かつて悪魔と呼ばれ、迫害の末滅んだ星繋ぎ(ほしつなぎ)の一族。
一族の生き残りである少女は、悲願を果たすため呪いについて調べていた。
その最中、白い仮面の騎士と出会う。白い騎士は、女神に愛され、その恩恵を一身に受ける王国で最も尊い一族の男。
憎むべき相手が、愛し加護を与えた人間だった。
この出会いが、少女の人生を大きく変えていった。
※メインではありませんが、そういった要素も描写する予定ですので、ガールズラブのキーワードを登録しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 21:40:23
67648文字
会話率:39%
ノベプラ『雨の文学三題噺』応募作。
お題は「雨」「エメラルド」「あと5分」の3つ。
はじめは誰もまともに取り合わなかった。
意図的に発信された信号なのか、ただのノイズなのか判然としなかったからだ。
それがSOS信号なのだとわかった後
も、真剣に対応しているものはなかった。
それはあまりにも弱々しく、稚拙で、必死さの欠片もなく、そのくせ変に規則的だったから。
だが、無視できるほどに悪意的でもなければ存在感がなかったわけでもなく、私たちは結局そのSOS信号に応じることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 13:01:15
5338文字
会話率:5%
柊恭介(ひいらぎきょうすけ)はある日大雨が降った為に普段は歩きなのだがバスに親友の望月総一郎(もちづきそういちろう)と五十嵐優紀(いがらしゆうき)と仕方なくバスに乗った。
すると、同じ周陽高校二年生が同じように乗っていて、他は周陽高校
一年生が一人とサラリーマンが一人の全部で十人が乗っているだけだった。
嫌な予感はしていたのだが、やはりそれは起こった。
バスの運転手が脳溢血で失神して倒れた為に変な風にアクセルに引っかかってしまってバスが暴走して、タンクローリーでガソリンを補給していたガソリンスタンドに突撃して爆発してしまう。
その時にバスの運転手以外の全員は異世界の老神に異界へと転移させられた。
その世界の老神が守る惑星レイアースは人間が滅んだ星で何としても老神は人間を復活させたいと思っていたのだ。
だが、話を良く聞くと老神が素晴らしい人間に育って欲しいと試練を与えた過ぎた結果で滅んだとかとんでもないブラック世界だった。
老神は力を使いつくして消滅してしまうが、それを弟子の天使が引き継いだ。
これが老神に輪をかけたブラック野郎だった。
貰えたスキルは繁殖と再生。
植物とか動物の毒かどうかの説明は無く、毒を飲んでも再生する力で治るから自分で調べろと言う無茶ぶり。
さらに、武器とか戦うスキルも無く、頭が完全にミンチになる事が無ければ再生するから安心しろと言う始末。
挙句に、滅んで誰も住んでない風化した集落に転移させて、武器とかは全部自分で探せと言う超ブラックぶりだった。
だが、本当に恐ろしいのは、これからだった。
男子しかいないのに繁殖しろとかと訝しんでいたら、この現状で人間を繁殖させるためにスキル繁殖を与えていたのが分かったのだ。
それは心が折れたら男性から女性に変わり、最後はもっとも子供が多く生まれる一夫多妻になるまでたった一人の男を選別するスキルだった。
最後に男として生き残るのは誰だ。
いろんな意味での地獄が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 00:12:18
147375文字
会話率:43%
魔法を使えることが当たり前の世界にて、辺境の子爵家長男のアルフレッドには膨大な魔力量があることが判明し、大切に育てられた。だが十三歳の誕生日、彼の人生は一変する。彼には適応する属性がなかったのだ。属性が無ければ魔法が使えない。壮大な宝の持ち
腐れとなった彼はそのことで大恥をかいた家族によって不遇の生活を強いられ、さらには命を狙われてしまう。そんな彼を救ったのは一冊の本。その本はなぜか彼にしか見えない本だった。その本は彼のような属性を持たず、そして膨大な魔力を持つ特異な者にしか存在を感じ取れない本であり、はるか太古に滅んだ星の叡智を記録した本だった。本と契約した彼はアルトと名を変えて新たな人生を歩む。本の叡智を魔力で召喚して戦うという、世界でただ一人の召喚士。そんな彼を巡って世界が動き出す。そして本が選ぶ最適かつ明後日のさらに斜め上の方向にぶっ飛んだ召喚が敵を薙ぎ払う。様々な出会いを重ね、アルトは世界のすべてをその目で見るという自らの夢を叶えるために進む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 18:00:00
473955文字
会話率:55%
「にしても随分平たい顔だな、まるでアジア人だ」
医者はまじまじと目の前の男の顔を覗き込んだ。
「そんなわきゃないか」
からりと医者は笑った。
能面のような平たい顔の男は自分を指差し口を開く。乾いた喉からは空気しか出なかった。
アジア人の滅ん
だ星の、そんなお話。
※ボーイズラブは保険です。それらしい描写があった場合ムーンライトノベルズに移行予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-13 00:10:55
2963文字
会話率:51%
いくつもある未来から最善な未来を見せる装置、スクルドが未来を映さなくなった。唯一見えたものは、人類だけでなく地上の生物全てが滅んだ星の姿だった。スクルドを守る政府はどうにか回避しようと過去へ行くことができるウルドを使おうとするも、過去へとぶ
ことが出来る人物は、世間知らずで無表情なうさぎ耳の生えた少女だけだったーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 20:14:00
6918文字
会話率:59%