二十歳の引きこもりと、十歳の『異質な』少女、そして救済の手を差し伸べる女、その顛末。
そこに目に見える幸福は無く、夢も希望も叶わない。
あるものはただ、主人公旗本竜子の信心であり、敬愛であり、嘆きであり、葛藤であり、絶望であり、僅かな生きる
道である。
外の世界を恐れ引きこもった旗本竜子がベランダで出会ったのは、隣に移り住んできた十歳の少女であった。とても児童とは思えない知性を持つ彼女との会話こそが社会であり、ベランダこそが自分の世界であり、自分を認めてくれる少女こそが神であり女王であると、信じて疑わなくなるまで時間はかからなかった。
敬愛する彼女の為に奮起する竜子だったが、外界との接触は因果を生む。凍結したかのように微動だにしなかった人生はしかし、新しい関係によって春の雪解けよりも早く、あらゆるものが芽吹いて行く。
ベランダだけが世界であった竜子の、醜く滑稽な、しかし切実な明日への物語。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-06 21:30:29
161199文字
会話率:49%
ある男がいた。
信心深く、女神への祈りを捧げることを欠かさない、そんな男だった。
彼は今日、公の場で命を散らす。そしてそれを望むのは、彼の信じる女神なのだ。
最終更新:2018-03-30 00:51:21
2168文字
会話率:27%
ちょっと信心深い青年の、猫との交流譚。
自分と通い猫との体験談を元に書いてみました。
最終更新:2018-01-13 02:45:16
4488文字
会話率:19%
ゾンビものオムニバス作品集。
ゾンビが溢れてしまった世界で、様々な人が織りなすドラマ。青春もの、ミステリー、SF、そして時々ホラー。ショッピングセンターに立て篭ったり、製薬会社と戦ったりしない、全く新しいゾンビものになっております。
第1
話 ふたりぼっちのレミングス
ジャンル:青春・恋愛
毎日『ゾンビ狩り』に明け暮れる少女と、それを見守る少年。死にたがりの二人は最高のタイミングを探していた。生きる意味を失った彼らの離別と再生のストーリー。
10月10日完結。
第2話 沈殿
ジャンル:ホラー
新興宗教団体の幹部、亀田は信者たちと共に団体の施設に立て籠もる。亀田が抱えていたある『秘密』が漏れた時、信心は狂気へと変貌していく……。密閉された空間で巻き起こるスプラッタホラー。
第3話 ゾンビ山荘殺人事件
ジャンル:ミステリー
ゾンビから逃げ出して偶然とある山荘に集まった登場人物たち。そんな彼らを不可解な殺人事件が襲う。トリックの決め手はゾンビ? 自称名探偵が送る、シチュエーション・ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-26 23:42:48
14884文字
会話率:29%
敵の罠にかかり、追い詰められた殿様。信心深くやさしい殿様に母親を助けてもらったという猫が、いばらに姿を変えて……
※2017.5.21.誤字修正を1か所行いました。
最終更新:2017-05-21 18:14:24
2059文字
会話率:27%
英国紳士の血を四分の一ほど受け継いだ少年、ネルゾ・十九穂《じゅくすい》・マクラーレン。
ある朝、彼の身に不可解な現象が襲いかかる。
なんと……「南枕で就寝したはずだのに、朝起きたら北枕になっていた」のだッ。
それは妖怪【枕返し】の少女、真暗
子《まくらこ》の仕業だった!!
真暗子は軽い気持ちだったのだが、信心深いネルゾくんは北枕で寝ていた事実に「不吉だ」とガチ泣き。
罪の意識を覚えた真暗子は、贖罪としてネルゾのために何か役立つ事を決意する!!
※ラストは捉え方によっては若干ホラーっぽく感じる様にしているので、苦手な人は日中に読む事をお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-13 08:38:44
9435文字
会話率:50%
ドール病と言う病気が流行り一つの国が滅びかけている
ワクチンを開発する龍は毎日研究所にこもりワクチンの開発に力を入れるが・・・
信心深い人々は口を揃えいう
天から女神が降臨しこの病気を消してくれると・・・・・・・・・
最終更新:2017-03-20 20:19:40
14746文字
会話率:86%
2016年(平成28年)京都市右京区くぼ地区という小さな地区の
創価学会壮年部ブロック長さんの赤裸々な心温まる真実の日記物語です。
最終更新:2016-12-14 03:28:42
6089文字
会話率:20%
創価学会壮年部のブロック長さんの活動日記です。
2015年6月に京都市右京区太秦から常盤に引っ越しました。
そこの小さな地区の物語です。
最終更新:2015-12-31 18:21:08
8363文字
会話率:7%
入信して40年目の1月に19年営業してきた店舗を突然撤収することになりました。さあ今までの信心が試されます。お題目をあげ抜いた結果1年後にはどうなっているでしょうか?
最終更新:2015-02-19 19:00:53
2605文字
会話率:9%
とある山の奥の奥。人はおろか動物すらも寄り付かない場所に小さな祠がある。その戸をある複雑な手順を通して開くと神々の元へと訪ねることができる。その時気を付けるのは、神々に振る舞う酒食を自ら用意して持っていくこと、はっきりと願いを口にすること、
そして心からの信心を持っていること。
そんな言い伝えのある家に生まれた男の話。
昔話から発想を得ました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 20:05:53
1498文字
会話率:50%
~昔昔、魔族が人間界を侵略しようとしたとき、なすすべもなかった人類を救ったのは光り輝く戦士達。彼らの力で魔界と人間界に大きな壁を作り、人間界を魔の手から遠ざけたのです。それ以降、戦士達のうちのひとりがその壁を守り抜くため守護神となり、世界を
見守っているのです。それが女神メアさま。ほかの戦士達は女神の騎士と呼ばれ、英雄として伝えられています。~
女神が見守る世界。アンドロイドが誕生し、科学的にも進歩した一見平和なエトワール王国。各地
にある教会では女神を奉る信心深い国。そんな国に迫り来る異界からの脅威に立ち向かっていく異能力者たちの話。(になる予定です)
(仮タイトルのため変更になる可能性大)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 10:36:35
1344文字
会話率:33%
大学を卒業し、一流企業に就職した主人公
内原 大(ないはら ひろし)は一流企業特有の人間関係に疲れていたが、通勤路で見つけた教会の前に貼られていた御言葉(みことば)
が『疲れたもの重荷を背負うものは教会に来なさい』と言う聖句を見て牧師に人間
関係について相談して貰っている内に信心深いキリスト信徒となる。ある日、牧師に頼まれて教会の倉庫にロウソクを取りに向かった。そこには、月明かりの下でのみ見ることができる、不思議な文字があった。何ぞやと観察している内にアウターゴッド(外なる神々)の洗礼を受けることになってしまう。信仰の腐敗を取り除いた主人公が、美幼女になり、異世界人共に洗礼によって受けた痛みと苦しみを分け与えて差し上げる、少し暗めのファンタジーコメディ。(ギャグ成分が含まれておりますので、ご注意ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 23:47:50
38804文字
会話率:31%
野心溢れる神様が、若僧の王様を操るお話。
夢で見た物語をベースに執筆しました!
最終更新:2015-11-17 01:14:38
9743文字
会話率:32%
田舎の村で慎ましく生きる信心深い少女は、ひとりの騎士に恋心を抱いていた。ある日、少女は国王から王都へ呼び寄せられる。初めて知る事実、騎士の真の目的、少女を襲う運命とは―――――
*全五話完結
キーワード:
最終更新:2015-09-19 10:36:54
40629文字
会話率:40%
”信心”に対する危険性を、強調してみました。宗教だけのものじゃないですよ。
最終更新:2015-04-11 13:18:17
8228文字
会話率:6%
こいつらには信仰心がなかったんだ。本当の神様への信仰心がなかったから、こいつらはこんなことになったんだ。
最終更新:2015-02-07 18:38:54
5384文字
会話率:30%
主人公である柳は溺死させられた。
それは半ば成り行きのようなものだった。
しかし、柳の両親は信心深いキリスト教徒だった。
両親らは祈ったのだ、息子を生き返らせてくれと。
柳は死亡扱いにされている世界では日常生活が送れない。
だから柳は引越
しを余儀なくされた。
これは二度目の生を与えられた少年の物語。
きっとよくある蘇生モノ……かなぁ?
※ふてーき※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-23 00:54:11
32021文字
会話率:34%
12世紀、スペインと北アフリカを支配したイスラム王朝、ムワッヒド朝の時代。スペインのイスラムの哲学者、アヴェロエスことイブン・ルシュドは、行き過ぎた合理主義のために、異端者で不信心者だと非難されることになった。
宮廷を追われてモロッコに亡
命したイブン・ルシュドを、地元の長老(シェイフ)がかくまってくれたが、彼もまた、イブン・ルシュドの思想の正当性を疑っているようだった。
※主に政治と宗教の話ですのでご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-19 07:01:48
5770文字
会話率:47%
どんなことでも楽しむことのできるどこにでもいる高校生の月城 勇翔はある日学校の屋上から落ちてしまった。死を覚悟していた勇翔だが、気が付くとそこはファンタジーな異世界だった。
元の世界に変えるには、神への信仰が邪魔だという結論に達した勇翔は学
校で習ったことで神様を否定しまくる。
「え、お前神様とか信じてんの?ぷっ、お前幾つだよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-01 00:00:00
4211文字
会話率:39%
私は別に、信心深い方ではない。幽霊とかの存在を無条件に信じるような人間ではない。しかしそういうものが関わっているのではと思わざるを得ないようなことが、現実に起こっている。あり得ないなんてことはあり得ない。現実は現実として受け止める。私はそう
いう人間だ。というわけで、実際に体験した出来事を文章にしてみたのがこの作品。ホラーと呼ぶにはいささか刺激が弱いかもしれないが、その点はご容赦願いたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-24 21:34:53
4337文字
会話率:16%
ぼんやり父のように神職になるかなーと思っていた少女弓子。
でも進路を親に聞かれてそう答えたら、肝心の父から「お前信心ないからだめ」とダメだし。
どうすりゃいいのと頭を抱える彼女の前に神様が現れて、一夜の異世界体験をすることになる。
最終更新:2014-05-11 20:38:28
9040文字
会話率:45%