旧部活棟の一室に奇怪な怪人が現れる。その目撃者となった早瀬志帆は、さらに怪人の消失と密室殺人という事態に直面してしまう。いかにもな探偵小説的事件に密かな興奮を抑えられない志帆だったが、聴取の間に明かされた密室の真相とはあまりにも凡庸なもの
でガッカリする志帆。
愚痴っぽく事件のあらましを同じく探偵小説好きで従姉妹の空木要に語り、憤懣やるかたない志帆だったが、一方、興味なさげに聞いていた要は、次の日ぶらりと事件現場に姿を現し、志帆が語り落していたという重要な手掛かりを指摘するのだが……。
先に投稿した短編「烏哭」のコンビが活躍する第二弾です。今回は凡庸極まりない密室トリックが炸裂した事件を推理で暴くお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 04:50:29
22125文字
会話率:46%
依頼を終えた名探偵と助手は旅館「ペケの屋」で一泊することとなった。しかしそこで密室殺人が起こる。図々しくも捜査に協力した名探偵は密室のトリックを見事暴いた。そして名探偵はついに犯人にたどり着くのだった。
最終更新:2016-09-10 13:21:53
1911文字
会話率:86%
清楚で可憐でおしとやかな文学少女を目指す少女――風原奈白はある日の朝、友人の多摩川楓からSOSのメールを受け取る。聞けば、調理準備室で起こった盗難事件の容疑が楓にかかっているらしい。
奈白は友人兼片思い相手の間颶馬連太郎と共に、楓の無罪を証
明するべく密室盗難事件に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 22:40:35
51385文字
会話率:54%
無門学園探偵部に、倉畑と名乗る男子生徒がやってきた。
用件を尋ねられた彼は、悪びれる様子もなく言った。
「僕はこれから人を殺すんだ」
探偵部の面々にそう宣戦布告した倉畑は、この殺害計画を止められるものなら止めてみてくれと言い残して去って
行った。
まもなく、部室に新たな客が訪れる。
自殺志願者だというその女子生徒は、落ち着いた様子で言った。
「私、これから殺されるの」
『殺したい者』と『殺されたい者』による殺人予備事件――。
異様ながら、単純明快な事件のはずであった。
だが予想に反して事件の様相は二転三転し、殺害計画は連続殺人へと発展する。
――密室で消えた殺人者。
――現場なき殺人。
――死者の挑戦状。
ひねり達は真相を究明すべく、その謎に挑む。
最後に死の床についた者は、真実を求める探偵達に向けて言い残した。
「疑問はあるかと思います。ですがその疑問が自分で解けないなら、真実は永遠の眠りについたままでしょう」
■読者への宣誓
『ひねり』は、形式はライトノベルですが、内容は本格推理物に準じております。
1.『謎とトリックの提示』
2.『犯人および犯行方法当て』
3.『読者の推理で事前に解明が可能』
以上の約束事は、いずれにおいても堅く守っております。
ご自身、または名探偵スフィーの推理を玩味して頂けたならさいわいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-30 18:11:04
95636文字
会話率:44%
その血のように真っ赤な外観から通称『血みどろ荘』と呼ばれた木造アパートで一人の男が遺体となって発見された。部屋は密室。壁には6日前に殺された女子高生の写真が貼られており傍らには遺書が…。だが本当に彼は自殺なのだろうか…?《先生と助手シリーズ
第1弾》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-03 15:48:09
23886文字
会話率:50%
月刊オカルト雑誌のミステリーツアーに参加することになったミステリー研究会の四人は、孤島に建つ幻霧館に招かれた。館には魔除けとして十字架がドアノブに掛けられており、地下には怪しげな礼拝堂に六芒星の刻印がされていた。全てはこの館にいるという吸
血鬼から身を守るためのものだという。しかし、既に悲劇の幕は上がっていた。
ミステリー研究会の冴木賢、有栖川みれいが活躍するシリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-05 20:00:00
100366文字
会話率:53%
オンラインゲーム”レッドアトランティス”のオフ会で黒騎士館に訪れた七人の男女。そこで起きる不可解な密室殺人に、偶然にも他の別荘に向かっていたミステリー研究会の冴木賢、有栖川みれいの二人が遭遇する。招待状を送った黒騎士という人物の姿はどこに
も見当たらず、外は吹雪で逃げ場はない。密室で発見された死体に添えられていた紙切れには、黒騎士からの言葉がーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-18 19:00:00
89471文字
会話率:61%
今年も終わりに近づき、僕の所属するミステリー研究会では年末の大掃除に精を出していた。すると突然、先輩のひとりが、密室にした部室から消失してみせようと宣言し……。
最終更新:2015-12-31 21:52:49
15196文字
会話率:57%
俺と彼女は幸せな日々を送っていたはずだった。
だが突如、俺は何者かに誘拐されて生死を賭けたゲームを仕掛けられる。
賭けられた命は彼女、親友、そして自身の命。
ゲームを仕掛けた人物は一体何が目的なのか、そして俺たちの運命はどうなってしまうのか
。
そして全ての謎が解けるとき、彼らは全てに後悔する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 19:00:00
128578文字
会話率:22%
大学生の瀬名瞬は、ひょんなことから、サークルの先輩・袴田に招かれ、幼馴染の小雨、同級生で二重人格の少女・真紀を連れて海沿いの別荘で数日間の休暇を共に過ごすことになった。
袴田先輩の妹・心美や、両親である袴田繁幸・良子夫妻、使用人の吉川夫妻に
歓待され、波の音を聞きながらのんびりとしたバカンスを楽しんでいたが、二日目の夜、二重の密室内で、胸にナイフを突き立てられた袴田先輩の死体が発見される。
自殺か、不可能犯罪か……難解な密室トリックに、瞬、小雨、真紀、そしてもう一人の真紀が挑む。
即興小説トレーニングで投稿したものを加筆・修正しています。
お題を消化していく中で生まれたキャラクターを再利用して連載ものを書けないか、と、プロットを練って作ってみた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-13 22:08:05
42149文字
会話率:43%
しがないラウンジのオーナーが、なぜか財閥の美人お嬢様の「探偵遊び」を手伝うことに……推理は抜群だが、それ以外はからっきしヘタレなお嬢様と、体力と精神力(笑)以外取り柄のない冴えない三十男に、街で起きる難事件が解決できるのか?お嬢様に迫る怪
しい影……お嬢様に隠された衝撃の秘密とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-19 11:31:59
5345文字
会話率:64%
机上の空論なんでもありの糞トリック大連発。オーバーテクノロジーや超能力犯罪ですらゲームの俎上に出題できる、それが模倣者達の密室殺人ゲームだ! 連作短編としても読めるけど、出題順やどうでもいい雑談の全てが伏線として作用するとんでもないギミック
が用意された長編推理小説。歌野晶午さんへ捧げるオマージュです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-15 23:27:08
78566文字
会話率:40%
出会いは密室トリック。
㈱ひなびし商事の社長令嬢にして、同社の新人OLである雛菱陽凪(ひなびし・ひなぎ)は、社内で起こった密室殺人の最重要容疑者という窮地に立たされる。
その密室とは、貨物運搬用エレベータの地上搬出入口の踊り場であっ
た。
出入口のシャッターの鍵を保持していのは――陽凪のみ。エレベータは停止しており、扉は動いていない。起動用の鍵は根元から折れて、昇降機制御盤に挿さったままである。
真壁馨子(まかべ・かおるこ)警部補は、新しい相棒と共に、この密室殺人に挑む。かつて〈名探偵〉と渾名された相棒と別離して二年以上……。警察内で煙たがられていた彼女の新しい相棒は、警察官僚や政財界に太いパイプを持つ名家で世間知らずな超お嬢様・日比之奏音(ひびの・カノン)であった。体よく厄介事を押しつけられたのだ。
ブレーンを失った馨子は燻っていた。
窮地にたった陽凪を救おうとするのは、彼女を誰よりも大切に想う幼馴染み(恋人未満)で、㈱ひなびし商事をかつて倒産の危機から救った、公認会計士の青年・至峰解(いたみね・サトル)だ。
そして、馨子は解の推理力に目をつける。
果たして二人は密室トリックを破ることができるのか?
陽凪と解、馨子と奏音。二組のコンビが交わる時――事件が起こり、ミステリが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-25 17:00:00
26720文字
会話率:41%
教室で起きた密室盗難事件。
最終更新:2014-09-23 17:53:39
1541文字
会話率:41%
ギリシャ神話をモチーフにした短編推理。十年ほど前に「扉」「命がけ」「羽根」で三題話を作ろうとした時の未発表作を手直ししたもの。狭義の密室トリックで、きちんと手がかりも入れたつもりですが、真面目に推理するのは難しいかも。
最終更新:2014-06-02 23:27:51
2271文字
会話率:20%
北国の町呼越市《よぶごえし》。二年前に起きた雪の夜の失踪事件。少女麻由子は雪の路地で足跡さえ残さず消えた。親友だったふたごの姉妹、美羅々《みらら》と美瑠璃《みるり》は、引きこもりだが天才肌の兄美乃地《みのち》の知恵を借りて麻由子の影を追う
。
なぞのタロット占い師ヌウ。
正体不明の集団紅蝙蝠《くれないこうもり》。
やがて起きる第二、第三の失踪事件。走行中の車から、洋館の完全密室から女性たちがつぎつぎ消えていく。その裏には過去に起きた〈見えざるもうひとつの事件〉があった……。
美羅々たち三兄妹は真相にたどり着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-29 11:53:12
110631文字
会話率:40%
主人公の通う大学で女学生が刺され死亡した。そしてその後事件は続いて起こる。近くの川で溺死した女学生。しかし、遺体が発見されたのは施錠のされていた更衣室。密室殺人。「僕は動機や犯人なんかには興味がありません」。果たして二つの事件の関連性とは?
動機や犯人そっちのけで推理を進める無気力ミステリ解禁!――タイトルこそが最大の叙述トリックだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-11 00:00:00
18265文字
会話率:40%
右京大輔の恋人が首を吊って死んでいた。
ポケットの中の指輪に背中を押され、プロポーズをしようと、恋人の家を訪れた大輔。
彼はそこで不幸にも、恋人の自殺現場を目撃する。
自殺とも、他殺とも断定できない遺体の謎。
警察の捜査の目
は、大輔に向く。
最愛の恋人を亡くし、さらに警察に疑われる大輔は、
藁にもすがる思いで、先輩に連れられて探偵に会いに行く。
そこで待っていた、隻眼の探偵が見抜いた真実は…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-11 21:14:55
47845文字
会話率:40%
(難易度★★)
雪で覆われた早朝のテニスコートに残されていたものは、複数の足跡と女性の死体だった。さらに、現場には、ひとりの青年が呆然と立ち尽くしていた。読者への挑戦を付した本格推理小説で、如月恭助シリーズ第1弾。
最終更新:2012-03-04 19:20:00
18985文字
会話率:72%
工業高等専門学校に通う十九歳の幼馴染、漣 蒼馬と如月 碧は、文化祭の準備中に盗難事件に巻き込まれてしまう。ほぼ密室の状態から盗み出されたダイヤモンドの指輪(イミテーション)を見つけ出すことができるのか。複雑なトリックは無用の短編ミステリー
小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-06 18:34:35
14367文字
会話率:42%
密室にははたしてどんなトリックが使われたのか?!
最終更新:2009-10-22 14:33:08
102文字
会話率:100%
死体がある。密室だ。しかし何かおかしい…
最終更新:2009-10-21 13:34:39
110文字
会話率:100%