ハーレー彗星の再来した年、地球の対照軌道に見つかった惑星ヘスティアへの第一次移民が行われた。
戦争で家族を亡くした俺は、一人移民船に乗る──。
そこで出会った一人の女性、彼女は驚くべき素性を持った人だった。
「そう。チャールズおじ
さんは、……政治家なの。地球の政治家たちのやり方に反対しているのよ」
(中略)
「それでね、何でヘスティアに行くかって言うと、戦争から疎開するため」
「疎開?」 (第4章)
湖調査班には、もう一つ大きな発見があった。湖底の泥よりのプルトニウムの検出である。
プルトニウムは、ウラン238に中性子が吸収されてできる人工の元素で、自然界には微量でも存在しないはずのものだった。(中略)
プルトニウムには毒性があるため、この発見は、当時結構問題になった。
湖調査班につづいて陸上調査班でも調査が行われ、ヘスティアの土壌にはごく微量だがプルトニウムが含まれていることが確かめられた。
結局、ミーティングでの結論は、かつてヘスティアで地球の国のどこかが核実験をしたのだろう、ということになった。――だが、この結論がおかしいことは皆認めざるを得なかった。
というのも、この星の土壌からは、セシウムやストロンチウムといった、核爆発によって生じる他の元素は何も検出されなかったから。セシウムやストロンチウム同位体の中には半減期数十年のものがあり、ここ百年以内に核実験があったとしたら、残っていないはずがなかった。一方、プルトニウムの半減期は二万数千年。もし核爆発があったとするなら、それは数千年以上前の話でないと辻褄が合わないのだった。(第8章)
戦争と、再生、そしてやがて知る歴史の真実、宇宙の意志。
大昔に書いたSF小説です。20世紀に見た世紀末的未来はこんな感じでした。
原稿用紙80枚程度ですが、当時の自分には大長編でした。長編1冊分の設定は詰め込んであります。
拙い文章ですが、読んで感想など頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-04 21:57:07
21828文字
会話率:45%
軽薄な主人公・奏と、素直になれないヒロイン・香菜が織りなす恋物語。
恋物語と言いつつギャグ率の方が高い!シリアス?何それ?おいしいの?という流れがメインになっている若干残念な作品です。暇つぶし程度に目を通してもらえると助かります。
最終更新:2011-02-02 16:17:07
22011文字
会話率:47%
突然、異世界へ送られることになった麻莉亜。倒れていたところを辺境の村にある牧師に拾われることになった。おまけに鏡を見れば20歳であったのに10歳程度の子どもになっていて、顔の作りも髪や眼の色も何もかもが変化してしまっていた。この世界を守る女
神の一人クラディアスに呼ばれたことは分かっているが、説明のないまま放りだされてしまったためと女神の理不尽さに対する怒りもあり、牧師の元でのんびりと暮すことに決めた。しかし、世間はそんなに甘くなかった。やがて麻莉亜は国や王族達に振り回されることになるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-29 23:42:27
555文字
会話率:8%
過去なんてものは、人が今と未来とを都合良く歩んでいく上で時々に利用される程度のもので、それ自体に大層な価値はない、と、僕は思う。
キーワード:
最終更新:2011-01-28 01:00:00
224文字
会話率:0%
夕暮れの公園で一人、母を待つ少女。
母が来ない間に空はどんどん暗くなり・・・・。
少し悲しいお話です。
700文字程度。
最終更新:2011-01-23 22:33:08
873文字
会話率:30%
ヒスパニックギャングとの抗争で、ボスを逃がすために死んでしまったアメリカマフィアの幹部、ジュリオ・アナスタシア。
ところが抽選のため、大神ゼウスの力で転生することに。
ゼウスから渡されたのは3万円台の中古の銃と、換算すると3200円
程度しかない異世界の金。
唯一頼れるのはチート級の情報量を備えたノートパソコン。
貧弱な装備なもんだから、異世界へ行っても、大半の問題は土下座と金と話し合いで片付けるという、マフィアとは思えない方法を使う羽目に。
こんな感じで、彼は異世界で幸せになれるのか。ついでに嫁は出来るのか。そして童貞から抜け出せるのか。
非情な手段が使用できないマフィアとしては微妙な主人公の異世界の日々が始まる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-16 23:00:00
5348文字
会話率:53%
大きな湖のほとりに建つ大きな館の裏手に広がる庭園での優しい時間を、館の主人と記憶を失くした少女が館の住人とともに過ごします。
※「一応」程度にファンタジー設定。恋愛要素はにじむ程度です。
最終更新:2011-01-03 18:52:38
2016文字
会話率:0%
人には皆何らかの能力(キャパシティ)があると考えられている時代
人類はこのキャパシティを最大限利用しようと研究に明け暮れる日々を送っていた…
大都市からある程度離れた閑静な郊外――――清雅市
自然豊かなこの地に存在する『都大路学園』では
キャパシティを目覚めさせ、有効活用するための教育を施していた
中等部から在籍し、高等部に進学した「結城光」は未だにキャパシティが開放されていなかった。自分に自信を失い、高等部二学年の始業式に出ないで校外を歩いていると“無意識な精神(アンコンシャスマインド)”と呼ばれる優秀な(戦闘面に関してのみ)少女「フロイト・ビンスワンガー」と出会う。
フロイトと出会った事によって光の運命は大きく変わり出す……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-25 20:41:17
982文字
会話率:33%
ストーリーらしいものはございませんのであらすじを書くのも酷く難しいのですが、要するに美術系女子のちょっぴり変わった日常を描いたものです。モニターからせめて10センチ程度は離れて御覧になることをお勧めします。
ジャンルは文学となっております
が全然堅いものではございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-10 15:16:46
5146文字
会話率:19%
夕花さま発の“動物の世界にとりっぷ”シリーズに影響を受け思わず書いてしまいました。少し他の話とは違う赴きになってしまったかもしれませんが……、暇潰し程度に読んで頂ければ光栄です。
最終更新:2010-12-10 01:25:14
10182文字
会話率:25%
この宇宙は広い。
地球以外にも生命体が生息する星は数多く存在する。
多くの星は星同士の貿易は盛んで地球は宇宙にある星の中で珍しく他の星と貿易を交わしていない。
それは地球に住む多くの人が地球以外に生息する生命体についての認識がないのと、
映画などによる宇宙人の地球侵略などという空想の話によって大抵の人がそういう認識を持っているのだろう。
このような状況であるがため他の国は地球の暴動を考慮して他の国との接触を避けるように管理してきた。
しかし地球の中に全く他の星の物がないわけではない。
公ではないが裏のルートで他の星の物が売買されているのが現状である。
まだ物であるならある程度安心なのである。
危険なのは地球にはない魔法や武器、他の星の戦士が売買されることである。
魔法について縁遠いこの星で魔法や武器を使ったりすればこの星はすぐに壊滅してしまうだろう。
しかし今地球はそのような事は起こっていない。
それは、総合宇宙管理協会の管理により私たちの知らない所で地球の平和は守られていたのだ。
その総合宇宙管理協会が最近問題にしていることがあった。
それは、地球に非常に危険な魔法石「エンドクリスタル」があるということだ。
エンドクリスタルは膨大な魔力が秘められていてそれは一つの星を一瞬で消し去ってしまうほどの威力がある。
問題なのはエンドクリスタルは人の中に潜むということである。
総合宇宙管理協会はこの問題をエンドクリスタル問題と名付け、エンドクリスタルの保持者の確保とそれを狙う敵を殲滅することを重点に置いていた。
この話は一人の少年が一匹の獣に出会い、エンドクリスタル問題に巻き込まれることになる非常に大変なお話。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-12-08 13:58:17
699文字
会話率:0%
いろいろ雑多に入ったアラカルト作品。即興の習作であるわりには、今のところ程度に満足しています。習作なだけあって時には無謀な試みをしている作品もありますが、ご容赦くださいませ。※ 実は、というかタイトル通り各話完結で各話無関係のショートショ
ート集です。まとめてあるだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-05 04:49:52
11385文字
会話率:59%
異世界に飛ばされてしまった京介はいったいこれからどうなってしますのか?
こうご期待!
これはゆるーいファンタジー小説になる予定です。
キャラ設定はどこかでみたことあるかもしれませんがきにしないでください
ある程度進んだらキャラ元を明かします
んで折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-23 03:38:53
741文字
会話率:45%
仁和歌とは、江戸時代から明治時代にかけて、宴席や路上などで行われた即興の演劇・寸劇のことです。路上で突然始まり、衆目を集めたために「にわかに始まる」という意味で、そう呼ばれたとされています。また仁和歌を演じる役者たちのことを仁和歌者といい
ます。珠玉と呼ぶには程遠く、されど射干玉程度には光輝くイレイザーシリーズ短編集。あなたを楽しませる「仁和歌」と成ればこれ幸いです。※『イレイザー ─人物紹介─』の内容をこちらに移しました。今後の更新もこちらで行っていきます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-19 02:44:12
31314文字
会話率:44%
どうもー!おはようございます、こんにちわ、こんばんわ!これから「ジャンク・ジャンク」の宣伝をします!
「ジャンク・ジャンク」は裏の世界に生きる人間達を描いた小説です。細かな設定、小難しい世界観なんて一切ありません!軽い気持ちで読んでいただ
けたら幸いです。誰が何と言おうと、ファンタジー小説とカテゴリさせてもらいます!
また、登場するキャラクターの名前等に有名なホラー映画や、実際に存在した殺人鬼の名前を参考にしたり、モロに使用していたりしますが、「ジャンク・ジャンク」においては、映画や殺人鬼と関係は全くありません。これらのファンの方はある程度の注意をしていただき、そして、それらに関しての苦情、文句は一切受け付けませんのでご了承ください(小説に対する感想、指摘、意見は受け付けていますので、その辺りはご遠慮なくぶちまけてください!)。
これらのことと、多少の暴力シーンなんかが大丈夫な人だけ本文に入ってくださいね。……って、たくさんの人に読んでいただきたいのに何だか矛盾してますね……。でも、ウソは言えないし……。んーと、えーと……。あ!「ジャンク・ジャンク」は「一見様お断り!」なんて制度はございませんので、是非一度ご覧になってみてください!
それでは、長い宣伝を最後までお聞きいただき、ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-16 23:49:05
92398文字
会話率:23%
太平洋戦線、ヨーロッパ戦線、砂塵舞う北アフリカ、南海の孤島、凍て付く大地、何者も往かない高空…あらゆる戦場に様々な兵士たちの生きる瞬間が、語られることのないドラマが、戦史に埋もれた戦いがあった…。史実に即しつつフィクションとIFを織り交ぜた
オムニバス半架空戦記です。1話あたり1000〜3000文字程度と極短になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-08 01:00:14
50869文字
会話率:42%
崩壊種《フォールワン 》――――生態系から零れ落ち、そう呼ばれる事となった者達が集まる場所、『凪帆第一都市』。
異端者が集まりながらもある程度の平和を保っていたそこでは、『スコップ男』の噂が、実しやかに囁かれていた。
それぞれとある事情から
その噂を追う、何の共通項もない者達。
――――死にたがりの兵隊、二足歩行の喋る猫、笑う冷血鬼、人類愛の刺青師、爆弾少女、ゴミ拾いの戦争、青年屋。
それぞれが自らの為、錆色の扉を開けた時、都市中を巻き込んだ大事件が幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-06 00:22:03
14122文字
会話率:44%
10分程度で書いた詩。
最終更新:2010-11-04 20:01:55
431文字
会話率:0%
篠田珠生《しのだたまき》は、縁結びで有名な神社で巫女のバイトをしている、気の抜けた口調が特徴的な女子大生。
なかなかの美人だが、中学・高校・大学が女子校のため男性と出会うチャンスがなく、恋人いない歴=年齢。チャンスがあっても恋愛対象として見
れずに、交際をお断りしてしまう。
恋愛に対する憧れはあるにはある。だけど機会があれば彼氏が欲しいなぁ程度の意識+本人が細かいことを気にしない、おおらかでのほほんとした性格のため、彼氏ができる可能性はかなりの低さ。
そんな彼女の働く神社に、一人の超絶美形の女性?いいや!オカマのおねぇさんがやってきて・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-29 16:33:38
8323文字
会話率:54%
恋に恋する、恋する、恋をしている、そんな短歌集です。
短歌だけではなく、二次創作サイトのTOPの詩も掲載しています。
更新はのんびりです。(ある程度集まったらと、歌集が完売したら掲載をしているため)念のために次回投稿まで完結済に致します。
あの、本当に短歌と詩です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-29 00:13:46
1265文字
会話率:14%