かつて花街だった路地にあるしもた屋を、その佇まいのままダイニングバーにして切り盛りしている女性を、すりガラスのはまった格子戸越しに見つけました。
格子戸をくぐると、いまの時間とわたしの着ていたものがなんだか抜け落ちるような気が、酒を飲む
前からしてきたんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 06:06:53
2979文字
会話率:50%
本当のことってなに?
僕はしていいことをしてるの?だめなの??
最終更新:2015-08-29 05:50:08
704文字
会話率:17%
「本当のことって、知ってなきゃいけないの?」神崎あいはカラダを売っていた。「…もうここには来るな。あいにも近づくな。お前は望まれたお前にピッタリの世界が、ここじゃない場所にあるだろ」綾瀬シンは拳を振るいながら、あいとカラダを重ねながら、世界
を隔絶し…守り続けたものがあった。そして俺はその花がたまらなく――欲しかった。
学校の人気者ラン、援助交際の噂を持つあい、あい以外を拒絶するシン。出会ったのは“ひとり”と“ふたり”。閉じていた“ふたりの世界”が、大きく揺れて動き出す――(野いちごおよびにBerry's cafeにて同一作品掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-13 02:14:38
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会話率:24%