平凡な学生生活というのは、往々にしてつまらないものだと勝手に思いこんでいた。
目がさめるような恋をしなくても、部活で本気を出して声を張り上げるような熱血さがなくても、超能力や魔法がなくても、二年後に思い返してみれば、どうせ「高校に戻りたい」
って嘆くようになるのだ。
平凡な奴ほど、1人前に面白い高校生活を求めている。
自分からなにかするつもりもないくせに。
だから、きっと僕は運がよかったのだ。
それがたとえ、彼女の死で終わる高校生活だったとしても。
運が良かったというしかないんだと、そう思う。
音研の部室で一人過ごしていた僕のもとに、突然やってきた彼女ーー四宮あやめは、よくも悪くも僕の高校生活に、鮮烈な印象を残していった。
誰かに語らずにはいられないから、ここに書いておこうと思う。彼女の一生を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 14:19:15
4767文字
会話率:53%
私、飛鳥 翼(アスカ ツバサ)と申します。
日ノ本家のご令嬢琥珀(コハク)様の専属メイドをしております……って不本意なんだけどね!
だけど故郷に援助はしてもらえるは、タワー都市に住めるは、学費と給料まで出してもらえるは、こんなに至れり尽くせ
りときては、三年間くらいは我慢せざるを得ない。
アタシの夢であるトップアイドルを目指すのは遅くなってしまうけれど、急がば回れだよね。
スペック高すぎのお嬢様に心へし折られるのも、学校に通っている時にテロに巻き込まれるのも、たいしたことじゃない!
だって、アタシは飛鳥 翼。未来のトップアイドルとして羽ばたく女だもん。
泣いたって! 撃たれたって! 何度だって、飛んでやる!
縦読み推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 23:00:00
130504文字
会話率:41%
現実をしばし離れて 胸きゅんな時空の旅へおこしやす……
一途な可愛いヒロインと “本物” のイイ男達がお出迎えいたします
今年(2020年)中の完結をめざしつつも
永遠に続いてほしくなる非日常を……お送りできたら幸いです
☆ 歴
史の事前知識は いりません ☆
せつなめ激甘系恋愛小説 × シリアス歴史時代小説 × まじめに哲学小説 × 仏教SF小説 歴史恋愛哲学ファンタジーラノベ風味 ……です。
これは禁断の恋?――――――
江戸幕末の動乱を生きた剣豪 新選組の沖田総司と
生きる事に執着の持てない 悩める現代の女子高生の
時代を超えた 恋の物語
新選組の男達に 恋われ求められても
唯ひとりの存在しかみえていない彼女の
一途な恋の行く末は
だが許されざるもの……
タイムスリップものだからこそできる方法で
歴史にシリアスに沿い、
史料から読みとれる沖田総司像に忠実に
甘くせつない加工してます
歴史の前提知識は要りません
小説内で時おり補足してまいります
さりげなく幕末のお勉強をしたい方もぜひ
覚めたくなくなる時の旅へ いざないましょう
新選組の 本物のイイ漢達で お魅せします……
☆ 10年以上前に第1部を書いて放置していたため、現代設定が平成12年です
プロットだけ大幅変更し、初期設定に関しては直さずそのまま続けてます
☆ 未成年の飲酒の記述がありますが、この物語は法律法令に反する行為を容認推奨するものではありません
★ …と・は作者の好みで使い分けております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
☆ 間者役で架空の隊士も登場します
☆ 史料考察に基づき、本小説の沖田さんは池田屋事変で血を吐かないのは勿論のこと、昏倒もしません
ほか沖田氏縁者さんと病の関係等、諸所で提唱する考察は、新説としてお受け取りいただければと存じます
☆ 本小説は親子問題を扱っており、少しでも双方をつなぐ糸口になればと願っておりますが、極端な虐待を対象にはできておりません
万人の立場に適うことは残念ながら難しいものです、恐縮ながらその点は何卒ご了承くださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 01:53:56
882937文字
会話率:27%
ナーロッパじゃない!ガチの中世!
不慮の事故で別世界に飛ばされた主人公。
その行き先は、中世ファンタジー!・・・かと思えば、何やら様子がおかしい。
そこは、冒険者やギルドもなく、ただ荘園経営や継承権にあくせくする騎士達の姿が。 ドラゴ
ンも居なければ、魔法もない。本物の中世世界。
彼は気づく。 「此処は、生半可なファンタジーの世界じゃない…本物の中世だ....」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 14:18:01
12212文字
会話率:23%
春、僕が所属する部活に後輩の新入部員がやってきた。
茶髪のサラサラヘアに緑の瞳。チャラ男のくせに有能で、男も虜にしそうなほどの超絶美形の彼――綾小路は、なぜか僕にばかり擦り寄ってくる。
「なんで僕なんだ? 他にももっと頼れる先輩がいるだろ」
「だってオレ、駿先輩……君のことが好きだから」
「――えっ」
好きだと言われても、男同士で付き合うなんていう癖は持ち合わせていない。それに、僕には心を決めた相手がいるので困る。
そう答えたら「冗談だよ」と笑われたが、後輩の視線は常に意味ありげで……?
じれじれな、もだキュン青春系BL。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:59:29
33000文字
会話率:26%
俺は最近、萌えアニメというものにハマっている。
きっかけは友人に無理やり見せられてのものだったが、
緩そうなデザインからは想像もできない重厚なストーリーが
見る者を惹きつけてやまないことを知ったからだ。
そして、今日は待ちに待った新作
アニメが放送される日。
深夜にリビングに降りて、テレビを点けようとしたら、
次に目の前に広がっていたのは創造神の世界。
どうか知っておいて欲しい。
人は、時に選ばれることを望まないということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 16:45:02
2986文字
会話率:18%
僕の目の前にたくさんの人がいる。主にその人の群れを構成するのは子供で、中心には男が一人。そしてそれを穏やかに見つめる女が一人。僕は傍観しているような気分でありながら、群れを構成する一人だ。
眼の前の光景には家族団欒という名前を付けら
れた。男がお父さん、女がお母さん、僕を含めたその他が子供。群れと呼べるほどの人数があるだけあって、皆と等しく仲が良い訳では無い。僕がよく話すのは一人の弟と一人の姉。しかし僕ら全員に血の繋がりなどなく、お父さんとお母さんも結婚なんてしていない。
一つの世界を構成してしまいそうなほど大きなこの部屋の外には、僕の本当のお父さんやお母さんに妹がいる。僕ら全員、今眼の前の家族がデタラメだと知っている。それでも得体のしれぬ男を父と呼び女を母と呼ぶのは、この世界に囚われているからだろう。この世界いちばんの毒に侵されているのだ。その毒の名前は『幸せ』という。理由が分からない程に『幸せ』以外を感じることができないのだ。この世界の家族になってしまった僕らは等しく『幸せ』の中毒者。どうして『幸せ』なのかさえ理解らないくせに安心と一緒に噛みしめる。
果たして僕のいる世界は何なのか?
お父さんやお母さん、兄弟の正体とは?
現実と夢が交わり合う、ファンタジー的ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 14:29:30
13898文字
会話率:6%
WEBカメラを仕掛けた。
ベッド脇のケースにお菓子をしまい、部屋や私生活が映らない様にと角度を考え……
だって最近、お菓子の減りが異常過ぎる。
学校生活に必至のお菓子。
特に部活をしている訳でもないのに減るお腹。
その
くせ腹周りには肉が付く。
成長期なのに下ばかり……
上、腹より少し上に付け!
願い空しく見上げる空に願いを込めて。
希望の光が沈むように陽が落ちて、寄り道帰りに家路に着くと、部屋の窓に影。
……影?
ドロボー?
てか、自転車あるから母さん帰ってんじゃん。
でも、まだ何か動いてる。
お菓子が減ってる理由って……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 11:00:00
96919文字
会話率:32%
パルブス国で次々と起こる魔獣の侵入や呪病を解決するため、
皇国エルシオンより派遣されたアスティレア。
しかし赴任わずか二か月弱で、パルブス国の第三王子より
衆人環視の中、国外追放を宣言されてしまう。
その理由は、聖女ではないから、というもの
だったが、
そもそも聖女として呼ばれたわけではないのに。
きちんと仕事もしていたのに、なんで?!
これは特権意識の高い王族と貴族が、
自国より大きな国からやってきた少女に対し
身分が低そうなくせに自分たちより能力が高いことが許せず、
また密かに民衆に隠れて暴利をむさぼっていたことを
あばかれないように急いで追放したけど、
それは滅亡への始まりでした……というお話です。
怒涛の逆転裁判まで、どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 23:05:11
733122文字
会話率:19%
私立巡華学園。それは日本唯一の異能保有者が集う学園。
……遡ること数十年前、世界初の“異能”が観測された。
そんな学園にて奇妙な事件が発生する。文化祭を目前に控え、その準備にあわただしい最中、時間がループしていたのだ。その事実に気付いた
生徒会長【姫魅輝夜《ひめみかぐや》】とその妹【姫魅真昼《ひめみまひる》】たちは各々、その真相を掴むべく捜査を開始した。
ところが、学園内の捜査中、生徒三名が謎の死を遂げる。その現場を目撃した真昼の目には、美しい銀の鎧姿が。
日頃から優秀な姉に押し潰されてきた姫魅真昼はこの機を逃すまいと、姉の生徒会仲間とともに【銀翼】をおびき出し、あと一歩のところまで追いつめるも失敗。
一方輝夜は、生徒三名の死の現場にて、黒鎧の武者の姿を。その後再度現れた“黒鎧”との交戦中、熾烈極まる攻撃に意識を失い、異能の自動防御システムにて辛くも撃退。しかしながら取り逃がしてしまう……
その只中、この学園にある理由から異能を狩る者が現れる。イデアール・バルバリア。百載無窮の異能狩りである。
真昼と姉以外の生徒会メンバーによる共闘。輝夜は信頼する聖堂の神父【時裂光貞《ときさきみつさだ》】に支援を依頼。イデアールは、言葉巧みに生徒会メンバーを調略、切り崩していく……。
状況が混沌とする中で、イデアールと時裂の隠された過去が“今”を蹂躙していく。輝夜の時裂への淡い恋慕、真昼の姉輝夜への尽くせぬ複雑な思い。生徒会メンバーのそれぞれの“異能者”としての生き様が交差し、ループし続けていたはずの物語が動き始める。
異能が人生に与える意味とは。何故それを狩る者がいるのか。様々な人の想い、思惑をのせて、今ここに史上最大の異能戦が勃発する。
……やがてループが解かれた時。春の日差しの中、桜の木の下で彼は何に祈りを捧げるのか。それは神のみぞ知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 18:00:00
103722文字
会話率:38%
ある日、〝夜明けの番犬〟の異名を持つ不眠症の傭兵・ルーキスの元を訪ねてきたのは、〝微睡みの魔女〟の仮称を持つひとりの魔女だった。
彼女には名前がない。
聞けば、魔女のくせに睡眠魔法しか使えないという落ちこぼれの魔女らしく、ルーキスが生まれ
て初めての依頼主で、不眠症を治すために魔女族の国から赴いたという。
ルーキスは魔女を拒絶してその場を離れようとするも、彼女はそれを引き留め、せめて一夜だけでも安眠を!と食い下がる。
あまりのしつこさに折れて要求を飲むことにしたルーキスだが、なんとその安眠法というのは、人間の体に直接魔女の体液を注ぎ込む方法──つまり口付けを交わすことだった!
かくして、魔女の口付けで眠ることになってしまったルーキス。
物理的にやたら強い魔女の怪力や怪力や怪力に振り回されながら、トラブル続きの旅が幕を開ける……。
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※キスシーンがあったりヒロインが脱いだりしがちなので、一応R15指定しております。
※カクヨムからの転載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 09:20:00
124005文字
会話率:53%
俺は朝、朝に弱い幼なじみを起こす仕事をしている。
そんな幼なじみだが起こすときに毎回俺をドキドキさせてくる。
それなのに幼なじみはそれを寝ぼけていて覚えてないらしい。
俺だけモヤモヤさせられるこの感じ、誰かなんとかしてくれません……?
最終更新:2024-07-27 08:11:48
3880文字
会話率:38%
●こちらは「追放代行サービス・ハクラ事務所」です!
お客様のパーティーに厄介なメンバーはいませんか?
・共有の道具を一人だけガンガン使用する
・ダメージを出さない割に頻繁にダメージを負って回復を要求する
・実力的に劣るくせにレベルアップ
しようとしない
・味方に暴言を吐く
こんなやつらに報酬金の分け前を与えるなんて馬鹿らしいですよね?
ですがご存知の通り、法律によりパーティーメンバーの『追放』は禁止されています。
追い出したくても追い出せない。
そんな悩みを抱えるリーダー様に朗報です!
その追放、私が請け負います!
安心安全、法律の範疇で、迅速に追放します!
もちろん煩雑な書類手続きもお任せください!
少しでも気になった方は是非事務所までお越しください。相談は無料です。
追放代行サービス・ハクラ事務所折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 07:47:44
3330文字
会話率:54%
僕の名前は碓氷(うすい) 涼(りょう)、陰キャだ。
幼馴染で彼女の北山(きたやま) 安奈(あんな)がお前とは釣り合わないって振ってきた、転校生で許嫁の清水(しみず) 玲奈(れいな)のプロデュースでイケメンになった僕、またやり直そ
うって言ったって、嫌だね!僕にはもう可愛くて完璧な許嫁がいるもんね!
この作品はカクヨムでも記載されています。
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330658325260797折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 01:36:03
9307文字
会話率:77%
世の中にぼんやりと漂う噂の数々。
その真実を世間や依頼者の代わりに追求し、確認する。そんな調査屋という仕事をしている強靭な精神力を持つ真嶋ミナホと、気が小さく怖がりでそのくせ噂話には目を輝かせ喜んで飛びつく助手、石井シンジ。そんな二人はある
日、同業者からの依頼で最近ネットでも話題になっている『噂の洋館』に調査へ行くこととなる。そこにまつわる童話のような話と、実際に屋敷内をまわり検証調査をした二人の身に起こった、恐怖の出来事とは――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 17:22:09
13353文字
会話率:46%
鈴谷愛花(すずたにまなか)は17歳のある日、マスコットサポーターの黒猫「クロイの」と出会い魔法少女に選ばれる。魔法少女「ミア」として少し慣れてきた頃、大きなミスを犯す。同じクラスの久瀬威(くせつよし)に正体がバレてしまったのだ。暗躍する組織
の存在。魔法少女に変身して戦う女の子たち。それらを見定める者の思惑……。彼らの見た結末とは。どこかが何かおかしい威にも振り回される愛花のちょっとHかもしれないラブファンタジー!
※何事もなければ毎週日曜日更新予定です。
※当初考えていたタイトルを変更して投稿しました。
※4、5年くらい?前に見た夢をメモしていて、そのメモを元にあらすじを作っていました。大分放置していたけど忘れてしまわない内に書いてしまいたいです。
※大まかなあらすじはあるものの、まだどう転んでいくか細かに決まっていないので書きながら見付けていこうと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 22:13:13
2389文字
会話率:30%
新聞記者オウルは、【インタビュー】と名付けた特殊スキルを使い、世界を回って取材を続ける。
パーティーを追放された雑用係、田舎で農業を始めた剣聖、落ちぶれた公爵家令嬢など、くせのある異世界人たちの抱えた真実を、オウルの取材が暴き出す。
最終更新:2024-07-10 18:00:00
12565文字
会話率:47%
塚本真斗は高校二年生。
ボクシング部に所属する有望な選手だったが、練習中の事故で後輩を怪我させた後悔に耐えきれず、逃げるように転校する。
転校先は、かつてお金持ちの子女が多数通っていた由緒正しい中高一貫の名門校。
だが、特権意識の高い内部
生により、高等部からの中途入学者である外部生に対する抑圧的な仕打ちが横行していた。
後輩への贖罪のために、ボクシングを封印して強さを隠し、人間関係も断って暗黒のぼっち学園生活を送ろうと決め込む真斗も、そんな環境に驚く。
だが、内部生から女神のごとく崇拝されている生徒会長と出会うことにより、事態は一変する。
「まーくん? まーくんだよね? 嬉しい……また会えるなんて!」
生徒会長・安次嶺千歳は、かつて離れ離れになった真斗の幼馴染だった。
感動の再会……とはならず。
「これって運命だよね! 神様の祝福を受けた二人なら絶対幸せになれるから、まーくん、結婚しよ?」
清楚な見た目ながら、骨の髄まで恋愛脳で思い込みの強い千歳に追いかけ回される日々。
真斗の望む陰キャライフを妨害するのは、千歳だけではなく。
「塚本くん! 今日こそ放課後みんなで遊ぼ! あ、でも塚本くんがそうしたいなら、二人きりでもいいよ~?」
外部生ながら、内部生とも平気で仲良くなれるスーパー陽キャ女子の和泉朋海や
「お前、本当は強いくせになんで隠すんだよ? まあそれはともかく、ほら、今日の分だ。味見してくれ。別にメシマズ暗黒料理なんか作りゃしねえから安心して食えって」
学園内の格差是正に動くグループの一員で、真斗の強さを見抜いているヤンキー少女の豊澤朱音とも関わるようになり、真斗の周囲は賑やかになっていく。
後悔を抱えてふさぎ込む男が、周りの仲間に影響されて、再び立ち直って向き合えるようになるまでのお話。
【登場人物】
◯塚本真斗(つかもとまさと)
主人公。他人を避けようとするのだが、お人好しで困った人を放っておけない。
◯安次嶺千歳(あじみねちとせ)
自分中心お嬢様。真斗の幼馴染で、昔助けてくれた真斗のことが大好き。基本天然時々有能。
◯豊澤朱音(とよさわあかね)
喧嘩っ早いギャル寄りヤンキー。口は悪いが料理好き。
◯和泉朋海(いずみともみ)
全方位フレンドリー系陽キャ女子。真斗と友達になりたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 19:10:00
21446文字
会話率:41%
ノベプラ『雨の文学三題噺』応募作。
お題は「雨」「エメラルド」「あと5分」の3つ。
はじめは誰もまともに取り合わなかった。
意図的に発信された信号なのか、ただのノイズなのか判然としなかったからだ。
それがSOS信号なのだとわかった後
も、真剣に対応しているものはなかった。
それはあまりにも弱々しく、稚拙で、必死さの欠片もなく、そのくせ変に規則的だったから。
だが、無視できるほどに悪意的でもなければ存在感がなかったわけでもなく、私たちは結局そのSOS信号に応じることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 13:01:15
5338文字
会話率:5%
俺は、泳ぎたい。
私は、お菓子をいっぱい食べたい。
水泳部の男子だった俺の精神は、ある日突然、このクッキング部の女子の身体に宿った。
この身体はお菓子が大好きだから、食べたくないのに、お菓子を食べる。太ると分かっているのに、食べる。どんな
に止めても、体重計の針が進んでも、泣きながらでも。
この新しい人生に嫌気がして、何か変わるかもしれないと信じて、俺は……この女子が通う高校の、水泳部に乗り込んだ。
お気に入りの競泳パンツを携えて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:51:42
25167文字
会話率:61%