継母と義理の妹から虐げられてきた辺境伯令嬢アメリア。
食事も、衣服も、部屋も……そしてある日、婚約者も奪われた。
「すまない、アメリア。君との婚約は解消させてもらう」
「謝ることはありませんわ。オークリー様はただ私を好きになってしまっただ
けですもの」
しかもアメリアは、悪評高い隣国の成金貴族へ借金の肩代わりに売られることになった。
逆らうこともできずに隣国に向かうアメリアが出会ったのは、故郷では見ることのない鱗に覆われた生き物。
「竜…………?」
本来主従契約を結んだ人間にしか分からないはずの竜の言葉。
なのにどうしてか、アメリアにはすべての竜の言葉が分かると言う。
すると王様はその力を買い、アメリアは「竜の通訳士」として王宮で暮らすことになった。
これは家族に虐げられた令嬢が、隣国で竜の通訳士として働くことで自信を取り戻し、幸せになっていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 19:13:25
138771文字
会話率:45%
奇妙な男だとは思ったが、彼はなんだかいい匂いがした。香水だろうか。
接触した肌と衣服を通して、伝わる熱と心臓の鼓動。
他人の熱と音と匂いに触れたのは、ずいぶんと久しぶりのことのように思えた。
フリーの「あたし」と「彼」の物語。
最終更新:2023-04-04 18:37:00
5285文字
会話率:19%
かつて世界一の剣豪になる事を夢見ていたオルト・ファクトクロスは、『現』最強の剣士に敗れた末に、人攫いに逢ってしまう。刀も衣服も、持っていた全てを奪われて彼が放り込まれたのは、人を人として見ない屑共が織りなす人身売買の現場であった。
銀貨十枚
と値踏みされた自分の人生が、これ以上目も当てられないような物になり果てる前に、彼は自分の舌を噛もうとした……その時だった、彼が、華奢で美しいその手を見上げたのは。
彼女の名前はハイル・ニライカナイ。御三家の一角である『ニライカナイ』家の長女であり、『魔女の祝福』を受けた疑いがある疑惑の令嬢だった。
「私の名前はハイル! これから貴方のご主人様、そしていつか……この国の王になる女よ! よろしく!」
「――あっそ………ん? え? ……はぁ!?」
「「「「「「「「「「はぁあああああああ!?」」」」」」」」」」
大勢の観客がいる中、均衡は崩された。王位を継ぐ者は誰か? この先の、『アルテマ王国』の実権を握るのは誰なのか? 急速にヒートアップしていく王権争いの中に、俺の剣は激しく鋭く全てを斬る!
――これは、世界一の剣豪を目指す少年と、魔女と呼ばれた公爵令嬢の、無謀ではあるが輝かしい夢に向かって突き進んでいく物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 14:29:44
4961文字
会話率:50%
1970年、人類は未知との遭遇を果たすこととなる。
アメリカネバダ州、発信元が不明な通信を受信したエリア51職員達はその未知なる信号に胸を踊らせ、寝る間も惜しみ内容の解析に勤しんだ。その時解析された信号「イマカライクヨ」これが地球人類と宇宙
人との最初のコンタクトであった。悪質な異星人から地球を守るために設立された地球外生命体対策局。彼らは身につけている衣服の色からこう呼ばれる事となる。
M・I・B(メン・イン・ブラック)と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 18:00:00
20336文字
会話率:28%
私の名は雪風心丸。妖怪退治の名門一族として名を知られる雪風一族のはしくれだ。山道に人の衣服を剥いでイタズラをするけしからん鎌鼬がいると聞いて、退治にやって来た。私の初めての妖怪退治の相手にうってつけだと思ったのだが……
最終更新:2023-01-08 10:13:46
4405文字
会話率:42%
とある世界の魔王様は“体質”のせいでいつも全裸でした。
彼はある時、伝説の仕立て屋の噂を耳にします。
「その者であれば、我が衣服を造る事が出来るやも知れぬ……」
はたして全裸の魔王様は衣服を着用できるのか。
魔王様の冒険が今、始まりそうな気
がするーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 14:07:37
59712文字
会話率:25%
あらゆる時代、あらゆる国、あらゆる世界。
誰も信じない与太話が存在している。
しかし酒のツマミとして語られるありもしない与太話には元となる噂話がひっそり語り継がれているそうな。
「悪党を狩る悪党」──悪党狩りの噂話が。
どこからともなく現れ、どこへともなく消える霞のようなその悪党狩りの噂話は真実か否か。確かなのは悪党に苦しめられる人達にとってかすかな希望であることだけ。
酒にタバコにイイ女は当たり前。
金使いは酷く、詐欺まがいのこともする。
くたびれた衣服と無精髭の大男。
そんな悪党がとある理由から様々な世界を渡る羽目になり、自分のため悪党を狩るお話です。助けるため?ナイナイ。だって悪党は悪党、助かりたければ勝手に助かれ!!
性格悪い主人公でおくる短編です。好評だったり思いついたらその後の話も書くかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 18:20:53
3703文字
会話率:36%
スーツ。
日々、袖を通すことの多い衣服です。
あなたの身の回りに、それらに対して不可解な手入れを行っている人はいませんか?
最終更新:2022-12-24 23:00:00
2523文字
会話率:0%
むかしむかし。とある集落にはある風習があった。
春の訪れを告げる強い風が吹く前に、村の近くの土を掘る。
そうして最初に出くわした、石や木の根や生き物を取り、村の一角にある蔵の中へ入れるんだ。
大人たち曰く、来年に世界がまとう、冬の衣の確
保なのだとか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 23:06:39
2386文字
会話率:3%
むかし、とある集落では衣替えの時期が、きっちり半年後にやってきていた。
いかなる事情があろうとも、使わない時期の衣服は取り出したり、身に着けたりしてはいけない。
我々が触れない間、使っている者がいるからだという。
最終更新:2019-08-29 20:00:00
2907文字
会話率:4%
王の血族は黄金色の瞳を持っており、その国では「金」は特別な色として扱われ、衣服としての着用は王族にしか許されない。
東の隅にある集落・エゾラは、自身の瞳に映した色を、布や糸に移すことができる、不思議なちからを持っている一族だ
王族ひとりに対
して、エゾラの民もひとり。年齢性別を問わず、ただひとりだけが、神の采配により、誰かの染色師となれた。
七歳になる第五王子・ラウテルの染色師に選ばれたのは、わずか五歳の少女・カヤ。
あれから十四年。ラウテルは二十一歳となり、カヤは専属染色師としての最後の仕事といわれる「三つ葉の儀」を前に、彼との距離の置き方について、思い悩んでいた。
掲載サイト:エブリスタ他折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 21:04:57
12065文字
会話率:36%
皆様は、普段自転車に乗る事が多いでしょうか。
それとも、全く乗らないでしょうか。
車の免許を取る迄は、自転車が頼りという事も多いでしょう。
小さい子供でも、自転車が乗れるようになるとあちこち行かれる様になりますね。
今回の
お話は、自転車に乗れるようになってから、いつもよりも遠くにお出掛けした母子のエピソードになります。
母子でひとしきり遊んだ帰りだったのでしょう。
それは、小学校低学年の娘さんが母子で駐輪場に行った時に起こりました。
どうやら、その幼女は自転車の鍵を無くしてしまった事に気が付いたのです。
娘さんは、小さめのリュック、衣服のポケットを必死になって探しましたが自転車の鍵はどこにもありませんでした。
母親は、さっきまでいた場所に戻って探すか、自転車屋に行って処置してもらうかいろいろと模索しましたが、どうしていいか分からずにオロオロとしていました。
幼女は、自転車の鍵を母親に預けなかった事に後悔して、泣きべそをかいていました。
そこで、駐輪場を管理しているおじさんが幼女に声を掛けてきました。
ここから先が今回のお話になります。
それでは本文にお進み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 23:40:34
4740文字
会話率:46%
むかしむかし、双子の王子様がいました。
見目麗しい兄王子と、みにくい姿の弟王子。
人々は言います
「兄王子の美貌には絢爛豪華な衣裳がよく似合う」と。
人々は言います
「弟王子の美貌には麻でできた衣服がよく似合う」と。
☆他社でも
公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 06:00:00
1551文字
会話率:13%
身体強化魔法の極地 『王級』
自らの魔力を極限まで練り上げ纏うことで神や精霊の衣服【霊衣】の域まで達しさせた強化魔法。それを纏うことで魔力や身体能力を大幅に底上げすることが出来る
そんな王級を纏いし少年セイとその妹ユキ
2人が旅
する不思議なファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 23:05:18
67631文字
会話率:65%
ドルドはしがない旅商の子だった。
武器や衣服を主体で売っている旅商で家族三人仲良く旅をし、楽しく生活をしていた。
もちろんこれからもそうして過ごしていくのだと思っていた。
ある日、王国騎士団より大口の納品依頼があった。
気付けば納品期日まで
ひと月ほどになっていたが、依頼されたものをすべて用意し、とうとう大きな仕事を終えられる。
そんな時だった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 21:00:00
85245文字
会話率:37%
勇者パーティーの軍師であることを自負していたシオン・ベイルは
ただの“荷物持ち”風情がとパーティーメンバーに蔑まれた挙句、あらぬ嫌疑で追放されてしまう。
そんなシオンはボロボロになって倒れていたところを日本から来たという錬金術師に拾われ
魔王のアイテム”邪悪龍の鎧“を装備してもらう。
これまでパーティーメンバーに雑魚スキルと扱われたシオンの能力が一気に覚醒する。
半年後。
覚醒したシオンはローグと名乗り、自分を拾ってくれた錬金術師“スタルク”とバディを組んで
冒険者をしていた。
少々強引なやり方に担当受付嬢のリラにはめんどうに扱われていた。
そんなリラの憎まれ口をいつものようにいなしていると、衣服が乱れボロボロとなった少女がーー
ローグとスタルク
2人が冒険者ギルドに舞い込むさまざまな事件をハードボイルドに解決していく。
カクヨム様でも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 12:01:46
34844文字
会話率:62%
恐怖と絶望の魔王――ガイゼルは、魔王城へとたどり着いた勇者パーティと闘う気満々であった。
しかし、ガイゼルの目の前に現れたのは、ボロボロの衣服をまとう聖女のみ。
恐る恐る理由を聞いてみたガイゼルだったが、限界寸前の聖女から語られたのは、人
類の救世主と謳われる「勇者パーティ」の非情な現実であった。
「勇者パーティはクズの集まりでした……」
「えっ」
話を聞くたびに、逆にメンタルをブレイクされるガイゼルは、苦悩する。
「お、おかしい。本来の予定であれば、勇者パーティとかっこよく戦っているはずだったのに……」
――ならば、どうするか?
「聖女よ!! この吾輩が励ましてやるから、頼むから元気を取り戻し、吾輩と闘ってくれ!!」
──かくして魔王ガイゼルは、本来、敵であるはずの聖女を一生懸命に励ますことになったのである。
※全四話、本日中に完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 20:21:05
22778文字
会話率:31%
(1夜目の分まで)
大運動会の大事件で助けてもらったお礼を言うために、得夢たちは帳に会いにゆく。
その道中で幼い女子が上級生に絡まれていた。
悪夢のノリで助けに入る得夢たちだが、悪夢と違って現実では大苦戦。
なんとか女子を助
けることに成功したが、その女子は、なんと、あの英姿颯爽の帳お姉様だった!
現実世界ではロリっ子だった帳お姉様に悶絶するさなか、大地震が発生する。
揺れの原因は、グラウンドから隆起してきた悪夢への巨大な入り口だった。
帳と得夢たちはグラウンドに急ぎ直行する。
そこには大勢の生徒たちが群がっていて、隆起してきたものがなんのか、あれやこれやと覗き込んでいる。
悪夢の入り口は普通、悪夢退治人の貘にしか見えないはずなのに、なぜ!?
一般人が中に入り込んでいるかもしれない。
帳と得夢たちは急遽、この悪夢を調査することにした。
悪夢の中に入るとそこは、見知らぬ海岸に立っていた。
気温は赤道直下のように蒸し暑く、いつもと違った深層悪夢の負荷が得夢たちを苦しめる。
海岸には廃墟が連なっていて、そこにはボロボロの衣服を着た得夢たちや町の住人たちがいた。
それはまるで、世界の終わりを見ているかのような光景だ。
「これは予知夢だわ……!」
この有様が自分たちの未来だと知って、得夢たちは自暴自棄に陥った。
帳が言うには、予知夢を変えるためには、逆夢にするしかないという。
帳と得夢たちは予知夢を逆夢に変えるべく、悪夢の最深部へと探査に向かったのだった!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 23:11:02
36006文字
会話率:49%
MOVES(ムーヴス)それが異世界転生で手に入れた力。歩くだけでもポイントが貰えて、そのポイントで色んなモノと交換できる。水や食料、衣服や道具、武器や魔法やスキル、土地も家も地位さえもなんでも交換できる!そのためにはポイントを貯めるしかない
。歩く、走る、馬に乗るとか……。どんな手段を使ってもポイントを貯めて貯めて貯めまくってやる!移動系最強主人公の始まりだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 00:00:00
20551文字
会話率:47%
感情で色が変わる生糸が見つかり、それがすべての衣服に普及した世の中。
そこで『無』を表す白色の服を常にまとっている俺。
白とは何なのか。無とは何なのか。
そして、やりたいことは見つかるのだろうか。
最終更新:2022-07-02 17:53:13
3207文字
会話率:18%
古代史を彩る、絶世の美少女をめぐる悲恋叙事詩、衣通姫(そとおりひめ)伝説。彼女に関する古事記と日本書記の記述は、なぜ食い違っているのか。その謎に迫ったある仮説を、小説にしてみました。
――平安時代、ある大王(おおきみ)の治世に、その美貌
が衣服を通してでも輝くように見えることから「衣通姫」と呼ばれる女性がいた。彼女は、禁忌を犯して、ある男性と恋に落ちる。だが、その恋はやがて、国家を揺るがす大事件へと発展していく。それは、避けられぬ運命だったのか、それとも、仕組まれた悲劇だったのか。そして、真実は封印され、伝説が残る――。
【H25.02.25 加筆修正】
※この作品は、近親相姦をテーマとして取り扱っています。閲覧には、ご注意ください。
※この作品は、古事記及び日本書紀の允恭天皇、藤原琴節郎女、木梨軽王子、軽大郎女王女に関する記述をベースに、源氏物語と伊勢物語から着想を得た架空の物語であり、史実を記載したものではありません。また、前記の作品群の一部を模倣あるいは流用している部分があります。
※この作品は、他のサイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 17:52:44
72012文字
会話率:30%
双子の兄と友人の恋を応援するため、ときどき兄と衣服を交換して兄になりかわっている胡桃(くるみ)。
しかしある時、なりかわりをしている時に兄の友人が尋ねてきて、とんでもないお願い事をされてしまう。
それは「妹の胡桃を自分の恋人の名目で貸
してほしい」という内容で……。
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 12:25:01
8000文字
会話率:27%