かつて、この世界を“終わらせた”者がいた。
名を――酒呑童子。
赫刃・無明と共に数多の強者を斬り、最終的には自らの名をその刃で断ち、記録から消え去った存在。
だが、彼女はふたたび生まれた。
名を変え、姿を変え、魂のままに――**黒澄 澪
(こくちょう れい)**として。
魔法文明が最盛を迎える大国・アルマ=レグリア王国。
その名門・黒澄公爵家に、彼女は“赫刃”と共に生を受けた。
記憶はない。
赫刃を抜かぬ限り、前世のことは一切思い出せない。
しかし、彼女の身体には酒呑童子の力が刻まれていた。
斬れぬものなどなく、敗北を知らぬ最強の令嬢。
だが、澪の人生はただ強さの物語ではなかった。
彼女は――敵味方、男女、すべての者に“愛される”。
冷酷で、無慈悲で、誰にも微笑まぬ彼女を、人々はなぜか愛してしまう。
それは呪いか、祝福か。
学園では王子が恋をし、戦場では魔王が跪き、
暗殺者すらも刃を捨て、涙する。
だがその愛は、刃の前では儚い幻想に過ぎない。
赫刃・無明。
その力が解放された時、澪は“かつての鬼”を思い出し、
愛された記憶ごと――すべてを斬り捨てる。
「私は、愛されてはならない。
愛されれば、また……それを壊してしまうから」
それでも世界は彼女を愛する。
そして彼女は、赫刃を手に、ふたたび歩き出す。
――これは、“記憶なき最強の令嬢”が、
愛されながら、愛を否定し、
やがてすべてを終わらせるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 14:54:02
877956文字
会話率:11%
すべてを持って生まれた少女は、最初から“すべて”を見下ろしていた。
平安の闇に生まれしその存在は、神でも人でも鬼でもない。
その名は後に「酒呑童子」と恐れられることになるが、
生まれ落ちたその瞬間から、彼女はただ“退屈”と共にあった。
力も、知恵も、美貌も、生きる術も、誰よりも先に得た。
だが、そこには“心を震わせるもの”が存在しなかった。
殺し、焼き、壊しながら彼女は探し続ける。
自らの命すらかけられる、たった一人の“強者”を。
だが戦場の果てで彼女が見つけたのは、
誰よりも弱く、誰よりも愚かで、それでもなお——
命を懸けて向かってくる「人間」だった。
これは、破壊者がほんの一瞬だけ「人間になりたかった」物語。
鬼哭の山に咲いた一輪の残花、その記憶を、今、語ろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 19:04:30
47539文字
会話率:14%
現代日本。呪霊と呼ばれる異形の存在が社会に暗い影を落とす中、人類はそれに対抗するための特別な教育機関――呪術学園を各地に設置していた。
その中でも最古にして最強の戦力を育てるとされる名門校――神城学園(かみしろがくえん)。
そこに、黒髪の
少女がひとり、静かに入学を果たす。
名は黒瀬 澪(くろせ みお)。
名家の令嬢でありながら、他人には一切の興味を持たず、感情を表に出すこともない。だがその正体は、かつて“鬼”として恐れられ、あらゆる強者を喰らい尽くし、退屈の果てに自ら命を絶った伝説の存在――酒呑童子の転生体だった。
入学早々に行われた戦闘適性試験では、他の新入生たちが恐れおののく中、澪は圧倒的な“怪力”と“剣術”をもって呪霊を瞬殺。その後のスパーリング戦でも、挑んできた全生徒を軽くあしらい、見学していた教員たちを戦慄させる。
圧倒的な力を前に、彼女はただ退屈そうに言い放つ。
――「この学園、強い奴はどこ?」
強者との戦いだけを求める少女が、学園という檻に舞い降りた。
その瞳の奥に、再び燃える“戦鬼”の炎。
伝説は、今再び、幕を開ける――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:55:30
215450文字
会話率:30%
平安時代の日本で魑魅魍魎を束ねた最強の鬼「酒呑童子」。
大江山で討伐されたその鬼は、死の間際「人に生まれ変わりたい」と願った。
目が覚めた彼が見たのは、平安京とは全く異なる世界で……。
これは、鬼が人間を目指す更生の物語である、のかもし
れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 17:04:48
168894文字
会話率:54%
シュウトと呼ばれる男は全てを失った。失った原因妖十酒呑童子を倒すべくペドラー帝国軍事任務学校に入学する
最終更新:2025-05-20 21:41:36
1700文字
会話率:56%
「その童子、なぜ追われ、なぜ隠されたのか――」
時は十七世紀。
江戸初期の動乱の陰に、名も性も偽られた一人の童子がいた。
寺より川へ、そして山深き地へ。
追うは幕府の密命、守るは“七曜”と呼ばれた忍びの者たち。
歴史に記されることのない“真
名井”の名を巡り、
忍びと追手の静かな戦が始まる。
忍びとは何か。護るとは、何を意味するのか。
これは、誰にも語られなかった“もうひとつの江戸”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 17:00:00
14506文字
会話率:18%
『妖怪が出現する町、不思議なことが起こる町』としてその界隈では名の知れた町――月詠町。
魁朔夜は、月詠町にある公立高校に通う「見た目は」ごく普通の男の子だ。
趣味は和菓子を作ることで、亡き母親との幼い頃からの思い出が影響している。
そ
んな朔夜の正体は、母が人間・父が大妖怪の酒呑童子であり、実は妖怪の血を半分受け継いでいる半妖であった。
しかし次期頭首の座に興味ゼロの朔夜は、御目付役である、鬼の妖怪の真白(※ツンデレ男子)と共に平凡でいて充実した毎日を送っていた。
しかし朔夜が高校に入学して数日後、少し遅れてクラスに転校生がやってくる。
この転校生の登場により、朔夜たちが住まう月詠町にて様々な怪奇事件が多発するようになって……?
転校生の東雲葵(※とんでもない秘密あり)と葵の護衛である時雨(※腹黒男子)と一緒に、妖怪同好会の仲間も巻き込んで、妖怪たちのお悩みを解決!美味しい和菓子とお酒でおもてなし!
ドタバタ×ほのぼのなあやかし現代ファンタジー、今始まります。
※こちらは別サイトでも掲載している作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 17:40:00
240115文字
会話率:53%
悪霊。怪異や妖怪などともよばれる怨念の集合体。悪霊は古くから人類を襲い人類に危害を加えてきた。
怪異と対峙する【封霊師】は【怪異融合】を使い怪異と争い続けていた。
【封霊師】の一人にして【怪異の王】酒呑童子と契約している男獅子内彰人はとある
事件に巻き込まれ【神】と名乗る存在に襲われてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 15:00:00
3060文字
会話率:42%
この世に未練を残して死んだ高野アンナは、幽霊となり高台で街を俯瞰していた。偶然出会ったトメ子というお婆ちゃんの家に棲み憑く事になったのだが、そこは妖(あやかし)や幽霊などが多く寄り付く幽霊屋敷だった!
悪戯好きな座敷童子に、アンナの不
思議な力を狙う狐男に、喋る白猫……。
お婆ちゃんや妖、幽霊等の悩み事を解決していくうちに、みんなの未練が次第に解けていく。
アンナも無事に成仏できるのであろうか!?
◯完結したら、ネトコン13感想タグを貼ります!◯折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 14:01:16
14500文字
会話率:37%
森田童子さんのファンで、彼女の歌をたくさん知っている人向けのエッセイです。内容は彼女の歌を大まかに三種類に分けて、その種類ごとに代表的な作品を取り上げて私なりの解釈を付け加えるという方法です。
ただ彼女の歌は単独ではよく意味が分からないも
のが多く、それは彼女の秘密主義的な趣向によるものなので、家庭背景とか他の作品との関連とかを考慮しながら解釈することにしています。亡くなった方とはいえ、実在した方の作品について書くのですから失礼のないように気を付けて書いた積りだということと、あくまでも一個人の私なりの感想に似た解釈だということを前提にして書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 10:25:31
53701文字
会話率:10%
京都の古美術店《幻翳堂(げんえいどう)》に持ち込まれた一枚の浮世絵。
それは、存在するはずのない「東海道五十三次」の第五十五番目――広重が決して描かなかったはずの幻の一作だった。
元パチプロで、怪我のリハビリ中に奇妙な“声”を聞くようにな
った主人公は、その絵に強く惹かれ、美術店を訪れる。
そこにいたのは、名探偵・瑞雲要。京言葉と推理を武器に、目に見えぬ真実を追う男だった。
絵に秘められた謎を追ううち、二人は「赫息会(かくそくかい)」という秘密結社の存在を知る。
彼らの目的は、絵に隠された「未来改変の鍵」を手に入れ、歴史を書き換えること――。
鍵となるのは、かつて徳川埋蔵金を護るために封印された、伝説の刀・童子切安綱と、ある平安武士の遺志。
時を超える謎、過去に仕掛けられた罠、そして運命を変える選択。
真実を求め、瑞雲と主人公は歴史の迷宮へと足を踏み入れる。
幻の浮世絵が開く、封印された未来とは?
そして、「塩を撒いて焼かねば滅びぬもの」の正体とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 12:22:30
10785文字
会話率:46%
現代日本で普通に暮らしていた女性、奈雪 優莉(なゆき ゆうり)は異世界トリップをしてしまう。
そこは、妖や神、獣人が暮らす世界。そして、男女比は驚異の9:1、一歳多夫での重婚が普通というおかしな世界でもあった。
妖系・鬼族・酒吞童子の男、
リンドウ。
獣妖系・蜘蛛族・女郎蜘蛛の男、ツバキ。
獣神系・天狐族・九尾の狐の男、モミジ。
獣系・蛇族・白蛇の男、アオウメ。
異国から来た神系・アスラ族・アスラの男、クチナシ。
いきなり五人の人外の男の妻になった優莉…ユリは、困惑しながらも少しずつ彼らとの交流を深めていく。人外五人から溺愛される、逆ハーラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 17:22:17
12335文字
会話率:41%
かつて、人間と妖怪の壮絶な戦いの果てに封印された「百鬼夜行」の王・鬼灯 夜白(ほおずき よるしろ)。
——目覚めた時、そこは異世界だった!?
しかし、異世界には妖怪の概念が存在しない。
しかも、長い年月の間に封印された妖怪たちは異世界の各
地に散らばり、神々に管理されていた!?
「妖怪がいない世界? なら俺が百鬼夜行を復活させてやる!」
封印を解かれた夜白は、異世界に散らばる仲間たちを探し、
鬼、妖狐、天狗、怨霊、座敷童子……かつての妖怪たちを次々と解放していく。
その結果、異世界の人間たちには「魔王復活」、神々には「異物の王」として認識され、討伐対象に!?
「神の思い通りにはさせねぇ。百鬼夜行、今こそ異世界で再興するぞ!」
人間王国・魔族・神々を巻き込んだ異世界最大の戦争が幕を開ける!
最強の妖怪軍団を率いる王が、異世界で新たな覇を唱える「異世界百鬼夜行ファンタジー」、ここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 06:28:16
2819文字
会話率:20%
【和風 × 妖怪のダークファンタジー】
妖怪たち生きる世界に、一人の少年が迷い込んだ。
見た事もない異形の蔓延る世界だったが、両親の顔を知らず、友人もいない少年にとって、そこは次第に唯一の楽しみへと変わっていった。
そんなある日の
こと。
少年はそこで、友達の咲夜を護る為に命を落としてかけてしまう。
幸い、咲夜の特別な力によって一命は取り留めたが、その過程で自身も妖となってしまったことで、元居た世界へは帰れなくなってしまった。
『帰れないの……?』
方法は一つだけ。
妖たちの宿敵である妖魔の長『酒吞童子』を、『封印』ではなく倒すことのみ。
非現実的だとされるその方法に少年は、
『ぼく、こんどこそ、さくやさまをまもるヒーローになる! ぼくがそいつをやっつける!』
迷うことなく、高らかに宣言してみせた。
そんな宣言を、仲の良かった妖らは馬鹿にもしたが。
十年の修行の末——
青年となった少年は、妖たち国『桜花』を護るための部隊へ所属することとなる。
大切な居場所を護りながら、自身が元居た世界へと戻る為に躍動する一人の少年。
彼の行きつく先は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 23:40:00
116850文字
会話率:44%
鵺が東京の夜空に復活。連れてゐる童子が氣になるが...
最終更新:2025-04-16 12:20:09
1511文字
会話率:11%
これは、西遊記の沙悟浄を主役にした、彼の思い人である三蔵と出会うまでの話。
天界の将、捲簾大将(けんれんたいしょう)にはずっと昔から気にかけている人がいた。
その人は人間で、幾度となく転生を繰り返している。
ある時は漁師、ある時は僧。
その人の何度目かの転生のとき、捲簾大将は偶然その人と出会い、その人の存在を強く意識するようになった。
しかし人の世は激動。
そこは戦、天災など、常に困難が降りかかる世界。
捲簾大将がその人に会おうとしても、すでに骸になっていることがほとんどで、捲簾大将はその骸から頭蓋を取り出し首飾りのように連ねて保管していた。
いつか再び出会う時が来るようにと願いを込めて。
そんなある日、捲簾大将は西王母主催の蟠桃会にて、警備をすることになり、養子の青鸞童子(せいらんどうじ)と連れ立って蟠桃園へ。そこで、ドジを踏んで西王母の怒りを買い、鞭打ちの刑ののち地上へ堕とされてしまう。
人の世界に堕ちた捲簾大将だったが、これを好機としてずっと気にかけていた人を探すことにした。
だが傷だらけの体は思うようには動かなくて……。
人の世界に堕とされた捲簾大将は、果たして無事、白骸の持ち主と再会できるだろうか。
※BL臭はありますが、BLではありません。BL未満で
す。しかし書いていく中でBL展開になったらBLタグをつけます。
※古典文学『西遊記』をベースにしています。
※無断転載を禁止します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 23:22:26
436833文字
会話率:45%
遥か昔,平安の世は混乱に陥っていた。
鬼の頭領,酒呑童子の台頭により鬼達の動きが大きく或った為である。
幾度も鬼達の殲滅の為に有力な武士団が立ち向ったが結果は惨敗続きだった。
敗因は明確で或り,酒呑童子含め鬼軍の上層は人間と比べて遥かに強靭
で或った事だ。
頭領で或る酒呑童子は当然として,其の右腕として歴史に残る茨木童子や,伝説の左腕山吹童子の存在が大く或ったと云う。
特に,山吹童子は人間で或ったと云う説や,女で或ったと云う説も或ると云う。
若し、其の様な説が事実で或れば相当な実力者で或った事に成るが、本人が生きて居ない限り其れを実証する手段も無い。
さて、前座は此れ位にして本題に行こう。
此れは、永遠の命を生きる半人半鬼の一生の断片で或る。
此れ於て開幕、閉幕の刻迄宜しくお頼み申す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 20:42:06
18501文字
会話率:59%
陰陽師クビ……でも問題ない! 座敷童子の幸運で迷宮攻略はもはやチート!?
座敷童子に憑いた呪いを解く代償に霊力の大半を失った無明は、陰陽師をクビになった挙句に命を狙われてしまう。苦戦を強いられる彼を救ったのは、座敷童子が咄嗟に発動させ
た“幸運”の権能だった。
幸運の権能に救われた無明は、失った力の回復のために迷宮の秘宝“神霊核”を求め、座敷童子のハルと共に迷宮を進む。
迷宮には高値で取引される“氷精石”や魔力を封じ込めた“龍涎香”など、陰陽師垂涎の希少素材が次々と見つかる。さらには“百鬼の鎖”や古代の英霊が使ったとされる“陰陽符の巻物”といった秘宝まで——。
「むみょー、キラキラがいっぱいおちてる」
「……普通、こんなに手に入らないのだがな」
だが、座敷童子の“幸運”も一筋縄ではいかない。
「──なあ、なにかとんでもない唸り声が響いてないか?」
「むみょー、いっぱい来た」
「!?」
突如として姿を現す魔物の群れ。
座敷童子の幸運“災い転じて福となす”は莫大な財宝を呼び寄せる一方で、強大なモンスターまでも呼び寄せてしまうのだ。
果たして無明は、大迷宮の秘宝を手にして失われた力を取り戻すことができるのか——?それとも、刻一刻と迫る魔物の大群に飲み込まれてしまうのか?
幸運と危険が入り乱れる迷宮を舞台に、かつて最強だった陰陽師と座敷童子の奇妙な冒険が今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 12:39:41
56817文字
会話率:32%
かれこれ10年近く前のことである。
○○美お姉さんから手紙が届いた。主催する少女マンガ同人誌に参加しろ、と。
「マンガは描いていない。年賀状を見ればわかるだろう」と、断ったが、会報を送りつけてくる。ゲストで描けと手紙が来る。
しつこ
さに負け、幽霊会員として入会した。それでも何か描けと言ってくる。
無視していたら、会費とともに送った私信を無断で載せる。
――まて、まて、それなら書き直す。
と、そんなことから始まった、会報への近況報告。
定期的に手紙をくれる元スタッフへのエッセイもどき。
2年ほど前から始めた「絵封筒」と、ともにご覧いただければ幸いである。
※ 『ちはやぶる』https://ncode.syosetu.com/n2126et/
政争に敗れ、流罪となった貴族の娘、ささらが姫。
紅蓮の髪を持つ鬼の子、イダテン。
――その出会いが運命を変える。
鬼の子、イダテンは、襲い来る軍勢から姫君を守り、隣国にたどり着けるか。
※ 『ちはやぶる』の5年後を舞台とした平安ファンタジー
『あさきゆめみし』https://ncode.syosetu.com/n5216fp/
山賊に襲われた、わけありの美貌の姫君。
それを助ける正体不明の男。
その法力に敵う者なしと謳われる、鬼の法師、酒呑童子。
三者が交わるとき、封印された過去と十種神宝が蘇る。
※ 短編ファンタジー『ふしぎなえんぴつ』https://ncode.syosetu.com/n7563gj/
※ 短編ファンタジー『サッカーの神さま』https://ncode.syosetu.com/n6043ev/
※ エッセイ『半径1メートルの日常』https://ncode.syosetu.com/n8305ex/
投稿いたしました。
こちらもよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 00:00:00
74237文字
会話率:3%
山賊に襲われた、わけありの美貌の姫君。
それを助ける正体不明の若き男。
その法力に敵う者なしと謳われる、鬼の法師、酒呑童子。
三者が交わるとき、封印された過去と十種神宝が蘇る。
※5年前のエピソード『ちはやぶる』https://ncode
.syosetu.com/n2126et/
政争に敗れ、流罪となった貴族の娘、ささらが姫。
紅蓮の髪を持つ鬼の子、イダテン。
――その出会いが運命を変える。
鬼の子、イダテンは、襲い来る軍勢から姫君を守り、隣国にたどり着けるか。
とともにご覧いただいただければ幸いです。
※ 短編ファンタジー『ふしぎなえんぴつ』https://ncode.syosetu.com/n7563gj/
※ 短編ファンタジー『サッカーの神さま』https://ncode.syosetu.com/n6043ev/
※ エッセイ『半径1メートルの日常』https://ncode.syosetu.com/n8305ex/
投稿いたしました。
こちらもよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 00:00:00
236957文字
会話率:9%
昔々、日本で人々に恐れられた鬼がいた。
鬼は『酒呑童子』と呼ばれ、のちに源頼光により、地吸の太刀、もとい童子切安綱という名刀により首を両断され、討伐されたという伝承がある。
それからあらゆる時代を経て、現代。
ある地域にはまだ『鬼にまつ
わる行事』があった。
『鬼王(おにおう)家の男児が二十歳になったら花嫁を捧げよ』
鬼王一族はなんと、あの酒呑童子の子孫末裔だという。
そして、今年、鬼王家の新たに二十歳になる男児に、ある村から一人の娘が『生贄』として花嫁に選ばれた。
「お家のため。私は死んだも同然と思うことにします」
そんな生贄花嫁に、鬼王家の男児はこう吐き捨てた。
「お前のことはなんとも思わん。愛しもしないし、同情もしない。こんなものただのしきたりで、契約に過ぎん」
そんな二人のすれ違い恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 13:49:46
2969文字
会話率:44%
座敷わらしの血を引く美しい少女、椿は姉に虐げられていた。
そんな中で、酒呑童子の少年とのお見合いの場が設けられる。
婚約なんてものに興味のない椿は、果たしてお見合いにてどのような行動に出るのだろうか。
最終更新:2025-03-16 11:18:16
2022文字
会話率:45%
無頼な小説家の、自らの青春に対する落とし前のつけ方
最終更新:2025-03-11 00:51:39
3220文字
会話率:35%