アルディア公爵家の長女、ネリア・アルディアは、落ちこぼれだ。
本来、貴族の女性には必ず備わっているはずの剣姫としての力を一切持たずに生まれてきた彼女は、その地位の高さと彼女が生まれる前に交わされた約束のために王太子の婚約者ではある。
しかし、王太子はネリアよりも、優秀な剣姫としての才能を持ち、母親譲りの美貌を持つネリアの妹、ミリア・アルディアと恋に落ち、社交界のパーティー会場でネリアに婚約破棄を言い渡す。
無能と蔑まれ、パーティー会場から追い出されるネリア。
帰ることもできず、下町で働こうにも、平民達にすら蔑まれるネリア。
その未来は絶望的に見えたが……?
これは、無能だったはずのネリアが、異国の王子に愛され、その力を開花させる溺愛物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 23:00:00
80081文字
会話率:46%
魔法は自然の1つ。神々のもの。魔法使い、魔女、魔物は異端とされる世界。そんな世界で生きる少年、カイリは、トンデモ貴族に、ワケアリ少年執事、クールなメイド、さらには魔物と出会い、知らなかった世界に飛び込んでいく。
カイリだけが主人公ではない、
冒険、恋愛、情、コメディファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 20:29:03
307文字
会話率:20%
私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い
所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。
ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならばそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されている。
ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!
勿論、やられたら倍返ししますけど。
(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界での転生者では有りません)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 18:00:00
213608文字
会話率:50%
「私はただ、美味しい料理を食べたいだけなんだけど」
主人公のキャナリーは、森の薬草売りである強烈で強欲な
老婆ラミアに育てられた孤児。
幼少期にお腹を空かせてばかりいたため、食いしん坊の15歳。
王族と皇族が魔力を持つ世界。
そして令嬢の
美しい歌声にも魔力がひそむ。
ダグラス王国・王立歌唱団のトップ四人、四音(シオン)の歌姫。
彼女たちは大聖堂で、歌と魔力を披露する。
それは王族貴族が花嫁を選ぶ場でもあった。
子爵家の養女となり、四音の歌姫となったキャナリーだが、
他の三人は身分の低いキャナリーを標的にし、こきおろす。
「なんでもポイポイお腹に放り込んで、まるでゴミ捨て場みたいですわ」
木の実一つを取っ組み合いで奪い合うような老婆に
育てられたキャナリーは、
ちょっとやそっとのことではことではめげない性格。
しかしダグラス王国の宮廷での、
貴族たちの人を見下す態度にうんざりしていた。
そして歌の披露会の際、キャナリーが歌い終えた時
なぜか地震がおきてしまう。
当初はキャナリーを気に入っていたらしき王子にも、
不吉な魔力を持つ娘だと追放され、
子爵家からも追い出され、むしろせいせいして森に戻ったキャナリー。
そこで怪我をしていた青年二人を助けたが、
一人はなんとグリフィン帝国の皇子だった。
帝国皇子と親しくなったキャナリーに、
ダグラス王国の手のひら返しが始まる。
さらに地震はキャナリーの歌を聞き、密かに捕らわれていた
聖獣が目覚めたため起きたものだと判明。
皇子ジェラルドととの距離は縮まっていき
その上、キャナリーがただの孤児ではなく、
伝説の翼の一族だったということも明らかに。
怪物が村を襲ってきても、能無しの王族は
魔力をもちいた戦い方も忘れている。
立ち向かえたのは皇子ジェラルドと、
それを支えるキャナリーの歌声。
そして宮廷の手のひら返しはさらに激しくなっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 09:12:27
106515文字
会話率:47%
貴族の少女、エルラは相撲が大好き。
ある時王子様の誕生日を祝う舞踏会が『武闘会』と誤記されていた事で相撲熱が爆発。相撲を国技とするべく一心に鍛え始めますが……?
瑞月風花様主催『誤字から始まるストーリー』参加作品です。
最終更新:2021-03-17 19:31:24
2233文字
会話率:61%
フィーネ・カンツォーネ公爵令嬢は、この学園で『人形姫』と呼ばれ恐れられている。人形のように美しい顔で、人形のように言葉ひとつ話さないからだ。「自分から話さなくても他人が察して当たり前だと思っているんだ。なんて高慢な令嬢なのだろう」ーー学園の
生徒たちはそう噂し、婚約者であるアレグロ王子が平民の生徒と仲良くなっても「当然だ」などと言って彼女を蔑んでいた。
ーーだが俺だけは知っている。フィーネ様が言葉ひとつ話さないのは、ただ単に『コミュ障』だからだということを。
*
ひょんなことから公爵令嬢がコミュ障であることを知ってしまったモブ平民な主人公が、彼女のコミュ障を克服させるために頑張るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 11:15:30
49258文字
会話率:41%
転生者にして世界で三人しかいないと言われる回復系の属性を持つディーンは、大国であるアマノカ王国にむりやり男爵家の養子として国に奉仕させられていた。しかし、貴重な属性持ちの血を残したいという打算から組まされた婚約が婚約者によって破棄され、さ
らには彼に嫉妬する王太子や高位貴族、義理の家族の奸計で冤罪を被せられ国外追放される。晴れて自由の身になったディーンは、彼を慕う王国一の美少女とともに国王の追手が追いつく前に国を抜け出した。
しかし、これからはゆっくり過ごそうと思っていた彼は、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう。
最初のトラブルとして、ダンジョンに転移してしまった彼は、付いてきてくれた少女、国外追放された悪役令嬢、主人に殺されかけた奴隷の少女、自分を追って異世界転移した大和撫子、見捨てられた元聖女、亡国の姫といった六人の美少女たちとともに攻略に乗り出す。
一方、彼を追放した者たちは、貴重な回復系の魔法使いを追放したことで国民の反感を買い、没落していくのだった。
※ざまぁは第一章にもありますが、第二章からの方が多くなっていく予定です。
※主人公は最初からある程度強いですが、めちゃくちゃ強くなるのは第一章の終盤あたりです。
※毎週日曜日更新!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 17:00:00
70121文字
会話率:54%
某王国の某貴族の息子である僕、ウィル・ラメーは、わがままな王女、リーネ姫との婚姻を解消したことにより、家を追放されることととなってしまった。
そんな時、いつも優しくしてくれていた王子、ベイル兄さんが現れる。
何となくコメディ
ーが、今始まる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-07 22:43:51
15979文字
会話率:50%
★毎週の土曜、日曜に更新致しますので、ぜひブクマ追加くださいね★
★テンプレ化作品ではなく、オリジナルです★
【完璧令嬢を装う悪役令嬢が死する】
王国三大貴族であるタロシア公爵家に生まれたリリスは当然に生まれつきの勝ち組であろ
う。
一生をかけても使い切れないほど莫大な資産を持つ父上がいて、かつて魔女と呼ばれるほど容姿を極めた母上がいた。当然のようにリリスも母上譲りの花を欺く絶世の美しさを継ぎ、どれほど困難であろうとも何事も必ずやり遂げる父上譲りの責任感を継いだ。
故に、また当たり前のように、リリスは王家学院では成績が始終誰も越えられないほどの頂まで至り、貴族社交界も意のままに支配し、況してや王族も越える圧倒的な領地管理力で「賢者」の称号も手に入れた。
間違いなく、リリスは世の中すべてを手にし、他の貴族はもちろん、王族であろうとも辿り着けない至高の存在となった。
リリスが、御伽噺のように美しく完璧に存在している。誰もが想像する幻想の女神として君臨している。
そんなはずだった。
なのに、そんな完璧無欠なリリスは、
自らの手で死罪を犯した。
確実に確実な証拠、
リリスが進んで口にした事実。
紛れもない謀殺。
謀殺失敗後、準太子妃である姉と継母の願いで死罪を免れたリリスは、
牢獄で絶望に自殺した。
ただ、死んだはずのリリスは、なんと二年前に死に戻ったらしい。
奇跡に授けられたこの二度目の人生は、祝福か、呪いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 22:53:27
122345文字
会話率:28%
今日も幼馴染のヘタレワンコな王子殿下が待っている。
レゼルテア•ガナリスはクォーターエルフでエルフの工芸品店に勤めている一般人(自称)で下級戦士が取れない稀有な兼業傭兵じゃないグーレラーシャ人、そんな彼女の幼馴染はグーレラーシャ傭兵国の
王子殿下(公称)で高等戦士なルアティウスで最近、求愛行動? なのか朝夕送り迎えにくるのに戸惑う日々。
ルアティウスを想う? 外国人の貴族のお嬢様にいじわるされたり、ルアティウスはウルウルしながらどんどん押してくるしでも、ルーはいつか高貴なお姫様と結婚するんだよねと思うレゼルテア。
そんなある日、変な覆面女に襲われて……レゼルテアはどうなってしまうのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 07:00:00
22391文字
会話率:28%
とあるオカマバーのママはいつもの様に閉店作業でお店の片づけをしていた。しかし突然現れたのは最愛の人サブちゃん!手には刃物を持っていてママの体を貫いた。「サブちゃん……私の一番はいつでもサブちゃんだったわ」二人は最後に愛の言葉を交わしてこの世
を去った。しかし、ママは生き返った。目を開けると馬車の中!そして唐突に馬車が揺れたと思ったら盗賊に襲われ、赤ん坊となったママは攫われてしまった。屈強な男に攫われたママはやがてその人をお父さんと呼ぶ。~銀髪でまつ毛の長い超絶美少女に育った元オカマバーのママが異世界で|逞《たくま》しく生きていく物語!~そして実の親は侯爵で自分はお姫様だと知る事となってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 05:11:26
4459文字
会話率:24%
ある日突然、『灰被り姫シンデレラ』を元にした乙女ゲームの、義妹を虐める継母家族という悪役令嬢キャラど真ん中の幼少期に転生。
当然のことながら、姉や母も悪役令嬢。しかし、メインヒロインが来るまでの彼女たちは、ゲームの中での性格とはまるで違って
いて……?
これはそんな主人公が、いろんな人達となんとか良い関係を築き上げながらハッピーエンドを目指すお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 12:51:10
249516文字
会話率:25%
>彼女はハンナ・ターチィバーナ。敗戦国から人質としてこの国に送り込まれた。王族の長女。
我が国の王太子が王になったら、側室に入ることになっている。今はまだ若いので、この我が貴族学院に入れられた。
当然嫌がらせをかなり受けている。
僕はこの上
級貴族クラスの委員長なので、本当は彼女を守らねばならない、というか、、
本音をぶっちゃけりゃ、美しくも可憐で聡明な彼女を守ってあげたいっ!!
だがしかし、
現実は僕を阻止する。
僕は公爵家の嫡男、と言えども、、王子しかも王太子つまり次期王に逆らうことなど、してはならない。実家が取り潰されてしまう。
そう、王太子が筆頭になって彼女をいじめているのだ。
今日も一日中ひっきりなしに数々の嫌がらせを受けていた。
>中央王国政府は、隣国ホースディアがいきなり侵攻してきたとき、
「とりあえず様子見。まともなら付き合ってみよう。そうでなければ国境を閉じるか、それが敵わぬと成れば、面倒くさいが、滅ぼそう。」
という、、、幼児が殴り掛かってきたときの大人のような、結論を出した。
今は
「一旦停戦し、様子見」というつもりの東の大地、
「勝った!敵は降伏した!!」と思い込んでいるホースディア王国
>「多分、、、ホースディアの王たちも、国民たちも、、領土を割譲させた、と思い込んでいると思います、、、」
「「「「は?」」」」
ミラを見る華。ミラに出番を与えようというのだ。
「僭越ながら私が。、、姫様のホースディア滞在も”敗戦国から人質を得た”と彼らは認識しています。あちらに帰ったら確認してみますが、多分、姫様のおっしゃる事で間違いはないでしょう。」
「国家規模の盛大なる、、なんだ、、、アレだな、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 13:00:00
11626文字
会話率:25%
【書籍化&WEB版完結】
性別を偽り王子として生きてきたエディ。
ある日怪我をして、貴族の青年・ハロルドに服を脱がされた結果、女性であることがバレてしまう。
男として育ったがさつな王女など、政略結婚の道具として使えない。――王家の厄介者とな
る。
そんな彼女の結婚相手が、性別バレのきっかけであるハロルドに決まる。治療のためだったのに、王女の肌に触れてしまった責任を取らされたのだ。
彼にとって不本意な結婚に違いないと考えたエディは、ハロルドのために悪妻となり離婚をめざす。
けれどエディの悪妻計画は、とにかく寛容なハロルドには通用しないのだった!
前半ややドアマット、後半は悪妻をめざし奮闘するヒロインが、ぜんぜん離婚するつもりのないヒーローに翻弄されるお話です。
※カクヨムにも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 12:02:36
206236文字
会話率:35%
子爵令嬢キトリーは曲がったことが大嫌いな風紀委員長である。殿下と婚約者の公爵令嬢が食堂で問題を起こそうとしていたのを見て、彼女は憤然と立ち上がった。
*短編投稿した「風紀委員長は許さない」をハピエンに向けて連載にしました。
*別投稿してい
た「王子様はあきらめない」とまとめました。
*他者視点「みんなの気持ち」「お姫様の気持ち」終わりました。
*「彼女の気持ち」始まりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 12:00:00
137334文字
会話率:49%
婚約者である第一王子に支離滅裂な罪状で国外追放を命じられ、婚約を解消された公爵令嬢のエレイン・オスローゼ。 この世の理である精霊と意思の疎通を交わすことができた彼女は、その未練を捨て、新天地を求める。 時は流れ数年後、エレインはフェイ
と名前を改め、男の格好をして冒険者となりその名を馳せていた。
ある日王立討伐騎士団の総長に、ともに仕事をしないかと頼まれたフェイは『王侯貴族との関わりは一切持たないこと』を条件に承諾するのだった。
長い間連載をストップしていましたが、再開させていただくこととなりました!
話の展開は変わっていませんが、一から書き直しておりますので、加筆修正をしてある部分があります。詳しくは、活動報告をご覧ください。
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この度、メゾン文庫さまより本作を書籍として販売していただけることになりました!
発売日は、2020年7月10日となります。
書籍化に伴いまして、タイトル変更となります。
「王族とは関わりたくない!」→「精霊に愛された姫君~王族とは関わりたくない~」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 23:17:32
197989文字
会話率:25%
「イーブ侯爵令嬢お前との婚約を破棄する」
そう高らかに宣言したのは我が国の第一王子であり、私の婚約者のブルートゥ殿下だ。
何も卒業パーティーで破棄するなんてね…
ほんと最高。
イーブ侯爵令嬢が大好きな『革命の愛子』と一緒になる為、王
家も貴族もみんな断罪する話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 00:09:48
11843文字
会話率:46%
王子から婚約破棄された侯爵令嬢のアーシャはある日、屋敷にいた所を化け物に襲われる。それを救ったのは銀髪の美丈夫、レンセ。彼に一目惚れしたアーシャは貴族の自分を捨てて共に行きたいと願い出るが、レンセはその申し出を断る。
諦め切れないアーシャは
アカルと名を変え、レンセが所属する《黒天楼》という機関に戦士として入団する事を決意する。
令嬢然とした容姿から、アカルは屈強な戦士たちから姫と呼ばれてからかわれ、足手まといの扱いを受けてしまう。だが破竹の勢いでぐんぐんと実力を伸ばす彼女は次第に周囲から一目置かれる存在となり、ついにはレンセと同じSランクの戦士となる。
ーーーこれは、自らの野望の為に戦士として高みを目指す元侯爵令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 20:16:49
23214文字
会話率:47%
彼女はアウラ・ノワエ。
アウラはトゥリオーネス王国の姫である。
……しかし!アウラが9歳の時。
革命によって、父である国王は処刑。母とアウラは、地位、財産、全てを没収され、貴族に売り飛ばされ、母とは生き別れに……。
そんな、たった9年だけ
の王族生活の後に待っていたのは……不味い飯、終わらない労働、汚い服、人間とすら扱われない家畜と同じ生活。
この世界で生きるためには強くならないといけないのだ。
そんなアウラも奴隷になって3年。
歳は12歳。貴族が、ついにアウラの身体に手を出した!
アウラは、普段では考えられないほどの力を振り絞り、目の前にあった花瓶で貴族を殴った!
貴族は、死にはしなかったが、その隙にアウラは逃げた!
そして、ひとしきり走り、体力が無くなった時に現れたのはある男の子だった。
それから、時々その男の子は、アウラに会いに来ては、ご飯や、服、そして……生きる術を教えた。
そして突然男の子が、アウラに会いに来なくなった。
アウラは、考えた。そして、わざと貴族の奴隷になり、相手の目を盗んで、食料、金品を盗んで逃げ、何とか、命を繋いでいく。
そんなふうにして、月日は流れアウラは15歳になった。
そしてアウラは決意する。
今この現状を打開するには、戦うしかない。
私は、戦う。あの男の子に教えて貰った生きる術で。
私は戦う。
生きるために、そして、あの男の子にもう一度あって、お礼をするために……!
姫から奴隷になった1人の少女が、生きるために、もう一度会うために、教えて貰った生きる術を駆使してこの世界を生き抜く!
※この作品はカクヨム様でも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 04:18:45
12430文字
会話率:26%
『世界が闇に包まれる時、光の勇者が現れてその闇を払う』
予言の書に記されている通りに、大魔王は勇者一行に撃ち滅ぼされ、世界に光は取り戻された。
それからしばらくの後、国の復興が一段落した時に、勇者と姫の間にひとりの子が出来た。
だ
が、その息子は、剣も魔法も碌に使えない上に政にも興味はないと言う有様であった。
『ぼんくら王子』『バカ王子』『勇者の出がらし』『失敗作』
などなど、市井の評判も散々なのだが、当の本人はそんな事は全く気にせず日々遊びほうけてばかり。
そんな折に、国王夫妻が流行り病で急死した。
その隙を突き、ぽっと出の|勇者《たにん》が国王の座についた事に不満を抱いていた、貴族たちは、王子から国を奪い去った。
「けけけ。これで俺も晴れて自由の身ってやつか」
「いえ、お坊ちゃまは十分自由に過ごしていらしたかと」
あまりにもチート過ぎるが故に、その能力を自ら封印していた王子は、唯一彼について来た幼馴染のメイドと共に、冒険の旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 20:02:16
97984文字
会話率:49%