摂津の国(今の兵庫県)に伝わる話がある。『白滝姫伝説』という。
昔々、絶世の美女である白滝姫に恋をした山田左衛門尉真勝は、身分差を乗り越えて彼女を娶る。しかし、彼女は貧しい山里の暮らしに体を弱め、梅雨の頃に亡くなってしまう。その後、彼女の
亡くなった季節になると、彼女を祀った堂の前には泉が湧き、どんなひでりでも泉は涸れなかったという。いつしか人々はその泉を「栗花落(つゆ)の井」と呼ぶようになった。(『白滝姫伝説』)
――そして現代。高校生の藤原白滝は、不幸な死に方をした白滝姫と同じ、自分の名前が大嫌い。そんな白滝に好意を抱き、毎日気持ちを伝えてくるのが、同級生の山田真勝。あの伝説に出てくる姫の相手と同姓同名のやつなんか絶対イヤ! ……という伝説と同じ名前を持つ白滝と山田のふたりの話。
兵庫に伝わる『白滝姫伝説』をモチーフにした話です。
※あくまでモチーフにしただけですので、作者独自の解釈や改変が多分に含まれています。
※この伝説の内容や解釈には諸説あります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 00:40:12
3993文字
会話率:45%
ある日、ニートな青年は異世界に召喚されてしまった!いきなりラスボスに行って女医さんとウハウハライフを楽しもうとするのだが……!?
最終更新:2016-12-25 09:32:11
2092文字
会話率:27%
14人の少年少女が絶望した時、彼らは現れた。
14人の子供たちを中心とした未来の世界。そこで様々な陰謀に巻き込まれていく…
その場所の存在意義とは?
最終更新:2016-05-04 19:35:01
2102文字
会話率:37%
山里にあるイモ畑。
おじいさんがクワを入れるたびに、土の中からイモがわんさと出てきます。
そこへ――。
サルの親子があらわれました。
最終更新:2016-10-31 05:27:33
574文字
会話率:42%
ある山里の村に、おじいさんとおばあさん、それにじゅん吉という男の子が暮らしていた。
ある日のこと。
おじいさんが、山で赤んぼうをひろってきた。玉のようにあいらしい女の子だ。
最終更新:2016-10-17 07:10:56
1038文字
会話率:42%
小学生の高木美桜は隣の席の少女、山里蒼衣がクラスメイトにいじめられているのを知ってしまう。けれど蒼衣は一言も抵抗せず、ただただ寂し気に微笑むだけだった。そんな蒼衣を見た美桜は、蒼衣の味方になることを決意する。
これは一人の少女が中学生、高校
生へと成長し青春の喜びと痛みにぶつかりながらも必死に生きていく物語です。
※この作品は「ケータイ小説サイト 野いちご」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 20:06:22
93610文字
会話率:47%
大学生、山里花梨は念願の一人暮らしにむけて、裏野ハイツに引っ越してきた。
花梨の一人暮らしは楽しくなりそうだったけれど、引っ越し早々猫のユリがすこしおかしい……。
花梨の、期待と恐怖と不安の裏野ハイツ暮らしが始まった──。
最終更新:2016-07-13 21:36:01
3780文字
会話率:34%
『サークル・シエスタ』第三回短編課題 「再会」
参加作の3 「タンポポの咲く土手」
意見交換会でいただいた助言を参考に、改稿しました。
全国から桜の便りが届く頃、山あいの里ではまだ春の予兆が顕れたばかり。とはいっても、今を盛りと咲
き誇る桜も良いが、自然が見せてくれる風景ほど魅力的なものはない。
山から木を移植しただけの素人庭でしかないが、間近の山を背景にとりいれた庭は、父の部屋の正面にあった。そこはまた、鐵道に生涯をかけた父にとって憩いの場でもある。
里で戯れる風を見、さまざまな姿をみせる雨を愛で、遠く近く列車の鼓動を聞くことが楽しみなのだ。
山里にも春が訪れ、衆目を集める花が散ると、野の花が控えめに己を誇示する。それに誘われて散歩に出た父は、無人駅のホームで枕木に目をやっていた。
うららかな陽気は追憶の扉を開き、父はそこで元気いっぱい駆け回っていた。
騒々しい音とともに出現した列車は、父がハンドルを握った車両だった。思いがけない再開に、父は吸い寄せられるように乗り込み、現役でハンドルを握っているかのように澱みない操作を繰り返している。
不意に父が前方を示した。
懐かしい車両に出会えた父を称えるつもりか、土手で見送るものがいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 07:00:00
7652文字
会話率:8%
人の音と、人の光は、強すぎると思います。
鈍くなっていく気がします。生き物として。
キーワード:
最終更新:2016-05-27 12:03:27
251文字
会話率:0%
山里陽人は中学3年生、いわゆる受験生である。そして時期は秋。受験の真っ只中というより、もう、大詰めに差し掛かるそんな折りに人生初めてのデートに誘われる。………小学4年生に。ーーーこれは日々の勉学に、恋に悩む15歳と10歳二人のお話。
ーーー
年齢的に犯罪ではないのか? by陽人ーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-18 08:47:36
12280文字
会話率:49%
秋祭りの太鼓台の音が聞こえてくるのが辛くて100キロ離れた山里に紅葉を見に行きました。前日の雨が上がって、キンッと澄んだ空気のなかで舞い散る紅葉と秋の日差しに照らされたススキの穂がまるでタンポポの綿毛のように綺麗でした。
キーワード:
最終更新:2015-10-26 22:46:51
401文字
会話率:0%
【お食事中の方は読まないでください】
友人宅へお泊りにいっていた西山里奈。
楽しい連休が悪夢に変わる!!
最終更新:2015-09-12 00:16:46
3656文字
会話率:27%
ぬいぐるみになった僕。
生まれ変わったその先は……。
最終更新:2015-03-21 22:05:41
527文字
会話率:10%
勘は良いが間の抜けた青年、羽鳥・由布人(はとり・ゆふひと)は富士の樹海に金になりそうなキノコを探しに来たが、遭難してしまう。空腹の末出会った少女(キノコ?)に助けられ、目覚めたそこは不思議な場所。キノコの娘たちの住む山里であった。「私たちの
知名度を上げるため、アイドルデビューさせて下さい!」とキノコPRに燃える彼女らの熱意と、なにより社会に戻った時のための「金になる珍しいキノコ」を手に入れるべく、由布人はアイドル養成学校の教師として着任する……はずだったのだが。(※「oso的 キノコ擬人化図鑑」の二次創作作品。タイトルは仮題で、今後の変更もありえます。作者の挫折宣言により完結とします。目を通してくださった方には感謝を。更新ができず申し訳ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-06 12:03:37
4598文字
会話率:44%
祖母が亡くなって寂しかった私は、祖母に教えて貰った事を思い出し、祖母に会いに行くことにした。
最終更新:2014-10-26 19:48:06
3063文字
会話率:10%
山里の安寧と繁栄を叶えるために育てられてきた山里の民は人の世に学びにでる習慣があった。人より秀でて当たり前。それなのに鼬の青年イザクには、「次こそ、勝つ・・!」と強くライバル視してきた娘レフィがいた。戦闘の実技こそ勝てるものの、そのほかのテ
ストではまるで歯が立たない。しかしあるテストを境にレフィの成績は実技を筆頭に下降の一途をたどっていてーー。負けばかりだったイザクは不信に思い、レフィに問い詰める。どうやら体調を崩しているようなのだが、肝心なところでいつも逃げられてしまい苛立つ日々。とうとう冬休みを境に完全に逃げられて、それきり学校に彼女は姿を現さなくなったーーイザクは耐え切れず一人探しに出るが、一方山里では、精霊の娘を保護し、その娘に山里の地の危機を告げられ、護衛を依頼されたーーと騒ぎになってーー。それをきかされ無理やり引きもどされたイザクがその護衛を受ける事になる。嫌々引き受けることになた、護衛対象は、ずっと捜し求めたレフィ!ツンデレで強引、恋愛初心者のイザクが虫が多く寄り付くレフィをあの手この手で守るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-30 16:02:59
3786文字
会話率:25%
雪深い小さな山里に暮らす少年と迷い犬タロ。
人口の少ない山里で育った少年にとって、タロは唯一無二の親友だった。
『雪祭り』の前日、準備に忙しい大人たちの邪魔にならぬよう、タロと共に林へ出かけた少年だったが・・・。
少年の小さな成長を描い
た作品です。
一度に載せるには長かったので連載小説になっていますが、私の中では短編小説です。前編・後編で終わります。
何か不備がありましたら、すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-25 14:27:53
7230文字
会話率:32%
山里に住まう少年・コノエは、ある日散歩中に大きな椿の木を見つける。花の下にいたのは、白い髪の奇妙な少年だった。ずっと人を待ち続けていると言うその子供の元に、コノエは通うことになる。自サイトに載せていたものの焼き直しなので、ご留意下さい。
最終更新:2014-05-19 09:00:00
4600文字
会話率:24%
リックは古今無双のスケベです。奥方の遊魔と妖怪退治の旅をしています。
最終更新:2013-12-27 18:00:00
1529文字
会話率:38%
私の母様はとても優しい方でした。
私の家には父様がいません、
だからと言って、一度も不自由をした事は無く、母様は何時でも美味しい食事と綺麗な洋服を私に与えて下さいました。
高校生になったある夏休み、母様は私を山里の美しいコッテー
ジに連れて行って下さいました。
そこで私はとても楽しいひと時を過ごし、母様は初めて私にワインを勧めてくださいました。 それは特別なワインで とても甘い不思議な飲み物でした。
ワインに酔って眠ってしまった私は、夜中に目を覚ましてしまい、図らずもそこで私の出生の秘密を知る事になってしまい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-16 05:12:19
3643文字
会話率:15%
都から遠く離れた山里ゴヒャンに、さびれた茶園がある。
茶園の娘、翡翠(ビチュイ)は、ある日、見知らぬ男と出会う。
彼は都では「毒茶」とそしられる、ゴヒャンの茶がほしいと言うのだった。
彼の正体は、世継ぎの王子さまで…。
最終更新:2013-01-31 04:58:09
9592文字
会話率:41%
ある雪深い山里に住む若い未亡人が書いた、亡き夫の三周忌に向けた手紙を読み進めていきます。
秋なのでシリーズ第2弾。
最終更新:2012-10-28 13:31:32
6039文字
会話率:45%