知り合いに頼まれ、家政婦として働くことになった莢子がやってきたのは、二世帯住宅なのに住人が家主ひとりきりという風変わりな家だった。そのうえ、この家には「一階に長居するな」という奇妙なタブーがあった。やがて莢子は次々と奇怪な現象に襲われていき
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 20:44:56
7641文字
会話率:27%
「よく聞け犬神よ。
今この時より、私がそなたの主(あるじ)となろう――」
凄惨な儀式の果てに首を落とされ、呪いの神となった犬は、すべてを喰らい尽くそうと暴れ回る。
しかしそれを意外な方法で止めたのは、わずか13歳の巫女姫・加世邪(カゼヤ)
だった。
彼女の宣言により、主従の誓約を交わした二人を待ち受けていたものは、偏見と嘲笑。
それでもカゼヤは犬神に言う。
「決めたのだ。絶対に見棄てぬと。
おまえを、愛すると!」
これは、ひとりきりでも立ち続けると決めた少女の
“決意を証(あか)す物語”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 14:10:37
58051文字
会話率:29%
少女は塔の中でひとりきり。
花を食べる少女は人を避け、自ら塔の中に閉じこもった。
食べることがやめられない少女の前に、夢喰う魔物だと名乗る青年が現れる。
青年は言う。「君の夢をくれれば、願いを叶えてあげる」
少女は言う。「わたし、花を食べる
ようになってから見ていません」
青年と少女の童話を模した物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-31 23:59:48
66587文字
会話率:45%
「お母さんのはつこいって、いつだったの?」―――初恋は、叶わない。
あの頃確かに持っていた気持ちをなくしてはいないけれど、あの頃ほど一途に何かを追いかけられることは、ゆっくりとなくなっていた。
初恋というのは、いつだって特別だった。
初恋は叶わない。そんなジンクスを覆せるほどに好きになれる誰かを見つけられるひとは、果たしてどれだけいるのだろう。
―――世界を巻き込んででも、未来に貴方を見つけてみせる。
淡く強く輝いていた初恋は、確かに今ここへと繋がっていた。
prologue 淡い夢の話をするように
2 ひとりきりの夜に見つけた
3 特別なことは何一つ
4 全てが要らなかった訳じゃない
5 夢の終わり
epilogue 緩やかに、忘れてしまった夢の続きを折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-13 22:11:42
28367文字
会話率:25%
しろくも君は、白い体をした蜘蛛でした。ずっとひとりきりだったしろくも君は、ある日、自分と同じ仲間を探すための旅に出ることにしたのです。
最終更新:2012-10-26 19:53:38
4995文字
会話率:33%
今日は『おやま』の夜祭りだ。
紅提灯が道作り、祭囃子が鳴り響く。並ぶ夜店に目を奪われ、踊る影に足取られ、居並ぶ異形に手を取られ、やまの奥へと迷いこむ。
ひとりきりで『おやま』の夜祭りに出かけた私は、近道をしようとして奇妙な場所に迷いこむ。
ここは『おやま』の夜祭り。
けれど、私の知っている『おやま』じゃない。
出口を探して、私は異形の夜祭りの中を歩き回る。
狐。赤い花嫁衣装。カエルのおばけ。お面の少女。
はやく。はやく。
はやく、おうちに帰らないと――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-15 23:29:25
7914文字
会話率:27%
長距離バスに揺られて到着した聞いたことのない名前の町で見つけた「ひとりきり」の夜。
地平線の彼方にあったお話です。
最終更新:2012-01-01 04:44:56
4242文字
会話率:9%
ひとりきりで、空を舞う“わたし”のお話。
最終更新:2011-02-28 21:49:53
519文字
会話率:0%
蒼祐と美紅のシリーズの掌編。
美紅が友達とコンサートにでかけ、珍しくひとりきりの蒼祐。そこに現れたのは・・・
最終更新:2011-01-09 12:36:15
2512文字
会話率:47%
十歳のマモル君は、お母さんから家の留守番を頼まれた。ひとりきりになるマモル君。準備は整った。恐怖の遊びは、ひとりでに始まる。本作では「きる」の言葉にご注目下さい。また、残酷な表現があるので苦手な方は御注意下さい。
最終更新:2010-04-13 11:43:09
8952文字
会話率:23%
包丁は、なんで僕の目の前にあったんだろう。
知らないままの方がいい時だってあるのに。
雨は、いつから降っていた?
最終更新:2009-12-09 15:53:22
945文字
会話率:15%
桜のさかりの吉原にたたずむ男を追い抜いていく、ひとりきりの花魁道中。
うつつと黄泉のあわいにある遊廓でのものがたり。
最終更新:2009-11-08 01:45:32
2156文字
会話率:58%
ひとりきりだったはずの保健室。左側にはなぜかあの彼。これは夢だ。夢にちがいない。だってこんなの、あたしの平凡な日常の予定になかった。
最終更新:2009-02-06 10:46:54
7762文字
会話率:1%
ぼくはもりのなかひとりきりでした
最終更新:2007-05-03 23:43:33
2359文字
会話率:0%
作者の私、四季折々の実話です。これは二年ほど前までの私で、今は全く違う性格をしておりますが、今の自分を書き表そうとしても、技量がありませんで、仕方なく数年前の自分とさせて頂きました。御一読の程、よろしくお願いいたします。
最終更新:2006-06-15 09:00:00
764文字
会話率:4%