4月から小学1年生となった、桜庭春斗。たったひとりで春斗を育て桜庭小春。色々な期待や不安を背負いながらも、2人は桜が咲く門を通る。
春斗の父親とは、自然消滅と言う形で連絡が途絶えてしまった。だが、クラスの担任の名前を見て、小春は、驚
いてしまう。
担任の名前は東雲結斗。小春の元彼であり、春斗が産まれるまで付き合っていた人物の名前と同姓同名だった。まさか彼が担任だなんて、と思うが、小春はそんなはずはないと心の中で決めつける。
春斗(ハルト)がお手洗いに行きたいと言い出し、場所がわからない。仕方なく先生に声をかけるとー...。
教師と保護者という立場で葛藤していく2人の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 14:11:46
20229文字
会話率:57%
時は現代、日本。
俺は夏枝 重、35歳。彼女なし、どこにでも”居る”会社員だ。
これが普通だと思っていた。自分の範疇で。
しかし、その時が来るまでは・・・。
そう、会社から「戦力通告外」受けたあの日までは。
夢なし。目標なし。やる気も
なし。
危機感は持ち合わせてはいるが、全く行動に生かせない、てんで「ダメな人」な夏枝は、自宅のポストに投函されたチラシを手に取る。
如何わしい、明らかに。
異様ではあるが、何が異様なのかは判断することはできなかった。
ただ、夏枝の何かが告げている。
漠然とした曖昧で抽象的なイメージが。
怪しげなチラシにはこう書かれていた・・・。
「新たな担い手を支え、共に成長しませんか?」
「誰かを救い。皆から称えられる人気の職!」
「弊社はそんなジンザイを求めています。」
「職種:ジンザイ派遣管理(移転、派遣)、新たな担い手を育成、管理し、その者を救うお仕事です。多くの救い手があなたを欲しています。」
チラシの最後にはインターネット時代を彷彿するような、デカデカと書かれサイケデリックに色付けされた一文が。
「チラシを受け取った人のみ、面談不要!!、即日正社員!!」
それ以外のことは、会社ロゴと会社名、住所しか記載されていなかった。
夏枝は訝しげに、ヘラヘラと明らかな地雷を見てこう思ったのである。
こんな、時代になんと、時代錯誤な・・・。
だが、当の本人は面白半分でこの住所に行くことにしたのである。
誰もがそんな目に見える地雷で、人生が変わるなんて、誰が思いもするだろうか?。
そう人生とは、時には、自身の思い描く範疇、空間と時間を超越して変化することがある。
そのようなことは御伽噺や幻想小説のことだけだと決めつけていた。
夏枝には”そんなこと”という常識が、いとも簡単に毀れるものだと。
この時はまだ知りえなったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 16:38:39
95521文字
会話率:26%
主治医に気晴らしにと勧められた、フルダイブ式VRMMOPRG Otra Vida。
もう一つの人生という意味を持つそのゲームを、今まで碌にゲームもやったことのないカナカは進められるがままにプレイすることになる。
抑圧され続けたカナカは、Ot
ra Vidaを通じて自分探しを始める。
戦うのは好きじゃない。
――だってやりたくもないのに各種格闘技を習わされてたから。
自分に似合う髪型もわからない。
――だって選択肢なんてなかったから。
Otra Vidaでやりたいこともわからない。
――親に全部決めつけられて、それ以外をすべて否定されていたから。
親に定められたレールから降りることができたカナカは、ここから自分を探す旅を始める。
※剣と魔法のファンタジー世界、魔物がいる世界で戦闘をしないで男の娘が自分が何をしたいのか探していく話です。本人が戦闘をするつもりはないですが、降りかかる火の粉は払うしかないと思ってる面もあるため、戦闘描写が入る可能性も考えて残酷描写ありにしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 10:00:00
105149文字
会話率:29%
「おじさん、今日から私の道具ね」
一定期間、同じ場所に居続けるとポルターガイストを引き起こす男、家守カナト(30歳)は、人形のような美しさと愛らしさを兼ね備えた美女、狩屋結生(20歳前後)にそう決めつけられてしまう。
「まだおじさんって歳
でもないんだけど……」心の中でそう思っても口に出せないカナトは、結生に振り回される形でさまざまな依頼を受けることになる。
1章【母の遺品を探してほしい】…今は誰も住んでいない一軒家
2章【旅行中の失踪者】…高級老舗旅館
3章【視線を感じる】…人が少なくなった団地
4章【】…××邸
5章【これが終われば道具を辞めていい】…避暑地にある別荘
「家にも記憶があるんだよ」
家の記憶を見る血族「家解氏」結生と冴えない男のカナト
二人の奇怪な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:00:00
45384文字
会話率:31%
図書館に勤める30代女性・リセは、恋にも仕事にも“決めつけ”で心を守ってきた。
「自分と結婚したい人なんていない」
「良いことの後には悪いことが来る」
「小さな行動なんて、大して意味がない」
――そんな“思い込み”が、日々を静かに蝕んでいく
。
けれど、ふとした偶然の出会いや、誰かの一言が、リセの見ていた世界を少しずつ変えていく。
些細なことの中にある希望。反対意見に潜むやさしさ。過去と未来が、交差する瞬間。
これは、「大ごとよりも、小さな気づきが人生を動かす」と知っていく一人の女性の物語。
16の“勘違い”をめぐる、やわらかくて確かな再生の記録。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-22 14:50:06
16314文字
会話率:26%
私は何十回、何百回と読み込んだ大好きな本の世界へと転生してしまったらしい。
「やったー!!」
と、歓喜したのも束の間、登場人物たちの自分に対する態度に違和感を覚えた。
「初対面なのにその態度、失礼じゃない?」
どうやら物語の
悪役令嬢が転生者で、幼少期から登場人物たちとの関係改善&断罪ルート回避の行動をとった結果だったようだ。
「でもさ。私、何にも悪くないのに……いったい何なの?」
勝手にビビリまくる悪役令嬢にも、それを鵜呑みにし決めつけて、必要以上に冷たく接する登場人物たちにも腹が立ってきた。
「そんな奴ら、こちらから願い下げよ!!」
邪険に扱うなら無視するまで。もともと登場人物全員から好意を寄せられるなんて面倒くさくてかなわないと思っていたし。
私は“たった一人の人”に想われたい。
物語で私と結ばれるはずの王子は、今や婚約こそしていないが悪役令嬢を大切にしているようだし、最初から警戒心丸出しの態度に好感なんてあったもんじゃない。その取り巻き然り。こちらこそ興味ないわ。
こうなったら、物語と関係のない“たった一人の人”を探してやる!
主人公チートを振りかざし、物語と違う人間関係を作り上げていこうと思っていたのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 07:03:19
159614文字
会話率:36%
この世界の中心に位置する国、東極。
その治安維持を担う組織『東極警察局』に入局したばかりの新入局員・冷泉弑流は、初任務でとある事件に巻き込まれ、世間的には伏せられた存在《式神》の子供・燐と出会う。
人知を越えた力を持つが故に、生きた道具と
して扱われている《式神》のことを知った弑流は、局長の命令で燐を主体とした対犯罪組織《グングニル》を設立し、人ではどうにも出来ない犯罪を解決すると同時に、不当に扱われる彼らを救うことを決意する。
その過程で、ただ悪は悪と決めつける正義感のみを持ち合わせていた弑流は、”本当の悪とは何か”という葛藤に飲み込まれていく。
これは人と人外が織り成す、時に残酷で、時に美しく――そして、正解などない物語。
※この作品にはグロテスクな描写、暴力的な表現、様々な障害を持つ登場人物、モラルの欠けた登場人物等々が含まれています。苦手な表現がある方は注意してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 01:32:09
433711文字
会話率:49%
ある日突然、公爵令嬢と王子の二人に「偽聖女」と決めつけられたので、それならば……とお役目を押し付けて逃げ出すお話。
だって、聖女のお仕事大変なんだもん。あとはよろしくね!
最終更新:2025-07-20 19:00:00
4822文字
会話率:19%
召喚獣を主体とした異世界転生物。主人公は現実世界から目が覚めたら異世界の赤ん坊に転生。その異世界では主に魔法が主流。主人公は召喚魔法しか基本は扱えないが召喚獣の規模によっては国家転覆も容易。国によって決められた歳で魔法学校への入学が決めつけ
られており入学式とともに魔力測定をする。そこで各個人の魔力総量やレベルを判定しそれぞれのクラスに分けられる。しかし、偏った教育や差別を無くす為に各クラス均等に分けられる為特に差異は無くクラス内でも競争しクラス毎にも競争する仕組みになっている。半年に1度クラス対抗の魔法対抗戦が行われ順位などを争う。そこで上位のランキングに入ったクラスには勿論良い待遇や報酬がある。しかし、主人公は1度目の魔法対抗戦以降出場を禁止される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 18:36:19
80711文字
会話率:60%
魔法学園で召喚魔法で呼び出されたのは日本最後の侍の様な心を持った現代日本人の百枝ザンギだった。
彼を呼んだのは落ちこぼれと決めつけられた少女セリア・タヒロームだった。
セリアとザンギの異世界ドタバタラブコメディの物語が今始まる。
最終更新:2025-07-10 21:49:41
288文字
会話率:0%
『うちの学校の生徒も殺されて休みになった!!不謹慎かもだけど友達じゃなかったし休みになったからラッキー^^』
『闇バイトで沢山の人を動かして殺した説あると思う』
『もう日本終わりだな。今留学中だけどこっちで暮らせるように頑張ろうかな』
いつからか、見ず知らずの人の情報を受け取ることができるようになった。それを良いという人も悪いという人もいるが今分かることは、先日起きた"ある事件"によって日本中、いやそれよりも多くの人々が恐怖し、混乱しているという事だ。
一週間前の日本全国で、分かっているものでも千件近くもの殺人事件が一晩のうちに起こった。警察は特に共通点について言及をしていないし、まだ誰にも分からないはずだが、SNSや様々なメディアでは同一組織による犯行であるという意見が多数を占めている。特にSNSは個人が自分の意見を好きに発言できる場である故にその傾向が強い。そして現在もこの事件に関する感想、考察などが絶え間なく流れて来る。
『同時多発殺人』
この二週間、常にSNSで圧倒的一位のトレンドとなっているワードである。まだ何も判明していないのにそう決めつけてしまうのは、それが合っていたとしても良くないことだというのは誰にでも分かるはずだ。それでもこのワードが常に発せられているのはそれだけ冷静でない人が多い、つまりこの事件の異質さを物語っている。
「犯人は捕まるのかしら…」
女は自身のスマートフォンでSNSを眺めながら怯えるように呟いた。男から貰った真珠のイヤリングを触りながら折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 15:38:20
33389文字
会話率:52%
王太子・ライリーの婚約者は、公爵令嬢ノエル・アーネット。
だがある日、学園講堂にて婚約者ノエルへの“糾弾劇”が巻き起こる。
「アーネット公爵令嬢は、男爵令嬢リディに対して度重なる無礼を働いている――!」
そう声を上げたのは、リディを支持
する令息たち。
一方でノエルは冷静に彼らの言葉に一つ一つ反論していくが、相手は聞く耳を持たない。
彼女に浴びせられるのは“悪役令嬢”という決めつけ、そして侮辱の数々。
そんな中、ノエルはふと呟いた。
「そろそろ面倒になってきたな。さて、例の件を世間に明かすとしようか」
悪役令嬢と言われたノエル・アーネットの秘密とはーー?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:31:50
10341文字
会話率:45%
ぼっちな探索者、佐藤太一。
高難易度すぎると圧倒的不人気なダンジョン【神々の庭園】、その攻略情報をブログに書くのが彼の日課だ。
しかしそれを見つけたS級探索者、新山マサルが配信で「デマだ」と決めつけ、ブログは大炎上。
そんなことを知る由もな
い佐藤は、アクセスが増えたと大喜び。
さらには憧れの配信者ユニットが真相を確かめにきたりして、なんやかんやで佐藤は大バズりしていくのだった。
そして、どうやらそのブログは真実だと知られていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 13:57:30
98115文字
会話率:34%
不良はなぜ生まれるのか。
暴力はなぜ連鎖するのか。
誰が「かっこいい」と定義し、誰が「落ちこぼれ」と決めつけたのか。
ある日、「不良はかっこいい」と主張する若者が、AIにディベートを仕掛けた。
これは、ただの価値観の衝突ではない。
学校で
奪われたカード、理不尽な暴力、善意を装った大人たちの呪い。
それらをぶつけることで、彼は過去の自分と向き合っていく。
AIとの議論は、社会構造、家庭、教育、貧困、選挙制度、ベーシックインカム──多岐にわたる本質的なテーマへと発展し、やがて「不良=被害者」という視点にたどり着く。
問いは終わらない。
僕たちはどうすればこの連鎖を断ち切れるのか。
そして、大人になるとは何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 01:18:30
10864文字
会話率:5%
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた
赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われているにわとりくらいだ。
いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えているドラゴンが気になったフィロが話を聞くと村長に申し出る。フィロが話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。
途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。
「ドラゴンがお姉さんになった?」
「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」
変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。
+++
・アルファポリスさんに別名で投稿していますが、同一人物です。
・ハピエン完結保証
・毎日7時17時の2回投稿です。初日のみ5話投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 17:00:00
87595文字
会話率:42%
侯爵家に嫁いで三年。
子を授からないのは私のせいだと、夫や周囲から責められてきた。
だがある日、夫は使用人が子を身籠ったと告げ、「その子を跡継ぎとして育てろ」と言い出す。
――私は静かに調べた。
夫が知らないまま目を背けてきた“事実”を、ひ
とつずつ確かめて。
嘘も責任も押しつけられる人生に別れを告げて、私は自分の足で、新たな道を歩き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:02:50
7277文字
会話率:55%
皆さんは人間と魔族の戦いにおいて、人間が善で魔族が悪だと勝手に決めつけてませんか?
周りの行動が正しくて、それ以外が間違っていると思ってませんか?
私は誘拐されるまで、気づきませんでした。
―――私たちが間違っていたと。
最終更新:2025-05-21 17:33:28
9554文字
会話率:68%
中学生の千鶴は姉の失踪後、家のベランダから飛び降りる行為を繰り返すようになる。周囲からは自殺だと決めつけられるが、千鶴にしか分からない理由があった。
最終更新:2025-05-15 21:22:42
5004文字
会話率:9%
突然婚約を破棄され、ひとり港で泣いていたマリー。
そんな彼女の前に現れたのは、『お菓子の国』と呼ばれるブルーボン王国の第一王子、アルフォート。
優しく差し出された一枚のチョコレートと温かな言葉が、マリーの運命を動かしていく。
最終更新:2025-05-04 12:01:23
4487文字
会話率:33%
「1人になったのは、独りが怖いから」
中学2年の夏。修也はいじめを受けてしまう。
そして修也をいじめてきたメンバーには、自分が助けたはずの少女、園田恵美も含まれていた。
心折れた修也は、不登校を経て何とか高校生活をやり直そうとする。
しかし高校2年の春。転校生として園田恵美がやってきてしまう。
「人の幸せを決めつけるな」
過去と現在。人の正しい在り方を問う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:46:04
188284文字
会話率:32%