渋谷に着いて降り立ってみると、そこは都会でもなんでもなく血の池地獄そのものでした。
まず、渋谷には空が存在しませんでした。空の代わりに存在するのは、日が差し込まないただ赤黒いだけの暗い大気でした。渋谷には建物らしい建物もありません。建物どこ
ろか人工物と思しきものも一切見当たりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 09:11:51
3071文字
会話率:24%
私は地獄に落ちたが、根性のあるじいさんに出会った。
最終更新:2021-10-31 07:19:40
1563文字
会話率:46%
ステータスオール1、魔法とスキルは一切無しの無能者ルシフェル・イザヤは、そのあまりの無能さゆえ、実家、冒険者ギルドだけでなく、子供の小遣い稼ぎであるドブさらいギルドすら追放される始末。
就ける仕事が無い彼は物乞いになるが、そんな時4千のゴブ
リン軍団が街を襲い、絶体絶命のピンチを迎える。
ルシフェルは襲われた少女を助けだそうとするが、彼は9歳児にボコられるほどのクソザコ。ゴブリンにあっさり殺され、あの世逝きとなる。
裁きの間で、閻魔大王とその手下に侮辱されながら、理不尽な判決で地獄に堕とされるルシフェル。
地獄では、針の山、血の池地獄など、想像を絶する苦痛が待ち受けていた。
ルシフェルは何とかその苦痛から逃れようとする内に、『気』の力に目覚める。
気の力を得たルシフェルは最強となり、反乱を起こし、地獄の王となる。
迷宮地獄の主を倒せば、現世に甦られる事を知ったルシフェルは、神の眷属である各階層守護者を撃破し、弟子にしながら現世へと帰還。
その圧倒的な強さに、人間達は彼を邪神として崇拝し始めるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 22:40:48
108012文字
会話率:41%
地獄。そこは生前の行いを、終わらない苦しみで悔い改める場所である。
地獄。そのに居る人間どもは獄人と呼ばれ、永久に後悔しながら生きる。
地獄。人の愚かさは簡単に露呈し、その醜態を晒す恥辱すらも刑である。
人とは愚かだ。だからこそ素晴らしい
。美しい。
ここは、地獄処四丁目血の池地獄のゴール脇。
カフェ・ヘル。今日も獄人の後悔を聞いてやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 18:25:12
8017文字
会話率:51%
矢野幸夫は20歳代の半ばにして、中古の電気製品の修理、販売で財を成したが、新品の電気製品の大量購入の詐欺に遭い、多額の借金を背負った。そしてとある街の裏町に逃げ込んで再起を図る。
そんな中、黒野黒太と称する黒ずくめの異様な姿の男に出会う
。彼は矢野に栄耀栄華を約束するが話に乗らないかと誘う。見返りは何も求めない。千日間、毎晩寝る前に小瓶に入った黒い液を飲むだけだという。ただし、1日でも飲むのを怠った時は約束は反故になる。
矢野は話に乗る。黒野の紹介で黒川企画商事という会社に就職する。矢野はその会社でたちまちの内に頭角を現す。次長、課長、部長と階級を登りつめていく。会社に入って2年半にして次期社長の声もかかる。将来は国政選挙に打って出て総理大臣も夢ではない。
しかし、好事魔多し、秘書との肉欲に溺れて、999日にして、寝る前に小瓶の黒い液を飲みのを忘れる。
その結果・・・。
矢野は粗末な部屋の薄汚いベッドの上で眼を覚ます。昨夜はホテルの豪華なベッドで寝たのを思い出す。
そして起き上がって彼が見た物は、宏大な闇の世界に浮かぶ無数の人間の姿だった。
それはダーク・ワールドと呼ばれるアストラ(想念)の世界だった。彼らはこの世界でダーク・タイムという自分の願望が実現される世界に浸っていたのだ。
その世界から引き戻された矢野は現実の世界で身も心も老い果てた姿になっていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 05:48:12
27093文字
会話率:8%
ショートショート。地獄に落とされた極悪人の前に、一本の蜘蛛の糸が現れた・・・。
最終更新:2017-08-11 06:47:11
661文字
会話率:19%