沈みかける夕日に向かって、俺は力強く叫んだ。
「今に見てろよ、じいさん! 俺は絶対、最強の魔法使いになってやる!」
「ふぉっふぉ、今の魔術式の大きさじゃ、夢のまた夢じゃな」
「じいさん!? いつの間に……っていうか、折角意気込んでるのに茶
化すなよ!」
「わしは本当のことを言ったまでじゃて」
「うぐぐ……。確かに俺の魔術式は小さいけれど、その分色々工夫してるんだ。魔術式が大きくなったら、じいさんにだって負けないからな!」
「この四年間でほとんど変わらなかったじゃろうに」
「俺の成長期はこれからくるんだよ。その時になったら覚悟しろ!」
俺は捨て台詞を残すと、俺とじいさんが住む小屋へと戻る。
「……さて、ユートもそろそろここを出るときかのう」
背後でじいさんが何か言ったようだけど、俺には聞こえなかった。
※アルファポリス様の方にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 06:00:00
273027文字
会話率:61%
一夫多妻は当たり前
年上の息子がいることもしばしば
訴訟なんてない平和な世界
一見すると自由な暮らしに思えるだろうが
ボクには密かに叶えたい夢がある
でも本当のこと言うと、怒られちゃうから
最終更新:2020-12-10 21:42:24
1000文字
会話率:50%
地上には生き物がいる。
それは本当のことだ。
しかし、生き物だけではない。
死に者たちもたくさんいる。
少女(大人だけど)、ゆりもその一人だ。
彼女は周りがみんな人魂のような形をしている中で、数少ない人型である。
しかし、ゆりは自分が人型で
ある理由を知らない。
ゆりは仲間たちと一緒に、いろいろなことを学んでいく。
そして最後、彼女は人型である理由を、そして意味を知ることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 21:07:15
34474文字
会話率:33%
突然、巨大な彗星が衝突するとかいう突拍子もないことが本当に起きてしまうらしい。ありえないとは思う。理不尽だとも思う。でも、本当のことらしい。私はまだ、あなたと一緒に居たい。
前後編あります
カクヨムでも掲載してます
最終更新:2020-09-27 20:00:00
4920文字
会話率:44%
かつて花街だった路地にあるしもた屋を、その佇まいのままダイニングバーにして切り盛りしている女性を、すりガラスのはまった格子戸越しに見つけました。
格子戸をくぐると、いまの時間とわたしの着ていたものがなんだか抜け落ちるような気が、酒を飲む
前からしてきたんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 06:06:53
2979文字
会話率:50%
あなたは「人の心」を読む力を与えられたらどうしますか?
宮地 誠は不幸のどん底にいた。
仕事では信頼をなくし、元恋人は結婚式を挙げていた。
どうしようもないと追い詰められていた宮地であったが、ある日、ふらりと立ち寄った純喫茶で、青い髪の少
女と出会う。
その少女は宮地に「人の心が読めたらどうしたい?」と突然尋ねた。
そんなことは信じていなかったが、それは本当のことのようで、宮地は人の心を読む能力を授かった。
宮地は人の心を読む力を便利なものだと思っていたが―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 22:27:43
17755文字
会話率:23%
※「天使」と同じ方に問いかけた歌です。
何が真実で何が嘘か…
本当のことは誰も教えてくれない
最終更新:2020-08-26 19:47:01
364文字
会話率:0%
あすみが自分の元を去り、何をするにもやる気が起きない良太(りょうた)。
二人の幸せな時間を壊したくなくて本当のことを言えなかったあすみ。
後戻りできなくなってから後悔する母親。
戦う前から諦めてしまった自分を責め続ける兄。
それぞれのおもい
が交錯する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 00:31:45
10169文字
会話率:37%
いつもぼんやりしている友達の世話を焼いてきた女子高生が本当のことを知るおはなしです。
※Twitter企画「殺伐感情戦線 第十六回『嘘』」に参加するために書きました。
最終更新:2020-05-24 15:28:22
4765文字
会話率:48%
本当のことしか言っていない。
最終更新:2020-05-16 22:14:41
805文字
会話率:22%
「意地っ張り。そんなんだからフラれるんだ」
一人暮らしの誰もいないはずの部屋。
子供のからかうような声が聞こえてきた。
最終更新:2020-05-10 09:00:00
3918文字
会話率:37%
季節の本当のことを教えてくれたのはあなたでした。
最終更新:2020-04-14 18:15:26
5664文字
会話率:0%
「私はこの国の騎士としてあなたを断罪する!」そんなカッコいい台詞を言うのが絵本の騎士。それを本当のことだと思ってしまった少女ルージュ。ワケあり侯爵家長女として国を守る騎士となる。けれど、本当の騎士は、国の汚職者の護衛を千切っては投げ千切って
は投げな、単純な作業で、戦争もない平和ってわけでもない世の中で騎士のイメージは崩れ去っていく。そんな中とある街の時計塔が切られたという情報が入り、王国の騎士達は動き出す。そして、この事件が彼女が自分とは何者なのか、真実にたどり着く歯車となるのだった。
これは、記憶喪失した夢抱く少女騎士とワケありすぎる騎士団の世界を巻き込む、騎士TUEEEEな物語。
(焔要素はすごく後になるかもしれない。)
初めて書く作品のため、とても残念な所があると思いますが、どうか暖かい目で見てくださると、とても嬉しいです。
(作品名変えました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 19:06:27
9855文字
会話率:54%
本当のことを言っても信じてもらえない青年、依田誠。
彼の人生は『エイプリルフール』に転機を迎える。
最終更新:2020-04-05 20:38:39
7224文字
会話率:34%
「私、幸せになると死ぬ呪いにかかってるの」
それは下校中に恋人から告げられた意味不明な言葉。どうせ本当のことではないと結論付けた俺は冗談として流すが、なら証明してあげると言われ彼女と口付けを交わす。
上気した顔。どこか恥ずかしそうな
笑い声。そして次の瞬間。
「私今、幸せよ」
──そう言った彼女は、落ちてきた鉄骨に串刺しにされた。
これは彼女の物語。
幸せになると死に、翌日生き返る。そんな異常を日常として受け入れている彼女が、呪いを解こうとする俺とぶつかり合いながらも向き合う物語である。
2/10は0時、8時、12時、20時更新、それ以降は毎日7時に更新していきます。完結までの41話、全て書き上がっております。
肥前文俊先生主催、「書き出し祭り」提出作品の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 20:00:00
192239文字
会話率:44%
むかしむかし。とある丘の上に、「すくいのくぼ」というくぼ地があった。
毎月のみそかに、すり鉢状にくぼんだその中心で空腹を訴えると、空から握り飯が落ちてくるという。
親から聞いた子供たちが実際に試したところ、果たして本当のことだった。
食べ
盛りの子供たちにとって、のめり込むのは自然なことだったけど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 22:46:37
3121文字
会話率:9%
目が覚めたとき、私は何も覚えていなかった。
目の前には、喋ることもできない君一人。二人ぼっちの箱庭で、本当のことを探しに行こう。
これは、神様もきっと知らない、小さな小さな物語だ。
――もう終わった話を、終わらせるための。
最終更新:2020-01-05 22:21:54
32430文字
会話率:35%
『書籍化』
それは全アマチュア作家の夢っ!
ネット小説投稿サイトによってかつてよりプロ作家デビューのチャンスが増えたとされる現在。
でもそれって本当に本当のことなのだろうか!?
実態は果たしてっ……!?
この作品では『小説家になろ
う』の『書報―出版作品紹介』ページに掲載されている『出版作品紹介記事』のデータを元に、知られざる『なろう作品書籍化』の現状と実態を検証していきたいと思います!
【 内容 】
・出版巻数の年別推移
・出版巻数の月別推移
・なろう書籍化作者人数
・作者ごとの出版巻数割合
・出版社別の出版巻数の推移
・レーベル別の出版巻数の推移折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 02:25:36
15002文字
会話率:8%
2年前の事故が始まりだったのかもしれない…沙羅を失いたくない、悲しませたくない。だから沙羅に本当のことを言うべきか悩む和樹。でも、刻々とその時が近づいてくる。そして、一人では抱えきれなくなり、美沙に相談をした…2人が出した答えは…3人の恋は
…?そして、本当の事実とは…沙羅は助かるのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 08:00:47
1883文字
会話率:59%
ある日、クーデターが起きた。革命勢力は一日で新政権を樹立。世界は一変した。
俺はそれを、テレビでぼんやりと眺めていた。革命? クーデター? そんなもの、どこ吹く風だった。少なくとも俺にとって、それは遠い世界の出来事でしかない。何しろ、も
う七年近くもアパートの一室に引きこもっているのだ。何をするでも、何がどうなるでもなく。
ところが、そんな俺のところに黒服姿の男二人がやって来る。そいつらは俺を収容所に護送するという。どうやら、世界はよほど暇を持てあましているらしい。訳もわからないまま連れていかれたその先で、俺は意味不明の計算をさせられるのだが……。
――冗談みたいなその世界で、行われていた〝本当のこと〟とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 00:00:00
25988文字
会話率:32%
「わたしは何が理解できないって、何も考えていない人間ほど理解できないものはないのよ――」彼女は世界のことを嫌っていた。その嘘や欺瞞、いい加減さについて。彼女は美人で、口元はいつも不機嫌そうで、桜色の髪をしている。
そして彼女は、久良守家の
一員でもあった。地元の名士で、資産家、政治家でもある一族。
対してわたしは、ごく普通の高校一年生。背が低く、地味で、鏡の前ではいつもそれが自分の顔であることを確かめる。わたしは学校の昼休み、森のベンチで偶然彼女と出会い、友達になる。
対照的ではあるけれど、何故か親友のようになった二人。彼女との短い交流の中で、わたしは本当のことを知る。彼女の髪がどうして、桜色なのかを――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-14 22:21:05
32336文字
会話率:49%