「月まで飛べる、気球が欲しいのです」
ラダサの国の端、夕焼け横丁に一人の魔女とその夫が比較的仲良く暮らしていた。魔女の名はタマナ、痩せぎすの変人で、年下の夫を大変可愛がっている。夫の名はパーキング、一六歳で魔女一族に婿入りさせられた吝嗇
家で、妻に可愛がられるのを蛇蝎の如く嫌っている。とある冬の朝、そんな変人新婚夫婦の二人に、山猫のカルナボーンから奇妙な依頼が舞い込んできた。かくして二人は月までも飛ぶことが出来る気球を作りはじめたのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 11:03:12
11857文字
会話率:54%
これは、嘘を見通す力をもったお姫様のお話。
婿養子の欲しい父親がお姫様を嫁に出そうとすると、お姫様は1つ条件を出しました。
「嘘を見通す自分に、嘘をつくことが出来る人がいればその人にお嫁にいきます!」
困った父親はこの条件をあらゆる所にばら
撒きます。
こうして、嘘つきな求婚者達と、結婚したくないお姫様の対決の日々が始まったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-13 15:56:23
11971文字
会話率:38%
甘やかされて育った、侯爵家の末っ子四男坊のアルフレッド。いつまでも遊び回る彼に、遂に両親は、一年以内に身の振りを決めなければ修道院か騎士団に送還すると宣告する。顔はいいアルフレッドは、己の魅力を利用して、夜会にやってきた未婚の伯爵家女領主に
取り入って婿入りし、なんとか貴族としての地位を確立しようと目論む。しかし現れた女領主のアリアナは、何故か仮面を被った不気味で風変りな女性だった………。
常に仮面を被り続けるアリアナと、そんな彼女に浅ましい考えで近付いて恋に落とすつもりが、いつのまにか恋に落ちてしまう末っ子君のお話です。(中編予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-09 10:00:00
39306文字
会話率:37%
同級生達がどんどん結婚し、出産をしている。
アラサーの私は、嫁に行くのではなく婿をもらわなければならない。
だけど、出会いがない。
出会っても、次がない。
続かない。
婚活にも疲れて打ちひしがれていた私は、ついに逆切れをした。
最終更新:2016-01-06 00:24:44
710文字
会話率:0%
どこにでもあるような
かなしいとうちゃんの物語です。
最終更新:2015-12-27 12:00:00
8246文字
会話率:16%
高校三年生になったばかりのある日、僕は気がつくと白い世界にいた。
そこで正体不明な老婆の声を聞き、だけれどはっきりと目的を告げられる事なく異世界へ飛ばされてしまった。
銀髪の女騎士に保護されて王都に辿り着いたはいいが、僕はその広場で巨大なド
ラゴンの手に囚われてしまう。
もうお手上げだと諦めかけた時、ドラゴンは静かに口を開いた。
「さて婿殿。それでは妾と子を成そう」
驚愕する僕の目の前で、ドラゴンは幼女へと変身した。
幼女は、僕の体内に金色の竜力が宿っていて、その竜力があれば絶滅しかけている四種の竜神族どれとでも強い子を成す事が出来ると言う。
色々な思いが錯綜し、僕は子供を作る事に対する返事を先延ばしにする。
竜力の暴走を抑えるために、解決策がある霊峰フィールズに向かう事になった。
身分証を作りにやってきた冒険者ギルドで、僕は命を狙われる。
僕の命を狙う者の正体は、アトラスの民を滅ぼそうと画策する邪神族、その中の邪獣族だった。
なんとか難を逃れた僕達だったが、今度は邪獣族全体に包囲されてしまう。
生き残りをかけた戦いが始まろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-22 22:56:33
128660文字
会話率:29%
はるか北の地のちいさな王国。
この国は今、《海の民》の侵入によって危難に陥っていた。
老王と世継ぎの王子は戦死し、ひとり遺された姫君は《海の民》の長の息子を婿に迎えることを迫られる。
婚礼の日の近づいたある日、姫君のもとにひとりの吟遊詩人が
現れた。
吟遊詩人が歌った『しろがねの竜の歌』。
その歌は姫君にとって、特別な意味を持っていた。
昔話の再話のような、もしくはやや古いタイプの児童書のような雰囲気を目指してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 20:00:00
18413文字
会話率:25%
過去に危ないところを助けて貰ったことで一目惚れ☆してしまった王女。
でも、名前も知らぬ、ぼんやりとした視界で顔も覚えてない始末。
一体誰を好きになってしまったのか、全くわからない。
「うそぉ、なんで~」
それでもあの時の優しさと彼の温もり
だけは忘れられずに、身分を投げ出して自分の求める『恋』に走る、走る。
しかし、王女の周りでは密かに陰謀が企てられ、王女を我がものにしようと、魔王と称する侯爵がつけ狙っていた。<●> <●>
また、行き先の森の中には人食いオーガや危険が一杯。((;゜Д゜))
そんな事も知らずに、王女は天真爛漫にマイドラゴンに乗って、好きな人の所へ飛び込もうと旅立つ。
ヾ(o´▽`)ノ
だがその先で、記憶に一致する男性が屋敷に5人も住んでいて、自分の好きな人が誰なのか半信半疑に。
「一体誰が、あの方なの?」(´・ω・`)
ここは同居して見極めようと、なんとか屋敷に潜りこんだ。
そこで王女と知らずに一緒に生活する男達と、付け狙う魔王も絡んで、色んな出来事に巻き込まれて、事件は起こるわ、さらにアプローチされるわのおおわらわ。
「えっ、それ陰謀だったの!?」(〃゜△゜〃)
全ての事を知った時、色々なことが一本に繋がっていく仕掛けが一杯の恋愛ファンタジー。
おっ! そうきたかと驚いてもらえると嬉しいです。
自サイトからの転載。
※タイトルは走るという意味のRun, run, run!です。
※ラン、ラン、ラン!だけのタイトルから、ちょっと付け加えました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 14:00:38
192720文字
会話率:43%
キューケンホフゆかりのじゃじゃ馬姫に翻弄されつついつの間にか成りあがり、善良公の海軍提督となった男の話。
主人公は辺境ゼーラントの騎士の息子、赤毛のフランク。
彼が出会ってしまった相手は主君の姫君。男の名前を本名に持ち、幼児のときからフラ
ンス王子を婿にしている。床入りの儀が行われる年、姫は自ら謝肉祭を主催する。夫不在の祝祭には騎馬試合も催され、若者たちは姫を争う。けれど試合前夜の宴で、仮装の姫はささやいたのだ。フランクの耳元で、必ず勝て、と。
主要人物紹介、参考文献、どこまでが史実由来かなどは
http://ncode.syosetu.com/n4876cx/
をどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-15 04:31:15
191755文字
会話率:60%
「筑波ホビークラブ事件ファイル-研究者の黒い渦」に続く第2弾。
筑波山麓にある旧家で行われた恒例の梨狩りで、この家の婿さんの一人がスズメバチに刺されて亡くなった。ここ数年間に他の二人の婿さんたちや近所で覇権争いをしてきた家の跡取りもスズ
メバチに刺され酷い目に遭っていた。さらに、この家は昔から『呪われた一族』という気味の悪い噂があった。
この旧家の家長は近隣の人たちのリーダーとして貢献してきたものの、年を取るとおかしな言動が多くなることが代々続いた。それ以外にも、天狗に襲われたり、子供が小舟で遠くに流されたり、追いはぎするような男が出たりと、恐ろしいことが沢山起こったので、周囲の人たちから『あの家は呪われている』と言われるようになった。
良きも悪しきも旧家の伝統を受け継いで生きている一族で起こったハチ刺傷事件の真相を解き明かそうと、『筑波ホビークラブ』の設立者神尾洋介とつくば東署の刑事鹿子木康雄のコンビが立ち上がる。
単なるスズメバチによる刺傷事故か、それとも殺人事件なのか。この疑問を明らかにすべく、二人の捜査は開始された。
旧家の継承者たちの立場、そこに婿養子に入ったようなものである婿さんたちの心境、地域のリーダーの座を争ってきた近所の一族の妬み等を丹念に掘り起こしていくことと、スズメバチの生態を徹底的に調べることとによって真相が少しずつ解明されてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-03 07:00:00
158774文字
会話率:71%
竜王 。炎華の婿入りの話です。
ユリナが伯爵になってから一年後位です。
最終更新:2015-11-24 06:00:00
2812文字
会話率:36%
転生しても私は私の短編です!
元魔王の婿入り話です!
最終更新:2015-11-24 06:00:00
3080文字
会話率:43%
転生しても私は私の、婿入り短編です!
今回は最後の一人。元教王サヴァーです!
最終更新:2015-11-24 06:00:00
4617文字
会話率:41%
拉致された男性4人は、それぞれに特殊能力が隠されていた。
誘拐という凶行に出たのは月葉(つきのは)という一族。
やつらは言う。
「月葉家、現当主の婿となり、地球を救う、ヒーローになってほしい」
訳も分からず巻き込まれた4人は、それぞれ
が片目をくりぬかれた。そして、分断された。
風祭風太郎(かざまつりふうたろう)、通称、フウフウは、蜜神鏡菜(みつがみきょうな)のもとに預けられた。
年老いた言葉を話す謎の美少女。彼女にもまた、特殊な能力があった。
彼女は言う。
「風太郎、月葉家を滅ぼすためにちからを貸してほしい」
拉致された4人は婿試験に強制的に参加させられ、風太郎たちは、ベイビー・ドライブという未来の世界を脅かす現象を知ることになる。
ベイビー・ドライブとはどんな現象なのか。
なぜ、4人は婿候補として拉致されたのか。
なぜ、元嫁候補たちは元とされているのか。
そして、月葉家の転覆を願う蜜神鏡菜に、風太郎は手を貸すのか。
未来を予知する能力を持った次期月葉家当主が殺されたことにより、すべては動き出した。
地球の未来をその肩に背負った4人の婿候補たち。
はたして、彼らは何を見るのか。
ベイビー・ドライブが発動されたとき、地球は、かつてない惨劇を目撃する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-02 21:12:25
152317文字
会話率:43%
――――とある国のお姫様がどうして婿を捜すようになったか分かる、昔話。
最終更新:2015-10-25 10:25:17
4675文字
会話率:24%
クララ・ノース・アルベルトといえば王国きっての才女であった。
そんな彼女が恋をしたのは、平凡を絵に描いたような騎士だった。
最終更新:2015-10-21 12:00:00
12054文字
会話率:30%
相応の対価と共に、何でも願いを叶える小箱を手に入れたのは、ある一人の少女だった。
――小箱から解放された小箱の精は、とりあえず、少女の婿探しをすることにしました。
Copyright © 2015 詞乃端 All Rights Res
erved. 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-14 20:45:04
3984文字
会話率:23%
三十過ぎた財務長官が、娘の婿を見付けようとして謎の展開に陥るお話。
最終更新:2015-10-03 15:01:02
15050文字
会話率:42%
むかしむかしあるところに、町を守護する神狼がおりました。彼には可愛らしい花嫁(候補)がおりました。彼女は赤い頭巾を被っている事から『あかずきん』と呼ばれておりました。可愛いお嫁さん(だからあくまでまだ候補)に狼が何とか結婚にまでこじつけられ
るのかどうか、というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-21 06:00:00
7755文字
会話率:59%
『姫様と従者』の第3弾。
ようやく城へ帰ってきた破流姫と三杉。
そのままつれてきた華青を承諾もなく家来にすると宣言し、三杉を婿にするとも言い切る破流姫。
その上、彼らの友人まで巻き込んで大騒動に・・・
最終更新:2015-09-19 17:07:26
92118文字
会話率:48%
武家の名家として名高い一族の娘である莉桜は、ある日母から婿探しにかこつけた武者修行の旅へ出るように言い渡される。武術の研鑽を積めるのならば望むところと意気込む莉桜であったが、父から付き添いに宛がわれた用心棒はてんで護衛として役に立たないへな
ちょこおっさんであった。
果たして二人の旅路の行く末は?
※白ヶ音雪さんとの共同企画『男前お嬢×乙女親父』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-09 01:16:55
20653文字
会話率:28%
とある街の小さなナンデモ・アール相談所に三木製薬会社会長の三木泰造が現れ、一週間前に消えた娘婿義久の捜索を依頼する。
相談員の哲平と相棒の翔太は、義久の書斎で向日葵畑を背景にした家族の写真と一枚の絵を発見する。義久の妻憲子は、義久の失
踪は自分に原因があるとほのめかす。
過去の調査により、幼い頃両親を亡くした義久の絵に没頭する姿が浮かび上がる。義久の大学時代の友人もずば抜けた絵の才能を持つ義久がなぜその道を選ばなかったのか今でも疑問だと話す。
哲平らは義久が子供の時に描いた彼の亡き祖母の絵と書斎にあった絵が似ていることに気付く。
隣町の空家で義久を発見する。ここは義久と祖母が暮らした家だった。
哲平は義久の卓越した模写の才能に気付く。義久が家族を気にかけていると知った哲平は家族の元に帰るよう諭す。
翔太は写真に写っていた向日葵畑周辺で、親戚に引き取られる前の義久と祖母の情報を得る。この向日葵畑は義久にとって祖母との大切な思い出の場所だった。
義久の書斎で発見された絵の鑑定の結果、昔美術館から盗まれた絵の上に描き足されたものであること、当時盗まれた元の絵すら贋であることが判明。
過去のこの事件には贋作ブローカー「写楽」が関わった可能性が高く、主犯格の人物の名に義久の大学時代の先輩にあたる画家、木之本が浮かぶ。
哲平らに義久の書斎で見つかった絵と鑑定結果を突き付けられた木之本は過去の強奪事件の絵が贋であると認める。義久の裏切りによって人生を狂わされたと逆上し、本性を露わにする木之本に対し、義久から恐喝の手を引かなければ未だ真作だと主張する美術館と世間にこの絵の真相を暴露すると哲平は告げる。
義久の娘ほのかの入院をきっかけに、哲平らは義久夫妻から贋絵作りに関わった経緯や木之本からの恐喝、憲子が贋絵作りに加担した夫の過去を知りつつも密かに庇い続けていたことを聞く。
後日義久から哲平に手紙が届く。そこには贋絵の上から描き足したある理由や、強奪事件の真相、そして過去の過ちを償う決意が綴られていた。
そして義久が向日葵畑近くの警察署に出頭したニュースが流れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 00:35:41
42419文字
会話率:45%