侯爵家令嬢だったリネアは、王子との婚約破棄と冤罪によって全てを失い、城下町で花を売って暮らしていた。
「呪われた令嬢」と囁かれながらも、それでも毎朝、花を束ねることで日々を繋いでいた彼女の前に現れたのは、正体を隠した謎の青年・ディアル。
彼
こそ、王家の陰謀で死んだことにされた“もう一人の王子”だった。
「君の呪いと、僕の呪い。交換してみないか?」
静かに手を取り合った二人は、腐敗した王宮に静かな反逆の花を咲かせる。
そして──呪われたはずの花は、やがて国を変える灯火となる。
これは、“捨てられた者たち”が、希望を咲かせるまでの恋と革命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 10:00:00
11389文字
会話率:37%
異世界のとある山あいにある、小さな宿屋〈灯火亭〉。
その主人であるスピネルは、かつて王都で料理修行を積んだ女性。戦火で家族も居場所も失い、今は静かに、訪れる旅人に一皿の温もりを提供して暮らしている。
ある日、〈炎の傭兵〉と呼ばれた男、ヴァ
ルドが傷を負って灯火亭に現れる。無骨で不器用だが、寡黙なその男は、スピネルの料理に心をほどいていき、彼女もまた、忘れていたぬくもりを彼の存在に感じ始める。
四季折々の食材と、旅人とのささやかな交流。
失われた過去と、これから選ぶ未来。
ふたりが食卓を囲むたび、少しずつ日々が色づいていく。
「この場所で、生きていく意味を見つけたい」
料理がつなぐ、癒しと再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 19:10:00
5809文字
会話率:51%
異世界の片隅、小さな宿屋「月草亭」をひとりで切り盛りする女性クレリ。静かで穏やかな毎日を過ごしていた彼女のもとに、ある日、風を追って旅をする青年フィオが現れる。ひと晩の宿のはずが、気まぐれな風に導かれて、彼は何度もこの宿を訪れるようになる。
最終更新:2025-04-29 19:10:00
5735文字
会話率:41%
光が射し込むアトリエの窓辺に、星野 悠は座っていた。
絵筆を握る指先は迷いなく動き、色と光が紙の上に命を宿していく。まるで彼の手が、画材に宿る精霊と対話しているかのようだった。
「この一枚に、誰かの心を閉じ込めたいんだよ」
インタビュー
で彼はそう語った。
デビュー作の個展が口コミで話題になり、二作目にはすでに予約が殺到。業界の大御所すら彼の描く少女の瞳に驚き、唸った。
「奇跡の筆使い」――いつしかそんな異名が定着し、若き天才としてメディアにも頻繁に取り上げられるようになる。
だが、本人にとって“奇跡”などというものはなかった。
ただ、描くことしかできなかった。描くことでしか、自分を表現できなかった。
誰かの心の隙間に、そっと色を差し込むような――そんな絵を、ただ描きたかった。
朝から晩まで描き続け、他のことは何もできなかったが、誰も文句を言わなかった。彼の絵が、人々の心を癒し、勇気を与えていたからだ。
ある少女が、彼の作品を前にして泣きながら言ったことがある。
「私、死にたいって思ってたけど、この絵を見たら……まだ生きてていいのかなって、思えたの」
その言葉が、悠の中にひとつの灯火を残した。
“誰かのために描く”という想いが、彼の筆先に宿るようになった。
そんな彼にとって、「描くこと」は命そのものだった。
だが――それは、永遠には続かなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 09:52:42
4485文字
会話率:19%
重税、物価高、子供の学費、妻の浪費……でも給料は上がらない。2029年の日本で、今日も残業に精を出す中年サラリーマン、岸谷 順也(きしたに じゅんや)は、あまりのストレスで遂にその命の灯火を散らす。
しかし、気がついてみれば、まさかの二度目
の人生を送ることに。
「もう金に困る人生は真っ平だ!」
投資の知識を総動員して、20代でFIREだ!目指せ人生イージーモード!
大学で思い残した恋愛フラグも回収するぜ!
しかし、前世で正気を失うほど熱烈な恋に落ちた彼女には、あまり近寄りたくはない。でも相性バッチリの彼女の小悪魔スマイルには我慢が出来ない!?
今回は違うんだ!
俺は助けたい人だけ助けて、後は穏やかに生きると誓ったんだ!
金を稼げば稼いだで、人生山あり谷ありでございます。
優柔不断な男のやり直し人生とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 19:00:00
351445文字
会話率:29%
──世界を変えろ。金で、誇りで、未来で。くすぶる帝国に、火を灯せ。
かつて栄華を誇った帝国は、今、沈みかけていた。
経済は停滞し、民は夢を失い、変わることを誰もが恐れていた。
そんな帝国で、名も、金も、後ろ盾もない一人の若き商人が、静かに立
ち上がる。
アルフレッド・ヴァインベルグ。名も無い、家も無い、一人の商人。
彼は、滅びかけた名門・アーデルベルト家に、たった一枚の提案書を持ち込んだ。
──御家の不採算事業を売却しませんか?
応じたのは、誇り高き令嬢、エリザベート・フォン・アーデルベルト。
市場を創る。制度を編む。国を動かす。
二人は手を取り合い、
金と誇りを武器に、帝国を覆す"叛逆"を起こし始めた。
待ち受けるのは、旧貴族の嘲笑、商会連合の妨害、国家の硬直。
そして、民衆の無関心という、最も手強い敵。
それでも彼らは、立ち止まらない。
「金とは何か」
「誇りとは何か」
「未来とは何か」
問いを胸に刻み、命を燃やして、ただ前へと進む。
彼らが灯した小さな火は、やがて、帝国全土を照らし始める。
これは革命ではない。反乱でもない。
──信じる者たちによる、未来への叛逆だ。
灯火を掲げよ。
帝国よ、目を覚ませ。
すべては、ここから始まる。
【帝国の灯火 〜金と誇りで世界をひっくり返す!しがない商人が異世界資本主義やっちゃいました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 22:45:00
76398文字
会話率:26%
戦禍に揺れる国で、少年リョウは家族の絆を守るため日々を生きていた。兵士にパンを奪われる現実と、敗戦へと向かう国の運命が交錯する中、人々の生存と希望の行方は風前の灯火となっていた。この物語は、残酷な現実と向き合いながらも、尊厳を失わない人々の
姿を描く人間ドラマである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 11:48:57
74985文字
会話率:24%
※この作品は続編となります。
変えることのできない性質と結末を知りつつも、果てるまでの道は自由と手を繋ぎ直した志乃と芳親。改めて麗部直武の旅路の供をするも、直武の結末もまた近づいていた。
妖雛二人を含めた若者たちは、互いの関係の増加
や変化を受けて影響し合い、戦禍を潜り抜けた者たちは決着を付けるべく、己が定めと再会する。数多の変化が起こる中、灯火もまた、新たに受け継がれていく。
――進む道を照らす火は、いつ何時も灯されなければならない。
これは、先を照らす灯火を継承し、傷つけ合いながらも生きようと進む人妖たちの物語。黄昏と灯明の和風ファンタジー成長譚、第二弾。
※他サイトでも公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 22:00:00
97989文字
会話率:51%
人ではないモノの力と感性を持つ少年少女が、何のために生きて力を振るうのか、逃れられない性質と理想に葛藤しながら、人間らしく変わるために何をすればいいのかを探す物語。
花街の自警団に所属する少女、志乃は妖雛(ようすう)――人間でありなが
ら、妖怪でもある希少な存在。人外由来の能力を持つが、共通して興味索然とした部分を持つ彼ら彼女らは将来、道具として都に徴兵され、〈物の怪〉と呼ばれる異形と戦わなければならなかった。
畏怖も忌避も、道具と見なされることも笑ってあっさり受け入れ、徴兵の日を待っていた志乃だが、他者から「先生」と仰がれる初老の男性、直武の旅に同行することが急遽決まる。その旅は、彼女ともう一人の妖雛を育てるための旅だった。
「君たちは、意思なく志も無い道具ではない。人間だ。だからこそ、灯火を得て進まなければならない。掴みとりたいものと、そこまでの道を照らす灯火を見つけなさい」
――進む道を照らす火は、自分で灯さなければならない。
これは心の灯火を得るまでの、そして、空虚な半妖の少年少女が、人間らしくなるまでの物語。黄昏と灯明の和風ファンタジー成長譚。
※第九章以降は仄めかす程度ながら性描写を含みます。
※舞台や登場人物の紹介、用語一覧もありますが、別作品として掲載しております。シリーズ一覧からご覧ください。
※「!?」などの半文字表記は横読みでの見栄えを個人的に考慮して「!?」と大文字表記にしております。
※この小説は「カクヨム」「ノベルアッププラス」でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 21:00:00
468021文字
会話率:50%
森の奥、小さな祠に眠っているのは、誰にも見えない記憶と、消えかけたぬくもり。
ミレナのいなくなった世界で、少女はそっと、小さな包みを胸に歩き出す。
苔むした石段、夢に似た 風のささやき──
祈りの声が、胸の奥に静かに灯をともす。
これは、
祈りからはじまる、小さな旅立ちの記憶。
(全40話+α)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 17:00:00
88727文字
会話率:14%
30歳の公安刑事・**篠原 透(しのはら とおる)**は、三年前の都心での爆破テロで最愛の妻と幼い娘を失った。犯人は未だ捕まらず、公安内部でも事件は迷宮入りとして扱われ始めていた。
だが、透は諦めていない。
「人間は、生まれた時から死ぬ
ことが決まっているなら、どう生きて、どう死ぬかが全てだ」と、自らの命すら惜しまず、国家権力の闇にも手を突っ込む覚悟で、独自に捜査を続けていた。
ある日、公安に新たなテロ計画の情報が入る。それは、三年前の爆破と酷似した手口だった。透は、自ら志願してこの潜入捜査に加わる。そして明らかになるのは、ただの狂信者集団ではなく、国家の裏側と結びついた「利用されるテロ組織」の存在だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 13:39:15
2809文字
会話率:25%
希望をなくした虚無の世界でみつけたのは小さな光だった。
小さな灯火を消さないよう懸命に生きる少女の物語...。
最終更新:2025-04-20 12:13:31
1905文字
会話率:9%
生まれながらの皇帝……それは一見すると、成功が約束された人生なのかもしれない。ここ『東方大陸』において、『皇帝』を名乗れるのはたった一人。生まれながらその至高の座にいる彼は、順風満帆の人生が送れる……はずが、無い。
先代皇帝である祖父、
そして本来皇帝を継ぐはずだった父は、貴族によって暗殺されていた。その貴族らにとって都合の良い傀儡、不要になればいつでも消せる御輿。それがブングダルト帝国8代皇帝、カーマインである。
皇帝は満足な教育すら受けられず、帝国は貴族らの政争により崩壊しつつあった。財政は破綻し、周辺国の介入に対応できず、辺境の独立を許した帝国。この大国が風前の灯火であることは、誰の目にも明らかだった。
……人々はまだ知らない。この傀儡が後に、『帝国中興の祖』『大帝』『最も偉大なる皇帝』と呼ばれることを。
――そして彼が、転生者であることも。
これはよくある異世界転生の、絶対に成り上がれない物語。
【※】2020/10/20 あらすじ等改編しました。
2020/1/11 ランキングタグ編集。以降も一部変更される恐れがあります。
同日 ルビについていくつかご指摘があったので全面的に修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 22:00:00
1075882文字
会話率:33%
遥かな昔、世界は二つの種族によって支配されていた。精霊種と人間。永遠に続くかと思われた戦いの末、ついに両者は疲弊し、長い沈黙の時が訪れる。しかし、その平穏は長くは続かぬ運命にあった。
七つの災厄、かつての伝説に語られた存在が、突如として天
より降り立った。魔王と呼ばれし者たちは、その力を持って、すべてを焼き尽くし、破壊の限りを尽くす。
その中で一人の王女は、死を覚悟し、最後の戦いを挑んでいた。だが、絶望に包まれたその瞬間、一筋の光が天より降り注ぐ。世界の終焉を告げるかのような、ただ一つの希望の兆し。それは、天より墜ちた者がもたらした奇跡――。
破滅を迎えようとする世界に、再び命の灯火をともした。世界は変わり始めた。何もかもが崩壊するようなこの時代に、今、何かが動き始める――新たな希望の兆しが、闇の中に浮かび上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 17:06:48
7619文字
会話率:15%
広島のとある路地裏。温かな灯りが迎える隠れ家「Bar 灯火(ともしび)」。寡黙なバーテンダー・月島蓮(つきしまれん)は、訪れる客のため、一杯の酒を作り、そして、ただ静かに耳を澄ます。
仕事の愚痴、秘めた恋心、人生の岐路、ささやかな祝い事、
誰にも言えない秘密…。カウンターで語られるのは、どこにでもあるようで、その人にとっては唯一無二の物語。
蓮が聞き届ける声は、夜の静寂に溶け、時に心を軽くし、時に小さな気づきを与えてくれるのかもしれない。
一杯のカクテルに心を託す人々と、それを受け止めるバーテンダーが紡ぐ、一話完結の連作短編集。今宵も「灯火」の扉は、あなたの訪れを待っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 16:00:00
21004文字
会話率:15%
2学期か開始し、転校生がやってきた。すずはその転校生と隣の席になり遊ぶ約束をすることができた。すずを含む4人は近くの山で遊ぶこととなったのだかそこで不思議な人と出会い……?
最終更新:2025-03-26 23:39:03
1455372文字
会話率:65%
先に母親、後に父親を失って以降、仕事を求め独り彷徨う13歳の少女、ソフィ。だけど、身寄りのない彼女を雇ってくれる職場もなく、自身の体を売ることでどうにか生き延びていた。
すると、そんなある日のこと。死んでも良い……そんな思考に沈むソフ
ィの前に現れたのは、何処か翳のある端整な顔立ちの男性で――
*当作品は、小説投稿サイト『エブリスタ』『カクヨム』でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 07:34:40
20859文字
会話率:44%
体育の授業をさぼった校庭の端で、私は彼女と出会った。
教室になじめない私と、「みんなと同じは嫌」と言う彼女。体育館の隅で意気投合し、二人だけの時間が始まる。
友情と恋心、初めてのドキドキを抱えて。
中学生の多感な季節を、二人で過ごした特別
な一年。
これはあの時、私たちが見つけた狭くも温かい世界の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 23:56:59
5499文字
会話率:27%
様々な悪いもの――厄を肩代わりさせた人形を川へと流す「流し雛」の風習が残る小さな町にて。
もう日が暮れる逢魔が時の学校、放課後の教室に一人残っていた少女が目にしたものとは?
雰囲気描写にこだわったゾクゾク系ホラー短編です。
……どうぞ、
お楽しみください。
【この作品について】
カクヨムで開催されたイベント「KAC2025 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025~」のお題 「ひなまつり」で書かせていただきました。
※この作品は以下のサイトでも公開されています。
カクヨム: https://kakuyomu.jp/works/16818622170345534338
アルファポリス: https://www.alphapolis.co.jp/novel/869536688/439949153折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 18:12:55
1812文字
会話率:50%
【簡単なあらすじ】
〝泡沫の魔術師〟と呼ばれた⟬リーリエ・シュテルン⟭は弟子⟬トレーネ⟭の裏切りにより、泡のように呆気なく命の灯火が途絶える。
目を覚めるとリーリエが魔術師として才能を開花させた8歳の“魔力暴走事件”を引き起こす頃に戻ってい
た────!? リーリエは二度と同じ道を進まないと決意する。
果たしてリーリエは運命を変えることが出来るのか────!!
見た目は、目を離したら直ぐに儚く消えてしまいそうないい所の御令嬢。
中身は、お茶を嗜んだり、ダンスを踊ったりするよりも、剣や馬術をやるのが大好きな人。
その名も────〝泡沫の魔術師〟リーリエ・シュテルン!!
見た目詐欺が行先は何が待っているのか。それは誰にも分からない。
※ツァーンラート・オブ・シャウムの日本語訳は<泡沫の歯車>です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 15:20:00
5758文字
会話率:36%
星歴1712年、不世出の天才・オルフィレウスの発見した〈無尽機関〉は世界を変えた。かつて不可能とされた第一種永久機関は、しかし現実のものとなったのだ。
人々は〈無尽機関〉を利用した移動都市を建造し、人類の版図はテラの全土を飛び越えて広が
った。
〈無尽機関〉と移動都市を歴史の両輪となし、繁栄と進歩は止まるところを知らずに絶頂期を更新し続ける。
だが、光には必ず影の付き纏うものだ。
〈無尽機関〉と時を同じくして人類を襲いはじめた未知の病〈坍壊体〉──不治かつ致死性のその病気に身体を蝕まれる感染者たち。そして彼らに向けられる厭悪と差別。
輝かしい進歩の裏側で、密やかにけれど確かに積み上げられる屍と罪の山。いつか人類史の燦然すらも隠すほどに堆く積もったそれが崩れた時に果たして何が起こるのか──それは誰にも分からない。
星歴1762年、ガリア王国の移動都市ヴェルテュールの孤児院に暮らす少年レミュエルは〈坍壊体〉の感染者だ。
周囲から向けられる蔑視を振り切って生きる彼は、ある噂を耳にする。ヴェルテュールの心臓である〈無尽機関〉の停止と再起動──それは彼の持つ、ある願いを成就するために二度とない機会だった。
その〈無尽機関〉をめぐる願いの中で、レミュエルは少女と出会う。不可思議な雰囲気と力を持つ彼女は、レミュエルの願いを手伝ってくれるというが──。
〈無尽機関〉と〈坍壊体〉。表裏一体のふたつが絡み合い因果を紡ぐ、雄大な世界で。
少年と少女の織りなす、新生の物語。
カクヨム、ハーメルンにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 21:30:00
23537文字
会話率:31%
伯爵令嬢アデリナと婚約者である第二王子ヴァルターは、政略によって結ばれただけの関係だ。
ヴァルターにはアデリナよりも大切な人がいる。
父親(国王)から蔑ろにされ、王太子(異母兄)から命を狙われている彼が唯一信頼し大切にしていたのは、ヴァルタ
ーの双子の妹セラフィーナだ。
ある日、セラフィーナが暗殺されてしまう。
最愛の妹の死がきっかけとなり、ヴァルターは闇属性の魔力に支配され、魔王と恐れられる冷酷な王となるのだった。
彼のことが放っておけなかったアデリナは王妃としてヴァルターを支え続けた。
けれど、やがて周辺国から攻め入られ、国は滅亡の危機に。ヴァルターを庇ったアデリナは瀕死の重傷を負うのだった。
ヴァルターは、アデリナの命の灯火が消える直前に時戻しの魔法を使い、人生をやり直す選択をする。
それなのに彼は回帰前の記憶を忘れてしまい……。
迎えた、巻き込まれやり直し人生。
婚約者をどうにかしないと詰んでしまうアデリナは、以前とは違う関係を築くために奮闘するのだった。
過去編はシリアス。死に戻り後は未来の旦那様を善人に育てようと奮闘した結果、なぜかヤンデレ執着系ヒーローが爆誕してしまうお話です!
※カクヨムにも掲載(少しだけ先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 20:06:31
145323文字
会話率:26%
自分でも分からないくらい小さな勇気や覚悟や夢。
絶望して無理だって諦めて、自分には何もないって思っている。
本当は心に燻っている灯火がある。
それを信じて走り出した。
そんな情景を思い浮かべながら書いた詩です。
最終更新:2025-03-15 00:05:47
303文字
会話率:0%