ある時ある場所、あるビルの屋上に佇む一人の少女。その終わりなき物語。
作中に隠されつつ明示された真相に気づいたとき、あなたはきっと、笑うか鼻で嗤うかすることでしょう。
※数年前にお誘いいただいたギミック小説アンソロジー企画に寄せて書いたも
のの、結局企画が立ち消えてしまったために長年眠っていたお蔵出し作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 10:02:06
2664文字
会話率:2%
『奇なる姓に妙なる名』その人は『四天王寺ロダン』。
彼はのっぽ背にちじれ毛のアフロヘアを掻きまわしながら、小さな劇団の一員として、日々懸命に舞台芸を磨いている。しかし、そんな彼には不思議とどこからか『謎』めいた話がふわりふわりと浮かんで、彼
自身ですら知らない内に『謎』へと走り出してしまう。人間の娑婆は現代劇よりもファナティックに溢れた劇場で、そこで生きる人々は現在進行形の素晴らしい演者達である。
そんな人々の人生を彩る劇中で四天王寺ロダンはどんな役割を演じるのだろうか?
――露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢、秀吉が辞世で詠んだ現代の難波で、四天王寺ロダンは走り出す。
このマガジンは『嗤う田中』シリーズから、一人歩き始めた彼の活躍を集めた物語集です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 09:34:52
215158文字
会話率:34%
熊本と大分の境にあるN。ここには昔から通称『鬼提灯祭』という提灯祭りがある。その祭りは戦国の頃、大友氏の領内の府内から逃げた南蛮人が里奥の山に隠れ住み「鬼」化した為、彼等を殺戮する為「提灯」を用いた祭りでだまし討ちにしたのが所以だった。
そんな彼等鬼達の為の鎮魂祭は現代まで続き、そして夏のある日、一人の若者がその地を訪れる。
その若者の名は四天王寺ロダン。
そして彼はそこである因果に連なる事件を解明する。
この物語はもじゃもじゃアフロヘアの四天王寺ロダンの、彼はこのNの鬼提灯祭で何を見るのだろう?そんな推理短編小説です。
* 本作の原作になる『四天王寺ロダンの挨拶」はアルファポリス第6回ホラーミステリー大賞の奨励賞を頂きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 22:12:29
19796文字
会話率:29%
これは『田中』を主人公に書き綴った短篇ミステリー集です。(*それぞれの作品は既に発表済みです)
様々な『田中』が事件に巻き込まれ、それは時に犯罪者に、また事件の傍観者に、ある時は探偵、その助手になる物語です。
既に発表された各短篇と
は違い一気読みする際には是非、こちらへお越し下さい。
きっと皆さまを満足させる『田中』があなたをお持ちしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 20:57:50
308861文字
会話率:33%
沢山の貴族が集まる夜会で突然、相思相愛である筈の婚約者から親友と恋仲になったことを告白され、それを理由に婚約の解消を乞われた伯爵令嬢のシャーリー。
彼女は、ショックを受けながらも正直に話してくれた二人の幸せの為に身を引こうとする。
だ
か、いざ了承の言葉を告げようとした時、ふと親友である子爵令嬢を見ると、彼女が皮肉めいた顔で小さく嗤うのが目に入った。優しい世界で生きてきたシャーリーが初めて受けた悪意ある感情。
それを目にした瞬間、シャーリーの前世の記憶が蘇る。
シャーリーは遠い昔、前世と呼ばれる時、権利ばかりを主張すると揶揄される世代のOLだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 06:00:00
1601文字
会話率:19%
魔王ゼレウス・フェルファングは勇者に討たれた。
傷つけた者の身体能力を封じる“虚脱の聖剣タイダリス”と、魔力を封じる“魔封じの聖剣フュージア”の両方を身に受けて。魔法も使えず身動きもできなくなったゼレウスは魔王軍のナンバー2に裏切られ、
追放の末ダンジョンに身を隠す。しかし配下の迎えはいつまで経っても来なかった。
それから800年。長き時を経てタイダリスが朽ちた時、ゼレウスの時は再び動き出す。
「──僥倖! 今度こそこの世界を我が手中に収めるぞ!」
ゼレウスは嗤う。魔王に相応しい、威圧感に溢れた笑みで。だが……。
「カッコつけても、ブザマだなぁ。背中からボクが生えちゃってるんだもん。むしろカッコつけるほどダサい」
「……だろうな。……はぁ」
ゼレウスは世界征服を目論む。
胸元に喋る剣、“魔封じの聖剣フュージア”が刺さったままに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 08:46:34
349321文字
会話率:37%
人と、人ならざるものと、それから魔法が混在する世界にて。
世界の悪と混沌を象徴する悪魔が、今日も今日とて己の食欲と暇つぶしのために美味しそうな人間を美味しく食べていくお話。
「ワシを満足させられる人間などそうはおらん。光栄に思うがよい
わ」
「なら美食家なお悪魔サマはいつか飢え死にしそうだね」
──というわけではなく。
正義のヒーロでもない、悲劇のヒロインでもない、とある国で生まれたとある酔狂な人間が、弱肉強食の世界でただ弱肉強食していくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 21:16:47
68863文字
会話率:35%
こちらは『混沌の淵に潜む竜は永久を嗤う』のイラストやSS、いただいたファンアートを公開しています。
最終更新:2023-04-05 02:00:00
13530文字
会話率:17%
14年前の政変によって、故国を追われたリューゼ。追手を逃れ成長した彼は、心ひそかに復讐を誓っていた。しかし寄る辺ない身の上の彼に、協力しようとするものは少ない。そんな時、大地女神を奉る神殿の巫女が、ひとつの神託を受ける。「彼こそ正当な王であ
る」と。
未だ動乱の収まらぬソル大陸に、新たな嵐の予感が――。
創始の竜が眠る国ロサの王座を巡って、人々の思惑が交差し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:34:37
32260文字
会話率:22%
わたくしの婚約者たる王子様はお優しく、汚らしい猫であっても甲斐甲斐しく世話を焼く。今更放り出すこともできないだろうと、だから代わりに猫を排除しようとした。
「エルザ。もう君とはやっていけない」
王子様はついには庶民の女と愛を育ませ、わた
くしを拒絶する。
王子様の親友の見届けがある中での婚約破棄は、突きつけられることはなかった。
誰もが想定しない不幸な事故が起こり、狂いに狂って、それぞれの愛を筆頭にした想いが変貌する。
「エルザ。愛しているよ」
「そうですか。わたくしは嫌悪していますよ」
笑顔の花を咲かせながら毒を吐き、手段を問わず報復する。
それが悪役令嬢と言われた、わたくしのやり方よ。
※短編「悪役令嬢は嗤う」、「王子は追い求める」の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 00:18:00
97246文字
会話率:44%
私の婚約者である彼女は、理想の王子様としてしか私を見てくれない。それが苦痛で、だから本当の私を見てくれるアリスに想いを寄せた。
罪悪感に苛まれながらも、王子は婚約者の彼女に婚約破棄を告げる。それが狂いに狂ってしまった、王子視点の一夜の出来
事。
※短編「悪役令嬢は嗤う」の別視点になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 12:15:08
3157文字
会話率:20%
わたくしの婚約者たる王子様はお優しく、汚らしい猫であっても甲斐甲斐しく世話を焼く。今更放り出すこともできないだろうと、だから代わりに猫を排除しようとした。
王子と庶民の女が、悪役令嬢の非道を突き付けて婚約を破棄する。それがうまくいかなかっ
た、悪役令嬢視点の一夜の出来事。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 00:03:17
2053文字
会話率:21%
「ヴィオレッタ! 貴様との婚約を破棄する!!」
───美しい思い出になるはずのパーティーで、ヴィオレッタの未来は、呆気なく崩れ去った。
王子の婚約者として、王家のためにとひたすら尽くしてきたつもりだった。その結果が、これだ。
生家の公爵
家とは縁を切られ、学園を追放され、婚約は破棄されて放逐される。
王子は、嗤う女を腕に抱き、ヴィオレッタは年老いた成り上がりの男に嫁ぐのだと告げた。
「卑しい貴様には似合いだ!! お前に相応しい人間を用意してやったぞ、せいぜい喜ぶことだな!!!!!」
それにヴィオレッタは────
「まあ、それはご丁寧に」
いまいち危機感を抱けていなかった。
「それにしても若い子って元気ねぇ。前世では孫はいなかったから...ゲートボール倶楽部のヨネちゃん(86)がいつも羨ましかったわ」
乙女ゲームに生まれ変わるには精神年齢がニアミスしていたヴィオレッタ。
そもそもゲームジャンルを知らず、悪役令嬢モノを知らず、ざまぁの概念のないヴィオレッタは、ここから巻き返し逆ざまぁを果たすことができるのか?
武器は身一つ。今まで磨き上げてきた教養と美貌。上手く使えば逆ハーレムも夢じゃない(※出会うイケメンを孫認定さえしなければ)......!!!
頑張れヴィオレッタ!!!!
「ばぁば......素敵な響きだわ。お相手の方には、お孫さんはいらっしゃるのかしら」
まずは現状を、危機的状況だと認識するところからだ────!!!!
という話。
【イケメンが出るまで遠いです。とりあえずできてる話を投下していきますが、イケメンエンカウントには辿り着きません。
適当に書いたタイトルとあらすじなので、予告なく書き換える可能性高です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 17:00:00
63869文字
会話率:23%
史上最大級の水爆の爆発が地球を包んだ。地上に存在するあらゆるものは破壊されつくし、植物はほぼ全てが枯れた。
それから1000年後、この廃れた世界を生きる兄弟が立ち上がる。
_この1000年の空白に何があったか…__。
最初は好奇心のまま興味
本位で探索したが、ひとつの謎が出現する。1000年の空白の中で栄えた文明についてだ。
_1000年の空白を解き明かし、-壊れた時計の秒針を動かす-…。そんな、歴戦史異能力バトルファンタジー小説です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 10:42:39
2588文字
会話率:48%
アリスは嗤う。
どこまでも醜く。
どこまでも美しく。
そして、どこまでも深く。
「さぁ、遊びましょう? 御伽噺の、その先で」
最終更新:2023-02-07 19:16:11
470文字
会話率:32%
ある日見えないものが見えるようなってしまった主人公鳴海成世。命を救ってもらった恩人となんでも屋を始める。
最終更新:2023-01-22 00:54:01
2777文字
会話率:54%
家族に裏切られ、魔女として告発されたララ。断頭台に乗る彼女の首に、真っ直ぐに刃が落とされたその瞬間――魔女は嗤った。
最終更新:2023-01-19 07:09:08
5310文字
会話率:33%
これはとある時代、無数の国が乱立している剣も魔法もファンタジーもある異世界でのお話... その中の一つの国に旅人が来国する。 旅人は入国を済ませると、衛兵に必ずこう伝えるのだ。 「この国で使われている最も広く、早い通信手段で、以下の
三つのことと俺の泊まる宿の住所を国民に伝えてくれ。」 一,俺が一ヶ月この国に滞在すること 二,俺は来国した国で何でも屋をしていること 三,何でも屋としての依頼は泊まっている宿で行うこと これは、謎多き旅人と、それを取り巻く依頼人が織りなす嘘と事実の物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 23:40:43
854文字
会話率:32%
近所でたまに見かける子供が、公園の砂場でスコップを持って立ち尽くしている。
子供の足元には、何やら大きめの穴を埋め戻したような痕跡がある。
その横を通り過ぎようとした時、子供が私に声を掛けてきた。
「おじさん、見てた?」
最終更新:2022-12-11 12:04:30
999文字
会話率:27%
ある世界、ある国の物語です。
連載小説ですが、短編集のようなものです。
舞台は西洋風にしていますが、完全な創作小説です。
は、よくわからないので、付けていません。
読んでいただければ嬉しいです。
投稿は不定期です。一週間に一話は更新しよう
と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 13:22:37
2570文字
会話率:30%
“一対の翼を千切り 双眸が顕現すれば
三つの分かたれた魂が 四裔に降り立ち
五百重に猛る黄金は 六骸を貫いて
来たる七日目に かみは嗤うだろう”
かつて神々が争い、終末の炎によって焼き尽くされた世界。
生き残った七柱の神は二度目の崩
壊が訪れないよう血の掟を結ぶが、賢人の予言が終わりのない罪の如き闘争と破滅をもたらす。
掟と終末の狭間に揺れる七神は予言の成立を阻止すべく、己の影たる者「代闘士」を召喚する──。
これは、ひょんなことから代闘士となったとある一般人(地球産・日本育ち)の、波乱と苦楽とひとさじの希望に満ちた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 10:02:27
226437文字
会話率:52%
子役から芸能活動をしている高校生の五十嵐聖(いがらしひじり)は、最近仕事に身が入らないでいた。何もかも投げ出した彼女は学業専念のための休業と銘打って、母親の故郷である九泉(くせん)村に夏休みの間身を置くことになる。
そこで聖は村長の孫だ
という色魅(しきみ)という美しい少年と出会う。美しいが毒を混ぜ混んだような無邪気さのある彼に惹かれながら、聖はその村の日常に引き摺りこまれていく。
妖(あやかし)、妖怪の類いが隣に住む村であらゆる事件に巻き込まれながらも、次第に彼女は自分のやりたいことを見つけていく。
美しい少女と異界の匂いを纏った少年の田舎のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 15:17:33
8941文字
会話率:57%
繰り返される退屈な日常に飽きた男は一人の老人と出会う。
男は力と非日常を望み、老人は【楽園】への道を拓くことを望んだ。
元居た世界によく似た異世界で男は戦いの日々に明け暮れる。
正義を標榜する戦隊、ディストピアの治安部隊、警察の対怪人部隊
、果ては魔法少女や勇者まで。
気まぐれに悪徳を積み上げながら正義を嗤う。
男がたどり着くのは【楽園】か【地獄】かとくとご覧あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 20:00:00
108070文字
会話率:29%
桃太郎は三姉妹の次女だった……
拾い育てるは双子の陰陽師
桃の瞳が紅に輝く時、相手は鮮血に染まり逝く
全く新しい桃太郎が始まる……
最終更新:2022-10-14 00:00:00
43182文字
会話率:68%
それは魔王が支配する世界。
圧倒的な暴力と恐怖で満ちた狂気の世界。
魔王は今日も嗤う。
「ああ、人類とはどうしてこうも愚かなのだろう。」
今日も勇者は現れない。
最終更新:2022-08-07 11:52:12
2588文字
会話率:37%