西暦2028年、21世紀もそろそろ半ばに差し掛かろうとしていた。
長い人類の歴史の中、いくら文明や技術が発達しようとも争いの火を消すことは出来ずにいた。だが、紛争は起きようとも大規模な戦争は起こらず、絶対的な生命の危機が訪れる事もなく、
平和な日々は続いていた。その間に国連を中心とした世界的な軍縮が行われ、各国は新技術を内政や技術の改新などに応用し、その結果、人類は宇宙開発に大きく前進し、月に到達すると資源採掘基地などが建造され、宇宙へ進みだす為の土台作りが着々と進められていた。
基礎技術力の向上により、人口問題や食糧問題などを抱えていた人類が次なる目標として目指すのは火星への移住計画とし、宇宙船の開発や様々な過酷環境に耐えゆる作業用外装ユニットの開発などの研究が始められた。
そうして時は流れて、2043年―――それは突如として人類に試練として立ちはだかった。
地球と月の重力場と遠心力がつり合う地点、通称ラグランジュポイントL4地点と呼ばれる宙域に現れた謎の物体。
異常ともいえる重力異変を発生させ、空間を切り裂いて現れたのは全長10キロにもなる巨大な黒い塊であり、それは隕石でもなく、デブリでもなく、明らかに何者かによって造られた建造物であった。
それが地球人にとっての引き金となり、終わりでもあり、全ての運命を変える結果をもたらす事になるとは誰しも思う事はなかった。
そして、黒い塊は地球、南極大陸へと『降下』してきたのだった。
そして始まったのは戦争だった。黒い塊はその形状を変化させ、黒い塔へと姿を変え、そこから現れたのは兵器であった。
地球の重力や風圧を無視したような機動を描き、腕や脚をもった「無人兵器」の集団。
その緒戦にあたるオーストラリア沖海戦は人類側の惨敗で幕を開けた。国連は非常事態宣言を行い、国連及び各国家の軍隊を合わせた総称として地球連合軍を設立。
これにより、機械無人兵器群との戦争が本格的に始まったのだった。
そして、西暦2048年。人類は敵に対して一大反攻作戦を展開する事になる。
初夏を迎える日本のとある町で出会った少年少女たちの奇跡とも思える「出会い」によって、この戦争の命運が大きく影響しようとは誰しも思う事はなかったであろう。
そう……あなたに会えた、あの場所で
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 06:00:00
8037文字
会話率:30%
近未来。地球を隕石から守るため、巨大なレーザー砲衛星が建造されていた。
しかし、その衛星が稼働を開始して数ヶ月後、人類は突然発生したウイルス病によって絶滅してしまう。
月面基地の住民二万人を残して……
すでに、守るべき人類のいない地球の周り
を虚しく回るレーザー砲衛星の中で当直についていた男は、ふとあることを思い出した。
地球にいた頃に付き合っていた女の言っていたことを……
彼女は、地球(ガイア)の声を聴くことができると言っていた。それによると、ガイアは宇宙からの脅威より地球を防衛するために、宇宙へ出ていくことのできる生物として人類を生み出したというのである。
電波な女の妄言として気にも止めていなかったのだが、この状況に至って、彼女の言っていたことが事実だったのではないか思えてきた。
そのことを、何気なく部下の女性に話してみるが……
(ショートショート大賞落選作)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 11:40:20
3936文字
会話率:81%
西暦二〇六五年。地球を隕石から守るためМDS(隕石防御システム)が作られていた。МDSに所属するレーザー砲衛星タケミカヅチの乗員、糸川(いとかわ)隼人(はやと)はある日、月面基地司令官に呼び出される。タケミカヅチが事業仕分けの対象となってい
るというのだ。そこで、実績を作るため、張りぼて隕石を用意するから、視察にくる議員の前でそれを撃てという指示だった。数日後、国会議員蓮田(はすだ)邦子(くにこ)がタケミカヅチにやってくる。ところが、蓮田には同行者がいた。隼人の幼馴染で宇宙生物学者の暁(あかつき)希美(のぞみ)だ。蓮田は月基地側が張りぼて隕石で自分を欺く事を予想しており、それを見破らせるために希美を連れてきたのだ。希美が相手では騙せないと思ったのだが、そこへ本物の隕石がやってくる。隼人は隕石にレーザーを撃つが隕石の表面だけが吹き飛ぶだけの効果しかなかった。それでも、隕石は軌道を変えて地球から離れていく。ところが五日後、その隕石が再び現れる。もう一度迎撃しようとしている隼人の元へ希美が駆けつけて迎撃をやめさせる。あの隕石から電波が出ている。隕石に偽装した宇宙船だったようだ。このままでは宇宙戦争になってしまう。希美は通信機を使ってコンタクトを試みるがうまく行かない。すると宇宙船は軌道を変えてタケミカヅチに接近してきた。衝突寸前まで近づいた小惑星はタケミカヅチに軽い接触をする。希美は唐突に相手の意図を理解した。これは宇宙船ではなく宇宙生物。ここへ来た目的は。
希美は隼人に砲撃を指示する。その生物は強力な電磁波をエネルギーにしていたのだ。タケミカヅチのレーザー砲を吸収した生物は宇宙へ帰って行く。
こうして、危機は去ったかに見えた。
しかし、数日後に生物は子供をつれてやってきた。
人類はとんでもないペットを抱える事になってしまったようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-21 00:31:49
15635文字
会話率:93%
時は百年ほど未来。人類が宇宙へ進出していく時代。
オーパーツを専門に盗む泥棒がいた。
その泥棒の名は怪盗ミルフィーユ。
彼女は部下のモンブラン、タルト、ショコラを引き連れ太陽系各地で、珍しいオーパーツの所有者に予告状を送りつけてはオーパーツ
を盗み出していた。
ところがある日、太陽の兄弟星であるネメシス第二惑星で仕事? を終えた時、部下のショコラから銃を突きつけられ、怪盗を引退する宣言出す羽目になる。
だが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 21:08:45
146525文字
会話率:52%
彼女の名前はクドリャフカ。小さな雌のライカ犬である。その小さな身に大きな期待を乗せて宇宙へと飛んだ。片道切符の宇宙船で。
最終更新:2016-07-04 14:26:34
462文字
会話率:0%
隣に住む鈴木は明日宇宙飛行士になるらしい。
最終更新:2016-06-28 23:28:28
1604文字
会話率:39%
人々が宇宙に進出し、四百年が経った。光学兵器や高速を超えるエンジンが普及し始め、冒険家や運送会社、資産家が挙って宇宙へと繰り出した。中でも競争が激烈化しているのが未知領域の開拓だ。領有権を賭けて戦争まで起こっている。そのためにすべての国、地
域では国防を強化している。士官学校に通うクライン・フラッドもその一人だった。だが、ある日艦が墜落してきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 15:43:47
12369文字
会話率:35%
人類は自らの豊かさを求めるあまり、母なる星、地球を食い荒らした。その結果、海は濁り、緑は失われ、人口は瞬く間に減少した。人類存亡の危機を憂いた一部の人間は宇宙へと生息圏の移動を開始した。
そして月に初めて人が生活するスペースコロニーの建設が
完了した日を、太陽銀河歴と呼称し、新たなる人類史が始まった。
太陽銀河歴0073年。
人類は生活圏を地球、月、火星、木星、土星へと広げ、安寧の年を迎えていた。
同年2月1日。
人類によって破壊、汚染された地球を自然豊かな美しい星に戻すため、地球再生宣言と共に火星木星連合のMars & Jupiter Allied Forces《通称MJAF》は、地球人類除去作戦を強行した。
当然、地球に住まう人類は反発した。そして地球と月に所属する軍は即座に同盟を締結し、地球防衛軍を発足。MJAFに対抗した第一次宇宙大戦が起こった。
太陽銀河歴0076年。
戦争は熾烈を極め、地球防衛軍とMJAFは資金や資源を求め、両軍は中立を唱える土星へと進軍する。当然、土星では大きな争いが起こり、コロニーは破壊と略奪の限りを尽くされた。
それから5年の月日が経ち、復讐者となった土星の人類は禁忌を犯していた。それは戦争孤児達を教育、投与、改造し、強化人間《ネクスト》を創り出したのだ。
太陽銀河歴0081年2月1日。
奇しくも第一次宇宙大戦の切っ掛けとなった地球再生宣言と同日に土星の復讐戦は開幕した。
強化人間《ネクスト》No.21。200人の戦争孤児の中で、成功し生き残った21人中21番目の実力者、俗称『脱兎の21』は、可変型強行偵察機『黒兎』に搭乗し、戦場に降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-21 06:01:07
4610文字
会話率:22%
増えすぎた人類を地球が許容できなくなってからおよそ50年。人類は更なる発展を目的に宇宙へとその手を伸ばしていくだがそれには多くの危険といくつもの障害が存在した。人類が初めてであった地球外生命体ソリテールとの接触により人類は改めて宇宙の広さを
感じる。
宇宙連邦が極秘裏に進めるユグドラシル計画それは敵性生命体を排除、殲滅することを目的に非人道的な研究を行いいずれ訪れる敵性生命体との戦闘に向けて戦力を整えることであった。
ユグドラシル計画その一環として生み出された人工生命体通称フェイト
人類の持ちうるすべての英知の結晶人型戦闘用マシン通称エスポワール
この二つの完成により人類は更なる飛躍を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-20 00:00:00
99548文字
会話率:52%
201☓年。
使いみちのない童貞、処女を宇宙に投棄する法案が成立した。
コーキ、シンジ・・その他童貞、処女達は収容所に追い立てられ、
宇宙へと棄てられる時を待つ・・。
自由と真実のために立ち上がったコーキの心の叫びが奇跡を呼ぶ!!
今季最大
の感動巨編、完全オリジナル書き下ろしにて登場!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 13:05:53
3184文字
会話率:42%
人類は母星である地球と化学技術の大半を放棄して、宇宙へと逃げた。しかし戦いは終わることはなく、大量の血を流したのにも関わらず、いまだに決着はついていない。君たちが今から知る伝説は、長い歴史の中で語られることはないだろう。英雄なんてものは、
その程度のものなのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-20 19:00:00
34577文字
会話率:50%
地球衛星軌道上に忽然と現れた巨大宇宙船。船は地球人の中から、7人の少年少女を選び出して、その船内に迎え入れる。そして、地球の引力圏を離脱、わずか7人の乗組員を乗せて、宇宙船は漆黒の宇宙空間へ飛び立った。
オーバーテクノロジーの結集体とも
言える巨大宇宙船内での生活。少年少女たちは、そのテクノロジーを少しずつ学び、習得していく。この、目的も行く先も解らぬ旅に不安をおぼえた彼らは、どうにか宇宙船の操舵コントロールを掌握し、いったんは母なる地球へと帰還する。
だが、帰還の過程で、オーバーテクノロージーの結晶、情報キューブから、この宇宙の真の姿を学び取った彼らは、それを確かめるべく、地球を再び離れ、未知なる宇宙空間へと旅立った。そして、太陽系を囲む数学障壁―胞障壁(セルレス)の突破を試み、ついに太陽系とは別の胞宇宙(セルベル)へと到達した。
幾多の胞障壁(セルレス)を超え、様々な胞宇宙(セルベル)を渡り歩く中、紐型宇宙人と第2類量子コンピュータを仲間に加えた彼らは、更なる近接胞宇宙の深淵をめざす。
ふとした出来事から知り合った光子体の少年から、宇宙船の建造者である第一光子体の存在をつきとめた少年少女らは、自分たちを宇宙へと誘った人物に会うことを決意する。そして、第一光子体に隣接する胞宇宙(セルベル)には、彼と敵対すると噂される、重中性子体―宇宙皇帝の影があった。
第1章 運命の7人 2015/05/24 完結
第2章 近接宇宙への挑戦 2015/07/10 完結
第3章 光子体を追え 2015/10/01 完結
第4章 超重力の罠 2015/12/23 完結
第5章 始まりの終わり 2016/04/11 完結
続編は、http://ncode.syosetu.com/n2596dh/「ワンダー7 センシティブ」です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 22:34:00
542913文字
会話率:2%
ごめんなさい!急激にラスト・サウンドのロングバージョンを書きたくなってしまいこちらに手が付けられそうに無いので、しばらく不定期更新とさせて頂きたいと思います。誠に申し訳ありませんm(__)m
上記小説が書き終わったらこちらを再開させたい
と思います。
みなさんは宇宙に憧れを抱いた事は無いだろうか?
無限に広がる世界、無数にある星々、未知なる生物との出会い、ワープ航法にテラフォーミング、様々なトラブルに個性豊かなクルー達。
これから始まる物語は、そういった人類の宇宙への挑戦が始まってから約1億年後の世界の話である。
評価andブックマークお待ちしてますm(__)m
更新は毎週金曜日の夜10時過ぎから、一週間書き溜めたものを順次アップロードしていきたいと思っております。
次回投稿予定日:未定
※尚この作品はカクヨムにも投稿しています。
最後に読んで下さった全ての方々に心からの感謝を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 00:02:13
74041文字
会話率:14%
大家族の長男の職業は売れない漫画家。
現実逃避が趣味である。
最近はよく宇宙へ行くことを空想する。
それを小学生の双子である甥と姪に知られた長男は
ほほえましいプレゼントを二人からもらう。
『ヒーローになれる首飾り』と『宇宙行きの券』である
。
そんな子供心いっぱいな設定がつけられた手作りのプレゼントには
何故か双子の言う通りの力があった。
その力に振り回される公平は無事ホームへ帰れるのか
そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-03 20:00:00
24224文字
会話率:32%
兄に大統領を持つ男ジムと、その妻アリエス。
その二人は、偶然にも兄の愚行を知ってしまい、
それを暴こうと日々訪れるマスコミや政治関係者に精神を使い果たしていた。
そこでジムは、妻アリエスと共に宇宙へ向かう事を決める。
秘密をばらされることを恐れたジムの兄は、とんでもない行動に出たのだった。
2015.3/17小説・コミック投稿コミュニティ「E☆エブリスタ」にて執筆開始
2015.3/25完成,「E☆エブリスタ」にて公開
2016.2/17「小説家になろう」に転載,修正開始
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 21:17:50
10052文字
会話率:47%
外宇宙へ向かう、少年達を乗せた船。
火星での砂漠の探査。
木星での友達との自由時間。
謎の禁書。
最終更新:2016-02-25 04:58:12
8214文字
会話率:13%
教育、ビジネス、宗教、家族……
生まれた時から既に存在する「概念」に覆われた世界で
本当の自分を知る勇気を持てるだろうか。
発達した技術力により、人類は地球から宇宙へ繁栄の領域を広げた。
世界は帝国と連邦に二分され、両者の主権争いが繰り広
げられる。
有人人型機動兵器の導入により、一層の激しさを増す騒乱の中、
未知の生命体「宇宙鼠」による襲撃に人々は怯えていた。
人類の革新を促す組織「紅の蝶」に所属するアレンは、
帝国へ潜入し戦争を早期終結へ導き未知の脅威へ対抗するべく
行動を開始した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-06 17:34:04
30157文字
会話率:34%
突如地球が滅びた。
選ばれた者たちは宇宙へ避難し逃げ延びた。
残された人類のほとんどが死んだ。
避難船は新たなる星を探し
残された者は必死にこの世界を生きた。
それから100年の月日が経ち、逃げ延びた者は滅びた謎の原因を解明するために再び
地球に戻った。
そこにいたのは生命体。人類が進化を遂げた姿。
それは次々と宇宙船を襲い壊滅させた。
残された人類に何があったのか、そして、宇宙船を壊滅させた理由は何故か、始まってしまった人類同士の戦い。
謎に包まれた地球崩壊。
生き続けるために生まれた二種の人類。
戦いの末彼らは何を得、どう進むのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-05 00:06:57
259文字
会話率:0%
空を飛ぶ不思議な力に関するお話。
最終更新:2016-02-03 21:00:30
229文字
会話率:43%
通信網が世界中に張り巡らされ続け、サイバネ手術が普遍化し、インターネット空間へ精神をダイブさせることが当然になり、突如として魔法が出現した時代。世界は衝突し、融合し、今も拡大を続けている。人々は宇宙への進出の道を断たれ、もはや宇宙植民の夢は
小学生にすら口にされなくなった。新型サイバネ、過剰消費社会、魔法、見目麗しいエルフのゲイシャ、人気花魁アイドル、サイバードラッグ、合法トリップドリンク。
皆、熱に浮かされ、ケオスの海に呑まれていく。空の色はノイズ交じりで不通状態なテレスクリーンの色、誰も青空など求めてはいない。身を隠すためのほの暗い影が都会を生きる人々には必要なのだ。宝石箱のように輝く摩天楼、宝石箱の輝きが強まれば強まるほど、色濃く、深く、より暗く影が落ちる。
未来的電脳メガロシティに生きる者は誰もが犯罪や後ろ暗い事とは無縁でいられない。
そんな世界を生きる未来的エルフ青年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-02 13:08:43
9767文字
会話率:49%
西暦2200を超え宇宙時代へと入った人類史。未だ地を這い古い文明を調べる事に熱中していた考古学者鷹夜源助の元に来たのは宇宙への招待だった。
新しい発見、石碑が示すのは空への道。
宇宙と呼応する石碑の謎を追い、一人息子鷹夜斗真が通うバース大学
宇宙工学部実験施設コロニーへと。
静寂と暗闇の宇宙。
孤独だった生命の星地球、その舞台に立つ親子と石碑が呼ぶ新たな訪問者。
失われた謎の大陸ムー、多くの伝承と遺跡が告げる人類の始まり、全世界を巻き込む壮大な事件はここに開幕する!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-10 18:00:00
38630文字
会話率:37%
1999年、世界は強制進化という炎に焼かれ人類は宇宙へと飛び出していった。
新宇宙歴308年数多の戦争を超え、緩やかな平和へと時代は移行し始めていた。しかし辺境宇宙では未だ戦争を忘れられない軍人くずれや開拓狂いによる無法がまかり通っていた。
統合宇宙政府は宇宙海軍に命じ独立機動部隊を新設、強襲揚陸艦ネージュリスを中心とする複合機動艦隊に辺境警備と臨検を任せることにしたが......部隊に選ばれたのは問題児ばかりだった。仕官候補生にして俺様系パイロットの神原綾人に同僚で男勝り女子のジェイミー・ロイズ。名家の落ちこぼれ、艦長の葛城金星に新造艦の頭脳として作られた人造人間の少女雪。数多の問題を抱えたままネージュリスは星の海という珍道中を行くことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 11:00:00
58629文字
会話率:40%
星空文庫さんでも投稿しています。重複投稿です。
地球人(ヒト)の少年・甲田瑞樹と、「妖精」と呼ばれる宇宙人・スズの話。 宇宙人の到来によってヒトは大幅な技術の革新を手に入れ、遂に宇宙へ進出した。 だが一方で、「妖精はヒトにとって致死性の病気
を保菌している」という噂が流れ出し、ヒトが妖精を迫害し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-05 22:14:55
7325文字
会話率:52%