―魔獣が治める理想の島。どなたもどうぞ、けっしてご遠慮はありませんー
世界の最果てに佇む小さな小さな群島。
静かに朽ちゆく無人の集落には、1匹の魔獣と1体の人形が取り残されていた。
置き去りにしたのは、なんと神様。
思い通りにならない人間
に愛想を尽かし、何もかもを見捨てたのだ。
姿を変えられたせいで何も出来ない魔獣、操られなければ動けない傀儡人形。
魔獣は人形を操り、集落の再建を始めた。
そこに2人の若者が漂着した事で、島の運命は変わり始める。
世界は大戦の真っ只中。
皆が安住の地を求めているのなら、この島をそうすればいい。
指示通りに動く人形と、徐々に増えていく島民達。
「えっと、誰に呼ばれたんだい」
「野生の人間」
「……えっ?」
列強の軍事国家や政治経済大国をも凌ぐ島を目指し、
世界地図にも載らない無人島から、小さな魔獣の世界征服が始める。
神に代わる存在になり、元の姿へ戻るために。
※異国の言葉を表現するにあたって、方言を使用しております。
すべての方言に精通してはいないため、表現の怪しい箇所がある事をお許し下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:43:00
145713文字
会話率:65%
時は大正。妖怪や化けた動物達が人間と同じように過ごす世界。
『コノ土地ニ入ッタモノハ何時如何イツイカナル時モ同族以外餌エサトミナス』そう書かれた看板の洋館に住む鬼娘のキラ。ドイツからの転校生、アドルフは目の前で同級生がキラによって仕留められ
た事をきっかけにから彼女に興味を持ちだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 23:42:21
26407文字
会話率:41%
古来より、力を得るために人ならぬ者たちと交わってきた人たち。
時が経つにつれて生粋の人は少なくなり、人と妖怪や付喪神たちの血が交じり合った妖という種族が世界の中心になっていた。
そんななかで生粋の人として生活をしていた由希は駄菓子屋で
アルバイトをしていた。
生粋の人と駄菓子屋の主人である化け猫、妖たちの日常のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:50:36
236542文字
会話率:41%
「君の魂を私に共有させてくれ!そうすれば私は本来の姿を取り戻すことができる!」
夏休みを迎えた高校一年生、木下修一はある日うっかり祠の封印を解いてしまう。
彼が解き放ったのは数百年前、魔力を使って大罪を犯した化け猫、夜叉だった!
夜叉と修
一は、力を分ける代わりに魂を共有する契約を結び、一緒に生活することになる。
だが実は夜叉は過去の罪で"天災"として指名手配されており、その魔の手は魂の共有者となった修一にまで及ぶことに…!
果たして二人は追跡者との戦いに勝ち、生き残ることができるのか?!
完成しているため、毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 19:51:03
30807文字
会話率:34%
出会い(璃桜Ver)
桜の花が散る中にとても綺麗な人が手を伸ばしていた。
その人は偶像を地上に残し、虚像が空に飛び出し桜の花に溶けて消えるようだった。
消えて欲しくなくて、僕は思わずその人の手を掴んでしまった。
驚いた表情のその人は僕の手
を振りほどき、校門の中へと消えていった。
―― しまった。入学早々、いきなり変な行動を取ってしまった。 ――
僕・千義璃桜は妖が視える。幽霊とも話すことができる。
そして、多くの神の加護を持っている。
祖父と叔父は神職(陰陽師)として働いており、
姉も神職に就くべくその方面の大学へと進んだ。
そして、弟の桜珠は化け猫“ロウ”の新しい主人となった。
化け猫の転生恩返しで成長した 璃桜の別のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 13:19:11
10609文字
会話率:30%
吾輩は猫である。いや我が輩は化け猫の生まれ変わりである。
名前はある。令和現在の我が輩の名前は『九(く)重郎(じゅうろう)』と申す。
そして、この小学生が今の主人(あるじ) 千義(せんぎ)璃(り)桜(おう)様である。
これは、転生を繰り
返す化け猫と千義璃桜の成長と
千部本家の子孫や陰陽道家の人々と
様々な人々や妖怪達が繰り広げる物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 14:05:24
50253文字
会話率:18%
命ある者、人は常に“欲”を出し続けている……それは妖も同じ。ある化け猫は、主を見ながら過去を思い返し、思考する。
最終更新:2025-03-22 19:00:00
1675文字
会話率:32%
廃墟の神社で生まれ、捨てられた一匹の猫。
死にかけていたその命を拾ったのは、陰陽師の家系に生まれた優しい人間だった。
人の温もりに触れ、妖力を得て、化け猫となった私は、今日も彼女の帰りを待つ――
これは、猫でも、化け物でもなく、「家族」にな
れた私の、静かで優しい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 07:00:00
1510文字
会話率:2%
檻の内側が世界のすべてだった私は、火事の起きたある日、謎の青年によってその檻から連れ出される。私は青年に連れられて日本のとある街を訪れ、そこの古めかしい洋館に住むように言われる。洋館には私の他にも、一風変わった住人たちが住んでいた。吸血鬼、
魔法使い、化け猫、鬼…。一風変わったどころか、人間ですらない彼らと住むことになった私もまた、人間ではなく、狼人間だった…。
主人公が過去を語っている形式なので、「当時は~」などの表現がちょくちょく出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 01:20:03
74042文字
会話率:40%
人間には辿り着けない不思議な洋館には、狼人間の私の他、鬼、化け猫、吸血鬼、魔法使いが住んでいる。一般的に魔物と呼ばれる私たちは、同じ魔物たちの依頼を受けて、その生活を脅かそうとする人間を追い払う仕事をしていた。私は高校生活との両立に苦労しな
がらも楽しく暮らしていたが、ある日、入ってこれないはずの人間が洋館を訪れ、仕事を依頼してくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 23:47:24
212225文字
会話率:57%
樹木の精霊を使役する一族の少年と化け猫を使役する一族の少年。
二人の少年の出会いから物語が始まる。
10歳の御鏡裕樹(みかがみひろき)は、夜の樹海で、4匹の化け猫に襲われて瀕死の重傷を負っている少年と出会う。少年の名前は猫風蒼雲(ね
こかぜそううん)。化け猫を使役して退魔などの霊的な仕事を行う「猫使い」の一族の子供で、襲っていた化け猫は、これから彼が使役すべき2匹の化け猫と、彼の父である蒼龍の使い魔だった。猫風家と御鏡家は共に仕事をするパートナーとして長い歴史を刻んで来た。
5年後。15歳になった裕樹は、木霊使いとしての修行のまっただ中。中学校の卒業式を翌日に控えた夜、久々に再会した裕樹と蒼雲は、初めて二人きりの共同戦線を組むことに。中学卒業後は、術者集団「天御柱(あまのみはしら)」の研修校である学校に通うことになっている二人。学校には他の猫使いの一族や別のジャンルの術者の子息が通うが、入学式初日から何者かの襲撃を受け混乱する。
しかしそれは、これから始まる不穏な事件の前兆にしか過ぎなかった………。
悪鬼悪霊が跋扈する世界を戦っていく、少年たちの「友情」を中心とした物語。
あらすじ追記:
現在、第4巻部分を更新中。詳しくは登場人物一覧を参照。
裕樹と蒼雲は、入学した霊泉学院で、猫森梓乃、遠山雅哉という友人を得た。突然襲ってきた敵の襲撃を乗り越えた四人は、一つ屋根の下に暮らしながら、一緒に授業を受けたり、祓魔の任務に赴いたりという日々を過ごしている。裕樹たち学院の新入生たちは、土蜘蛛と呼ばれる、神話の時代から続く高天原への抵抗勢力の殲滅を命じられている。その最初の事件の調査として、火災現場の死体から心臓を集めている事件を担当し、その裏に渦巻く陰謀の影を追いながら、秩父へと赴いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 18:50:31
377865文字
会話率:52%
猫使いの猫風蒼雲と、彼の使役する2匹の化け猫との日々。
化け猫と人間は生きる時間軸が違う。
雪の日の、ちょっと切ないやり取りです。
長々と連載している「相棒はツンデレ猫の猫使い」の番外編。
本編は殺伐としていますが、こちらはほのぼのです。
最終更新:2016-11-24 18:05:15
1872文字
会話率:40%
死にゆく人食い化け猫のために、二匹の子猫が人なべを作るはなしにございます
最終更新:2025-02-22 20:16:42
7864文字
会話率:46%
猫、それは現代において我々人間にとって癒しの対象であったり、犬と同じく家族の一員として扱われています。
しかしちょいと江戸時代までさかのぼると、猫は老いると化け猫、あるいは猫又になると信じられていました。
化け猫の伝説は各地に残されています
が、最も有名なのが佐賀、有馬、徳島にある猫騒動とも呼ばれる日本三大怪猫伝であります。
そして当時の政治、経済の中心地であったこの江戸でも、そういった怪異は存在したようで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 22:59:59
9705文字
会話率:1%
猫を保護する、
父に言われて始まった奇妙な生活。
仕事を失い、実家に帰って一年が経過し、そろそろ仕事をしないといけないと思い初めて……。
なんだかんだ動き始めていると、
周りで様々な問題が起こり、何もかもがバタバタで。
そしてある日突
然父はいなくなってしまい……。
主人公、宮野あかり
引きこもりの自宅警備員
お父さん
あかりの父、職業は自称記者
かねやん
あかりの幼馴染、赤髪姫カットの美人、たばこや主人
しんちゃん(シンク)
宮野家の飼い猫、毛並みが赤黒い、お尻にハート模様がある折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 02:13:01
42212文字
会話率:27%
新吉原の老舗妓楼・牡丹楼に住む珠吉は、物心ついたときから妖を見ることができた。そんな珠吉は遊女になる予定もなく、下働きをしながら三本の尻尾を持つ化け猫茶々丸と暮らしている。ある日、新吉原で遊女が死んだ。三人目だった。その前後では元吉原でも遊
女ばかりが五人死んでいる。巷では妖か鬼の仕業ではないかと言われているが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 10:00:00
67792文字
会話率:59%
結婚して数年、行商帰りの夫が「化け猫さんを買いたい」と言う迷子の子供を連れてきた。
しかし妻にしてその化け猫、ユエは子供を見るなり「この子、幽霊だ」と言い放つ。
夫に取り憑いた霊を送り出すため、夫妻、幽霊、猫の目、耳長馬での道行きが始まった
が、妻はひとつ、嘘をつく決心をしていた。
「いままで」を失う宿命を持った化け猫と、「これから」を望めない幽霊と、それを見守る二人の話。
全9話
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登場人物
ユエ: シリーズ主人公。右目に猫の魂を、子宮に魔女の魂を抱える。魔女の魂によって実質的に不死身だが、死の淵から還るたびに思い出を喰われて過去を無くしていく。
西の地元では魔法使いであり、流れ着いた東の国で現地の呪いを身に着けた。好物は米粉の平麺、出汁は鶏出汁、付け合わせには香菜が一番。
リールー: ユエの右目にして相棒。もともとはユエの使い魔であった。見聞きしたものを覚えておくこと、ユエに猫の力を与えること、ユエの話し相手になることが主な仕事。
クォン: ユエと結婚した、行商人の気のいい男。特別な力は何ひとつ持ち合わせていないが、家と耳長馬を持っている。好物は苦瓜。
ホァ: 子供の幽霊。父親と二人暮らしをしていたが、父が猿に憑かれたようになり、化け猫さんに治してもらおうとお使いにでた。享年八歳。
化け猫シリーズ
https://ncode.syosetu.com/s3359i/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 12:33:18
15006文字
会話率:46%
右目に猫の魂を、下腹に魔女の魂を抱え、死ぬことのない娘「化け猫ユエ」
死ぬことはないが、死に瀕するたびユエは思い出を喰われ、なくしていく。
そんな中での結婚生活が終わり、未亡人となったユエは“故郷”である西方の都市シュダパヒを訪れた。
こ
の街で暮らした記憶は既にない。
もし元の名を呼ばれてしまえば、ユエの魂は今度こそ魔女に喰らいつくされる。
それでも、かつて家族だった人に伝えなければならないことがあった。
あの頃の「あの子」の気持ちが胸に入り込み、ユエが後悔の重さに膝をつく。その頃、街では魔女の再来を求めて少女が魔法を組み上げていた。
もうどこにもいない「あの子」を抱いて、化け猫ユエが爪を振る。
「わたしがいま感じてるのは、あの子の亡骸なんだろうね」
シリーズ前話: 化け猫をまつ https://ncode.syosetu.com/n3795jn/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 17:50:00
48293文字
会話率:22%
化け猫を妻とした男が「お二方(おふたかた)」へ語る思い出話。ここではない場所で語られた、魂の独白。
初めて聴いた声は「ぎゃ!」
初めて言われた言葉は「いたい」
初めての笑顔は「そうだね」
初めての泣き顔は「なくしてしまって、ごめんなさい」
平凡な男と非凡な妻の思い出は聞き手の空白を埋め、男は「お二方」を送り出す。
シリーズ前話: 化け猫おちる https://ncode.syosetu.com/n1809jm/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 19:10:00
11623文字
会話率:33%
藤野夏樹はある出来事で、人を恐れてしまう。人を信じられないまま大学生となったある日、捨て猫に出会う。しかしその捨て猫も実は人間が怖いよう。お互い人が怖いのだ。そんな2人は人間信用できるように成長することを誓う。果たして人を信じることはできる
のだろうか。これは人恐れの2人による物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-08 02:11:18
1699文字
会話率:46%
蒔田内寝子は猫である。化け猫というやつだ。それ故に、昔からいじめられてきた。
彼らは物怪という存在を知らない。けれども、この縦長の瞳孔も、人外の身体能力も、きっと酷く不気味に映ったのだろう。
寝子は普通が欲しい。友だちがいて、放
課後には遊んで、たまにお泊まりなんかもして。そんな普通の日常が欲しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 22:00:00
935文字
会話率:0%
訳アリ物件、イノウエマンション303号室で、毎夜、聴こえる謎の話し声、嬌声の真相を確かめために、猪上 健一と恋人の美咲は、監視カメラで303号室で真夜中の303号室を監視するが、カメラが映し出したのは住民、やまだ大和とこの世と思えぬ○の宴の
様子だった。
妖怪や・幽霊の美少女、美女の幽霊ハーレムの様子を小説にしてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:00:00
3605文字
会話率:30%
大学生の松下美桜は、梅雨時期の雨の中捨てられていた白猫を拾ったのだが、その猫は人の言葉を話す化け猫だった。一時は改めて捨てることを考えたが、結局は、一緒に暮らすことを選んだ。
その日から美桜のウチは、いろんな動物をはじめとして、幽霊やあ
やかしなどが困りごと(という名の厄介事)を持ち込んでそこを訪れるようになったのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 12:15:39
52466文字
会話率:68%
半年前に仕事を辞めた河野海斗は行く末を案じていた。世界に置いていかれるような、漠然とした不安感に襲われる瞬間があったのだ。そんな10月31日の夕方、海斗は美しい鐘の音を聞く。どこからか聞こえるその音は何故か音量が変わらない。それは化け猫であ
るムギワラのキナコが海斗に聞かせていたものだった。この鐘の音を聴き、目が合う者。それは彼らと働く上での適合を意味した。押し問答の末に連れていかれた古ぼけた事務所で出会ったのは猫魈であるサビのリョウスケ。この時食べたパイが契機となり、海斗は株式会社夏梅で働く事となる。そこは思った以上にしっかりとした人間の会社で、本来は猫であっても皆それぞれ人に化けて通常業務をこなしていたのだ。元々あまり物事に抵抗しない海斗はあっという間に馴染み、仕事を覚えていった。
クリスマスはアイルランドの下請けで、九州物産展は支部の管轄?!会場には守神の白狐が現れて…と海斗の周りはたくさんの個性的な仲間たちでいつも笑顔でてんやわんや!
疲れてしまった心を新しい仲間と癒していくわちゃわちゃお仕事ファンタジー。あなたもこんな上司となら働きたくなるかも?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 11:33:54
26918文字
会話率:63%
猟師である佐十郎は、その日も――自らの業に思いを馳せながら鉄砲の弾を作っていた。
その様子を、凝と見ているモノが居た――
※pixiv にて公開中の作品を一部改訂したものです。
最終更新:2024-09-04 16:04:23
2576文字
会話率:0%