※本作は完結済みです。全話予約投稿中(毎日20時と21時更新)
かつての英雄はもういない。
残されたのは、杖をつく者、目が見えぬ者、足を引きずる者――
それでも国を救うため、300人の老兵たちは立ち上がった。
対するは、1万の帝国軍。
滅びは目前に迫る――かに見えた。
だが王国には、ひとりの軍師がいた。
土を耕していた男が、知略で巨獣に挑む。
火を放ち、橋を落とし、心を折り、戦わずして勝つ。
その裏にあるのは非情と祈り、そして静かな誇り。
『老兵たちの挽歌』――
戦場に響くのは、勝利の雄叫びではなく、
生き延びた者たちがつぶやく、哀しき羽虫達の詩だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:00:00
17473文字
会話率:24%
春、桜が咲く頃。大学生の佐伯蓮(さえき れん)は、同じゼミの芹沢紬(せりざわ つむぎ)に密かに想いを寄せていた。しかし、彼女はいつも誰にでも分け隔てなく笑顔を向けるタイプで、自分だけが特別ではないと知っているからこそ、踏み出せずにいた。
ある日、蓮はゼミの飲み会で酔って寝てしまった紬を介抱する役目を押しつけられる。帰り道、紬は酔いに任せて、ぽつりと「蓮くんって、優しすぎて、ずるいよね」と言った。その一言に、心が揺れる。
蓮は想いを伝えることもできず、紬の言葉の意味も掴めぬまま、次第に距離を置こうとする。だが、紬のほうから近づいてきて、「避けられるの、寂しい」と告げられる。心が焦れたまま、すれ違い続けるふたりの想い。
果たして、この焦れったい距離は、桜が散る頃に縮まるのか──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 18:29:37
659文字
会話率:38%
この初恋物語の作者は、《連載中の『浮雲九十九番地』の主人公の一人、世眠《よみん》の獲物・都夏《とな》の友人・獅士《しし》の兄》という設定です。ややこしいですが、都夏と獅士は、本編に登場しています。
弟の初恋の女の子、幼馴染のトマリをモ
デルにして書いた為、獅士にブチ切れられて捨てられ、賞に応募できませんでした。
この虹の下ストーリーを奉公屋に拾われて、初恋物語が具現化されてしまいます。
世眠たちの下界実習中に、炎《えん》の宮家の十人きょうだいが、手こずるきっかけとなった、恋愛ファンタジーです。
五話目を書いた所で獅士に破棄された設定なので、五話完結です。全話、今日中に投稿する予定です。
虹の下ストーリーの具現化、炎の宮家の十人きょうだいのバトル編は、普通に本編で執筆中(まだ投稿できていませんが)です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 09:42:12
7474文字
会話率:32%
マーガレットは微笑みを絶やさない天真爛漫な姫だが、婚約者との仲は冷えこんでいた。このままずるずると結婚しそうになっていたが、騎士であるボリスの言葉でマーガレットは幸せになる決意をする。
キーワード:
最終更新:2025-06-21 13:23:32
5323文字
会話率:48%
舞台は、フルダイブ型VRMMO『Noah’s Arcadia Online(通称 NAO)』が世界人口3割を巻き込む社会インフラとなった近未来。主人公・篠宮譲(しのみやゆずる)は「現実では何者にもなれなかった」高校2年生だ。そんな彼が偶然入
手した謎の限定アイテム〈ワールド・エンド・キー〉をきっかけに、ゲーム内の隠匿システム“第零階層”に招かれる――そこはログアウト不能、死亡=現実の脳死という噂が囁かれる禁忌領域だった。
譲は現実で眠る妹の治療費を稼ぐため、命を賭した攻略に挑む。仲間と敵が入り乱れ、運営AIの真意も不明のまま、ゲーム世界と現実世界を揺るがす「最終イベント《大洪水》」のカウントダウンが始まる。生き残る鍵は“誰かを倒すこと”ではなく“誰かと繋がること”――譲はやがて、ゲームと現実双方の「ログアウト不可能な運命」に立ち向かう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-19 18:26:49
1417文字
会話率:30%
ガタガタと揺れる馬車の中、天海ハルは目を覚ます。
案ずるメイドに頭の中の記憶を頼りに会話を続けるハルだが
思うのはただ一つ
「これが異世界転生ならば詰んでいるのでは?」
そう、ハルが転生したエレノア・コールマンは既に断罪後だったのだ。
エ
レノアが向かう先は正道院、膨大な魔力があるにもかかわらず
攻撃魔法は封じられたエレノアが使えるのは生活魔法のみ。
そんなエレノアだが、正道院に来てあることに気付く。
自給自足でお菓子やハーブ、畑を耕し、限られた人々と接する
これは異世界におけるスローライフでは?
希望を抱き始めたエレノアに突然現れたのはふわふわもふもふの狐。
だが、メイドが言うにはこれは神の使い、聖女の証だと言うが……?
もふもふと共に過ごすエレノアの異世界スローライフ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:00:00
237999文字
会話率:33%
大学二年生の夏。身体を鍛えることにしか時間を費やしてこなかった桜田は、知人の勧めによって児童館【ハレルヤ】でアルバイトをすることになった。
しかし、ここで一つ重大な問題が発生した。桜田は、周囲が認める程の子供嫌いなのである。
子供に囲まれる
精神的苦痛の中、心の中で悪態をつきながら桜田は日々を過ごしていた。
そんな中、桜田は一人の少年と出会う。彼の身体にくっきりと刻まれた黒いアザを見たことで、少年が『虐待児』であることを知る桜田。
「子供は嫌いだ。それでも――」
子供と大人。好きと嫌い。
一言で断ずることのできない紙一重の価値観の中で、桜田と少年は互いにぶつかり合い成長していく。
『全十話』の短編作品。桜田、そして少年が導き出した結論とは一体――――
※
この物語はフィクションです。
以前、カクヨムで投稿していたものを一部改稿したものとなります。
執筆を始めて最初に完成させた作品となりますので拙い文章や設定と感じられるかと思いますが、この作品に込めた思いが誰かに響くと信じて投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 00:02:39
32731文字
会話率:37%
時は江戸。日照りの昼下がり、剣豪・藤原玄信こと宮本武蔵は、ひとときの涼を求めて奇妙な「隧道(ずいどう)」へと足を踏み入れる。
だがその先にあったのは――見たこともない背の高い建物が林立し、人々が南蛮風の異様な衣をまとって歩く、不思議な“異
界”の街であった。
戸惑いつつも、甘美な料理、泡立つ酒、気さくな若者たちに囲まれ、武蔵は異なる世界へと迷い込んでいたことに気づく。
異なる世ながら、義と礼を重んずる心は変わらぬ。
人々との出会いが、やがて武蔵を思いがけぬ争いへと巻き込んでいく。
江戸と令和、二つの時を跨ぐ見聞録。
剣豪、異界にて義を貫く。
今、幕が上がる――“現代時代劇”の一閃!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 22:02:03
6403文字
会話率:36%
この世界が人知れず危機に陥った事があった。
その時、二人の魔法少女が戦い世界を救う。
一人はこの世界出身の魔法少女。もう一人は別の世界から来た少女。
この世界出身の魔法少女、トワは相棒の別の世界から来た魔法少女、ローレルを好きになるが……様
々な事情で交流が立たれて数年後。
魔法少女から魔女とも言える年齢になったトワの前にローレルの子供だと話す女の子が現れる。
彼女はローレルが望まない結婚を強いられているので、助けて欲しいとトワを頼って別の世界から訪れたのだ。
未だにローレルの事を引きずるトワは混乱しながらも、ローレルの幸せを想い異世界に旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 02:24:15
12295文字
会話率:35%
ひょんなことがきっかけで、実在するソーシャルVR/VRゲーム『VRChat』にハマってしまったボクが、紆余曲折を経て、いわゆるメスサキュバスに堕ちるまでを描く、フィクションです。
同時にメタバース『VRChat』の簡単な紹介も兼ねています
ので、気になったかたはサービスのほうも、ぜひ遊んでみてください。本当に新しい世界が、そこには広がっています。
Steamさまにて、VRChatは無料! で、しかもデスクトップでも、遊ぶことができます。
※本作品はあくまでフィクションです。フィクションと言ったらフィクションです。
実在の人物、出来事、イベントなどとは、一切関係ございませんこと、
ここに申し添えさせていただきます。
※無償ネット小説ということで、アバターや衣装、ワールドの画像など、SNSや配信に準ずるという認識で規約などに則って使用させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 12:10:00
22106文字
会話率:26%
──ある日、目覚めたら異世界でした。しかも「恋愛禁止」のお達し付きで。
藤本東弥(ふじもと・とうや)、17歳。恋に興味なし、戦闘スキル皆無、理性が取り柄の高校生。
そんな彼がある朝、突然巻き込まれたのは、剣と魔法と戦争の続く異世界だった。
「ここでは、恋愛が……禁止されています」
そう言われた瞬間、彼の運命は大きく変わる。
王都を治める騎士団が課した禁忌、それは恋愛感情そのもの。
なぜなら、恋は人の心を狂わせるから。愛は命を軽くさせるから。
だからこの世界では、恋は「戦力の崩壊」を招くとして禁じられていた。
そんな中で彼に与えられた役割は、最前線での戦闘ではなく、戦術と人心掌握を担う「作戦指揮補佐」
武器ではなく、言葉と観察眼で戦場を生き抜く東弥は、次第に「彼にしかできない戦い方」を見出していく。
だが、問題は戦争だけではなかった。
■生真面目で融通が利かない、けれど誰よりも誠実な騎士【レイナ・グレイウィンド】
■ツンデレ幼なじみで、過去を引きずる炎術士【セリナ・フェローズ】
■笑顔と優しさの裏に無自覚な爆弾を抱えた治癒師【ミリア・スノウ】
■知略と美貌を兼ね備えた貴族の女狐【イリーナ・ファルカス】
■まっすぐ過ぎて空回る、雷撃の剣士【ファーナ・ゼルヴァ】
この五人の少女たちは、いずれも東弥と深く関わり、彼に「恋してはならない」と分かっていながらも、想いを募らせていく。
けれど——恋心は、命令で止まるものじゃない。
感情が戦術を狂わせる。
想いが戦場の判断を鈍らせる。
それでも「好きになってはいけない」なんて、おかしいじゃないか。
禁じられた恋と、終わらぬ戦い。
心を通わせるたびに、誰かが傷つき、揺れる世界の中で。
東弥は迷い、悩み、やがて——「守りたい理由」と向き合う覚悟を得ていく。
最終決戦、そして「恋愛禁止令」が解かれるその日まで。
五人の想いと、彼が選ぶ「答え」とは──
これは、恋をしてはいけない世界で、恋をしてしまった人たちの物語。
戦いと恋の狭間で、それでも「好きだ」と叫びたかった、全ての人へ贈る、異世界戦記ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 06:00:00
34521文字
会話率:51%
「はいそこぉ! 空飛ぶパンケーキに乗って登場すなや!!」
目が覚めたら、そこは異世界!?
関西在住の女子高生・辻本マナは、通学中に突然トラックに轢かれ──ずるっと転んだだけで、なぜか異世界へ転移!?
持っていたのは、レベル1のステー
タスと、ひとつだけの謎魔法。
──その名も、《ツッコミ》
「え、なんでボケに反応しただけで敵が吹っ飛んだん?」
「どないな威力やねんこの魔法!? うち、もう脳内パニックやで!?」
出会ったのは、脳筋天然勇者・カイル、ポエムで戦う中二魔法少女・ミレイ、冷静すぎる喋る犬・ポチ。
個性爆発な仲間たちとともに、マナは『ツッコミ』で世界を正していく!
だがこの世界、ボケすぎている。
山がホットケーキ、魔法はラップバトル、敵の四天王はギャグの化身。
その頂点に君臨するのは──かつて最強のツッコミだった魔王・サルグレア!
「ボケだらけの世界なんて……ツッコミが泣いてまうやろ!」
異世界で目覚める言葉の力!
マナのツッコミが、仲間を、世界を、そして孤独な心を救う──!?
爆笑×感動の『ツッコミ異世界バトルファンタジー』、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 09:00:00
23604文字
会話率:59%
「なんだマスター。お前、オレに『あんなこと』しといて意外と初心なのか?」
「か、揶揄わないで! わ、私だってあんなの初めてだったんだから……!」
——それは契約《キス》から始まる復讐譚
『機械の創造を禁ずる。破れば即座に全世界が敵国とみな
す』
シエンシア平和協定唯一禁忌条項
新暦五二五年。
帝国の陰謀によって亡国とされたレストアーデ王国。
王族の中で生き残ったのは第一王女たるソフィーリア・ヴァン・レストアーデただ一人。
彼女の能力は微力。仲間もごく僅か。
元王国を統治する帝国の力は世界最大。軍人一人一人の力は並みを遥かに上回り、覇権国家として世界に君臨している。
されど彼女は王国を取り戻すことを諦めない。ソフィア王女はどんなことをしてでも帝国を討ち、王国を取り戻すと誓っていた。
それがたとえ、人類を憎悪し殺戮を誓った禁忌の『人型兵器《エクステンド》』と手を組んだとしても….。
それぞれの復讐・野望・権謀術数・国家間の対立と同盟。
様々な思惑が大陸中を駆け巡る中、人型兵器と元王女は寄り添い同じ道を歩いていく。
全ては己が復讐を貫くために——
*『ネオページ』に続きを掲載しております
*亡国王女のリメイク作品となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 07:20:00
120836文字
会話率:51%
安田孝仁(やすだたかひと)16歳。
彼は異世界帰りだった。
異世界では25年間過ごしていた為(日本では一ヵ月しかたっていない)かなり記憶があいまいだが、彼は日本へと返って来た。
自分を心配する母の元へ。
「ああ、そういや俺って虐められて
たっけ」
帰還してからの初登校で自分の状況を孝仁は思い出す。
だが異世界で生き死にをかけた戦いを繰り広げていた彼にとって、それは児戯に等しい内容だでしかない。
「一々相手するのも面倒だから、二度と手出ししてこない様制圧しとくか」
それは異世界帰りの彼にとって、赤子の手を捻るよりも簡単な子だった。
だがいじめっ子共を制圧すると、何故か芋づる式にずるずるとロクデナシ共に絡まれる事に。
これは異世界帰りの安田孝仁が、法を無視した理不尽な連中をそれ以上の理不尽で制圧して行く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 23:00:05
192902文字
会話率:32%
現代の殺し屋が、仲間に裏切られて死んだ。
目を覚ますよ王子にの身体に。神はあなたが王なるよう言ってくる。その国は選挙制で、今の最有力候補がバカすぎて、国が滅ぼされるかも。俺は国と国民を守るために選挙で勝つ。そのためにはずるい手も使う。
最終更新:2025-06-04 19:19:26
2010文字
会話率:70%
限界がきたり、死の瀬戸際に、皆訪れ浚われる居酒屋。
ご飯を食べたら、まずかったら天国、美味しかったら延命する。
そんな居酒屋に四人の偉人が働いている。
今日の料理はなあに?
最終更新:2025-06-02 18:58:14
16044文字
会話率:45%
公爵令嬢ロゼットは断罪され、卒業パーティで婚約破棄されようとしていた。
ジョセフィーヌという察して系女子により、婚約者の王子であるオニキスは魅了され彼女のために何でも尽くす始末。
被害を妄想してロゼットを加害者にしたてあげ、いざ国外追
放となった瞬間、隣国の王様であり元勇者であったシャルルが助けてくれる。
ただし……彼は狂っている。
本気の恋なのね。……熱烈な思いなのね?
本気であたくしが欲しいのね。
――そんなに強い執着《こい》になら、少しくらいはあげてやってもいいわ、このあたくしを。
ロゼットはシャルルに気持ちを預け、彼を憂う仲間たちの話を聞く。
シャルルが狂っているのには理由があり、シャルルの国はシャルルの心を殺した結果の善政だったのだ。
シャルルは心を殺すために魔女に魔法をかけられ、心をなくした。
なら、取り戻してあげる、貴方の心を。
狂王ははたして心をとりもどせるのか、ロゼットは魔女の魔法をとけるのか?
悪役令嬢とされるほど強い彼女による、世界一の臆病者たる狂王を助ける話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 17:25:21
47726文字
会話率:56%
探偵の佐幸輝夜(さゆきかぐや)という女性は、毎回奇妙な物に出くわす。
自らを怪異と称するのっぺらぼうの市松(いちまつ)は、望みがありながらも輝夜を守るも、ある日輝夜に顔を見られる。
のっぺらぼうのはずの顔には、亡き母親の顔が映っていた――そ
の後市松が輝夜の命と顔を奪おうと狙っている事実が判明するも、情がわいた市松は一族を裏切り輝夜を命がけで守る。
輝夜もまた母親の顔を盗んで殺した市松を許し、市松の苦悩を知る。
市松は人間の顔が欲しいと願い、ケサランパサランを使い叶えるも、輝夜がその後死んだ行為によって願いをなかった行いとする。
世界線はそうして輝夜が生きていた軸と戻り、相も変わらず怪異と過ごしていたが、輝夜にはとんでもない隠れた美学があった。
輝夜の美学を知った市松は、輝夜をただの人間に戻したがる。そうでないと、輝夜はきっと人間の輪から外れる。
『そう、それなら貴方は今まで気狂いな偽善を貫いてきたのね』
輝夜の美学に惚れ込んだ者達は輝夜に傾倒していき、まるで信仰のような恋模様も出来上がっていく。
恋心を殺し、味方になった怪異や市松は、輝夜の美学をねじ伏せようとするも、輝夜の友達は告げた。
「行動力がありすぎる善だと思っておけばいいじゃないか。真っ当な善なんてない。狂気なんだよ、善人は」
果たして狂っているのは輝夜か、周りか、それとも人間か。
善について語ろう。これは善とは何かを、吟味し続ける話だ。
何処まで人は犠牲になれるのか、何処まで人は善に狂っていられるのか。
人のために動く心や助けたいと感じる気持ちは、何処までが偽善で善なのか。本心を偽ってでも助けるのは偽善なのか。
その答えが見つかったとき、初めて輝夜は正常となるのかもしれない――。
※一部残酷・暴力表現が出てきます。某所にも載せてます。
※短編集ではありますが、話数が多いため連載にさせて頂きます。
ネット小説大賞第九回、十回 一次通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 22:10:00
311146文字
会話率:43%
バルタニス連邦は戦争を繰り返し、領地を増やしてきた大国だった。
古くは獣人たちと戦ってきたが、科学技術が進んだ後は、獣人たちを平伏させ、従わせた。
屈服させた獣人たちの力を隣国にぶつけ、さらなる大国を目指していた。
少なくなった獣人たちは
【獣人連隊】として、人間の指揮官の元で戦わされ、無謀な命令の前にさらに数を減らした。
その連隊の一つ、第三獣人連隊の指揮官【ケルビン】は獣人たちを能動的に指揮し、多くの勝利をもたらした。
だが、軍の上層部は第三獣人連隊の人的被害が少ないことを、卑怯な戦いと評し、決してケルビンとその部下の獣人たちを評価しようとしなかった。
しかし、ケルビンは愚直に任務をこなし、周りの軍人からも嘲笑の目で見られていた。
そんなある日、上層部はケルビンをいつものように叱責するが、彼らは今日が何の日かを忘れていた。
「さて、本日、午後一時を持って、自分の従軍契約期間は終了しました。
それでは、9千キロ㎡を制圧した自分に相応の見返りを渡していただきたい。
……渡せないとおっしゃるなら、我が連隊の全力を持って、奪うしかありませんが?」
否定ばかりで見返りを与えようとしない連邦に、ケルビンは刃を向けた。
ケルビンら、第3連隊は今まで自分たちが制圧した9千キロ㎡の土地を見返りとして求め、連邦に対し、進軍を開始した。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 10:10:00
151548文字
会話率:33%
「死してなお、王の意志は屈せず。」
裏切りと病、そして己の罪に満ちた人生の果て――
古代最強の征服者、アレクサンドロス大王は、静かに最期の息を吐いた。
だが、彼の物語は終わらなかった。
目を覚ました彼の姿は、なんと日本の少年「トモ」が
所有する玩具のメカロボットだった。
戸惑い、異世界のような現代社会に翻弄されながらも、アレクサンドロスは気づく。
これは、神々が与えた「第二の征服」の機会だと――
静かな子供部屋から、密かなる世界制覇の計画が動き出す。
「日の出ずる国」にて、帝王の炎が、再び燃え上がる。
これは、野望と運命と再生の叙事詩である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 13:35:51
1281文字
会話率:18%
VRMMORPG
そこはあらゆるプレイヤー(人間)が住みし、仮想空間
来る日、とある人物により、運命の歯車(未知)が動き出した
その"事象"がきっかけとなり、かの者たちは怒りの日(Dies irae)に巻き込まれ役者とし
て舞台に上がる事になる
Acta est fabula(未知の結末を見る)(アクタ・エスト・ファーブラ)
私に未知を見せてくれ
"では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ"
"その筋書きはありきたりだが"
"役者が良い、至高と信ずる"
"ゆえに面白くなると思うよ"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 13:32:05
1492文字
会話率:0%
VRMMORPG
そこはあらゆるプレイヤー(人間)が住みし、仮想空間
来る日、とある人物により、運命の歯車(未知)が動き出した
その"事象"がきっかけとなり、かの者たちは怒りの日(Dies irae)に巻き込まれ役者とし
て舞台に上がる事になる
Acta est fabula(未知の結末を見る)(アクタ・エスト・ファーブラ)
私に未知を見せてくれ
"では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ"
"その筋書きはありきたりだが"
"役者が良い、至高と信ずる"
"ゆえに面白くなると思うよ"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 17:33:09
95384文字
会話率:0%
VRMMORPG
そこはあらゆるプレイヤー(人間)が住みし、仮想空間
来る日、運命の歯車(未知)が動き出す
"では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ"
"その筋書きはありきたりだが"
"役
者が良い、至高と信ずる"
"ゆえに面白くなると思うよ"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 17:13:33
80916文字
会話率:1%
何年も経ってから――魔王との決戦場でワッツ・ワイズがふと思い出すあの午後のこと。
南都セラニアはまだ魔族や亜人たちに荒らされていなかった頃。帝国南部随一のにぎわいを見せる自治都市でねぇ…
川沿いに並ぶ貴族邸宅ときたら、まるできらびやかなケー
キみたいだったぜ?セラ川から吹く風には金貨のかおりまで混じってたんだから!
勇敢な冒険者とかずる賢い金融業者が一夜にして大儲けしたなんて噂話だって…
「でもまぁ」と主人公がポテチ袋を取りながら独白する。
「三流冒険者のオレ様にとって『働かずしてお金持ち』なんて夢のような話さ」
実家ローン返済のために毎日バイト漬け…
これ以上借金増えたら父親形見の小屋すら取り上げられちまう!
そんなボロアパート暮らしのお兄ちゃん=私事ですが(笑)
自己紹介遅れてスマン!
本名:ワッツ・ワイズ=アルフレッド
通称:「遊撃兵」
現在…元冒険者です☆
絶望しかないと思ったら…まさかの展開!?
幼なじみの巨乳で喧嘩っ早いあの娘が実は俺に片思い?
魔王は中二病全開のドSお嬢様だった!?
保護した獣耳の亜人少女の好感度はとっくにMAX状態!
そして真の勇者様の正体とは…!?
波乱万丈&ハチャメチャラブコメ、ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 03:38:48
28515文字
会話率:54%
「柊(ひいらぎ)は、誰もが一度は恋をする」
そんな噂を、私は信じないことにした。
恋に落ちたって報われるわけじゃない。
だから私は、効率よく生きていく。誰にも期待しないで。
なのに──。
「なんで一人で飲んでんの?」
彼は私の隣に座
って、当たり前みたいにポテトをつまんだ。
人たらしで、誰にでも優しくて、ずるい人。
そんな柊くんに惹かれたら、きっと後悔する。
なのに彼は、ぐいぐいと私の心の距離を詰めてくる。
「俺のこと、好きになればいいのに」
ふざけた声と、熱のある眼差し。
この人は、遊びで私を惑わせてるんじゃない。
本気で、壊しにきている──。
それでも私は、恋なんてしないって決めたんだ。
……本当に?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 14:14:03
2538文字
会話率:44%