都市国家クラントーカに暮らす少年トワは、特務兵を養成する学校に嫌々ながら通うことになってしまった。
上級クラスに行ける実力を持ちながらも、その身に抱える秘密のために程々の成績を目指すトワ。
だが、あることがきっかけで、彼は戦う覚悟を決める。
それからというもの、学校で出会った仲間たちと共に様々な困難や事件に立ち向かうことになる。
そして知らない間に、誰かの恋心へと巻き込まれていくのだった……。
ちょっと荒廃した世界で、主人公が軍人を目指しながら敵を倒したり友情を深めたり恋愛事に振り回されたりするお話です。
※あまりにも展開が遅いので、異世界恋愛からファンタジーにジャンル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 09:32:38
297500文字
会話率:36%
俺の幼なじみには、秘密があるらしい。
今日も、仕掛けては、落ち込んでいる。
まるで小動物を見ているようだ。癒される。
学園に入ってからは、彼女を見ているのが日課になった。
一生懸命なのだが、空回りばかりしている。
何がしたいのだろう?
少し興味が湧いてきた。
少しずつ彼女との距離を詰めていく。
『氷の仮面』を被った令息と『ある秘密』を抱えた令嬢の恋が始まる?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 00:05:41
322458文字
会話率:42%
せめて、恋だけは秘密のひめごと。とかなんとか、朝っぱらから、なんちゅう詩を、書いてんだか。
キーワード:
最終更新:2024-08-30 07:48:50
278文字
会話率:0%
しあわせになりたいという?
キーワード:
最終更新:2024-01-24 08:21:42
440文字
会話率:0%
瀬戸の入り日、って、最後、しようとしたけど、待てよ、瀬戸内海にクジラって泳いでるのかなぁ、と想ってしまって。
なら、絶対、いる「土佐」にしようと。
なぜ、絶対いるか知っているかというと、「土佐っぽ」のバンババンが主人公の「侍ジャイアンツ」
ってアニメが大昔あったから、さ。
あ、年齢てきな話もあるので、ちなみにいっておくと、ユーチューブで無料でみれたんだよ?すごく最近だよ?
ま、どこから、そのアニメに、いたったのかは、秘密の話、ですけどね?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-10-16 14:07:50
215文字
会話率:0%
王都にあるエルフの国の女王の別荘で、ルキに見つかってしまった秘密の任務を遂行中の天使ミユナシアが大天使ミカエルを呼び出し相談する
キーワード:
最終更新:2024-08-28 18:51:10
371914文字
会話率:69%
秘密の多い彼と思ったより愛し愛されていたお話。
御都合主義のハッピーエンドのSS。
アルファポリス様でも投稿しています。
キーワード:
最終更新:2024-08-26 15:11:26
2141文字
会話率:59%
「ねね子さん、あなたには成人の儀を受けてもらいます。まずは恋人を作るのです!」
「こ、恋人?」
主人公の猫井澤ねね子は高校一年生のお嬢さまである。
両親の渡米をこれ幸いに、ぐーたらな生活を謳歌していた。ウーバーイーツや出前館に費やす
額は一か月で50万円。使いすぎである。
自堕落な生活を見かねた彼女の祖母はねね子に試練を言い渡す。
それは「恋人と一緒に日本一のことを成し遂げる」というもの。
これまで恋人がいたことがない主人公は悲鳴を上げる。
しかし、彼女の幼馴染のモデル女子が恋人のフリをする『偽装恋人』に立候補したことで事態は急転。
さらには学園のアイドル的存在の女の子、スポーツ万能な先輩までも偽装恋人に名乗りをあげる。
「私がこんなに(女の子に)モテるなんて聞いてないっ!?」
ねね子は果たして祖母の試練をクリアできるのか?
そもそも、偽装恋人はバレないのか?
しかも、三人にはそれぞれ秘密の性癖が隠されていて。
ガールズがラブする百合風味ラブコメです。
ギャグ主体ですが、心理描写もけっこう重め。
完結まで書き終わっておりますので、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 13:58:25
123525文字
会話率:29%
リランとアヴィストは同じ小さな村出身の幼馴染み。眉目秀麗な彼に秘密の初恋を抱いているリランは、変わらない日常を過ごすのだと信じて疑わなかった……あの日までは。
全てを奪われた少女は、唯一を奪われないために奔走する。たとえそれが、ただの自
己満足だったとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 00:00:00
128640文字
会話率:51%
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、1
0歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 16:10:44
80977文字
会話率:29%
浄化・癒やし・恵み――三種の魔力に秀でた少女こそ、次代の聖女。
聖女は神殿の頂点にして、国王と同等の発言力と権力を持つ強大な存在。
神殿の奥深くの聖域【聖女の家】に集められた四人の少女たちは、慣習により互いを「姉妹」と呼び合い、日夜
修行に励んでいた。
最年少17歳、ナディアは一番の落ちこぼれ。すべての魔力が均等で、飛び抜けた才能もない。
他の三人の「姉」たちは、それぞれ長所を持っている。互いにひそかに反目し合いつつも、「ナディアだけは聖女に選ばれることはない」とナディアを見下しつつ、表面上は優しく接してくれていた。
だが最終試験を目前に控えたある日、少女たちは偶然耳にしてしまう。神官長が「聖女選定の魔法具『三叉の燭台』に魔力で火を灯すことができるのは、バランス型のナディアだけだろう」と発言しているのを……
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 15:30:07
56612文字
会話率:28%
肖像画を捏造して欲しい。
無名画家レオルニの元へ、成り上がりの富豪から届いた依頼。
百年後に鑑定されたときに、まるで「王家と縁があったかのように匂わせるような絵」を画家名不詳で仕上げて欲しいというのがその内容であった。
城館の一
室にこもり、レオルニは架空の肖像画を描き始める。
その傍らには、熱心に見守る令嬢の姿があって……。
【他サイトにも公開あり】
※第10回ネット小説大賞一次通過作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 05:05:14
8000文字
会話率:32%
わたしはユザール国、国王補佐を務めるジーナ ヴィルヘルム。
わたしが恋した人は屋敷務めの使用人のライアンでした。
ライアンは今、諜報員として他国へ派遣中の身。
彼とは定期連絡で1年に1度しか会えず、様子を見に行って貰った友人からは女の影が見
えたり見えなかったり。
公爵令嬢として身分違いの恋だと知りつつ、諦められない恋。
相手も好きだと思わせる行動をとるものの、身分と立場を盾に、幼馴染み以上恋人未満の関係を貫こうとする。やきもきした気持ちを胸に秘めながら果たして恋人以上の関係になれるのか。
ほのぼのと葛藤している様子を楽しんで頂けたらと思います。
『謎解きは美術品の前で』の余談編。
本編を知らなくても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 06:19:18
8484文字
会話率:25%
ラグナロク西暦840年8月1日。
時は地球連邦軍と宇宙連邦軍との間で長きに渡る戦争の真っ只中。
宇宙を股に駆けるサタン商会の黒い不穏な情報が入り、宇宙連邦軍の第三宙域艦隊の別動隊が調査をしていた。
民間人のスペースノイドに扮したとある
隊員の男は、仲間と共に何とかサタン商会が保有する貿易コロニー【ハムレット】に小型輸送船の船長として潜入する。
人の目を盗んで秘密の地下研究所へと侵入する。
そこで彼が見たのは、今まで見たことの無い機体と戦艦だった。
やはり噂は本当だったと確信し、後ろに振り返った瞬間、そこに居たのは自分の額に銃口を突き付けた美しい男の姿だった。
男は引き金を引いて隊員の男を撃ち殺すと、直ぐに踵を翻して不敵に笑う。
「予定より少し早いが、ネズミは早い内に駆除する方が良い」
この物語は、一人の男が世界に復讐して世界を征服する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 22:00:00
18054文字
会話率:43%
アイドル志願の少女・緒方歌恋は転校先の高校でアイドル部を立ち上げようとする大張己太郎に出くわす。興味を持った歌恋は元子役・春日野蕾実、元ジュニアモデル・樹咲美夢、アニメオタク・流リリカ、己太郎の妹・ゆかり…様々な事情を抱えるくせ者揃いの少女
達と出会い、学校でアイドル活動するスクールアイドルに足を踏み入れることになる。そして彼女達の秘密のドラマにも迫る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 05:59:52
74687文字
会話率:67%
完結済み超長編作品「神水戦姫の妖精譚」のマンガ原作脚本版です。
バンダナコミック 縦スクロールマンガ原作大賞応募用の投稿となります。
以下は第一部「空色(スカイブルー)の想い」のあらすじ(ネタバレあり)となります。
ある日、音山克樹の
元に現れた人工個性と呼ばれるAI、エイナは彼は死者復活も可能な命の水エリクサーを巡る戦いに誘う。様々なサイズと形のある遠隔操作ロボット「スフィアドール」のコアでも特別なエリキシルスフィアを集める秘密の戦い、エリキシルバトルへの参加を表明した克樹。死んだ妹と同じ性格をし、エイナと同じ人工個性のリーリエが操る身長二十センチサイズのピクシードール「アリシア」は、エリキシルスフィアにより百二十センチに巨大化する力を得た。
同じ学校にいたバトル参加者、浜咲夏姫に参加者であることがバレ、戦いを挑まれて勝利を収めるも、バトルに消極的な克樹は彼女のスフィアを奪わない。人間的過ぎるリーリエに疑問を持つ夏姫を誤魔化しつつ、破損したブリュンヒルデの修理のために出かける。夏姫を家に送った後、克樹は最近無差別にドール所有者を襲っている通り魔の襲撃を受け、辛くも戦闘から逃れた。
空手部の近藤誠と同じように、夏姫もスフィアを手に入れるのと、知人を守るため通り魔を探すと言うが克樹は取り合わない。彼はリーリエ構築の原因であり、バトル主催者であろう魔女モルガーナを探し、夏姫の無茶防止のため独自に通り魔を探す。
歌手活動をするエイナに同行するモルガーナに会うため、ライブ会場に向かう克樹。一方夏姫は破損したパーツを明美とともに買いに行く。帰る途中、明美が襲われ怪我をし、夏姫は逃げた通り魔を追う。モルガーナと対峙していた克樹は連絡を受け、手がかりを得て夏姫の元に駆けつける。
敗戦した夏姫の元に駆けつけた克樹は病死した恋人の復活を願う近藤を看破し戦う。ドール操作中に自身も動ける近藤の接近に、妹を死なせた誘拐犯抹殺用のナイフを突き出すが、切り替えされ自分を刺してしまう克樹。彼を死から救ったのは、リーリエの代わりにアリシアに乗り移った妹だった。息を吹き返した克樹はリーリエとともに近藤を倒した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 21:23:52
9326文字
会話率:42%
常に感情の読めない無表情で、素っ気なく愛想のないアスタリド。幼少期に抱えたある重大な秘密のせいで感情を表に出せなくなった彼女だが、すべてを知る年上の婚約者ラナルフにただひたすら甘やかされている。その溺愛ぶりは、結婚後も当然変わらない。無表情
だけど弁が立つうえ、いろいろ振り切れているせいでちょっと暴走しがちなアスタリドと、そんな彼女が可愛くて可愛くて仕方のない過保護な年上の旦那様ラナルフ。結婚後の二人が静かに過ごせるわけもなく、次々と騒動に巻き込まれていく……!
※この作品は「“普通じゃない”人形令嬢は年上の婚約者に溺愛されている」の続きになります。前作をご覧になってからお読みになることをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 11:25:05
59663文字
会話率:56%
常に感情の読めない無表情で、素っ気なく愛想のないアスタリド・ミルヴォーレ侯爵令嬢。まわりから「人形令嬢」と揶揄される彼女には、誰も知らないある重大な秘密があった。幼少期に抱えたその秘密のせいで、アスタリドは感情を表に出せなくなったばかりか人
に対しても恐怖心を抱くようになってしまう。そんなとき婚約者として出会った八歳年上のガルヴィネ辺境伯家次男ラナルフは、”普通じゃない”アスタリドをどこまでも甘やかし、明かされた秘密を知ってなおアスタリドを大切に大切に溺愛する。これは、自身に対して”普通じゃない”と劣等感を抱きながらも我が道を突き進む令嬢と、そんな彼女が可愛くて可愛くて仕方のない過保護な年上の婚約者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 08:25:08
72676文字
会話率:62%
郊外の住宅地にある北条家のリビングには17年前から同じ場所に置かれ続けている小箱があった。さりげなく空間に溶け込んでいて住民はもはやそこにあることを意識すらしていない。
小箱はこの家の娘が18歳になったら開けられることになっている。
娘はも
うすぐ17歳。いびつな平和を保ってきた北条家の時間がいま、ゆっくりと動きだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 08:27:53
16423文字
会話率:49%
絶海の孤島に位置する刑務所、ジャルダン。そこにはエンドール中の凶悪犯たちが収監され、鉄壁のセキュリティによって監視されていた。
ある日、そんなジャルダンに、何の罪も犯していない少年、リアンが送り込まれてきた。彼は自分がなぜここにいるのか理解
できず、途方に暮れていた。
しかし、島の人々の温かい心遣いに触れ、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していく。彼は島の自然や文化に触れ、新しい発見や感動を得て成長していく。
一方、ジャルダンの囚人内では静かに、ある計画が進行していた。島を脱出するための秘密の工作が進められていたのだ。
少年リアンは不穏になりだす島から脱出するため、女神官ヨーベルと共に行動を開始する。それは非力で気弱だった彼にとって、大きな挑戦となった。
この物語は、リアンが孤島で得た経験と、困難に立ち向かい成長していく姿を描いた成長物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 16:25:05
430910文字
会話率:28%
僕の通う中学校には、開かずの間と呼ばれる場所がある。
そこの入り口は、金庫や防火扉のような厚い鉄の扉でふさがれており、その扉の奥は、校長先生でさえ見たことがないという。
そして、僕は親友の山野から、とある噂を耳にする。
「開かずの間には、人
を生き返らす力があるらしいぞ。」
※この作品は、小説家になろうの企画、夏のホラー2024「うわさ」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 16:12:28
9206文字
会話率:57%
弾幕×八福神×八王子 半異世界ファンタジー
桑の都、八王子。人間界『底』と概念神の世界『口』を繋ぐは、高尾に抱かれた絹の糸。八王子の人々の「信心」の神格体たちは、今日も永遠の暇つぶし「玉葱遊」に興じる。そう、永遠の暇つぶし。永遠のはずの暇
つぶし。
「忘れないで、あなた以外も永遠と思わないように」
美と幸福の女神、吉祥天をまつる八王子の寺、吉松院。そこの参拝者の信心たる私「吉祥天」は、とあるきっかけで「お口付け」を果たす。永遠の時に身を捧げる概念神となった私は、「八王子七福神」の追加メンバー「八福神」の一人となって、神と人の平和のためにその身を戦いに捧げる。
ひらりひらりと弾幕を躱す。絹の上で踊る。高尾の秘密の上で踊る。妻が、仲間が、私を創る人の心が、どうか幸せでありますように。
東方インスパイア作品(東方projectの世界観、キャラクター等とは一切関係ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 00:02:58
5888文字
会話率:46%
炎の魔力を持つ孤独な王子が心惹かれたのは、森の精霊の祝福を受けた清らかな少年だった。
<あらすじ>
子供たちが『共鳴の儀』で魔力を授かる世界。
第二王子の秀瑛は膨大な『炎』の魔力を得た後遺症で、力を暴発させ最愛の母に消えぬ火傷を負わ
せてしまった。
秀瑛は力の制御を学ぶため、離宮の森深くに庵を編む、老師の元を訪れる。そこで森の精霊から加護を受けた少年、雫と出会う。
雫もまた、貴重な『水の魔力』持ちのせいで自身の命と引き換えに母を失っていた。
孤独な少年二人は出会い、共に暮らすうちにお互い離れがたい存在となったが、王子である秀瑛はいつしか城へと戻らねばならず……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 20:35:18
9812文字
会話率:27%
目の前に星が散って、膝をついた。
最愛の妻、ドルシネアに殴られたのだと気づくのに数秒。
なぜ。一体何が起こったのだ。
「あなたが不貞をして子供までいるなんて!見損ないましたわ!私を愛していると言っていたくせに!!」
ロシナンテの目の
前に突如として現れた子供ラズ。ロシナンテの子供だと女が連れてきて金を受け取り、ラズを置いて行った。そこに居合わせた最愛の妻、ドルネシアはロシナンテにビンタをかまして実家に帰ってしまう。
そのショックで前世を思い出したロシナンテだが、それどころではない。
大慌てで子供との無関係を証明するため教会に連れて行ったのだが、どうやらこの子供、聖女の素質があるという。貧民街の子供が聖女になるには、まず文字が読めなくては無理。聖女になれなければ、そのまま仕事につけるかすらもわからないと言われ、人の良いロシナンテはラズを養女に迎え、育てることを決める。
あとは、何としてでもドルシネアを説得しなければ…!
その頃ドルシネアも、前世を思い出していた。
この世界が18禁乙女ゲーム『ラズマリーナの秘密の花園』だということを。
自分が聖女ラズマリーナをいじめ抜いて娼館に送られる悪妻ドルシネアだと気がついて愕然とする。
このまま愛するロシナンテと別れ断罪を逃れるか、いじめずに育て抜いて難を逃れるか。
ナンチャッテ家の苦難は続く……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 14:00:00
53354文字
会話率:50%
お盆、それは帰省の季節だ。
そしてそれは『僕』が苦手なイベントでもある。
土地柄、お盆には親戚筋が集まって毎年のように大宴会を開くのだ。
一昨年と去年は何かしら理由をつけて断れたが、今年はそうも行かなかった。
始まった途端に酒席に飛
び交う杯とつまみ。
酔っ払いの笑い声、下世話な話。
そこから逃げるように飛び出してきた『僕』は――
※「カクヨム」さまにも同時投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 14:26:41
7767文字
会話率:31%