「よい子は、人にカンチョーを向けたりなんかしま、せん!」
綾羅木定祐は、カンチョーを手にして口に向ける上市理可に抗議した。
そのように、合同会社『神楽坂事務所』のおそい一日が始まる中、ちょうど同じく“口”に関する事件が起きていた。
口に爆弾を入れられ、無残に爆殺された遺体。
奇妙なことに、そのちょうど真上の天井には、“穴”が開いていた。
そうして、誰かが言った。
「これは、シン屋根裏の散歩者、か?」
と――
■■ 登場人物
・綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ):スタイリッシュな黒づくめファッションの三〇代半ば
・上市理可(かみいち・りか):合同会社『神楽坂事務所』の、綾羅木定祐の相方。30代前半女子!
・神楽坂文(かぐらざかふみ):ドラ焼き妖狐
・碇賀元(いかりが・はじめ):特別調査課所属
・賽賀忍(さいが・しのぶ):碇賀の相方
※ボツ作の書き直し。今作完成後、ボツ作のほうを消す予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 21:24:53
61546文字
会話率:46%
転生した悪役令嬢が、侍女に扮した公爵家の落胤といい感じになっちゃうお話。
現役女子高生の私は横断歩道を渡る途中、うっかりスマホの通知画面を見てしまう。そして、無残にも左折トラックの餌食に……
転生したのは乙女ゲーの世界。憧れのヒロインにな
れる!と思いきや、残念ながらまるきりの悪役だった。ヒロインのフローラをいじめる腹違いの姉バルバラ。悪役令嬢である。見た目もキツいし、私はがっかりする。しかもこのバルバラ、公爵令息から婚約破棄されたあげく、不貞疑惑まででっち上げられ、相手の奥様に殺される予定。
バッドエンドを回避するため、侍女のふりをする女装男子とがんばります!
二万字程度のお話を六話に分けて投稿します。初回投稿から一、二時間置きに投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 00:01:03
18203文字
会話率:34%
「きゃあああぁぁっ!」
王宮に男爵令嬢フェリエラの絹を裂くような悲鳴が響き渡る。
今日も彼女の取り巻きが無残な姿で見つかったのだ。
アルファポリス様でも公開中です。
最終更新:2024-01-01 06:00:00
4400文字
会話率:13%
これはある“魂(男もしくは女)”が最恐と呼ばれるまでを綴った物語である。
今より遙か昔、『最恐』と呼ばれた“男”がいた。
この時代を人々はこう言い伝えた。 『終焉の瓦解』と、
時は2070年“地球”での出来事から始まる。
ある日不運な事故で死んだ高橋は“神様”によって異世界に転生を果たした。……
転生時“高橋”は“神様”から(自分が選んだ)魔法、スキルを授かった。“高橋”は(“神様”にお願いして)王国から離れた森の集落の一軒家に生を受けた。
※チート能力をホイホイと渡してくれる神が善人だけだと思うなよ。
※神と話せるからっていつでも助けてくれると思うなよ。
・人間という生物は恐ろしく凄惨で醜い、無残で下等な生き物だ。だが膨大な力を手にすればどうだ? 調子に乗り、もらい物の力を振り回し、権力という名の圧をかける。分かっている気で、知ったふりで、早とちりで……思い込みで、そうだと信じて疑わない。それが人間の醜さだ!
あ、今言ったことは本編とほぼ関係ないです笑(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:00:47
35335文字
会話率:39%
不幸の傘
それを扱う男
己の欲望のために他人を不幸にする
いつしか人間を恨み、血を好む
それでも前に進むしかない
人はなぜ
己しか見ないのだろう……
「オレはお前を救うために来たんだ」
呪われた傘や不幸の傘と呼ばれる傘が
あった――
触れた者や手にした者が無残な死に方をするいわくつきの者……
オカルトの類や怪奇伝説の類の俄かには信じられない話しだがそれは実在する……
天気に関係なく傘を手にしている男は、不幸の傘とその不思議な力を使って旅を続けるのだった。
その旅の目的とは?
そして不思議な力を持つ傘の存在とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 10:09:58
12504文字
会話率:48%
ここは宇宙のどこかにある美しい水の惑星。
様々な人種が暮らし、それぞれの文化を築き、それぞれの生活を何不自由なく送る平和な世界。
…………しかし、その平和な世界は一瞬にして崩れ去ることとなる。
約30年前、突如謎の生物である「悪魔」が地
下から出現し、殺戮の限りを尽くしたのだ。
平和だった世界はすぐに混乱に陥った。
逃げ道を失った人々は次々に悪魔に喰われていき、無残にも命を落としていった。
生き残ったわずかな人々は集団を作って生活し、日々悪魔との戦いに追われていた。
………皆疲れきっていた。
いつまで続くか分からないこの状況に、誰もが一度はため息をついたものだ。
そんな中、毎日のように淡々と悪魔を狩り続ける青年が一人。
彼の名前は…………「アケロミ」
彼の秘密が明かされるとき、世界の運命が大きく変わることになる………!
この作品はアルファポリスにも掲載しております。もしよろしければ感想を書いていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 23:18:02
174849文字
会話率:69%
七歳の誕生日。
トウヤは地獄を見た。
無残に殺された父さん、姉さん、兄さん。
そして、はらわたを食われる母さん。
その場にいたのは——鬼。
トウヤは復讐を誓うのであった。
それから六年。
十三歳の誕生日。
平和にくらす
トウヤにあらたな危険がせまる。
おかしな先生に友達のマシロがさらわれた。
トウヤと親友タクミは、先生とマシロのあとを追うのだが……。
鬼と人間の戦いにまきこまれた少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 20:09:53
29219文字
会話率:36%
落ち零れの行き着く先は下しかない。
レディースチーム『沙蛮那』もその一つだ。
一般社会のレールから脱線し、仏恥義って出てきた喧嘩社会でまた淘汰されてきた、見るも無残な草食者の集まり。
沙蛮那は、そうした弱小チーム…だった。
彼女たちは驚くべ
き早さで下馬評を覆した。
創設者にしてリーダーの女傑が分進時歩の勢いで他チームを薙ぎ倒していったのだ。
リーダーのワンマンチーム。
この評価は、地域を総ナメにし、レディースの新たな秩序を築き、国に厄介者扱いを受けるほどチームが肥大化した後も変わらぬ定評となった。
リーダーの影響力はそれほど絶大だったのである。
しかしそんなリーダーも人間。
夜の疾風などという概念では有り得ない。
やがて恋をし、引退後、かつての特攻服よりも白いウェディングドレスに身を包んでいた。
※この作品はカクヨム、アルファポリスにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 14:21:04
11990文字
会話率:27%
『思い返せば、私は数奇な人生を送っていたと思います』。
約300年以上ヱト幕府が現行する日之国。
幼少期に両親を亡くし、度重なる不運に見舞われながらも、逞しく生きる『ヨミ』。
ある日、冷酷無残と噂される小鳥遊将軍に娶られる事となるが ――
***
※史実等とは一切関係ありません。
誤字脱字、加筆修正有。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 11:33:22
27948文字
会話率:34%
番至上主義の獣人ラヴィと、無残に終わった初恋を引きずる人族のルジェク。
ルジェクを番と認識し、日々愛を乞うラヴィに、ルジェクの答えは常に「否」だった。
そんなルジェクはある日、血を吐き倒れてしまう。
番を失えば狂死か衰弱死する運命の獣人の少
女と、余命僅かな人族の、短い恋のお話。
3万文字未満の短編です。
ハッピーエンドではありませんので、苦手な方はお控えください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 07:00:00
26509文字
会話率:47%
家族なんていない、そんなものは最初からいなかった。そして捨てられた私に当時の記憶なんて無かった。
唯一分かるのはこの世界を作った女神と同じ名前だったという事。そして常人ではありえない魔法使いとしての才能。
生まれてから12年間暮らし
てきたマギアは親の顔も知らずに孤児院で暮らしていた。でも最初からいない親の事なんて知らないし興味もない。孤児院での生活は楽しかったし毎日に生きがいを感じていた。
でもどうも幸せな時間は長くは続かない。それは一日にして無残に散った。私の大事な物、かけがえのない場所は灰となり炭となりそこにあった幸福な現実は無残な思いでとして私の中に焼き付いた。女神の手先を名乗る悪魔が私の大切な全てを壊したから。そしてその悪魔が話す事実は衝撃的なものだった。
女神の暇つぶしで創られた人形、それが私の正体。暇つぶしの為に私は作られ暇つぶしの為に奪われた。そんなの許されないでしょ?
もしこの世界に神がいるならどうしてこうも過酷を強いるのだろうか。こんな世界ならいらなかった、こんな悲しい思いをするなら生まれたくなかった。
私は世界に宣言する、私の幸せを壊した残酷な魔族、そして救いの無いこの世界を作った無慈悲な女神への復讐を……。
「何年かかったって絶対に見つけ出して潰してやる……っ!」
無慈悲な女神の創った箱庭(セカイ)で3人の魔法使いが集う時、女神の祝福を受けたはずの大魔法使いの女神への復讐が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 00:00:00
589953文字
会話率:60%
背中を凶暴な魔獣に切り裂かれ、リシアは唐突に思い出した。
自分はこの世界を知っている。この世界がこれからどうなっていくのか、知っている。
なぜならここは、恐らく前世の自分がやりこんだゲーム、「レジェンドオブフォルテスタ」の世界だから…
ゲ
ームのストーリーは王道で、主人公の少年が世界を蝕む瘴気、そして最終的に魔王を倒すお話だ。そして主人公の少年は、リシアの幼馴染のフレンだった。
そこまではまあ、良いとして。いや、良くはないが、受け入れるとして。
リシアは絶望した。
なぜなら、今現在の自分である「主人公フレンの幼馴染、リシア」は、物語の中盤で無残に殺されてしまうからだ。
嫌だ、そんなの。絶対に、あんな死に方したくない!
リシアは決意する。どうにかしてあの未来から逃れると。
しかしリシアが足掻いても、リシアの人生は凡そ物語通りに進んでしまう。
その一方で、リシアが知っている世界とは違うことが度々起こり始め…?
果たしてリシアは生き残ることができるのか?
これは未来を知るリシアの、小さくて大きな戦いのお話。
*R15はほぼ保険ですが、多少血や暴力の表現があります。
*恋愛要素をメインで書いているつもりですが、大きく動くのは第二章からになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 10:02:20
86584文字
会話率:50%
孤児院出身のサイラスは天才児達が集まる家の凡人である。
秘書としての日々を平凡に過ごす日々、だが過去が追いかけてきた。
美の幼体事件。
無残かつ美しい連続殺人事件にサイラスは否応無しに巻き込まれていく。
最終更新:2023-10-11 21:32:48
13982文字
会話率:35%
私小説、少年、青年と成長していく主人公の物語。恋愛、友情、失恋と社会的訴えを含んだ小説。
最終更新:2023-09-16 22:10:48
44243文字
会話率:54%
冒頭、いきなり、ある精神科医と絶世の美人との衝撃的な場面から、この物語は始まる。
さて、北陸の富山県と石川県との県境にO市がある。
この市には、かって、千年ほど前に、10メートルを超えると言われる大蛇が出現したと言う伝説があり、当
時、村の若者3人が白装束を着て、大蛇退治の決死隊に出かけたと言う話なのである。その伝説は、現在でも「蛇舞盆」と言われる奇祭で今でも残っている。
その村は、現在も蛇谷村と呼ばれているのだが、約千年ぶりに、その大蛇が再来したような幼児虐殺事件が起きたのだ。202X年の5月のゴールデンウィーク中の事だった。
体には、まるで大蛇が噛んだかのような後も残っており、無残に喰い殺されていたのだ。しかし、その幼児の体の食い荒らされた後から、何と、人間の唾液が発見されたのである。
この「蛇人間」の出現に、富山県・石川県の合同捜査本部は混迷の度合いを深める。
しかし、これは、この北陸連続幼児虐殺事件の、ほんの、始まりに過ぎなかった。
ここに、都会で倒産したオカルト雑誌者からUターンした主人公が、探偵約で現れるのだ。彼は、地元の精神科医が、今から20年程前に出版した『蛇谷村大蛇伝説考』に感銘を受け、O市役所の職員となっていたのだった。
主人公は、その謎の本の出版した、精神科医に会いに行く。多分、その精神科医が、若い時の過ちで、生ませたであろう絶世の若い美女の情報を携えて……。これは上手く行き、やがてこの主人公と、その絶世の美女とが、タッグを組んで、真犯人の探求に挑むのだが。
しかし、その間にも、幼児を殺された実の母親の葬儀中の自殺とその全国生中継。止まらない幼児殺害。ついには、「カニバリズム」の研究で有名な精神科医にまで、探りを入れるのだが……。
そうこうしている内に、6月初旬に例の『蛇舞盆』の実況中継が行われたのだが、「蛇谷神社」の祠を開けたところ、何とどう言う訳か、主人公の実の妹の生首があったではないか……。主人公の妹まで殺されるとは!……どうしてなんだ、何なんだ、この怪事件は!
一体、この狂気の犯人は、果たして、誰なのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 14:10:24
48501文字
会話率:26%
いつもの変わらない日常を送っていた玆先逢兎に、唐突に非日常的なことが起きた。家族団欒としていた時に、突如として床に幾何学的な模様が現れた。そのまま光に包まれ、異世界に召喚されてしまった。一緒にいた家族は、見るも無残な死体となっていた。
逢兎は、自信を召喚した男、つまりは家族を殺した男を倒すべく力をつけることにした。しかし、その道のりは簡単な事だけではなく、時に辛く、過酷な道のりだった。逢兎は仲間と出会い、多くの助けを経て旅をする。その旅の最中、予想すらしていない出来事が幾つも訪れるのだった。
※1:『カクヨム』にて三人称バージョン同時連載します。
※2:『ノベルピア』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 01:21:09
64642文字
会話率:54%
この世界が滅び400年ほどたった時。二人の異星人が地球に降り立った。目的はいつもの仕事、ほかの惑星の調査。見るも無残になった地球を調査する二人は地球人の『置き土産』を発見する。
最終更新:2023-08-22 19:00:00
5628文字
会話率:61%
ローフタスラワ魔法学園に通う17歳のミリーは美貌と豊かな才能を兼ね備え、学園内で絶対的な地位を築いた、(性格を除けば)非の打ち所がない女王様。
彼女は完璧な恋人や熱心なファンの後輩たちに囲まれ、憧れである学園の伝説的先輩に自分の存在を認めさ
せることを目指していた。
しかし憧れの彼が何者かに殺害され、彼女の夢は無残にも打ち砕かれてしまう。それでもミリーは意気消沈せず、犯人を引き寄せるための新たな野望を抱く。
そんな中、最終学年を迎えたある日、学園に転校生のマノンが現れた。マノンはミリーの威圧に見事に耐え、瞬く間に学園に新たな風を巻き起こす存在となる。
手強い転校生の登場によってミリーを取り巻く環境は急速な変化を迎えた。
自由奔放なマノンを見逃すわけにはいかない。事件ばかりに構っていられず、ミリーは学園女王の座を死守するために奮闘することとなる。
ミリーが自身の地位を保つために戦い続ける一方で、次第に学園にも不穏な影が忍び寄りはじめる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 17:48:14
222085文字
会話率:40%
小麦色の髪をなびかせて、東京タワーの鉄骨に腰掛け人間界を見下ろしている青年。頭には二つの小さなツノと、背中には蝙蝠の羽を大きくしたような黒い翼。その片翼は無残にも、真ん中からポッキリと折れ曲がっている。
片翼の悪魔カインは、最強と謳われる魔
王に魔界を追放されて人間界へ逃れてきたのだった。今後のことを愁い途方に暮れるカインを、昔馴染みの天使サミュエルがからかう。だがその頃、魔界ではカインの追放が原因でとんでもない事件が起きていて──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 13:35:58
9074文字
会話率:34%
そこにいたのは大きな人形。
大きな女形の人形が仰臥していた。
その人形が家に届いたのは90分前。
「暫くは起きないか」、とその人形の顔を覗き込んだ瞬間にその目が開いた。
よくある運命的な静かな目覚めとは程遠い、錯乱したような形相でそ
の人形は起き上がった。
「〇〇さんは??○○さんは無事なの???」
必死の形相で訊いてくる人形。
ところでこの人形はとあるアニメのキャラクターなのだが、そのアニメのある展開の部分を切り取った人格をしており、ある部分とは大きな大戦を乗り切ったシーンの後であった。
この人形が言っている〇〇さんとはこのキャラクターの尊敬する先輩的なキャラクターであった。
「どこなの?ここはどこなの??いやあああ」
こちらが怖くなるほどに混乱している彼女。
なんとかそれをなだめながら、私は密かに思っていた。
……返品して取り替えてもらおう。
「安心して。〇〇さんについて連絡とってみるから」
ちなみにアニメでは〇〇さんは大戦で無残に殺されたキャラクターだった。
大きな人形の彼女は私の腕の中で泣きべそをかいていた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 11:48:27
449文字
会話率:19%