むかしむかし。とある丘の上に、「すくいのくぼ」というくぼ地があった。
毎月のみそかに、すり鉢状にくぼんだその中心で空腹を訴えると、空から握り飯が落ちてくるという。
親から聞いた子供たちが実際に試したところ、果たして本当のことだった。
食べ
盛りの子供たちにとって、のめり込むのは自然なことだったけど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 22:46:37
3121文字
会話率:9%
むかしむかし。
森の中に突然、すり鉢状の大穴があいた。
何かが高いところから降ってきて、できたと思われるその穴。
近づいてみると、外見以上におかしいことが。
この近くでは、息を吸えないのだ……。
最終更新:2019-03-27 19:57:29
3911文字
会話率:10%
ドラゴンが火山の中腹にあるくぼ地へとやってきた。年に一度ささげられるいけにえを食べるためだ。そのいけにえとしてささげられた少女はドラゴンにこう言った。
「お口が臭いです。お言葉ですが、歯磨きはされていますか?」
最終更新:2019-11-16 20:00:00
2272文字
会話率:54%
2016年(平成28年)京都市右京区くぼ地区という小さな地区の
創価学会壮年部ブロック長さんの赤裸々な心温まる真実の日記物語です。
最終更新:2016-12-14 03:28:42
6089文字
会話率:20%
「ねえユーリ」
ジアはこう言い出した。
敵からの攻撃を受け、手傷を負い、退路を断たれたくぼ地の底で。
「今まで絶対に食べたことがないだろうものについて、君はなぜか思い出すことができるんじゃないかい? 口の中に。例えば……」
なぜ口唇
の記憶はそこに残っているのか。束の間の二人の対話と決断。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-30 15:15:27
5072文字
会話率:35%