戦国と幕末をこよなく愛する高校生・河上昌景。
現代でも「忠義」「軍略」を掲げ、色恋は不要と豪語する彼は、クラスでどこか“雰囲気的に浮いている”変人だ。
そんな彼の歴史語りに興味を持ったのが、好奇心旺盛で優しい同級生・野村彩葉。
いつしか「
相棒」や「軍師」と呼ばれるようになった彼女は、次第に昌景に惹かれていく。
――「私は軍師でも相棒でもない、ただの一人の女の子だよ」
歴史知識と恋心が交錯する、ズレた青春ラブコメ、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:50:50
64350文字
会話率:54%
17歳の高校生、緋山狂士(ひやまきょうじ)。
天涯孤独の狂士は、ある事情から他人に興味が持てず、冷めた目で世の中を見ていた。
その目付きの悪さから、毎日のように絡まれていた狂士は、まるで憂さを晴らすようにケンカに明け暮れる。
夏休みのあ
る日、狂士はガラの悪い男達に報復を受け、ついには海に放り込まれてしまう。
(なんて呆気ない……くだらいな、俺の人生)
薄れる意識の中、死を覚悟する狂士。
しかし、次に目が覚めると、そこは見知らぬ海岸。そして何故か、着物姿の人集りに囲まれていた。
混乱のまま慌てて起き上がると、突然耳に残る大声が響く。
「動かないでっ! もう描き終わるから!」
目の前には、熱心に何かを描き写す一人の少年が。
狂士は少年が描く絵を覗き込むと、まるで死体の様におぞましい自分の姿があった。
軽蔑するような目で少年を見つめ、狂士は無言でそれを破り捨てる。
「あぁぁー! なんて惨いことを!」
「惨いのはテメェだろーが! 人の事、死体みたいに描きやがって!」
「だって、死体なんてなかなかお目にかかれないし」
「死んでねーし! こんなん描く前に助けろや!」
「あぁー、確かに!」
この珍妙な男の名は周三郎(しゅうざぶろう)。
画鬼と呼ばれ、後世に名を残す日本画家となる男である。
現代の荒くれ高校生《狂士》と、未来の有名日本画家《周三郎》は、民衆や《妖怪》までも巻き込んで、江戸の町を賑やかに騒ぎ立てる。
喧嘩上等、ドタバタギャグコメディー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:10:00
81914文字
会話率:49%
「カフェで働く人って、大人っぽくてかっこいい」
その一言で始まった、バイト探し人生。
憧れの幼なじみのお姉ちゃんを追って上京した真雄。地下アイドルをやっているお姉ちゃんを推し活するにもお金がかかる。でも、彼女にかっこいいと言われたい一心で
カフェバイトを探すが、不採用の連続。やっと受かったと思ったらまさかの新選組コンセプトカフェ!?
個性豊かなスタッフは前世が新選組隊士という謎の設定(?)持ち!?コメディあり、時々恋あり?真雄がかこいいと言われる日は来るのか!?
初めてのバイト青春ストーリー開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 00:45:40
16257文字
会話率:47%
黒魔術を扱う黒百合家の末っ子、黒百合湊は兄弟たちとは違う茶髪に生まれ、神を裏切る者と呼ばれる。
しかしある日、黒百合家は壊滅し、湊と兄の子供だけが生き残り__
最終更新:2025-06-20 08:17:39
4350文字
会話率:17%
死の淵から神の思惑で、勝手に若返った肉体にさせられた『土方歳三』。
単独で戦うのではなく、十二神将の一端を取り込んで共闘せよとの命令だった。あやかしを屠れとの命令だけでなく、『土地の膿』を浄化せよとのこと。
神々の陣取り合戦とやらに、その
土地の膿を浄化させた神が土地を奪う。その戦に土方以外の新選組どころか様々な偉人らも駒に使われていた。
ヒトの都合など神は関係ない。神の都合にあやかしも尊きものもただの駒。
どれが正義なのか。どれが悪なのか。駒にされた土方歳三もだが彼以外の駒となった偉人らが、激動に揉まれつつも抗いきれない争いに挑む時代ファンタジー。
神道、仏道、歴史人物入り乱れの時代ものファンタジーを描いていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 13:47:10
16158文字
会話率:45%
仕事の出来るアラサー女性の主人公はパートナーを不要と考えBLを見る事に心血を注ぐが…。
最終更新:2025-06-16 21:00:45
13466文字
会話率:21%
幕末の剣豪、金山与平は異世界の絶海の孤島に転移再生し、光の精霊となった。万能のスキルと莫大な魔力、異世界を牛耳る力を得た与平ではあったが、食うに困らない慎ましい生活であれば十分であると考えていた。悪魔に執拗に狙われ、強くなることを決意した与
平は空の王者ギガントイーグル、海の王者クラーケンとシーサペントを倒すほどまでに強くなった。精霊王に託された世界樹の回復のため魔力を蓄え、カーナ国に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:05:26
43914文字
会話率:25%
ブラック企業も真っ青な激務の果て、令和の敏腕コンビニバイトリーダー・栗田謙信(くりたけんしん)が次に目覚めたのは、なんと江戸時代の東北の小藩・相馬中村藩のしがない足軽!?
戦も知らぬ平和な(しかし貧乏な)藩で、謙信は前世で培った「お客様は神
様です!」の鉄の信念と、異常なまでのコミュニケーション能力、そして数々のクレーム処理で鍛え上げた問題解決スキルを武器に、なぜか次々と藩の難題に関わることに。
病に倒れた藩主の見舞い品選定から始まり、行方不明になった若君たちの捜索では江戸の町で聞き込みの嵐を巻き起こし、ついには隣藩との一触即発の外交問題まで、持ち前の「おもてなし精神」と「バイトリーダー的発想」で(主に周囲を煙に巻きながら)解決へと導いてしまう。
その型破りな手腕(と、時折飛び出す謎の横文字「こすとぱふぉーまーんす?」「りすくまねじめんと?」)を藩主・相馬昌胤に(面白半分で)買われ、謙信は新設の役職「目安方筆頭」に大抜擢!
与えられた使命は「藩政改革」。
謙信はさっそく藩財政の「見える化」と「コストカット」、特産品の「マーケティング戦略立案」、城内業務の「効率化」と「5S活動の徹底」、さらには藩士たちの「モチベーション向上プラン」と称した「福利厚生」の充実(例:藩士対抗大運動会、月間MVP制度)など、現代のビジネススキルとコンビニ経営ノウハウを駆使した奇想天外な改革案を次々と打ち出し、藩内に嵐を巻き起こす!
「いらっしゃいませー! まずは『ヒアリング』から始めさせていただきます!」
古参の武士たちは眉をひそめ、若手藩士たちは目を輝かせ、そして謙信の無茶ぶりに振り回される先輩足軽あがりの岩田権左衛門の胃痛は増すばかり……。
果たして、元バイトリーダーの「お客様第一主義」は、凝り固まった武士の常識を変え、貧乏藩を救うことができるのか?
彼の「おもてなし」と「業務改善」は、やがて藩内にとどまらず、他の藩や幕府をも巻き込む大騒動へと発展していく…かもしれない!?
これは、令和の常識と江戸の非常識が交錯する中で、一人の男が「より良いお店(藩)づくり」を目指して奮闘する、痛快お仕事コメディ!
歴史の知識は不要! 気楽に笑えて、ちょっとだけ明日の仕事が頑張れる(かもしれない)物語、ここに堂々連載開始!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 00:10:00
393163文字
会話率:24%
江戸時代の農民・清介は、現代から漂着した数学者アランを助ける。言葉は通じずとも、数学で心を通わせた清介は、アランから高度な算法を学ぶ。幕府の追跡によりアランは姿を消すが、清介はその知識を和洋算法として広め、日本の近代化に貢献する。時空を超え
た数学と友情の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:00:00
13791文字
会話率:21%
誰の中でもありそうな、日々の一小間を切り取って
物語として書いていきます。
時々不図思い付いたことです。
果して物語と言えるのかは読者次第です。
最終更新:2025-06-13 22:35:40
3340文字
会話率:28%
友人を失って、絶望し、自殺しようとする元白虎隊の住人、日露戦争で友人と恋人を失った貧乏な人たちが、迫る憂鬱と、残酷な世界と戦いつつも、この世界に希望を見出そうとする、彼らの葛藤を描いたヒューマニズム小説。
面白くかつ感動的に書いたので、ぜ
ひ読んでください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:31:49
26317文字
会話率:23%
魂が燃える、その一球に。
高校二年の夏。
名もなき府立・千歳高校野球部は、三年の引退により存続の危機に瀕していた。
修学旅行で訪れた京都・鴨川。
そこで主人公・神谷ハヤトが叫んだ――
「勝てるか勝てないか、やってみなけりゃわかんねぇよ!
勝敗なんて、もう考えてねぇ。ただ、命ある限り戦う!」
その言葉が、時を越えて“彼ら”の魂を目覚めさせる。
土方歳三、近藤勇、沖田総司、幕末を駆け抜けた新撰組の志士たち。
かつて刀を振るった彼らは、現代の少年たちに憑依し、「野球」という戦場でふたたび命を燃やす。
最初は戸惑い、反発し、衝突する九人の野球部員たち。
だが、それぞれの中で“剣”と“球”が交差する時、
ただの地方校だったチームは、やがて“維新”の名にふさわしい旋風を巻き起こしていく。
秋季大会での異変、春の甲子園での敗北、
そして夏。
新たな仲間、新たな敵、新たな時代を迎え、
少年たちと志士たちは、悲願の頂点・甲子園優勝を目指し、魂をひとつにする。
野球は戦だ。
だが、戦う理由は、かつてとは違う。
これは“過去を斬り拓き、未来を投げる”物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 17:41:11
27657文字
会話率:28%
突然江戸時代にタイムスリップしてしまった翔太
そこで見たものは驚きの連続だった。
江戸の様子や食べ物に興味のある方にも面白く読んで貰えます。
そしてその結末にビックリ!!
最終更新:2025-06-08 13:39:59
9391文字
会話率:49%
時は江戸時代。最中国屠偬藩の武士・犬右衛門が切腹を命じられた。朝に始まり、朝に終わる筈だった切腹はいつの間にか昼にまで突入。犬右衛門が最期のひと時を過ごすそこでは抱腹絶倒の混沌が繰り広げられていた。
最終更新:2025-06-08 07:30:00
4247文字
会話率:95%
小説を書くことは道端で拾った石を磨くことに似ている。
ダイヤモンドにはなれなくても、拾った石を、いつか光り輝くと信じて丹念に丹念に磨いていく。
例えそれが、他の誰かには無価値な輝きだったとしても。
最終更新:2025-06-04 19:45:16
64706文字
会話率:27%
日本の武士たちが大統領に謁見するため、初めてアメリカへ渡る。激動の時代を具に描く歴史小説。
最終更新:2025-06-03 10:00:00
608文字
会話率:48%
幕末――。
この国が、夜明け前の闇にもがき苦しんでいた時代。
だが、その混沌の裏側では、人知を超えた「異能」の力が静かに、しかし確実に胎動していた。
これは、後に「維新の三傑」と謳われる大久保利通が、その冷徹な眼差しで語る、西郷吉之助――後
の隆盛の真の姿。
彼が内に秘めていたのは、触れる者、寄り添う者の苦痛を和らげ、心を温める「熱」。まるで、燃え尽きたかのような熾火(おきび)が、再び燃え盛るかのように、彼の異能は人々の心を掴み、時代の流れを動かしていく。
貧しい郷中(ごうじゅう)に生まれ、ただの「でかい田舎者」でしかなかった吉之助は、いかにして多くの人々を惹きつけ、日本という国を変える「天命」を背負う巨星へと成長したのか?
そして、その傍らで、吉之助の異能を見抜き、利用し、共に天下を掴もうと画策する大久保利通の真意とは――。
歴史の狭間に隠された異能力者たちの物語が、今、熱く、鮮やかに解き放たれる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 21:49:19
9330文字
会話率:20%
47都道府県最強を決める代理戦争(タイマン)がいま始まる。
各県の出身者あるいはゆかりある人物を選出して行われる、トーナメント形式でのガチンコタイマンファイト(異種格闘技)。歩んだ人生×知名度×望んだ能力×県民の声などが力となるため、一概に
誰が勝つとは判断できない。
司会は絶対に聞き逃さない名MC・聖徳太子!!
ずっとみんな思ってただろ?47都道府県、どこが最強で最高なのかを!!
県を代表する偉人達の織り成すガチンコタイマンドラマチック格闘活劇!!
どうぞお見逃しなく!!間もなく始まります!!!!!!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 07:10:00
23270文字
会話率:42%
風雲急を告げる動乱の幕末、不逞浪士取締を担う京都の自警組織『新撰組』に吹き抜けた一陣の風、伊東甲子太郎。
彼と彼を慕う同志らは、なぜ集い、なぜ新撰組と袂を分かち、殺されたのか。もうひとつの新撰組の物語、≪御陵衛士≫と呼ばれた男たちの歴史がい
ま改めて紡ぎ出される……。
幕末のエンタメ長編時代小説!!歴史を愛する貴方も、歴史を知らない貴方も、どうか読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 23:19:46
15397文字
会話率:58%
「野郎共、名乗りをあげろ」
明治45年(1912年)の北海道小樽にて、新聞記者の八重樫眞平と加藤眠柳は、
元・新撰組隊士と出会う。祖父がかつて新撰組隊士だった八重樫には、どうしても気になる新撰組の謎が三つあった。
一つ、芹沢鴨の死の真相、二
つ、山南敬助の不可解な脱走の理由、
三つ、新選組が破り捨てた“切れ端”の意味。
“切れ端”は、鉄の掟・局中法度の幻の禁止事項であった。
そこに記されていた一文とは。
人斬り集団・新選組のなかで生きた男たちの語られることのなかった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:10:00
5349文字
会話率:48%
霊脈がきらめく夜、銃剣が雷鳴を刻み、古流の刃が闇を裂く。
最終更新:2025-06-01 18:00:00
111788文字
会話率:41%
千砂ノ国という小さな島国に竜馬という下級士族の武士がいた。ある日、千砂の国に黒船が到来する。初めて見る異国の文化、その中で、竜馬は初めて魔術というものに出会う。その光景はあまりにも美しく、竜真を魅了させた。そして、魔術との出会いは彼の人生
を変えて行くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:20:16
221438文字
会話率:28%
蝦夷に降り立った坂本龍馬は、ひょんなことから「不死をもたらす火の鳥」の存在を知る。
「これがあれば物理的に攘夷ができるわい!」
と喜び勇んで探しに行くが……
ペリー来航の目的は火の鳥による不死身の軍勢を作ることだった?
欧米列強がそれを狙っ
ている!
竜馬が持つ火の鳥の血は本物なのか?
土方歳三が沖田総司に火の鳥の血を飲めと迫る。
時代の流れに奔流されながらも、命とはなにか、人間は何のために生きるのかを問う、痛快娯楽時代小説風ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 08:00:00
214511文字
会話率:54%