アイリー
ンをトップに据え、八大精霊と呼ばれる各属性に長けた9人とその臣下たちによって、世界一ともいわれるほどの統治力を見せていた。その9人が月に一度集まる『アイリーン定例会議』にて、≪風の精≫シルフィード・アイリーンに衝撃の事実が精霊王エーテルから伝えられる。
「シルフ…...相手がいないの、お前だけになったぞ。」
「は?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 20:00:00
5612文字
会話率:55%
様々な種族が暮らす世界に「異種双子」という不思議な存在がいた。彼らは同じ日、同じ時間、同じ紋章を持って別の場所で、異なる種族で生まれてくる。片方が必ず人間であることから「人の国」では人間と異種族の懸け橋として神聖視されていた。
ワーウル
フのラルスは異種双子を集めた学校、アメルディ学院に入学する。
異種双子は仲がいい。それが通説であったが、ワーウルフのラルスは片割のカリムと出会うなり大喧嘩。いまだかつてない事態だと教員たちは慌て、出会ったばかりの同級生たちには遠巻きにされる。孤独な環境に身を置かれたラルスと友達になってくれたのはラルスとは逆に学院一仲がいいといわれる異種双子、ヴィオとクレアだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 19:00:00
140630文字
会話率:42%
ソフィアは気づけばダンジョンにいた。
迷宮《ダンジョン》。
月と共に入り口が現れるといわれており、その中は実に多種多様。
洞窟や塔、時には城などが現れる。
その中には恐ろしい魔物達がいるが、宝も多く、冒険者と呼ばれる者たちはその宝
目当てに迷宮に潜る。
夜更かしをしていると、冒険者にさせるというのが貴族の親の定番だった。
夜にわざわざ起きて、恐ろしい魔物のいる迷宮へ潜る。
そんなならずものになりたくなければちゃんという事を聞いて眠れということだ。
そんなダンジョンでゴブリンに追われていたソフィアを助けたのは甘い匂いの煙草を吸う黒髪の男だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:03:44
8712文字
会話率:31%
空から降ってきた少女を守ると決めた――。
メビウスとウィルは魔獣退治の帰りに空から降ってきた少女を助ける。
目が覚めた少女には記憶がなく『ソラ』としてメビウスたちと共に自身の記憶を探し始めるが、そこへ襲い掛かってきたのは遥か昔に封印された
といわれる魔族につらなるものたちだった。
魔族とは切っても切れない因縁のあるメビウスは、少女を守ると心に誓う。
たとえ、少女がなにものだったとしても。
剣と魔法、滅びた王国、三つの種族。混沌の世界で繰り広げられる、王道ど真ん中正統派少年少女の冒険譚。
ノベルアッププラス、カクヨムにて先行公開中です。
こちらでは、話がある程度たまったら更新再開したいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 16:41:24
500333文字
会話率:44%
~魔法犯罪~
現代社会において数多くの技術が発展し、人々の日常生活を支えているネットワーク。
そのネットワークと共に少しずつ人類にも変化が見られてきている。
生まれながらにして天性の才能で幼少期から使える人がいれば、数か月から数十年と個人の
能力によって体得する人がいるといわれる『魔法』である。
その魔法によって人間にとって更に新しく促進していき技術を編み出していこうと前向きに考える人がいる一方、これを異なる方法で用いて利益を得ようと悪用して犯罪を企む組織や集団がいるこの現代社会である。
その犯罪を未然に防ぐために、警視庁の最高位である警視総監が独立組織を設立して選抜されし者がその犯罪に立ち向かう。
あらゆる犯罪に立ち向かう中には、文字通り命懸けの任務が含まれているが、それをものともせずこなしていく精鋭を揃えて事件を一掃していく。
人々にも様々な力が備わり多方面で作用し、一層目まぐるしく変化する世界の中で今、日常で起こる犯罪、魔法によって起こる犯罪、その両局面で巻き起こる犯罪の追求、精鋭メンバーが織りなす心理追求アクションがここに開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 15:59:29
50775文字
会話率:56%
異世界へと召喚された女子高生・紗良と葵。
同時転送された親友の葵は聖女として歓迎される一方、自分は何の力もなく影で「聖女もどき」といわれていた。
現代に戻れず悲壮の中、第二王子レオナルドに話しかけられ、今の自分にできることを模索する。
王女
にお菓子をだすと大好評。友達として聖女葵を助け、さらにレオナルド王子との距離が急接近するなか、今度は隣国王子がやってくると宮廷が大賑わい。
城下であったやたらに絡まれた男の子がまさかの隣国王子で……!?
〇本作はカクヨムとNolaで同時公開しています※著者名は同一です〇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 21:02:24
51796文字
会話率:38%
卒業プロムの最中、レインはいわれのない罪で婚約者である第三王子から糾弾されていた。彼の頼みの綱である幼なじみのオズウェルはただ静観してるのみで、レインを助けようとする気はない。婚約破棄されるとレインだけでなく、レインの家にも迷惑がかかる。レ
インは彼の崇拝する建国神へ助けを求めると、どういうわけか時間がプロム開始前に戻っていて……。
*同作品はpixivにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 23:07:05
35925文字
会話率:29%
「三百年前なんて、ウソでしょう⁉」
『村一番の力持ち』な治癒術師の少女〈アルマ〉は、ある日、暗闇に吞まれ、勇者が魔王を倒したといわれる三百年前に飛ばされてしまう。
その時代には、まだアルマの村は無く、途方に暮れた彼女に、魔王の手下である
悪魔たちが襲いかかってきた!
アルマは元の時代に帰るため、一緒に飛ばされてきた謎の少年〈スペス〉とともに、悪魔と戦う決意をする。
果たしてアルマは、この危機を乗り越え、悪魔を倒して、無事に自分の村へ帰ることができるのか⁉
タイムリープ! × 剣(鈍器)と魔法のファンタジー!
――未知の時空冒険譚がここに始まる‼
【作者より】
全100話、24万字を書き上げてから投稿していますのでエタりません。(←大事)
物語として決着がつき、一度お話が終わるため完結保証としてありますが、全てが解決するわけではないため続編の執筆も考えております。
面白いと思っていただけるかは分かりませんが、自分のありったけを尽くして書きました。
拙作を少しでもお楽しみいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:40:00
239349文字
会話率:46%
こういう遺伝なんだといわれたら納得するしかないだろう。
最終更新:2024-07-07 00:00:00
297文字
会話率:0%
好きにしていいといわれたから、好きにした。
最終更新:2024-01-01 00:00:00
369文字
会話率:0%
不用意に近づいてはいけないといわれていた。
最終更新:2023-03-27 00:00:00
237文字
会話率:0%
フリーランスの外科医として医療の最前線で活動していたのに、いきなり死んで異世界転生!?前世の記憶と医療の知識を残してはくれたけど、世界で唯一治癒魔法が使える名門貴族の娘なのに、魔力少なすぎて治癒魔法が使えない!!そんなことってある?!
落ち
こぼれ令嬢と世間からいわれ、蔑まれながらも前世の知識と医療技術で民を、国を救い、知らないうちにみんなに認められ、愛されて成長していく物語。
毎日21時更新予定
(変更の場合あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:00:00
555810文字
会話率:45%
世界一の魔力を持つといわれた少女は自分が生まれた世界に絶望し、別の世界へ行くことを決意した。そして貴族の社会とは無縁だった少女は、新たな世界で1人の侯爵と出会う。
少女は何もした覚えがないが、侯爵にとって少女は恩人。そしてめまぐるしく変わっ
ていく日常。その中で少女が願うのはただ1つ。この世界が自分に優しい世界であることだけ。
※はじめて書いた小説です。生暖かい目で見守っていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 14:48:58
305707文字
会話率:42%
『貴族という身分に生まれた以上、当主の決めた相手の元に嫁ぎ後継を生む』それが貴族子女の生き方である。
そう思って生きてきたベインズ伯爵家三姉妹の次女ルナは、姉と妹が婚約を決めるなか一人、婚約が決まらなかった。そのせいで〝選外令嬢〟と陰でこっ
そりと呼ばれるようになった。
自分の人生が終わってしまったような気がしていたルナであったけれど、学院に通うようになって世界は広がる。
「自由にしていい」父親のその言葉を受け、自身の気持ちに素直に前向きに歩くことを決めた一人の令嬢の生き方は……
◆LOVE要素は添える程度です。
◆世界観・設定はふんわりしており、妄想100%で出来あがっております。史実とは全く関係ございません。
◆短いお話を書く練習として書いたものですので、習作としてお読みくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 17:04:31
14516文字
会話率:38%
ある日、少女は前世の記憶を思い出した。そして同時に理解した、自分はヒロインであると。
自分にはここではない世界で生きた記憶がある、そしてここは一世を風靡した某乙女ゲームの世界によく似ている。だから間違いはないだろうと。
しかし、少女に
はなにもない。
魔法や聖なる力を使うことも、刺繍や調薬の技術も、異世界の知識も、なにもない。
さらに届け出が必要だといわれて届け出た役所で少女に与えられたのは【重要度ランクD】。
その人の持つ前世の記憶がいかに重要かを示したランクの中で、最も低いランクだった。
納得がいかずに騒げば、役所の奥の奥にある部署に連れて行かれた。
そこは〝なんでも相談課〟というふざけた名前の部署。
ふざけた名前の課に所属する職員はいう
「この世では、あなたのように前世の記憶を持っている人が大勢います。はい、沢山いるんです。あなただけではないんですよ。ですので、特別な技能や知識を持っていた方だけが重要度ランクが高いと認定されます」
少女の自分は「乙女ゲームのヒロインである」という思いを完全否定した職員は、少女に一冊の本を手渡す。
少女と同じように、特別な知識も能力もない一市民として生きたという記憶を持ったひとりの少女の十代半ばから二十代半ばに至る十年の手記を纏めたという本を。
「あなたと同じ立場だった女性のものですから、どうぞ参考にして下さい。こんな風に考えて行動した人もいたんだな、くらいに受け取って下されはいいかと」
本のタイトルは『派遣社員ジュリアン・エヴァンスの手記』という、なんのひねりもないものであった。
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【毎週水曜日更新予定:事情により前後することがございます】
※誤字脱字については気を付けていますがどうしても無くなりません、脳内で正しい変換をお願い致します。
※身分や都市計画等全ての設定は架空のもので、実在のものや歴史上のものとは全く関係がございません。全てこの物語の世界の中だけのものです。
※設定などはふんわりしており、ご都合主義が普通に存在して当然のようにまかり通ります。そういうものなんだ、とご理解ください。
※お気に召さない場合は、そっと閉じてご自衛ください。
※諸事情ありまして誤字脱字の報告・感想は受け付けておりません。ご了承下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 10:08:18
145902文字
会話率:42%