観察者でもあった彼ら、超生命体達は、彼
らの観察対象である一個の下等生物の意識世
界を全開させた。
隊商が黄金都市を訪れようとしていた。長
い砂漠の道のりで、さしものサイボーグ=一フ
クダも疲弊しているようだった。その上に乗
っている
人々はそれ以上のようだ。
目の前に吹き荒れる砂嵐を通して、かろう
じて、彫刻が施された金色の城壁が見えてき
ている。目ざす都市一ラグーン市なのだ。
このあたりの砂漠地帯のオアシス。このミ
ューダ砂漠の富と財宝を集めている都市なの
だ。
黄金の壁の一部が外側へ開き、ねずみに似
た形のヴィーグルが出現した。
隊商を迎えるためだろうか。砂漠を越え、
ようやくこのラグーン市へ辿り着いた人々は
手を振った。
が。それに応えたのはヴィーグルの目玉の部
分から発射された機関銃のスタッカート音だ
った。
。
機銃弾は人々の体を貫き、さらにはサイボ
ーグ=ラクダの体をパラパラに吹き飛ばした。
静寂が訪れた。しはらくしてヴィーグルの
(。チから一人の男が出てきた。ヴ4Iグル
の後部へ七りを着けた格納車の中へ総ての残
滓をヴィーグタのマニュピュレーターを使い、
格納車にほおり込み、都市の中へ引きずり込
んでいく。何回もこの作業をくり返し、後に
何も残らなかった。最後には壁がヴィーグル
を呑み込み、‘何もおこらなかったのごとく、
砂が動いていた。
この一部始終を私は上空500mから消音へリ
コプターでモニターカメラを通じ、観察して
いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 20:11:04
27911文字
会話率:20%
少し思い立って、
月を見たくなって、
秋の涼しさを浴びたくなって、
私は玄関の前でひとり秋の夜に出る。
最終更新:2021-08-24 23:46:46
520文字
会話率:0%
ほのぼのとするうさぎのおばさんとねずみのミミのお話し。
最終更新:2021-08-18 07:38:41
1415文字
会話率:10%
鉄砲玉と呼ばれた、年端も行かぬ少年の悲しい最後の想い。
最終更新:2021-08-12 10:40:22
642文字
会話率:34%
ぼくはなにものなのかよくわからなくなったのです。
最終更新:2021-07-31 11:35:09
3668文字
会話率:0%
笛吹きの吹く笛の音にあわせて芸をする針ねずみは市場の人気者。
でもそれを快く思わない者たちがあって…
最終更新:2021-06-26 21:42:18
7469文字
会話率:18%
山に住んでいた野ねずみの『さめ君』と
しろくてちっちゃいハムスター『クーピー』
出会うはずのない二匹が、高校生の女の子『みさき』によって夏の夜にめぐりあう。
海と山に挟まれた、田舎の書店から始まる小さな物語。
最終更新:2021-05-17 09:42:15
5311文字
会話率:6%
犬猫好きとケモナーを一緒にするな、という一人の異世界転移者の述懐。話の中の時間進行は数秒間しかない。ある意味悲恋。
最終更新:2021-05-14 21:52:46
1196文字
会話率:8%
ドンと誰かがぶつかったとき、リーズは首が少し引っ張られた気がした。いけない……物取りだわ!
市場の人混みの中、リーズは形見の首飾りを少年にすられそうになるが、すかさず相手の手首を掴む。
「お願いよ、返して! それは亡くなったお母様の肖像画な
の!」
必死の懇願に、少年は立ち止まると舌打ちしながらも首飾りを返してくれて……。
路上で生きてきた青年ルカと、彼に恋をする商家の娘リーズの物語。
※「聖女」「ねずみ」は比喩のため本物は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 00:03:09
142994文字
会話率:43%
大きな図書館に一匹のねずみが棲んでいました。
最終更新:2021-04-27 00:00:00
847文字
会話率:0%
田舎に住んでいるネズミが、町に住む仲の良いねずみにごちそうをふるまおうと田舎に招待しました。
最終更新:2021-04-15 06:12:59
1107文字
会話率:35%
風間晴彦、17歳。
平凡な家庭に生まれ、平凡に育ち、平凡な高校生活を送っていたが、交通事故で死んでしまう。
死後、晴彦の魂は霊界にいき、そこで衝撃の事実を告げられる。
「親ガチャに当たった」
エンマ大王からそう告げられ、戸惑う晴彦だったが
、魔王の息子として新しい人生をスタートすることになった。
晴彦は魔界の王デスカールの息子カーライルとして生まれ変わった。
魔王の息子は、魔界のエリート中のエリート。
すさまじい魔力から繰り出される魔法は、魔界だけでなく、人間界にも並ぶものはいない。
しかも、生まれながらのモテ体質で、様々な女性とほにゃほにゃな関係になる。
人間界から送られてくる刺客を軽く退け、充実の魔界ライフを送るカーライル。
転生をして無双ハーレム状態の彼は、魔界でのウキウキライフを満喫するのであった。
※カクヨムでも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 20:40:37
58624文字
会話率:48%
ウエタは武器工房を父親のガンドフから引き継いだ。
だが、この武器工房は普通の工房ではなかった。
魔物を生成し、武器の需要を上げるというマッチポンプをしていたのだ。
ガンドフが亡くなる直前に、そのことを知らされたウエタは、戸惑いながらも、武器
工房を経営する決意を新たにする。
しかし、現実は甘くなく、魔物生成をしていることは原因で、いろいろなトラブルに巻き込まれてしまう。
秘書のカンモヒのサポートを受け、トラブルを乗り切るウエタだったが、ある日、取引相手でもある王国に目をつけられてしまう。
屈強な兵士で構成された王国騎士団を相手にすることになったウエタは、これまでに生成したモンスターや開発した武器を使い、何とか危機を乗り越えようとする。
果たして、王国との関係はどうなるのか。
どんな結末が待っているのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 02:04:55
8996文字
会話率:51%
調香師の春子は洋装の青年、子槻に妻にと迫られる。
春子はまったく心当たりがなかったが、いくつかの困難を乗り越え、子槻の助力で香水の店を出せることに。
子槻の素性や気持ちが分かり距離が近付いてきたところ、春子の事情でふたりは決定的にすれ違
ってしまう。
子槻は「もう二度と君の前には現れない」と残して姿を消してしまうが……。
※話数は多いですが、一話あたりは短めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 20:00:00
118961文字
会話率:42%
干支でクローゼットとは?
毎回、干支になっている動物の名前を
主人公にした詩を書こうと思います。
その詩ごとに洋服や靴の
コーディネートを考えて、
ちょっとした
エピソードを添えようと考え中です。
干支をイメージ等で縛らず、
自由に詩
を記してみたいです。
今回は、最初の干支であるねずみ編です☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 17:16:31
495文字
会話率:0%
功刀元希は、気が付いたら見知らぬ森の中にいた。
さて、引きこもり時代に培ったその知識を生かしてサバイバルサバイバ……あれ? もしかしてここは地球じゃない?
なんてこった。異世界に転移しちまったら漂流物活用する知識なんて役に立たねぇじゃ
ねぇか!
そんな何もない状態で転移した俺が、化け物どもに襲われながら虫を食ったり泥水をすすったりして奇妙な大森林を駆け巡る。(逃げる系サバイバルです。生活系お望みの方はごめんなさい)
第二章始まりました。
目が覚めたら、石の小部屋だった。染み込む死肉、流れ込む赤い霧。強者の雰囲気を纏った男が一瞬で人形のようにこと切れた。何故俺はここにいる? 此処はどこだ? 俺はどうやら、今度はこの地獄のような場所で生きていかなければならないらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 18:11:20
512171文字
会話率:25%
私にはねずみの姿の愛する者がいる。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。
最終更新:2021-03-02 04:56:12
1146文字
会話率:45%
謎の青い鼠(ねずみ)に、なぜか神のごとき力を持つと伝えられる聖剣ルーンナリバーを振るう能力を与えられたセインカーブ。
世界最強となった彼には、記憶が無い。
セインカーブは美少女魔道士エフィリスと共に、自身の記憶探しを兼ねて魔王討伐の旅に出る
事となった。
最強の戦士と美少女魔道士が紡(つむ)ぐ波乱万丈の冒険物語、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 17:27:50
1704文字
会話率:38%
小説家になろう様にて執筆活動をされている筆者様とコラボレーションをする機会に恵まれること。そして、ファンアートを頂く……。その度に、感謝の気持ちでいっぱいになります。
この作品は、筆者様との思い出の場所。筆者様からお預かりした、大切なキャ
ラと綴らせた物語の“お店”と、いう気持ちを込めて“開店”致しました。
皆様、ご来店ありがとうございます。
それでは『コラボノストア』これより開店です。
※作中の登場人物及び、物語の展開は著者様からのお許しのもとで登場の執筆をさせていただいております。
※登場人物の著作権は、著者様となっておりますので、イラストの無断転用はお断りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 12:16:09
93639文字
会話率:33%
魔王の戦い中の、お話です。
これ単体でも読めますが、勇者のお話という最初に書いたものに、すこし通づるものがあるように書きました。
最終更新:2021-02-04 14:51:42
890文字
会話率:54%
勇者の戦いの後が舞台です。
ありふれていそうなお話ですが。。。
最終更新:2021-02-02 23:02:15
958文字
会話率:13%
カッコウ目カッコウ科。全長 28cm。日本産のカッコウ類 4種のなかではいちばん小型である。背面はツツドリと同様のねずみ色で,尾羽は黒く先端と羽軸の上に小白斑が点在する。喉と上胸は灰色,下胸以下は白く,黒ずんだ色の横斑がある。雌には赤色型も
ある。ヒマラヤ地方から中国南部,東アジア,ウスリー地方に繁殖分布し,アフリカ南部や南アジアに渡って越冬する。日本には 5月上旬に夏鳥(→渡り鳥)として渡来し,山麓から亜高山帯の開けた森林に生息する。雄は「てっぺんかけたか」と聞こえる大きな声で昼夜を問わずによく鳴き,このため初夏の風物として多くの和歌,俳句,物語に詠み込まれている。托卵相手はおもにウグイスとミソサザイだが,クロツグミやセンダイムシクイなどに托卵することもある。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-02-01 15:30:35
2707文字
会話率:0%