少年は悲しみのあまり寝込んでしまう。
そして恐ろしい夢にうなされる。
それは残虐な悪魔となった少年が、この牧場を破壊しつくす夢であった。
夢から覚めると少年は子羊たちが心配そうに見守る中で再び眠りについた。
彼の病気は子羊たちの厚い看病
によって回復に向かった。
最後の夢の中で、少年はあの、赤い首飾りの雌羊に出会った。
少年は自分が海に出て旅すれば、きっとどこかで出あえると告げる。
夢の中のあなたに。
・・・
やがて「海」をめざす少年の新しい旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 16:49:55
3807文字
会話率:11%
ある日、この牧場にたどりついた赤い首飾りの雌羊に出会う。
彼女は説明もしていないのに、少年の海へのあこがれを知っていた。
そして自らは瓦礫に囲まれた「中の泉」のほとりに住むようになった。
少年はこの不思議な雌羊に魅かれていった。
なぜわざ
わざ瓦礫や茨の中ですごすのか。
そして少年に伝えることもなくどこかへ立ち去ってしまい、また帰ってくる。
ある日、雌羊は少年に茨で傷つけた後、純白の花びらを触らせる。
そのとき少年は言葉を通じることなく花の悲しみを「感じる」ことができた。
雌羊は少年が「海」に出会えないのは彼のこころに茨もトゲもないからだと告げる。
やがて少年は眠りにつく前に子羊たちに心の中で語りかけることをやめる。
言葉や観念を介しなくても、「感覚」を通して心を共有することが可能だと気づいたのだ。
そのことを雌羊に伝えようとして、彼女に近づいた少年は、雌羊が眠りにつき夢を見ているところに来た。
どんな夢を見ているのだろう。少年は何げなく彼女のまぶたに手を触れる。
しかし彼女にとって、自分の夢の中の世界は何よりも大切で不可侵な場所であった。
彼女は怒り、少年を許さなかった。
数日後、彼女は羊たちの宴のなかにいた。
少年は羊たちの歌の意味は分からないけれど「感じることができる」。
それは彼女のおかげだ。
彼女は何事もなかったように彼と会話を交わす。
彼女は夢の中の世界こそが自分にとって真実の世界だと告げる。
しかし牧童の心には彼女とまた仲良く一緒に居たり語らったりする喜びしかなかった。
彼女は彼の前からしばらく姿を消す。
そうして再び出会ったとき、彼女は夢の中へ入っていたと告げる。
少年はどんな夢かと聞く。
しかしそれは彼女の大切な世界への侵略だ。
「無神経に耐えられない相手」と言い捨てられてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 16:44:52
4225文字
会話率:13%
王国の王子であるノアは婚約者の裏切りよって致命傷を受けてしまう。止めの一撃が頭上に振り下ろされる寸前――自身の持つ首飾りから発せられた謎の光により違う場所へと強制的に転移させられた。目が覚めると、現代にはあるはずのない魔道具と呼ばれる物を
見つけ、さらには滅んだとされる魔族との邂逅を果たす。
※文章力には目を瞑っていただけると幸いです。
※何度も編集することになるかと思いますがご了承下さい。また、更新は書き溜めてからする予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 10:20:31
33660文字
会話率:43%
日本で家が貧乏ながらも普通に暮らしていた中学3年生の主人公、依姫は自分の家に家宝があると耳にする。
最終更新:2018-03-11 23:09:37
15044文字
会話率:61%
女ながら狩りに同行を許されている《蛇腹》と、幼いころ手足の麻痺した《不動》の住む集落を、かつてない飢餓が襲う。 分け前を与えられず、やせ衰えていく不動。蛇腹は彼を助けるべく「北の山」での狩りを決意する――。
意味なんかない。生きてい
るから、生きている。縄文時代を舞台にした短~中編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-03 08:02:17
22578文字
会話率:41%
「罪の証拠はこれだ! お前との婚約は破棄する、悪女め!」 王子は高らかに言い放ち、浮気相手の男爵令嬢を抱きしめてアルシアの首飾りを掲げた。曰く、それが男爵令嬢殺害未遂の犯行現場に落ちていたのだという。婚約者に身に覚えのない断罪をされたアルシ
ア・ノックス侯爵令嬢は卒倒しそうになった……が。「もしかしてこれってチャンスじゃない!?」。婚約破棄より怖いものがあるご令嬢は、名誉も世間体もかなぐりすててその場から逃げ出した。心の中で王子と男爵令嬢に平謝りしながら。※【本編完結済み】 9/9~番外編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-20 23:21:30
51700文字
会話率:47%
突然、王子より婚約破棄されたチェスト公爵令嬢クラリス。彼女と侍女ベレッタの2人を攻め立てる王子と取り巻き貴族は理解していなかった、チェスト公爵領の常識を、チェストの血を色濃く受け継ぐクラリス達2人の美少女が持つ本性を。追放処分を受けたクラリ
スと侍女ベレッタによる国盗り物語が、ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-07 18:03:09
9203文字
会話率:31%
魔法世界マジカルワールド
その世界は今、異世界からの侵略者によって滅亡の危機に瀕していた
その危機に対して魔法の国の女王であるミリスティアは禁忌の魔道具、対極魔装具【対極の首飾り】で侵略者と戦える程の力を出せる存在を見つける為に召喚の儀
を行う事を決断した
それが主人公、|佐倉 椿《さくら つばき》と異世界より召喚されし人達が織り成す冒険と喜劇の幕開けとなった
◆注意◆
読み専から意外性のある小説を書いてみたいと思い立ち書き始めると言うアホな思い付きからスタートした作品です
プロットとか作者としての常識とか能力とか全く無い状態からの見切り発車です
皆さん生暖かい目で見て頂きたい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-28 22:46:15
277554文字
会話率:27%
とける女王:90℃前後で融解する白い塊。
・首飾り:とける
・紐付き:とける
・手首落し:とける
・トゲ髪:とけのこる
アバロス:熱に強く、毛はない
ラウル:熱に強く、頭蓋はない
最終更新:2017-08-20 20:42:00
4770文字
会話率:47%
大陸を二分し争い続ける二大強国。
剣帝ザンダーを頂くザンドリアと、武王ゴルドンが統べるゴウラ。
大陸中央国境に位置するナカタニャーゴ村は、度々二国の戦場となって苦渋を強いられ
てきた。
四年前の戦の巻き添えで両親を失った幼い村娘のド
ミーナは、祖母のアガシャと共に暮
していたが、ある日突然、父の形見の首飾りが光り出す。
四年前にも起きたその現象を、戦争の兆しと見たドミーナは、村人たちに危機を報せる。
予想通りゴウラとザンドリアは軍の侵攻を開始。
村の近くの平原で、両軍睨みあう形で陣を敷いた。
村人の多くは、戦争の巻き添えを恐れ、村からの脱出を選択したが、アガシャのように
足が悪く逃げられない者もいた。
両軍が対峙するなか、互いをライバルと認め合う二人の王は、戦場中央へと歩み出る。
そこへ近くに潜んでいたドミーナが飛び出し、無益な戦いはやめるよう命懸けの直訴を
行った。
けれど己が強さの証明にしか興味がない王たちに、少女の言葉は響かなかった。
結局王たちは、大陸の覇者の証とされる瓜二つの剣を抜き放ち、戦争を始めてしまう。
戦場にひとり取り残される形となった少女の命は、もはや風前の灯火。
少女が絶望し掛けたそのとき、王たちの手からすっぽ抜けた二振りの剣が、彼女の眼前
に突き立った!
為政者たちの理不尽な行いに対し、幼い村娘が独り敢然と立ち向かうSFアクションフ
ァンタジーここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 00:30:07
90270文字
会話率:16%
ホストが戦国時代に転移する話の改定版です。
前作とは、設定がごろっと変わってます。
新宿のホストがなぜか戦国時代に転移した。
彼が持っているのは、クロム○ーツの首飾りだけ。
口の上手さと算盤とリフティングで戦国時代を乗り越えろ。
出会う
人みんな、本名なんて名乗らない。お蔭で話も進まない。
プロローグにたどり着くのはいつだろう。
※プロローグの年を1555から、不定に変更。
チートすると出世が早くなるよね。
(8/20)やっとプロローグに辿り着きました。
(8/28)道三が生き、家康が死にました。
(8/30)文章の区切りを変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-26 18:20:32
75432文字
会話率:35%
「赤瑪瑙奇譚」(あかめのうきたん) と お読みください。 ファンタジーです。
マホロバ王国のユキア姫は、「徹底的に目立たないお姫様」を目指して、日々努力を重ねていた。
武術を究めれば気配さえ消せる、と書物にあるのを知り、こっそりと鍛練に明
け暮れる。
ユキアの目撃情報は宮中でも書庫のみ、という徹底ぶりで、ひきこもり街道を驀進していた。
そんなある日、ひょんなことから手に入れた「赤瑪瑙の首飾り」が運命を変えてゆく。
隣接する三国が、やっと平和に向かおうとする時、阻もうとする企みが……。
巻き込まれたユキア姫が、平和のために戦います。
◇ ◇ ◇
目立ちたくはないのです。でも、 振りかかる火の粉は払わねばなりません。
赤瑪瑙頭巾参上!
陰謀渦巻く隣国で、大国の姫君が、平和のために戦います。
ブログからの転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-26 20:32:56
84353文字
会話率:30%
エンドリア物語シリーズの番外編です。
キーワード:
最終更新:2016-05-21 00:00:00
15873文字
会話率:54%
「知らないのか。
かのジークフリード・キルヒアイスが同盟軍首都星ハイネセン守護にも
使われているアルテミスの首飾りを一掃したゼッフル粒子を」
最終更新:2016-04-07 05:00:00
823文字
会話率:48%
大家族の長男の職業は売れない漫画家。
現実逃避が趣味である。
最近はよく宇宙へ行くことを空想する。
それを小学生の双子である甥と姪に知られた長男は
ほほえましいプレゼントを二人からもらう。
『ヒーローになれる首飾り』と『宇宙行きの券』である
。
そんな子供心いっぱいな設定がつけられた手作りのプレゼントには
何故か双子の言う通りの力があった。
その力に振り回される公平は無事ホームへ帰れるのか
そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-03 20:00:00
24224文字
会話率:32%
強大な王国パルメルフの一農村に住む羊飼いの男・レオルは、唯一の肉親である妹の結婚式のための贈り物を買うために、王都へとやってきたのだが、そこで見たものは、親族を皆殺しにした若き王ディオニクスの圧政により、退廃してしまった街と市民の様子であっ
た。
目当ての瑠璃の首飾りが王にすべて没収されていることを知ったレオルは、城の前で王に売ってほしい旨を懇願するが、逆に王の怒りを買い、あやうく処刑されそうになる。それを救ったのが、レオルの幼なじみである護衛兵セルビアヌスであった。その友人はレオルの身代わりとして2日間、処刑用の杭に吊るされることを王に約束し、その間にレオルは、妹へ首飾りを届けて、再び王都へ処刑されるために戻ってくることを誓った。レオルが戻らぬことを信じる疑心の王。友の帰りを信じる友人。必ず戻ることを決意し、王都から村までの往復50里の道のりに挑む、レオルの死のマラソンが始まった。
名著『走れメロス』を題材にした異世界ファンタジーロマン。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-29 19:07:36
99377文字
会話率:11%
煌く銀を纏う仲良し夫妻は、ふとした思いつきで、街へと装飾品を買いに出かけた。
眩き宝石は、愛の雫。
月魔石(ルナンマギア)伯爵夫妻の宝石箱は、いつもきらきらと輝いている。
※11月22日『いい夫婦の日』作品
最終更新:2015-11-22 16:30:45
483文字
会話率:50%
帰らぬ騎士を待ち続ける若い娘と、彼女との記憶を失った騎士。2人を結びつけていたのは、本の形をした銀の首飾りだった――――。後味注意の叙述詩風シリアス悲恋ファンタジー。
最終更新:2015-08-29 00:58:56
2965文字
会話率:0%
人魚が月に逢いにゆきます。
最終更新:2015-04-25 00:39:37
1481文字
会話率:27%
かつて異世界《パンゲア》には、魔王がいた。魔王は地球の知識により、蒸気機関の産業革命を起こし、異世界を改造した。魔王の統治は数百年続き、不老不死と言われ恐れられた。
ある時、地球から七人の漂流者が来た。後に七選帝候と呼ばれる漂流者は、魔王
と血族を処刑して、新たな皇帝を選び、帝国を築き上げた。
この物語は、魔王の姫の話。生き延びた姫は出自を知らずに、庶民としてのほほんと暮らしていた。猟をし、肉をさばき、食事を考え、小道具をつくる。生きるのに精一杯な毎日だ。
だが魔王の形見である首飾りが、ただの平凡な庶民となった姫を脅かす。姫が魔王として覚醒するとき、物語は終わる……これは運命に抗う女の子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-09 01:52:56
62278文字
会話率:43%
Yの友人は、海向こうへ出て行った。それから月日が流れて、Yのもとへ友人帰国の報せが伝えられた。
重複投稿の作品です。
最終更新:2014-11-22 19:22:02
2846文字
会話率:22%