小瓶の鮮やかな青が嫋やかに揺れている。
最終更新:2020-06-01 01:34:16
9740文字
会話率:47%
俺は心底参っていた。
スーパーの安売りに乗せられて、まんまと買ってしまった食パン5枚切り三袋!
賞味期限は今日。
ジャムもバターもなく、万事休すかに思われたその時、塩の小瓶が目に入る。
最終更新:2020-05-27 00:58:26
2494文字
会話率:6%
かつて水の惑星と呼ばれていた地球は全てがゴミで埋め尽くされた。
海も谷も盆地も平野も山脈もゴミで埋め立てられ、地球は地平線の果てまで平らなゴミの大地が続いている。権力者や資本家は早々に月へ逃げて、それ以外の残された人々は今もゴミに埋もれ
た地球の上で暮らしている。
月の人々はゴミで埋まった地球の二の舞を避けるために、地球の各所と月を繋ぐ物流のパイプラインを作った。
全ての生産活動は地球に任せて、生産物だけ月に運ばせて、一括で管理し地球に分配している。
そして、月で出たゴミは物流のパイプで運び、地球に捨てるのだ。
世界は月と地球を結ぶ輪の軌道を描く物流のパイプラインが確立されてから三百年の間地上も月も進歩のない停滞の時代が続いていた。
そんな中、ペッドボトルのキャップを作ることに特化した第354工場を中心とした街でゴミ漁りとして日銭を稼いで暮らしていたイツキが奇妙な小瓶を拾った所から世界は僅かに動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 20:00:00
36722文字
会話率:18%
魔王の娘である魔人の姫アンブロシアーナが婚約を結ぶ相手は長く敵対していた人間の国の王子フリードリヒ。
恵まれた容姿と王族としての気品、誰よりも優しく甘い言葉ばかりをかけてくるフリードリヒにアンブロシアーナはあっという間に恋に落ちてしまう
。
しかし楽しい日々は泡沫のように儚い。フリードリヒは人間の国から送り込まれた密偵だったのだ。
正体を明かしたフリードリヒは「お人好し」の彼女に毒の入った小瓶をちらつかせて嘲笑う。
禁忌の魔導書の力によって過去の時間へと戻る度に明かされていくフリードリヒの秘密。
心を隠して生きる彼の本当の目的とは?
■完結いたしました。ブックマークやコメントなどありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 22:54:38
153856文字
会話率:34%
矢野幸夫は20歳代の半ばにして、中古の電気製品の修理、販売で財を成したが、新品の電気製品の大量購入の詐欺に遭い、多額の借金を背負った。そしてとある街の裏町に逃げ込んで再起を図る。
そんな中、黒野黒太と称する黒ずくめの異様な姿の男に出会う
。彼は矢野に栄耀栄華を約束するが話に乗らないかと誘う。見返りは何も求めない。千日間、毎晩寝る前に小瓶に入った黒い液を飲むだけだという。ただし、1日でも飲むのを怠った時は約束は反故になる。
矢野は話に乗る。黒野の紹介で黒川企画商事という会社に就職する。矢野はその会社でたちまちの内に頭角を現す。次長、課長、部長と階級を登りつめていく。会社に入って2年半にして次期社長の声もかかる。将来は国政選挙に打って出て総理大臣も夢ではない。
しかし、好事魔多し、秘書との肉欲に溺れて、999日にして、寝る前に小瓶の黒い液を飲みのを忘れる。
その結果・・・。
矢野は粗末な部屋の薄汚いベッドの上で眼を覚ます。昨夜はホテルの豪華なベッドで寝たのを思い出す。
そして起き上がって彼が見た物は、宏大な闇の世界に浮かぶ無数の人間の姿だった。
それはダーク・ワールドと呼ばれるアストラ(想念)の世界だった。彼らはこの世界でダーク・タイムという自分の願望が実現される世界に浸っていたのだ。
その世界から引き戻された矢野は現実の世界で身も心も老い果てた姿になっていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 05:48:12
27093文字
会話率:8%
エレナは猟師小屋のロフトで小瓶をいじっていた。薬師のおばばから買った【恋忘れ】とても高価な薬だった。(日本円で50万)これを飲めばこの恋を忘れることができるだろうか?
最終更新:2020-02-02 00:00:00
14009文字
会話率:18%
小学一年生の男の子『ハルくん』は、ある日知らない二人組のお兄さんに出会います。
そしてそのお兄さんにある《小瓶》を渡されるのですが……
最終更新:2020-01-21 18:10:55
3253文字
会話率:41%
吐く息がまっ白な寒い寒い冬の日。ちんまりとした小さなお店の中。座布団に座ったおだやかなおばあさんがにこにこ笑いながら湯呑みでお茶を飲んでいます。
その後ろには木で出来た上中下3段の陳列棚があり、手の平サイズの小さな小瓶が各段1本づつ並んでい
ました。
ここはいただくためではなく、差しあげるためだけのお店。
ここに訪れるお客様は選ぶためではなく、受け取るためにいらっしゃいます。
冬の童話祭2020参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 18:54:36
8509文字
会話率:28%
思い出をいつまでも大切にしていたいと願う少女のお話です。
最終更新:2019-12-08 00:08:59
766文字
会話率:0%
結婚間近のある女性、嬉しさに舞い上がってお祭り市で妙な買い物。小瓶の中のイクラのような魚の卵、「『心の清い者』が育てると天使のような生き物が、『心の荒れた者』が育てると世にもおぞましい生き物が生まれ出る」との売り文句。はてさて、生まれ出ずる
のは天使か悪魔か、それとももっと別の何かか……。小粒でおかしな「育成記」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 19:26:34
2195文字
会話率:35%
コバルト・ブルーの小瓶にうつる
輪郭のない獣のひとみ
ひとりの影もない三差路で
くちはてた標識が風になびいて音をたてる
……
最終更新:2019-11-02 15:32:28
211文字
会話率:0%
小学校の卒業式の日に主人公のアカルは小瓶に閉じ込められていた悪魔を助ける
その悪魔が御礼にと差し出してきたのが同性に好かれる薬と異性に好かれる薬だった
どちらかひとつだけを選ぶことが出来ると悪魔に言われるアカル
あなたならどちらを選びますか
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 17:00:00
8487文字
会話率:50%
悪さを働き瓶詰めされた妖精姫のお話
最終更新:2019-08-16 18:14:29
7670文字
会話率:97%
悪役令嬢スカーレットは、転生者である。死亡フラグが回避できず、断罪の場である夜会へ連れ出されようとしていた。このままでは火刑に処されてしまう。自室へ閉じ籠った彼女は、液体の入った小瓶を握り締めた。「さようなら、殿下。お慕いしておりました」
ショートショートのコメディです。1000文字以内って難しいですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-01 22:43:04
1000文字
会話率:41%
堂抜咲麻は学校の"姫"と呼ばれる少女に思いを寄せている。それを友人である一ノ瀬に相談したところ告白をするよう勧められるが、なかなか踏ん切りが付かず悶々とした日々を過ごしていた。そんなある日、所属する科学部で部長に『惚れ
薬』とラベルの貼られた怪しい小瓶を渡され、断ることも出来ず処分に困っていると、風紀委員長でトラブルメーカーと名高い宮間花楓に見つかってしまう。目を付けられた堂抜はなんとか誤解を解こうとするものの全く聞く耳を持たれず、指導という名目で彼女に付き纏われる事となった。そのせいで"姫"にもあらぬ疑いをかけられ、告白どころではなくなってしまう。彼は無事思いを伝えることは出来るのか!?
ドタバタ青春ラブコメ、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-26 08:00:00
37213文字
会話率:38%
恐怖の先には一瞬の幸せがあった。その自分の幸せは。
キーワード:
最終更新:2019-01-11 01:57:02
554文字
会話率:18%
静かな喫茶店の棚には、宇宙が詰められた小瓶があった。
最終更新:2018-12-08 21:41:34
4869文字
会話率:39%
獣人《ビースト》の住まう世界- 刻《コク》 -
その世界の片隅に存在する国に生きる黒猫の獣人と銀の狐。緋い瞳の畏怖べき、謎の新種の獣が混じりあうアクションファンタジー。
重なりあう漆黒と白銀。虚ろな緋。小瓶に満たされた液体。
黒猫の出会った
狐は何者なのか。新種の獣の原因は。謎と命の駆け引きが今、ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 02:01:26
4441文字
会話率:21%
ある夏の日の俺と彼女との出会い。
彼女の落としたタオルから始まる恋愛劇。
それはコーヒーの残り香の様に儚かった。
この作品は「マグネット!」にも掲載しています。
最終更新:2018-10-31 22:03:15
2707文字
会話率:64%
天使は、戦場となり滅びた都市で、死者の魂を天界へ誘おうとする。だが、その都市には、まだ生き残っている者が一人いた。その者は何やら小瓶を大事そうに持っていた。
最終更新:2018-10-19 22:49:35
957文字
会話率:26%