海の底から天まで伸びる巨木の根に支えられた島々、八洲の地で、額に角の生えた少年が金砕棒を振り回して様々な問題を解決していく異世界和風ファンタジー。
八洲の一つ、穂積洲で修験者である円行者の行者に育てられた捨吉(幼名)は、村が賊に襲われ
る光景を見せられ、それを救う事を決める。
しかしその際に、誰かを救う為に戦う事を決めれるお前はもう一人前だと、円行者から独り立ちを言い渡され、翔という新しい名を貰う。
お前なら天も地も、心のままに翔けられるとの言葉と共に。
金砕棒(かなさいぼう)とは打撃武器の一種。
八角の棒に星と呼ばれる正方形あるいは菱形の鋲を打って補強した物。
総金属製の物もあり、わかり易く言うなら、鬼の金棒。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 19:20:00
110869文字
会話率:7%
俺、倉敷陽心には推しが存在する。企業に所属していない個人VTuber。『姫路レンカ』
チャンネル登録者数が1万人に満たない彼女を全世界の人々に布教するため、俺はVTuberになる。
『お前たちなぁ、レンカちゃんの配信もっと見ろよ
! あっ、でもレンカちゃんの最初のファンは俺だからな!』
これは推しを布教したかった筈なのにバズってしまったVTuber『暁レイン』と周囲の人々が引き起こす物語である……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 15:22:56
2466文字
会話率:39%
体に異常を感じたら病院に行きましょう。本当に、本当にお前がお前のことを本当にわかってないから。周りの人は適当に「病院行け」と言ってるわけじゃなくて。当たり前の事だから。常識だから。今すぐに行け。病院行け。
急性膵炎で、半年ちかくの入退院
生活と、膵臓の半分と脾臓と胃の一部を
出術して摘出した時の話。
-不定期連載-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 05:17:49
5454文字
会話率:47%
ダンジョン配信者をサポートするブラック企業『ギルモア』。
主人公ブレイは、そこに勤める会社員だった。
日々の過酷な労働から彼を癒す唯一の趣味は、恨みつらみを手帳に書き込むという陰湿なものだった。
しかしその手帳は、恨みを力に変える、狂熱
の魔女マリアの魔導書だった。
ある日、自身が担当するダンジョン配信にて、大人気の勇者フェリルがモンスターに襲われてしまう。
社長に安全に配慮できなかったお前が悪いと批難されるブレイ。世間も叩く対象を求めている。
ブレイは不満を募らせる。
そもそも安全な配信って何だ? なんで俺はこいつらにへこへこしてるんだ…?
「……そうか。世界が俺を嫌いなら、俺も世界が嫌いだ」
ブレイの溜め込んでいた怒りと恨みと『力』が、爆発する……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 19:17:26
6990文字
会話率:34%
「お前は俺の初恋の人ではない! お前を愛するつもりはない!」初夜に夫にそう言われました。
十年前、夫は命を救ってくれた少女に恋をしたそうです。
実はその時、夫の命を救ったのは私なのですが、彼は自分の命を救ったのは妹だと勘違いしているようです
。
一年間、夫と関係を持たなければ白い結婚が成立するようですし、そんなに私が嫌いなら別れてあげます。
夫と離婚した直後、幼馴染の妖精王に求婚されて……。
私は妖精王の手を取り、妖精の国に行くことにしました。
あら? でも妖精王の愛し子である私がいなくなってこの国は大丈夫なんでしょうか?
「Copyright(C)2024-まほりろ」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿予定。小説家になろう先行投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 17:21:51
13909文字
会話率:25%
金髪碧眼・眉目秀麗・成績優秀・魔術師としての才能を高く評価されている侯爵令息のリック。
そんな彼の婚約者のエミリーは、お菓子作りと裁縫が好きな平凡な子爵令嬢だった。
幼い頃から婚約者に不満を持っていたリックは、学園で出会った美少女
ミアと浮気してしまう。
ミアに唆されたリックは、公衆の面前でエミリーに婚約破棄を告げる。
失意にくれるエミリーだったが、リックがミアの魅了の魔法にかかりおかしくなっていたと知り、彼を許すことにした。
しかしエミリーの前に現れたリックは、「お前とは結婚してやる。ただしミアを愛人として囲うことが条件だ」と言い出して……。
「リック様が魅了の魔法にかかっておかしくなったというのは嘘だったの?」困惑するエミリーをよそに、事態は思わぬ方向に動き出す。
初恋の人に婚約破棄されたエミリー、美少女に誘惑されエリートの道を踏み外したリック、リックの兄で品行方正で苦労人のフォンジー、フォンジーの婚約者で裏表のある性格のデルミーラ……リックが人前で婚約を解消したことで、四人の人生が大きく変化していく。
※短編版としてアップした「夫婦にはなれないけど、家族にはなれると思っていた」と「愚か者でも可愛い弟だった」を大幅に加筆修正し、後日談を追加しました。
※エミリーとフォンジーの二人は、短編版とは別の人に恋をします。
※短編版はpixivにも投稿してます。
※連載版は小説家になろう先行投稿です。他サイトにも投稿予定です。
「Copyright(C)2024-まほりろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 12:21:47
167094文字
会話率:26%
ニコレッタは卒業パーティーで、見覚えのない相手から婚約破棄される。
ニコレッタは常に笑顔を絶やさないことから、「糸目令嬢」と呼ばれ周囲に舐められていた。
「マクシミリアン、あの方どなただったかしら?」
「ピーター・クライン。 お嬢様の
婚約者候補の一人だった男でございます」
「あーいましたわね、そんな男」
婚約破棄をきっかけにニコレッタは開眼する。
そこからニコレッタと有能執事の反撃が始まる……!
※小説家になろう先行投稿。
※他サイトにも投稿予定。
「Copyright(C)2024-まほりろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 12:21:11
13090文字
会話率:39%
2021年春の東京、32歳独身の辻田聖二は銀座にいた。緊急事態宣言が出てゴーストタウンと化した1年前の銀座の光景と、それに続くある一日の出来事を思い出していた。
辻田は学生の頃から金融志望だった、外資系投資系銀行への就職を目指したが夢破れ、
日系の運用会社に就職。2017年年に仕事の一環でビットコインの値動きを追っていたところ、アービトラージ(裁定取引)の収益機会を発見。この状況が続けば、今の会社で得られるであろう生涯収入以上の金額を3年で稼げると確信し、アルゴリズムを完成させ退職。その後自宅に引き持ってトレードをして成功する。
大学時代の友人で、現在は日系の証券会社勤務の既婚者の君島に「プライベートを充実させるため、婚活を始めたい」と打ち明けると、「お前には結婚するメリットなどなにもないし、おまえのようい金だけある男は女に食い物にされる、やめろ」と一括される。
辻田には大学時代、涼子という彼女がいた。涼子は辻田の兄、達郎の子供を妊娠し、二人は結婚を決めた。その時以来、辻田は二人には会っていない。達郎のことは世界で一番嫌いな人間だったが、二人のことは記憶から消し去ったつもりでいた。
その涼子が突然目の前に現れた。「達郎がビットコインで1億もの資金を失った。取り返す方法を教えてほしい」と頼みに今朝、小倉から新幹線で東京に来たと言う。
「なぜ、兄貴が1億ものお金を持っていた?」と訊くと、涼子は「達郎が自分で稼いだ。競馬の自動売買で安定収入を得ていたが、税金が高いのでビットコインの投資を始めたら失敗した。私はリスクを取れない性格だから市役所の職員をしている」と言う。辻田は開いた口が塞がらないが、外で話をしようにもカフェは全部閉まっている。「昼食を作る」と言われ、辻田は涼子を部屋に連れていく…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 16:45:06
39126文字
会話率:56%
シャーロット•オーベリー公爵令嬢は王太子の婚約者であり数か月前まで"品行方正な王太子妃に相応しい令嬢"という扱いを受けていた。そう、数か月前までは。
だが婚約者である王太子がある少女に傾倒してから、全てが変わってしま
う。
シャーロットに虐められたと叫ぶ少女。その言葉を信じ、シャーロットに軽蔑の言葉を吐く王太子。「お前が何かしたのだろう」と叱りつけてくる両親。少女に擦り寄るようになりシャーロットを馬鹿にし始めた友人達。
だからシャーロットは事故で喉が潰れ喋れなくなったという事にし、修道院へ向かう。そこで出会ったのはーー喋る樹だった。
※ガールズラブに、シャーロットは関係ないです。ヤンデレも同様です。
※最初シリアスですが、どんどんコメディが追加されていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 13:50:05
26690文字
会話率:48%
「お前を婚約者だとは認めない……!」
「左様ですか」
18歳の公爵令嬢であるアイリーンは13歳の王太子の言葉に一つ頷いてみせた後、王太子の婚約者ではなくなった。
「ではーー」
一ヶ月後、二人は結婚した。
「何がどうしてこうなった」
「あんなに熱烈に『婚約者ではなく君を妻にしたい』と言っておいてとぼけるだなんて……」
「拡大解釈すぎるだろう!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 17:13:35
6739文字
会話率:57%
エリザロッテ•ミレクトリック公爵令嬢は、平民の少女を侍らせている婚約者に婚約破棄された。
その上、「そして俺は、今からお前を断罪する! ミレイシーを虐めた罪、しっかり償ってもらうぞ」と言い放った。
だからエリザロッテはにっこり笑った。
「一発殴らせてくださいまし?」
※ガールズラブは人によっては感じる程度です。組み合わせとしては男✕女です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 15:00:17
11063文字
会話率:40%
【書籍化決定しました!】
空に亀裂が走ったその日から、世界は変わった。突如として出現した化け物ーー『魔獣』が暴れ出し、人を襲う様になったのだ。
そんな中、魔獣に対抗する為に『魔法少女』と呼ばれる少女たちが現れ始めた。彼女達が魔獣を倒すことに
より、人々の生活は次第に落ち着きを取り戻していった。
――けれど、光があれば闇だって存在する。
とある路地の片隅で、魔獣に襲われた一人の少年が死にかけていた。
助けを求める声は誰にも届かず、体は一歩も動かない。少年がもう駄目かと諦めかけたその時、少年に問いかける者がいた。
「小僧。お前、救われたいか?」
少年の顔を覗き込みながら、黒猫はそう告げた。
そんな悪魔の様な甘い誘いに、少年はしっかりと頷いた。
黒猫は嗤う。
「そうか。――ならば【巣食って】やる」
――その日、誰も知らない路地裏で一人の『魔法少女』が生まれた。
『彼女』は決して嘆かない。たとえどんな未来が待ち受けていようとも。
※日本を舞台にした現代ファンタジーです。TS注意。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 21:05:38
890440文字
会話率:32%
ごくごく平凡な生活……いや、平凡以下な生活を送っていた。不満が無いと言えば嘘にはなるけど、別に不幸でもないし、そこそこ幸せに暮らしていた……はずなのに、あいつのせいでハチャメチャで非日常的な生活を送るはめに!?いや、こんな生活一切望んでない
んですけどっ!!
「ふーん。お前がジジイの言ってた女?」
「……へ?」
「まぁまぁだな」
「……いや、なんなの?てか、あんた誰?」
「んーー、中の上くらいか」
「……は?」
「ま、俺の女にしてやってもいいけど?」
ある出来事が、人生を大きく変えることになる。
「お前、俺から逃げられるとでも思ってんの?」
「あんたの女になんて、絶っっ対にならないから!!」
俺様で軽薄でクズな横暴御曹司
九条 柊弥(くじょう とうや)
✕
貧乏で男嫌い(?)な強気女子
七瀬 舞(ななせ まい)
この二人は甘い……だけじゃない!?
ドタバタラブコメディ!
──────── 『俺様御曹司は逃がさない』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 17:52:59
316645文字
会話率:62%
──── 降りしきる雨の中、高そうなスーツを着て傘もささず、雨雲が厚く覆っている空を眺めながら、気だるそうで、どこか退屈そうな表情を浮かべている男の人を見つけた。
「お前、名前は」
「え?」
「名前」
「……あ、あの……ごめんなさ
い」
『絶対に関わっちゃダメなタイプの大人だ』
そう頭では分かっていても、心が揺らいだ。
「あの……つかぬことをお聞きしますが、ヤクザですか?」
「だったらどうする」
──── 大嫌いな梅雨の時期に出会ったのは、ぶっきらぼうなヤクザでした。
ひとり暮らしの高校生
月城 梓 つきしろ あずさ (17)
✕
ぶっきらぼうなヤクザ
桐生 誠 きりゅう まこと (27)
──── 『降りしきる雨の中、桐生さんは傘をささない』
※一部に【未成年者(20歳未満)の飲酒・喫煙】に該当する表現が含まれております。“本作はその行為を推奨するものでは決してありません”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 21:33:56
75456文字
会話率:57%
佐々木 夢(ささき ゆめ)は、給料の殆どをアイドルに注ぎ込むことを生き甲斐としている、平凡(?)なOL。
深夜0時、推しが表紙掲載された雑誌を発売と同時に買うために、コンビニへ向かっていたところをトラックにはねられーーー
え!?転生!?
魔法!?ナニソレ!!
私、異世界系の作品なんて全然知らないんですけど…!?
三度の飯よりアイドル!だった夢が、まさかまさかのテンプレ異世界転生をしてしまう。しかもその世界には大好きな『アイドル』は存在しなくて………
公爵とか宗教とかよく分からないけど、アイドル(偶像崇拝)禁止とか無理なんで!!
私は私で勝手にやらせてもらうので、お前らも一緒にアイドルを推そうぜ…?
ってな感じで、異世界で『アイドル文化』を根付かせるためにプがんばる主人公のコメディ作品です。
アイドルは男性〜女性ユニット、ミドル〜少女ユニットまで幅広く。異世界設定は割とテンプレ気味。恋愛要素は薄めの予定。
初作品です!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 14:21:12
4633文字
会話率:29%
「お前との婚約を破棄する」
女学校を卒業し、18歳の誕生日を迎えたドロシーは、結婚報告をするはずだった誕生日パーティーで婚約破棄されてしまう。
しかも婚約者が皆の前で紹介した恋人は、女学校でドロシーをいじめていた少女である。
どう
していいか分からなくなったドロシーの前に現れたのは、平民上がりの魔法騎士・ベルンハルト。
「では、俺と結婚してくれませんか」
「え? あ、えーっと……はい!」
とりあえず頷いたドロシーだったが、その後、この結婚は白い結婚だと告げられてしまう。
「俺は貴女に相応しくない。だから、これは白い結婚です」
「え?」
「貴女が、真に相応しい相手に出会えたら、離婚しましょう」
「……え?」
訳が分からないままベルンハルトの領地へと向かったドロシーは、せめて彼の役に立ちたくて、小さな領地を発展させようとする。
しかし一緒に過ごすうちに、ドロシーはどんどんベルンハルトに惹かれていって……!?
(白い結婚なんて、今すぐやめたいんだけど! なんでこんなに手を出してくれないの!?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 08:01:52
78955文字
会話率:47%
ラフィはフォースター伯爵家の長女であったが先妻の子で、伯爵家は後妻の娘かその婿が継ぐことが規定路線となっていた。家を出て二四歳になっていたラフィの元へ、突然父から連絡が来る。お前はエドガー・ダンヒル男爵と結婚した。既に籍は入っていると。調べ
させてみると、エドガーは妻に振るった暴力のため、二回の離婚歴のある男だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 07:30:26
5234文字
会話率:29%
「お前達婚約せい」
「「えっ?」」
クラプトン伯爵家のアダムとエヴァは異母兄妹だった。国法で異母兄妹による結婚は認められており、また王家と貴族社会を取り巻く状況もアダムとエヴァが結ばれることを是としていた。しかしエヴァは兄を男として見ること
が、生理的に受け入れられないのだった。思い悩んでいた夜、エヴァの寝室に現れたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 07:25:29
5366文字
会話率:34%
「ハハハ。お前の滑稽な訛りがオレの妃に相応しくないと言っているのだ!」
モンペ・ノルトエイデン辺境伯令嬢は、方言がみっともないという理由でアレクサンダー王太子殿下から婚約を破棄された。しかしそれは求心力を失いつつある王家と心中するのが嫌だっ
たモンペの策だった。ところがアレクサンダーから次の婚約者としてワイオコンロン公爵家のエルドレッドを指名されて困惑する。何故ならワイオコンロン公爵家は王家を脅かす存在だったから。その真意を巡って、モンペとエルドレッドの思考が交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 07:31:57
9616文字
会話率:35%
観光客が行ってはいけない禁断の葡萄園。
その奥に、
古ぼけた葡萄の木が一本ある。
枝を広げ、ツタを垂れ下げ、
そこには、大きな葡萄の実が一房なっていた。
「美味しそう…」
その葡萄の実を一つ口に含むと、
ギャーー
突然、葡萄の実が悲鳴を
上げた。
その葡萄の実には顔があり、
かじられた葡萄の実が、苦しそうに叫んでいる。
「実を食べたなぁ〜」
「実を食べたなぁ〜」
実はつぶやく。
「お前も、葡萄にしてやるぞ〜〜〜」
ギャーー
都市伝説「葡萄の実」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 22:36:00
3163文字
会話率:54%
やってられない!
あの課長には頭にくる。
自分のミスなのに、何で私のせいなんだ!
知らん顔、
お前の意見だろ、部下に失敗を擦りつけるな!
お前が私のプロジェクトをケチを付け、台無しにしたんだろう、
つまらない意見を言いやがって、
やっぱり
そうだ、最初のプランが正解だった。
大失敗、
お前のせいだ!
死んでしまえ、
あんな課長、死んでしまえ!
……
……
ふて腐れて、コンビニでビールを買う。
プシュー、
ビールから泡が溢れ出た。
「あーっ、」背広がびしょびしょになる。
「今日はとことんついていないな、まったく〜」
ハンカチでズボンを拭く。
「あの〜」
「あの〜、」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 23:29:35
2937文字
会話率:35%
雷が鳴る嵐の夜、突然の停電。
暗闇の中から見知らぬ声がする。足の悪い私は、尋ねた。
お前は誰だ!
最終更新:2021-09-08 00:08:57
1245文字
会話率:37%
スラム暮らしのロイはある日お前は勇者だと言われたが、実はそのスキルは器用貧乏というどう考えてもゴミスキルだった。
それでも勇者として魔王を倒す為魔王領まで向かうのだが……。
器用貧乏で無双は出来るのか。人間と魔物、正義と悪とは何なのか。
頑
張っただけ報われたい勇者の英雄譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 20:00:00
2428文字
会話率:50%
「ローズマリー=マリーゴールド! お前との婚約を破棄する!」
「それはさっき聞きました」
公爵令嬢ローズマリー=マリーゴールドは婚約破棄され、さらに夜中の0時に殺害されてしまう。
不運な生涯を終えたと思ったローズマリーだったが、気が付
くと婚約破棄される瞬間に戻されていた。 その状況が繰り返され、彼女はこれが婚約破棄と死のループである事を理解する。
果たしてロースマリーはこの状況から抜け出す事はできるのか?
そして、幸せをつかむ事はできるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 18:21:26
95979文字
会話率:33%
シャイアン・ライジャリーは当代リシルファーノ五世の〈犬〉である。
彼は生まれ育ちも完璧で美しく成長し、勿論文武にも優れ筆頭近衛騎士として玉座に近く侍っていた。王補に、そして王太子に望まれ、輝かしい将来は揺るがぬものと──誰もが信じていた。
嵐の夜、彼が家族を皆殺しにし、王太子達を弑し、その首を見捨てられていた王女に届けるまでは。
「成る程、お前がわたくしの犬か」
シャイアンは誰の為でもなく、たったの一人、シャイアンの女王の為に生きていたことを、誰も知らない。
「これが、愛です。私の、貴女様への愛の証」
──リシルファーノには犬が付く。リシルファーノの言うことしか聞かず、リシルファーノの為ならなんでもする、リシルファーノだけの犬が──
シャイアンというロワライナ興国きっての悪魔と、その悪魔の所業と、そして彼に振り回された多くの人間達の人生の連作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 22:36:53
17236文字
会話率:33%
イライーダは名高い女騎士である。その美しさを讃えるすべを一人として持たず、しかし誰よりも愛され求められ、アリビーナという姫を戴いて母国を離れ二人きり、手と手を取って暮らしていた。
しかし平穏な暮らしは長く続かない。唐突に襲われたのを機に、二
人は追われた母国へと戻ることになる。果たして狙われているのはアリビーナであるのか。それとも──正当なる姫・イライーダであるのか。
イライーダは迷わない。全てを迎え撃ち、手に入れるべきものを手ずから収め、必ずや生きると決めている。
「お前少しは! 少しは女らしくしろ!!」
リュカの怒りもなんのその、イライーダは今日も愛の為にひた走る。
「はっはっはっ、そんなものくその役にも立たぬな!」
これはのちにカッサンディスカ帝国女帝・黄金のイライーダと称される女の、王座に至る旅の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 19:00:00
14629文字
会話率:56%
「昔は良かったなあ」
空が木通色に染まる頃。家の庭に置かれた石灯籠に火を灯すと、それは眠りから覚めたようにつらつらと語り出す。
「人間が沢山いて、賑やかでよお」
とうの昔に死んだ祖母曰く、付喪神が宿っているらしい。本当かはわからな
いが、灯籠は確かに話をする。滔々と語るばかりのときもあれば、意見を求められたり、質問をされたりすることもある。
私は縁側に腰かけなら話を聞き、ときおり言葉を返す。傍から見ればおかしな光景だろう。一緒に住む孫たちは、オバケがいるといって庭に近づこうとしない。
「それが今じゃあ、すっかり静かになっちまって……」
灯籠は悲しそうにボヤく。なんでも昔は、この家にたくさんの人が出入りしていたらしい。というのも、大昔はそこそこ大きな商家で、使用人や従業員がわんさかいたのだそうだ。戦争やら財閥解体やらで色んなものを手放した結果、広いこの家と灯籠だけが残った。
「あら、私たちだけじゃ不満なの?」
「不満じゃねえけどよお……。……ん? なんだ、その……手に持ってるやつ」
私は持っていた一枚のカードを見せる。
「今日貰ったの。未来を占うカードなんですって」
「ほう、占いかあ。あれは面白いよなあ。そうそう、昔、陰陽師とかいうやつが――」
灯籠はよく思い出話をする。それを聞き流しながら、私はカードを眺めた。コインのクイーンというらしい。よく分からないけれど、豊かさとか、希望だとか、そういう意味を持っているらしい。
「お前とはあと何回、こうして喋れるんだろうなあ」
「ちょっと、縁起でもないこと言わないでよ。あと二十年は生きるわよ」
「二十年なんてすぐだろうがよお」
私は一枚のカードを手の中で撫でながら、ふふふと笑う。
「そうね、あなたには二十年なんてあっという間かもしれないわね」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 19:41:30
980文字
会話率:58%
「お前はもう俺様たちのパーティには必要ないって言ってんだ!!」
平凡な社畜サラリーマン、向井 誠。
気づけばファルス・オーヴァルとして異世界に転生していた。
ファルスはモンスターの襲撃によって故郷を失ない、冒険者として生きる事にな
る。
そんなファルスに与えられたスキルは【魔力無効化】だった。
どんな魔術もモンスターの魔力攻撃も無効化する万能スキル……と思われたが、実は自分自身の魔力までも全てが無効化されてしまい、そのせいで普通ならもっている「スキルによる身体強化」すらなく耐久力がゼロ、回復の魔力も無効化するため回復力もゼロ……というハズレスキルだった。
E級という最低ランクにスキル指定されたファルスはパーティからも追放されてしまう。
さらに所属していた大教会からも追放され、住む場所すら失ってしまう。
そんなファルスだが、実は【魔力無効化】は自分だけでなく他人やモンスターの「魔力そのもの」を無効化し、さらには武器や防具の魔力すら無効化し、あらゆるものを弱体化できる最強のスキルだった。
そんなことを知らずにファルスを追放したパーティは崩壊していくことになる。
一方でファルスは自分の大ファンであるルーキーや、スキルの力で力を制御できなかった怪物たちに懐かれて生き、新しいパーティを結成することになる。
それは世界最強パーティの始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 12:11:29
129173文字
会話率:33%
田中 遥斗 (タナカハルト) 17歳。
とある高校2年生だ。
俺はいつもクラスの陽キャ共に虐げられる生活を送っていた。「購買の限定パン買ってこい」だの、「出世払いで返すから金貸せ」だの、もう沢山だッ!
――しかしある日、小休憩の時間にいき
なり赤い魔法陣のようなものがクラスを襲った。
クラス中がパニックになる中、俺だけは目を輝かせていた。
遂に来たッ!異世界転移!これでこんなカス生活とはおさらばだぁぁぁぁあッ!!
――目が覚め、顔を上げるとそこは中世ヨーロッパのような王宮の中であった。
奥には王様が王座に座り、左右には家臣が仕える。
―乳房の大きい女性が口を開いた。
「あなた達は、我々が召喚しました。この世界は魔王の作り出す魔物でピンチなのです」
そして突然、”スキル水晶”なるものに手を触れさせられる。陽キャ共は強力なスキルを手に入れ、ガッツポーズをする。
⋯次はいよいよ俺だ⋯ッ!
そして空間に映し出される、ステータスとスキル。そのスキルは――”造形”。土属性の物の形を変えるスキルだ。
「お、お前、”造形”とか⋯粘土こねるだけじゃねーか!www」
クラス中で笑いが巻き起こり、俺は赤面。
王様たちも、ため息をついている。
⋯⋯ねぇ、俺の最強異世界生活はどこ行ったの??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 05:00:00
28118文字
会話率:36%
「……町長が、直々に話を持ってきたのだ。エミル。お前に……竜の一族に、嫁入りするように、と」
かつて鬼と人が争っていたオーガスト聖国。
その小さな町の片隅に、鬼の末裔であるオーガスト家は暮らしていた。中でも、鬼の先祖返りであり強い力を
持つ少女エミルは、その長身と特徴的な赤い髪もあって人々に石を投げられるような毎日。味方をしてくれるのはいつだって、両親と血を分けた弟カミルのみであった。
そんなエミルが十六歳の時、隣国の竜の一族への政略結婚の話が持ち上がる。北の大国に対抗する目的と、町長が体よくエミルを町から追い出す口実を作るためだった。
家族のため、己でも誰かに役立てる存在だと信じるため、エミルは政略結婚を受け入れる決意をする。
しかし悲壮な決意とは真逆に、嫁いだドラゴニスト家で待っていたのは優しい花婿と温かい家族で……。エミルは徐々に夫、オスカーを心から愛するようになる。
鬼の花嫁、エミルは知らなかった。
竜の王子オスカーの秘密と、その悲しい運命を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 19:00:00
105059文字
会話率:41%
「愛されてんなお前。……まあ見た目は可愛いもんな。見た目だけはな」
僕は姉に写真を撮りまくられる愛犬を見て、溜息をついた。
ポメラニアンの“ぽめ”。誰もが振り向く超絶美人な我が家の愛犬には、とんでもない秘密がある。そう、コイツなんと―
―犬ながら優秀なゴーストバスターなのだ!
これはそんなゴーストバスター犬、“ぽめ”と僕の、ハチャメチャな日常の一幕である。
※この小説はエブリスタにも投稿されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 21:00:00
6557文字
会話率:48%
「聴くがいい人間よ!貴様はこれからこの俺の元で一生働いて貰うことになる…!もうお前の世界には帰してやらぬ、貴様はこの城で永遠にわが奴隷として働くことになるのだ。我が世界征服を手伝って貰うぞ。拒否権などあると思うな。フフフ、ハハハハ死んで楽に
なれるはずが残念だったなぁ!?」
とあるファンタジーな世界で世界征服を企むすごーい魔王様。
異世界の人間を召喚してコキ使ってやろうと目論むが、何やら今回召喚した人間は様子がおかしくて…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 21:15:15
4996文字
会話率:49%