「この婚約は破棄させてもらう」
――いいわ、むしろ感謝してあげる。だってその瞬間から、
私は“本気で恋をする自由”を手に入れたのだから。
政略結婚だけの人生を生きてきた元公爵夫人、エリザベート。
恋も情熱も知らずに生きてきた彼女は、婚約破棄
をきっかけに目覚めた。
「次は私が、誰かを好きになってみせる――全力で!」
そうして出会ったのは、
――まるでヒロインのような美貌を持つ、無愛想な外交官・ユリウス=ヴェルナー。
完璧な顔、騎士団仕込みの剣技、凍るような距離感。
そのくせ恋愛耐性ゼロ、他人との距離は5メートル。
話しかければ固まる、褒めれば真っ赤、近づけば物理的に逃げる。
でも私は知っている。
その心の奥に、誰にも触れられなかった孤独があることを。
だから、愛しにいく。全力で、情熱で、笑いながら。
これは、元公爵夫人による前代未聞の“恋の外交交渉”――
鉄壁シャイ男子の心を攻め落とす、大逆転ロマンスの開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 18:02:14
52577文字
会話率:39%
「お前を愛することは――」
「あなたを愛することはありませんわぁっ!」
キャロラインとハロルドは、初夜で互いに誓い合った。
異性として愛することはないが、貴族としての義務は果たす――と。
前世の記憶を持つキャロラインを中心に、夫のハロル
ド、双子の姉・ロレッタ、弟・レックスが繰り広げる、
愉快なハーバート公爵家の物語。
目指せ、異世界☆キラキラお貴族ライフですわ!
★家族愛を軸にした話です! 恋愛要素はちょっとだけです!
★タイトル&あらすじは予告なく変更する可能性があります!
★他サイト様にも投稿しています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:06:23
84778文字
会話率:43%
結局のところ、貴族令嬢の運命など後ろ盾次第だ。
幼くしてお母様を亡くし、公爵だったお父様を12歳で亡くして5年。
わたし、公爵令嬢フェリシア・ストゥーレは、よく持ちこたえた方だと思う。
婚約者の第3王子に婚約破棄を突きつけられ、お飾り同然の
結婚をしたわたし。
嫁ぎ先から向かったのは、亡き両親の眠る辺境の地。
3年ぶりに眼鏡をかけ、大好きな本に囲まれて過ごすうちに、どうやら、わたしは夫に溺愛されているらしい。
けれど、生憎とわたしはまったく気付かない。
なぜって?
本が面白くて、それどころじゃないから!
これは、亡き両親の墓守をしながら、第2の人生を謳歌しようとした公爵令嬢の物語。
......え? 陰謀? 何か企んでるんじゃないかって?
まさか、まさか。
わたしはただ、静かに暮らしたいだけですのよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:10:00
32262文字
会話率:34%
ガブリエラはヴィラーグ王国の侯爵令嬢。突然、王太子アルパードから結婚の申し入れをされる。
だけど嬉しくない。なぜならヴィラーグ王国では三大公爵家の権勢が絶大。王太子妃は王家にも比肩する勢力の三大公爵家から輩出するのが慣例で、ガブリエラが王
太子妃になれば実家のホルヴァース侯爵家がいじめ潰されてしまう。
かといって光栄な申し入れを断っても王家への不敬。それもお家断絶につながりかねない。
やむなく一旦は婚約するけれど、愛する実家を守るためどうにか穏便に婚約破棄しようと、ガブリエラの奮闘がはじまる。
しかし、アルパードの誰もが見惚れる美麗な笑顔と、まるで子供のように純粋な瞳。そして、アルパードがなぜ自分を選んだのか、その驚くべき理由を知ったガブリエラは、次第にアルパードに惹かれてしまい――。
ガブリエラとアルパードの初々しい恋は、王位継承を巡る陰謀、隣国との複雑な駆け引き、さらには権謀渦巻く国際謀略の渦へと呑み込まれてゆく。
華麗で重厚な王朝絵巻を舞台に、優雅で可憐で個性豊かなご令嬢キャラが多数活躍する、実は才色兼備で文武両道の猫かぶり令嬢ガブリエラが軽快に駆け抜ける、異色の異世界恋愛外交ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 20:10:00
281122文字
会話率:31%
子爵令嬢であるアイーシャは、義母と義父、そして義妹によって子爵家で肩身の狭い毎日を送っていた。
辛い日々も、学園に入学するまで、婚約者のベルトルトと結婚するまで、と自分に言い聞かせていたある日。
義妹であるエリシャの部屋から楽しげに笑う
自分の婚約者、ベルトルトの声が聞こえてきた。
【アルファポリスでも公開しています】
【残酷なシーンが多々出てきますので、苦手な方は読むことをご遠慮ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 19:30:00
341421文字
会話率:34%
リーチェには同い年の婚約者がいる。
婚約者であるハーキンはアシェット侯爵家の嫡男で、眉目秀麗・頭脳明晰の絵に書いたような素敵な男性、だ。
リーチェにも優しく、リーチェの家族にも礼儀正しく朗らか。
友人や学友には羨ましがられ、例え政略結婚
だとしても良い家庭を築いていこうとリーチェはそう考えていた。
そう考えていたのに。
いつものようにリーチェに会いに来たハーキンを出迎えに行ったリーチェは、庭園でこっそり体を寄せ合う自分の婚約者、ハーキンとリーチェの病弱な妹リリアの姿を目撃してしまった。
《アルファポリスにも掲載しております》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 07:20:00
114542文字
会話率:31%
自身は国益のための政略結婚よりも真実の愛を選び、幸せな家庭を築いたのに、家臣や国民には王家のために尽くすのが当たり前、個々の家庭よりも王家に尽くせ!と宣う国王がいた。
そんなブラック環境の王城で働いていた国王の側近達が、愛する者のために
、密かに抵抗をし続け、その国を崩壊させ、新しい国を興すまでの話。
「真実の愛は政略結婚よりも尊いのです」と、かつて宣った王妃の行く末はどうなったのか……
かつての王太子とその恋人によって冤罪をでっち上げられ、国を追われた元令嬢が、その後王妃になった彼女のことを回想する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 22:00:00
18029文字
会話率:14%
卒業パーティーの場で俺はみんなの前で、婚約者であるアリスことアリスティアに婚約破棄を言い渡した。
アリスは瞠目したあと、婚約破棄される理由は何ですかと問うてきた。それを聞いて俺は再び激昂した。
一学年下の転校生であるであるバネッサに酷い
虐めをしていたというのに全くに反省していないのかと。
だから俺はバネッサから聞いた虐めの数々を公表してやった。素直に謝れば世間に公表すようなことまではしなかったものを。
しかしアリスは澄んだ瞳で俺を見つめ返しながら、落ち着いた声で私はそんなことはしていないと言った。
テンプレの婚約破棄ものと思いきや、主人公は婚約破棄をされなかった。結婚して子供にも恵まれた。
しかし、その結婚生活は後悔の連続だった……
そして二十二年後に妻が亡くなった。その時ようやく彼は本当の妻の気持ちを知ったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 18:00:00
23133文字
会話率:12%
「ノーラン、お昼を食べに行きましょう!」
午前中の授業の終了の鐘の音と共に、今日も今日とて幼馴染みのレイラが、隣の女子クラスからこの男子クラスへとランチを誘いにやって来た。
週に一度はチェンジするご令嬢を引き連れて。
どうやらレイ
ラはランチの席は顔合わせの場だと思っているらしい。
レイラを好きなノーランはそのランチの時間が苦痛で、なんとか逃げ出そうとするのだが、なかなか上手くいかない……
好き合っているのに、上手く気持ちが伝わらない幼馴染みの二人が、友人達の協力でようやく結ばれるという話。
嫌な人物も出てきますが、微ざまぁ専門なので、大したざまぁはありません。
名前を覚えるのが苦手なのですが、前作で名前がある方がいいというご意見の方が多かったので、今回は名前をつけてみましたが、短い名前なのに書いていてよく間違えていました。
見直しはしていますが、なかなか直りません。間違いがあったらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 18:05:33
50403文字
会話率:21%
聖女に認定された双子の妹リズラインの付き人として虐げられてきたアリアテッサは、ある日突然、身に覚えのない殺人未遂の罪で捕らえられてしまう。
アリアテッサの婚約者を略奪するため、「姉に殺されかけた」とリズラインが嘘をついたのだ。
故郷
を追放され、命まで奪われかけたところを異国の魔法騎士シルヴィオに救われたアリアテッサは、アリッサと名を変えて生き直すことを決意する。
そんな彼女に、シルヴィオは思いがけない提案を持ちかけてきた。
「一年間、俺の婚約者を演じてくれないか?」
まだ結婚する気がないのに縁談の嵐で困っているという。
一年間の住まいの保証を条件に、自立するまでの足掛かりとして偽装婚約を受け入れるアリッサ。
謎に包まれたシルヴィオの過去は気になるものの、彼と過ごす日々は初めての連続で、意外にも楽しい。美味しいものを食べたり、仕事を見つけたり、舞踏会に行ってみたり……。
一方その頃、故郷が異変に見舞われはじめて――?
孤独だった少女が愛されて自分の居場所を見つけるお話。
(戦闘シーンあり。主人公は動物を飼っています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 20:25:02
275219文字
会話率:37%
俺はある日突然、ゲーム『ウィッチクラフト・アカデミア』の世界のモブに転生してしまった。
世界設定はまんま『WcA』なのだが、知っている名前が全然ないことから、俺は長年自分がモブだと思い込んでいた。
で、モブなりに楽しく異世界ライフを満喫して
いたんだ。
しかし、結婚し子供を産み、しばらく経った頃、自分の娘が破滅予定の悪役令嬢だったことに気が付いた。
このままだと彼女は婚約破棄されて処刑されてしまう。
それだけは絶対に駄目だ。
止めなければならない。
ということで、俺は自分の娘に、優しさと強さを教え込むことを決意する。
……って、あれ。
俺の娘、いつの間にか強くなりすぎてね?
そこまで強くするつもりはなかったんだけど……。
しかもパパっ子になりすぎて恋愛に興味失ってるし……。
*カクヨム、ハーメルンにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 09:36:53
115984文字
会話率:31%
「――ゼ○シィ?」
婚約破棄された公爵令嬢・クラリスのもとに、ある日届いたのは見たこともない『婚活情報誌』。
社交界の常識とは異なる恋愛指南が書かれたその本に半信半疑ながらも、彼女は試しに実践してみることに。
すると、今までとは違う周囲の反
応に驚かされ、気づけば貴族社会で注目の的に——!?
婚約破棄をきっかけに、新たな魅力を開花させていくクラリス。
だが、そんな彼女に視線を向けるのは元婚約者だけではなかった。
冷徹な侯爵、優雅な社交界の華、そして謎めいた影……。
『婚活情報誌』を手にした悪役令嬢の、華麗なる逆転劇がいま始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 19:09:17
9607文字
会話率:44%
――いつ異世界恋愛が中世ヨーロッパだと勘違いしていた!?
時は遥か彼方に遡る。
新人類が住むジェイン王国の姫、ロマニーは原人が住むエレクトス王国へと嫁ぎにやって来た。しかし婚姻を結ぶ場で突然、結婚相手であるネアンに婚約破棄を言い渡されてし
まう。
「神だなんだとワケの分からねぇモンを信じる国なんかと友誼を結べるかよ!」
「ちゃんと理由があるとご説明したはずです!!」
もともと和平を兼ねた婚姻であったはずなのに、戦争を始めると言い出すネアン。
果たしてロマニーは無事に新人類としてホモサピエンスへとなれるのか――!?
助けに来る旧人類とは一体なに人なのか――!?
※モデルは地球上に居た人類ですが舞台は異世界です。
※フィクションです。実際の人物や集団、部族や人類は一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 19:04:04
6308文字
会話率:43%
しがない伯爵家令嬢、エリル・リンデローナは自分の婚約者がメイドと浮気していることを知ってしまう。
たいして好きでもなかったが、家のためだと思って我慢していたエリルはこの仕打ちに怒りが爆発し、エリルは婚約者とメイドの浮気をしていた証拠をかき集
め、婚約破棄することにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 17:42:12
5072文字
会話率:19%
社交界で『稀代の歌姫』の名で知られ、王太子の婚約者でもあったエリーヌ・ブランシェ。
皆の憧れの的だった彼女はある夜会の日、親友で同じ歌手だったロラに嫉妬され、彼女の陰謀で歌声を失った──
ロラに婚約者も奪われ、歌声も失い、さらに冤罪をかけ
られて牢屋に入れられる。
そして王太子の命によりエリーヌは、『毒公爵』と悪名高いアンリ・エマニュエル公爵のもとへと嫁ぐことになる。
仕事を理由に初日の挨拶もすっぽかされるエリーヌ。
婚約者を失ったばかりだったため、そっと夫を支えていけばいい、愛されなくてもそれで構わない。
エリーヌはそう思っていたのに……。
翌日廊下で会った後にアンリの態度が急変!!
「この娘は誰だ?」
「アンリ様の奥様、エリーヌ様でございます」
「僕は、結婚したのか?」
側近の言葉も仕事に夢中で聞き流してしまっていたアンリは、自分が結婚したことに気づいていなかった。
自分にこんなにも魅力的で可愛い奥さんが出来たことを知り、アンリの溺愛と好き好き攻撃が止まらなくなり──?!
■恋愛に初々しい夫婦の溺愛甘々シンデレラストーリー。
親友に騙されて恋人を奪われたエリーヌが、政略結婚をきっかけにベタ甘に溺愛されて幸せになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 08:01:07
77234文字
会話率:46%
ベルティエ家の長女クロディーヌが死んだ。馬車による事故だった。
仲の良い双子の妹シャルリーヌの嘆きに、婚約者のエヴァリストが寄り添って慰める。
姉のクロディーヌはエヴァリストが好きだった。妹の婚約者が好きな人で、クロディーヌは辛い思いをして
いた。逆に、それを知っていたシャルリーヌは、エヴァリストとの婚約に悩んでいた。
そして、クロディーヌと一緒に事故で死んだのが、シャルリーヌが好きだった騎士のコンラッドだった。
シャルリーヌは大切な姉と好きな人を同時に失ったのだ。
クロディーヌは別の男と婚約していた。その男との婚約も相手の浮気で破棄された。好きな人が妹の婚約者になり、自身は婚約破棄されて、もう結婚はしないだろうと言っていたクロディーヌ。
騎士のコンラッドはシャルリーヌが好きだった。シャルリーヌの婚約が決まり落胆していた。
馬車を操っていたのはそのコンラッドだ。
だから二人は死んだのか。
なぜ事故は起きたのか。どうしてクロディーヌは死んだのか。
本当に事故だったのか、それとも自殺だったのか。
墓の前で、シャルリーヌは涙する。
どうしてこんなことが起きたのだろう。
メイドのアビーは、事件が起きる前のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:12:18
17796文字
会話率:33%
政略結婚の駒として育てられた辺境伯爵家の次女ミーナは、ある日見知らぬ騎士の傷を見て無意識に特別な調合法を口にする。その瞬間、前世の記憶が断片的に蘇り始め、彼女の運命は大きく動き出す——。かつて「死の調合師」と呼ばれた宮廷薬剤師の魂を持つミー
ナと、謎めいた騎士団副団長の間に現れる「運命の赤い糸」。前世では届けられなかった薬と想いは、今世では届くのか?前世からの因縁と新たな絆が織りなす、王都を舞台にした切ない転生ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 23:08:32
40343文字
会話率:50%
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 07:02:26
362745文字
会話率:42%
伯爵令嬢レアリスと第一王子エゼルが婚約を発表した。
レアリスは気が強い令嬢で、ある夜会で粗相をしたメイドをいびる令息に堂々と注意したこともあり、エゼルはそこに惚れたのだった。
しかし、王太子の座を狙う第二王子のエディンは、この結婚で兄の人
気が高まることを恐れ、幻術士ラズマに「二人を破局させろ」と依頼する。
レアリスとエゼルは、ラズマの術にかかり、相手から婚約破棄される幻を見せられてしまう。
二人はこの幻術を打ち破ることはできるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 17:25:15
7774文字
会話率:47%
「あなた、婚約破棄するつもりでしょう!」
夜会にて子爵令嬢セシリアが、婚約者である伯爵令息テルミオに向かってこう言い放った。
彼女は“決めつけ令嬢”と呼ばれており、交際している相手に「あなたは私を愛していない」「どうせ婚約破棄するに決まっ
てる」と決めつけることを繰り返していた。
当然、こんな令嬢が結婚相手を見つけられるわけがない。
しかし、テルミオは冷静沈着に「君を愛している」「婚約破棄などしない」と返し続ける。
理不尽なことを言っているはずのセシリアの方が、次第に追い詰められていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 16:40:08
3247文字
会話率:72%
“聖女”の末裔でもある子爵令嬢サレナは、婚約者である侯爵令息フェルナンと幸せな日々を過ごしていた。
騎士として食料の現地調達も経験しているフェルナンが蛇を調理すると、サレナは「先っぽだけなら食べられます」と言いつつ、蛇の美味しさに目覚め、お
代わりを求める。
しかし、そんなサレナにも「聖女の末裔といっても大した力もなく、金にならない女はいらない」と伯爵令息のディリオから婚約破棄をされた過去があり……。
やがて、サレナとフェルナンはめでたく結婚式を迎えるが、そこで思わぬ騒ぎが起こることとなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 16:45:15
7720文字
会話率:44%
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推
しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
短編版、転生恋愛日間1位ありがとうございました。連載版開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 12:00:00
38402文字
会話率:40%
セーレシュアは見てしまった。
自分の婚約者である、アーヴィン殿下が自分ではない、他のご令嬢と仲良く楽しそうに王城の庭で散歩しながら、話をしているのを──。
アーヴィン殿下の婚約者は私なのに……。
でも、セーレシュアは気にしない
ことにする。
だって、もう殿下のことは諦めたから……。私は殿下の幸せを一番に考えて、身を引くことにしたのだ。
殿下、そのご令嬢と結婚したいのなら、私との婚約を早く破棄してください。そのご令嬢のためにも、自分自身のためにも。
そして、私に少しでも情があるのなら、早くスパッと婚約破棄してください。
余計、私が惨めになってしまいます。
私はもう、婚約破棄をされる覚悟はとっくに出来ているのですから……。
好きだけど相手の幸せを願って婚約破棄を願う少女と、婚約者ではない恋人がいるのに何故か婚約破棄をしてくれない王子の恋の行方は──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 19:00:52
10387文字
会話率:26%
婚約者であった王太子を腹違いの妹フリージアに奪われ、王太子の取り巻きの一人である公爵家長男アグリオスと結婚をすることになったマルグリット。
だがアグリオスもフリージアにベタ惚れをしており結婚初夜にマグリットを拒否、そしてマルグリットを別邸に
追いやったのだが、ここぞとばかりに好き勝手な生活を始めるマグリット。
そのマルグリットに興味を示し始めるアグリオスだが――。
初夜に「君を愛することはない」言った男が、今さら手のひら返しとか生理的に無理すぎですわ~!!
好き勝手することにした公爵家跡取りの夫人とそれに巻き込まれる男達のお話。
カクヨムにも同作を投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 05:19:48
101168文字
会話率:10%
婚約破棄の末に死罪になってしまった主人公、サネア・キシュシー。
彼女は転生し、日本で目を覚ます。そこで乙女ゲーム『アルコルズ・キス』の存在を見つけ、自身が悪役令嬢であることを知る。
日本で得た乙女ゲーム知識を使い、幸せな結婚生活を夢見て頑張
るサネア。
繰り返し乙女ゲーム世界と日本を行き来し、攻略しようと試みるが、今回からはどうにも様子がおかしいようで……?
*この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 20:49:09
84893文字
会話率:18%
幼い頃、「大きくなったら結婚する」と約束したリーシアとリフェト。大商人の娘と没落貴族の息子という身分違いにも関わらず、リーシアは「私が稼いでリフェトを迎える」と宣言し、再会を誓う。
時は流れ、再会したリーシアは以前とは別人のように高慢にな
っていた。ヴァロワ家の跡継ぎとして、商売の世界で生き抜くために変わったのだ。そして、リフェトに婚約破棄を告げる。
残酷な時の流れ。リフェトが出した結論とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 07:04:01
8133文字
会話率:56%
亡くなったマリー前妃と深く愛し合っていたバージリウス王子。前妃との間にはソアンという忘形見もいる。その事は国中が知っている事実だった。国王夫妻はバージリウス王子に再婚をさせようとするが、あれほど有名な大恋愛の後釜は嫌だと、どの令嬢からも断
られてしまう。
再婚相手の候補者リスト下位だったアンリーゼは、やっと自分にこの話が回ってきた時、二つ返事で承諾した。アンリーゼは婚約者の身勝手な婚約破棄によって、新たな婚約者探しに難航していたのだ。
予想通りの愛のない結婚生活は、侍女に仕組まれた媚薬によって妊娠し、予想外の真実を知ることになる……。
※エブリスタ様、アルファポリス様にも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:27:43
46610文字
会話率:52%