その身に種を宿し生まれてくる人々が暮らす世界。しかし、種の存在や意味を知るものはごくわずかで、彼らは特権階級インペリウムとして、自らの種を知らず生き、知らぬまま死んでいくアンノウンと彼らが呼ぶ人々を搾取し奴隷化している。リリィは、インペリウ
ムの中でも、他人の種の属性がわかるという稀有な能力の持ち主でありながら、インペリウムに抗う組織アンテイアを立ち上げる。
しかし、インペリウムもアンテイアも、何も知らない大半の人々にとっては、そこに在ってもないと同じもの。
人々は日常と信じている世界を生き、リリィは、そんな日常をひっそりと守り続ける。
インペリウムvsアンテイアを背景に、植物の特性をテーマに、日常の陰を描く連作短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 01:45:36
9306文字
会話率:33%
【ログインしなくても感想が送れます!】
北の黒電話の核兵器でこんがり焼きあげられ、ファンタジーな世界に転生してから五年。
沢山の種族が共存するこの世界で、オレは『人間の女の子』として孤児院で暮らしていた。
他の種族の子供達が岩を投
げたり自動車の如き速度で走ったりする中、普通の人間であるオレに皆の様な身体能力があるはずも無く、一人で孤児院の裏庭のベンチに腰掛けながら「なぜ普通の人間に生まれたのだろう?」と疑問に思う日々。
ある日の夕食の時間に、五歳になると必ず受ける『能力解放の儀』に呼び出され「どうせ能力なんて無いんだろうな」と諦めの境地で能力解放の儀を受ける教室に向かうと、そこで驚くべき事実を知る。
「え……? 人間は聖なる種族……?」
人間は神聖な力で奇跡を起こし、神の仕事を代行する聖なる種族!
そんな特別な種族だったオレは、能力解放の儀を受けて以降、孤児院での生活は超・特別扱いに!
聖なる種族になったオレは周りの反応に戸惑いながらも、今日も今日とて神聖な力で奇跡を起こします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-21 08:00:00
15981文字
会話率:24%
私には、前世の記憶がある。
どこにでもある平凡なサラリーマン家庭の長女で、公立の学校から中流私立大を出てどこにでもある平凡な中小企業で働いていた、27年分の記憶。
そんな平凡を絵に描いたようなOLだった私が、気が付けば公爵令嬢8歳として転生
していたのだ。
それも、前世とはまるで違う世界で。
大人の知識を持ったまま特権階級の子どもから人生をやり直せるとなるとまるでボーナスステージのように聞こえるけれど、常識も何もかもが全く違う世界で、また一からやり直し―――しかも半端に前世の知識があるので時々無性に今いる世界のあり方が不便で非合理に思えてしまう―――なんて、むしろ罰ゲームか何かかと思う。
でも輪廻転生があるのならきっと、悟ればこの不毛な繰り返しから解脱できるはず。
『次』がないように、そして前世のように不本意な最期を迎えないように、今日から私、徳を積みます―――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 09:10:03
332678文字
会話率:19%
福祉が名目の募金
箱が細工された
最終更新:2019-12-12 13:36:39
606文字
会話率:0%
太平の世が訪れ、特権階級である武士は少しずつ変容していく。また戦乱の世が終わり街に活気が訪れ、町人文化が花開く。そんなお話をある小さな寄席で売れない噺家が語る不思議なお話でございます。
最終更新:2019-10-08 01:34:35
3032文字
会話率:73%
※基本土日に数話まとめて投稿します
※11話になるまでヒーローとヒロインはまともに会話しません。そこから甘くなる予定です
シスター見習い、ニーナの住む国には魔法使いという特権階級が存在した。生まれながらに魔法能力を持つ特異な人間だけを集め
た魔法使い、そこからある日、姉妹のように育った幼馴染の男爵令嬢へ迎えが来た。不安げな彼女を見かねたニーナは従者として教会を出ることを決意する。そこで出会った黒猫を魔法使いと知らず押し倒してしまったニーナは絶世の美青年に冷たく言われる「どいてくれない?」
天才クーデレ男子と純情シスターを中心に色々な男女恋愛を書いていきます。
現在、堅物学者と妖艶美女の年の差、男女双子など折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-06 19:19:21
43535文字
会話率:42%
人の個性や特徴を定める「鍵」を操る「鍵主」を王とし、鍵主に常人を越える力を与えられた「鍵替」が支配する国。都は特権階級の住む王宮と、庶民が住む地域に二分され、南の貧民街には、突然変異による特殊な力を持つがゆえに弾圧される「闇鍵」たちが潜ん
でいた。
政争により両親を失い、王宮を追われた鍵替の少女つかねは、千里眼を持つ闇鍵の女・カカリの営む遊屋「あむち屋」にかくまわれる。そこでは、カカリの息子・咲葉や、長命ゆえに長く少女の姿を保つ闇鍵・ヤライをはじめ、社会からはじき出された者たちが肩を寄せ合って暮らしていた。
つかねの一族・禍見とは、状況分析に長け未来を予測する役割を持つが、その変異の過程で、なぜか予知能力が備わった鍵替である。鍵替は人間が本来持っている能力を向上させた存在であるのに対し、人には通常ないはずの予知能力を持つ禍見は政争の火種となり、滅ぼされた。その生き残りであるつかねを巡って、鍵替たちの間で闘争が激化するにつれ、都の南に住む民衆、そして「あむち屋」の面々も争いに巻き込まれていく……。
※この作品は、第九回日本SF新人賞(2007年)最終候補作「鍵替記」(三本木みわ名義で応募)の設定をもとに、全面改稿したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 01:10:17
22678文字
会話率:48%
地上の大半が毒を持つ空気(瘴気)に覆われ、メストス(清浄空気)区には限られた特権階級しか住めない世界で、よりよい空気を求める特権階級に駒として使われる貧民がいた。
俗に、彼らは”黒肌の民”と呼ばれる。毒の空気を吸っていれば幼くて死ぬが、遺伝
子強化され戦場に送られ強くなっても疎まれる存在。
メゾン区第一空軍に所属するコードネーム「タエ(四)」はかつて、黒肌の民の到達できる最高位「ツェー(一)」の位をとって世界を変える約束をした。
空戦に、貴方は何を想う?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 23:06:09
102369文字
会話率:43%
不老不死が実現されたことにより、日本ではリソースの枯渇を防ぐため、新たに子供を産むことが禁止され、社会システムを脅かす危険性から男女の交際は有害とみなされ、同性間恋愛が推奨・教育されていた。
そんな世界に、生殖能力を有する二人の少女がいた。
一人は、不老不死技術を開発し、特権階級となった研究者のもとに生まれた娘、リン。
もう一人は、当時かろうじて存在していた情婦と、その客との間に生まれてしまった娘、レオナ。
成長したリンは、特権階級のため異性間結婚を許可されており、家庭教師と結婚することが決まっていた。しかし、漫画やドラマ等、創作の影響で同性愛への憧れを強く抱いていた。
レオナは当局から隠れて暮らしていたが、やがて存在が露呈し、母親は極刑に。レオナは逃げ出し、母親と同じような道を進む。
偶然の出会いを果たした二人は、運命的に惹かれ合い、幸せに暮らし始める。
ある日、リンは二人の愛の結晶として、レオナは社会への反逆の種として、子供を産むことを決意する。
研究者の才能を発揮したリンは同性間生殖キットを開発し、お互いがお互いの子供を身籠ることを決意するが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 20:00:00
17835文字
会話率:14%
受験に失敗し全てが嫌になった青年郷田(ごうた)基徳(もとのり)は、ある日異世界に行けるという呪術を試みた。闇の声に導かれて無事異世界に辿り着いた基徳であったが、そこには魔王軍やスキルなどは存在せず、特別なことと言ったら魔法があることのみであ
った。
しかしその魔法も神の教会に独占されていて人は自由に使うことができなかった。教会は誰にでも扱える『土の魔法』を邪悪な魔法として禁止し、選ばれた者にしか使えない『光の魔法』を正統な魔法と定めていた。基徳が飛ばされた世界は、『光の魔法』を扱える『光の魔法使い』が特権階級を担うディストピアだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-23 09:37:19
171408文字
会話率:39%
聖定暦29年。
帝都は”酒飲みの楽園”と呼ばれていた。
その理由は、元来、特権階級の趣向品であった酒が、庶民の手の届くほどに安く売られているからだった。
そこには、歴史に残ることのない、英雄の娘、エリーゼの活躍があった。
エリーゼの酒に対す
る渇望と情熱と、それに翻弄される兄弟姉妹たち。
転生者であるエリーゼは、今日も酒の為に働く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 14:35:30
22317文字
会話率:5%
異世界『元球』。
そこでは、アルバノン連合王国が発端となった産業革命により、急激に機械文明と科学技術が発達していた。
その一方では、有史以前から続く魔法文明が存在し、貴族たちを中心とする特権階級は未だに魔法を『神から与えられた力』とし
て崇め、中には過激派となり暴動を起こすテロリストも数多く存在していた。
そんな世界に転生し、魔術師(ウィザード)の名家であるオルティス家に生まれたオニキス・ジェット・オルティスは、異世界で培った技術と知識、そして経験から、魔導師(ソーサラー)と名乗りテロリスト化した魔術師たちを一方的に惨殺していき、やがては『闇の魔導師に対する闇の魔導師』として、一般市民とテロリストの双方から恐れられる『恐怖の象徴』となる。
そうして、最悪の闇狩りとなったオニキスは、血筋から来る因縁により史上最強にして最凶の闇の魔導師とされるラモールモアの宿敵となり、弟のアゲート、妹のアイリスと共にラモールモアとその勢力を相手に激戦を繰り広げる。
そんな中、ラモールモアを殺すことのできる唯一の子供が生まれると知り、オニキスとラモールモアは、その子供を巡って死闘を繰り返し、やがてそれは世界大戦を巻き起こす程の激闘へと発展していくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-15 01:01:18
14728文字
会話率:27%
人類は宇宙に進出し、そこで一部の特権階級が
サザール宇宙帝国を立ち上げ、地球政府に独立と地上の支配を求め宣戦布告をしてきた。宇宙空間において始まる大三次世界対戦。
~この物語は読者様の想像力を、フルに活用してくださいませ。~
最終更新:2018-09-29 20:20:17
11546文字
会話率:37%
ある日のこと、世界各地に施されていた幻獣たちの封印がとかれた。
そして、封印が説かれたことにより、世界全体の異能素濃度が上がり、世界中に異獣と呼ばれる獣が現れた。
異獣は、科学の力で倒すことはできない。異能という、特殊な力でないと倒せ
ないのだ。
そのためだけではないが、国家は成り立たなくなり、衰退した。
200年後、かつて幻獣たちの封印を施す一族の里であった、白虎の里の蓮夜と、朱雀の里の朱莉は、成人のための武者修行のため、日本全国を旅する。
少し事情があって、あまり人とかかわることなく生きてきた二人は、この旅で何を学ぶのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 21:30:52
2208文字
会話率:48%
ある年、回復術師を目指す女の子だらけの学園に入学してきたのは38歳の元石工のおっさんだった!
当初は周りの生徒からも距離を置かれていたものの、ある日リーダー格の女子生徒の命を石工としての経験と知識を駆使して救ったことがきっかけでクラス中から
慕われるようになる。
魔術の使用が特権階級によって制限され、自然科学の軽視される世界で学園生活を謳歌するおっさんと女子生徒たち。
やがて反体制派の事件や自身の出生にまつわる謎、そして国家間の争いに直面するも、持ち前の明るさで仲間たちとともに困難を乗り越え、立派な回復術師を目指していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-27 17:40:45
337552文字
会話率:45%
――世界は、海と陸とで出来ている。
魔法は決して一般的ではなく、貴族など特権階級の「道楽」として捉えられている。
勢力図としては大きく、陸と海を二分して、
「ヒューマン」と「マーマン」とで争っている。
地続きしておらず歩いてはいけない場
所、
海が途切れていて泳ぎのみではいけない場所がある。
マーマンの居ない海はもちろんあるし、
ヒューマンが居ない陸もある。
海から海を渡るために、マーマンが頻繁に行き来する陸があれば、
陸から陸へ移動するために、よくヒューマンが渡る海もある。
お互いに干渉せずにはいられない。
いつしか、両者が敵対するのは必然であった。
今も世界のどこかで小競り合いは決して無くならず、
しかし、本気でぶつかり合ったら互いを滅ぼし尽くしてしまうような。
避けられない干渉がある中で、
いつしか世界にラインを引いて牽制し合い、長い長い年月、敵対し続けている。
これは、そんな世界で語られる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 07:57:01
4458文字
会話率:0%
3K職人の主人公は ある日突然異世界の人間『ランデイヤ』と融合する事に……
しかし何かの手違いで、主人公がベースで融合してしまう。
融合して若返った主人公は『ランデイヤ』となり、持てる力を使って、楽しくコミカルに人生をやり直そうと思います
。
序章は 共に異世界をジャンプする仲間 香織ちゃんと出逢う。
だが最初の敵は、スライムでもドラゴンでも無く、ヤクザとチンピラが相手だった。
主人公ランディはヤクザ達相手にどんな戦いをするのだろうか?
一章は、前世は冒険者だと信じてる中二病5人組が 本当に異世界に来てしまう話です。
彼は窮地に立たされた村を救う事が出来るのだろうか?
二章は、使い魔を召還する学校で 歴代トップの落ちこぼれで虐められっ子の『リリス』。最終試験の使い魔召還に失敗すると、退学になるという逆境の中、彼女は使い魔を召還することが出来るのか?
三章は、突然大発生したゾンビが蔓延る世界で、生きた死体、ゾンビに覆われた。ねずみ算式に殖えるゾンビ軍団、人間は滅亡してしまうのだろうか……
四章は、悪徳巨大企業ガストブレイク社が、一部の特権階級の為に作った『エスケープ・サバイバルゲーム』死亡率100%のデスゲーム中にランディ達は巻き添え召喚されてしまった。
五章は、ある国異世界から勇者を召喚する。
異世界召喚された一部の人間と、巻き添え召喚されたランディは、日本発のオンラインゲーム『ファンタジーユーフォリア・オンライン』と言うゲームに酷似していると気づく。
この作品はエブリスタにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 21:46:37
662034文字
会話率:35%
バカでも入れる学校───。
その意味は人それぞれの受け取り方次第。
カースト制度があるという異様な学校であるという事を知らずに入学した灘はどう生活するのか……?
最終更新:2017-11-03 11:41:14
13653文字
会話率:30%
僕は脳にICチップを所持している。
様々な条件の中で選ばれた存在、そう言う人もいる。
僕が生まれた時にはICチップを脳に埋め込まれていた。本当はきっと誰でもチップを埋めることが出来る。
しかし、その為には裕福な富裕層や特権階級、コネなどを駆
使しないといけない。
僕はたまたま、運が良かったのだ。
脳にICチップを持つ人間が存在する世界で起きるトラブルに主人公が巻き込まれていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-10 05:05:28
3393文字
会話率:39%
太陽嵐がもたらす電波障害によりレーダーや無線、コンピューターの使用が不可能になった近未来。人間自身が制御する兵器が最も進んでいた第二次世界大戦中のものが復元され使用されるようになっていた。その兵器運用のために絶対必要な石油を求めて世界は三
度世界開戦へと突入することになる。
帝國海軍の十二月晦日眞悠子中将は空母赤城艦長として真珠湾奇襲作戦に出撃してから一度も敗戦を喫したことがなく連合艦隊司令長官五十幡十六夜大将からの信頼も一方ならぬほど篤い歴戦の名提督だった。しかし五十幡の戦死後は一般市民や下級兵士たちから絶大な人望を集めていたことを軍中枢や貴族たちに疎まれ主力機動部隊の司令長官の地位を追われ最前線の激戦地を転々とする日々を送っていた。十二月晦日自身も一部の特権階級だけが貴族として安全な地下シェルターでのうのうと暮らす世の中に疑問を感じ、敵との早期和平の道を探っていた。
そんなある日、榛名、金剛からなる高速戦艦艦隊を率いて出撃中、敵の大規模な進攻作戦が察知された。その作戦は支持率が凋落した敵国の大統領が名だたる十二月晦日を破って国民からの人気を上げ支持率の回復を目論んで発動させたものだった。政界への進出を企む軍令部総長新見智恵奈大将はこれを機会に目障りな十二月晦を排除しようと不利な戦いの指揮を執らせ、敗戦の責任を負わせることで失脚させようと謀った。
空母を一隻も持たない艦隊で敵の大機動部隊を迎え撃つため十二月晦は知略の限りを尽くしてゆく。
第10回MF文庫Jライトノベル新人賞二次落ちの投稿作の改稿作です。
ラノベとしては中身が難解という評価でしたがミリタリ好きな方から見ればこれくらいはまだまだ序の口じゃないのかなと試しにこちらへ投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 17:14:00
177617文字
会話率:61%