「カトレア。……婚約を、なかったことにさせてほしい」「――はい。わかりました!」
グランヴェルツ帝国の王城でメイドとして働くカトレアは、婚約を破棄された。相手はずっと昔から憧れていた、第二皇子に忠誠を誓った近衛騎士。むしろよく半年もこの関
係がもってくれたものだと、婚約指輪を返却し、笑顔で別れを告げる。
しかし、彼女は知らなかった。
自分が去った後、その騎士が返された婚約指輪を力強く握り締めていたいたことを――。
これは、互いに主人を優先しなければならない、騎士とメイドの両片想い恋愛譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 00:03:56
126530文字
会話率:33%
一九三〇年、当時十八歳だった少女は、自身の名字の由来である『先祖の故郷の地』を探す旅に出たまま消息を絶った。
これはキャロライン・ルルイエが友人に当てて送った手紙や、キャロラインに同行していた叔母の日記に加え、当時の新聞記事など集めら
れる限りの資料を並べて記すモキュメンタリー……すなわちドキュメンタリー風のフィクションである。
ええ、フィクションです。
フィクションでありますとも。
すべてフィクションです。
クククククッ……
サン・ジェルマン伯爵とキャロラインの祖母とを繋ぐ、呪われしブルーダイヤの婚約指輪。
都市伝説でおなじみの、謎の漂着物ブロブスターに、空から魚が降ってくるフロッキー現象。
ニューヨークに向かうはずの船はインスマウスに流れ着き、大いなる種族との会合を経て、ハリウッドにニャルラトホテプが潜むと突き止める。
旅の果てにキャロラインは、ルルイエを見つけられるのか?
そこで彼女を待つ運命とは……?
マグネットにて初出。
カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 22:00:00
120940文字
会話率:10%
ケンカ別れした元カレとステーキ店で再会した後、初めて会った時計台前広場で復縁を求められた。
彼氏がいると言っても『待ってる』と答える元カレの安則。
あたしは……。
ティーボーンステーキ・シリーズ第4話。
ついに完結。
最終更新:2021-12-24 18:00:00
1000文字
会話率:39%
学生時代からの交際を経て絆も深い恋人、絵美と彬。
しかし社会人となり離れての暮らしが長くなり、
互いに見うることの出来ない時間も増してゆき、そして……
最終更新:2021-06-03 18:28:06
6595文字
会話率:12%
「ごめん。俺、他に好きな人が出来たんだ」
高瀬理央二十七歳。広告制作会社勤務。
婚約者にフラれたその日、こっそり可愛がっていた野良猫の首に赤い首輪がついているのを発見し、誰かに飼われた事を知った。
大切にしていたものを同時に二つも失った
私はヤケになり、メッセージを添えていらなくなった婚約指輪を猫の首輪に挟む。
その日から、猫の飼い主と奇妙な文通が始まった。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 22:00:00
85157文字
会話率:49%
彼女と出会った日からちょうど3年が経った。彼女はあまり気にしない記念日だけど、そろそろ結婚を考え始める時期というのもあって、僕はお祝いを兼ねてサプライズを決行することに決めた。ポケットに忍ばせた婚約指輪と共に、内緒で彼女の家に向かう。しかし
彼女の驚く顔を思い浮かべながら意気揚々と踏み入れた僕は、衝撃の光景を目の当たりにする…。
これは。彼女に浮気をされた僕が、それでも彼女を愛する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 16:56:10
5681文字
会話率:16%
婚約指輪を探す話。(※重複投稿しています)
最終更新:2021-03-24 02:00:00
1371文字
会話率:45%
昔、好きだった女の子に紙の婚約指輪を贈った。(※重複投稿作品)
最終更新:2021-03-24 01:00:00
937文字
会話率:35%
詩代は史輝と付き合って一年と少し。
史輝との結婚を意識している詩代は、間近に迫るクリスマスに心を躍らせていた。
その一週間前のデートの帰り、史輝から渡されたプレゼントに、詩代は愕然となった……。
最終更新:2021-02-09 23:54:25
2018文字
会話率:63%
女番長様のパンツを見てしまったばかりにパシリとされた哀れな男。今日も昼休み直後にコンビニに向かって全力疾走!
しかし、彼はその日女番長様に告白をするつもりである物を買いに来たのだった……!!
最終更新:2021-01-02 08:00:00
1957文字
会話率:59%
子爵令嬢のセレナは、侯爵子息のハロルドと婚約関係にあった。
しかし、義母であるレイニーは位の低いセレナを気に入らず、度重なる嫌がらせを仕向けて来た。
両家のためにどうにか耐え続けたセレナだったが、何故か逆に「自分が義母を苛めた」という噂が広
まり、それを信じたハロルドによって一方的に婚約破棄されてしまう。
彼は結局、セレナよりも自分の母親を取ったのだ。
失意に落ちる彼女の指元で光る、婚約指輪。
こんなモノ、もういらない。
セレナは思い切り、その指輪を投げ捨てたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 14:47:42
6451文字
会話率:21%
高二の夏、人生で初めてできた彼女は、左利きだった。
向き合うとまるで鏡みたいだねと、笑いあった。
けれど彼女は、私に内緒で教師と隠れて会っていた。
二人は付き合っているのだと、噂が流れた。
私は勝手に、黙って身を引いた。
それから七年後。
私は偶然彼女に再会した。
私は思い知った。私はまだ、彼女のことが好きなのだと。
けれど彼女の左手の薬指には、控えめに輝く婚約指輪があって、彼女は笑顔で妊娠したと告げる。
だから、この恋は決して成就してはならない。
けれど、恋心を押し殺して彼女との逢瀬を重ねる私は、気付いていない。
彼女の本当の目的を。
※この作品は「カクヨム」「ステキ文芸」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 17:00:00
14415文字
会話率:37%
婚約破棄を王太子殿下に言い渡された令嬢は素直に受け入れることにした。
最終更新:2020-07-26 00:34:19
2745文字
会話率:38%
巨大ウイルスが発生し、
様々な企業がリモートワークとなってしまった日本。
そんなある日、
僕とフィアンセは自粛が原因で口論となる。
破局寸前にまで追い込まれたが
僕が謝罪をしたことで一命を取り留めた。
しかし彼女の口からとんでもない一
言。
「婚約指輪を捨てちゃった。」
僕達は急いでゴミ置場へ。
そして「見つけてはいけない物」を発見する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 20:14:40
57556文字
会話率:34%
王家に代々伝わる婚約指輪が補修のために宝飾職人である祖父に託された。
私は好奇心のあまり小箱を開け、薬指にはめてしまった――までは良かったが、なんと抜けなくなってしまった⁉︎
祖父や両親は私の指を切り落としてでも返そうとするが、特殊な力が働
いてうまくいかない。
事情を説明するために城に行った私を待ち構えていたのは、美形だが冷酷非道と噂される王太子。
どんな手を使ってでも指輪を外すと宣言する王太子に私は託されることになって超ピンチなんですけどっ!!!!!
【呪いの指輪】が一度は切れたはずの縁を結び直すラブファンタジー。
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第九回書き出し祭り第四会場にいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 00:38:15
24477文字
会話率:36%
今は初夏。ここはオフィス街の喫茶店。オーナーの娘で主人公の理名は今日の昼休みどきもビジネスマン客たちの給仕に大忙し。OLたち、威厳ある部長、理名の妹さおりに気がある気の弱い新入社員。理名の給仕にいちいち文句をつける若いエリート課長。しかし理
名は待っている、いとしき彼が来店するのを。そしてついに彼が来店すると、なんと夕食のお誘いまで受けた。婚約指輪まで見せられて有頂天の理名。でもオーナーの母親とその兄のおじさんが来れば理名はこってりとしぼられ、イヤミを言われるのだ。
客がひけたあとに理名はひとり窓辺にたたずみ「ムーンカクテル」をかたむける。すると・・・
ふと気づくと季節はいきなり冬になっている。周囲を見渡せばしゃれたインテリアが自慢の店がいつの間にかうらさびれた居酒屋に成り果てている。時間も夜になっていて理名は混乱するが、それは破滅の序章にすぎない。現れた妹さおりはあばずれに、かつての立派な部長さんは浮浪者で人買いの飲んだくれに、あれほどいばっていたエリート課長はさえない御用聞きに、OLはけばけばしい夜の女に変わっていた。あれからもう十年がたっていると彼らは言うのだ。そこへ現れたのがかつての婚約者。彼だけは相変わらず誠実で清潔なビジネスマン。安心する理名。ところが一番の悪党はこの男だった。何人もの女を渡り歩き搾り取り使い捨てる名うての遊び人。飲んだくれの人買い部長もこいつの相棒だ。そして理名はついに思い出してしまう。十年前のあの夜にだまされて以来、一度はこの男と結婚し、捨てられてすっかりすさんで酒びたりの日々を送る自分の記憶を、この十年を。こういう境遇になって初めて知る母とおじの自分への愛情。エリート街道を断念し自分に尽くすために御用聞きになったエリート課長の自分への恋ごごろ。しかしこのすさんだ十年間はもうやり直せない。
疲れた理名はひとり窓辺にいきカクテルを飲み干す。すると・・・
気づくと季節は暑い初夏。そこはもとの喫茶店。きれいな店内、愛らしい妹、相変わらず憎まれ口をきく母親とおじ、威厳をよそおう部長、そして妙に芝居がかった固い態度で自分に接するあの若いエリート課長。理名にはみんなの本心が手に取るようだった。そこへ現れる彼女の婚約者。誠実の皮をかぶったこの男をモノも言わずにひっぱたく理名。すべては音をたててその本来の正体を容赦なく現し始める・・・
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-03-28 20:24:00
33670文字
会話率:1%
わすれもの
気付いた時には自分の傍にないもの。
できるなら取り戻したいと思うもの。
最終更新:2019-12-28 18:12:11
4475文字
会話率:45%
「お前とは婚約破棄だ!」
聖女として世界を救ったニーアは、王子から理不尽に婚約破棄される。
激怒して婚約指輪を投げ返した瞬間、ニーアに前世の日本人の記憶がよみがえった。
「もう世界は救ったんだし、自分の好きなように生きてやる!」
かつて
助けた隣国の銀髪皇子フォルトと一緒に、ニーアは自分の領地に移り住む。
全ては第二の人生を楽しむために。
食べたい和食を再現していき、領地を盛り上げていく。
「……でも恋とか愛とかは、しばらくいいや」
*愛されているけれど恋愛要素は不足気味折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 01:05:42
81341文字
会話率:31%
ドイツ人女性のエヴァが観光で琵琶湖に面する長浜を訪れ、フィギュアのミュージアムに立ち寄り、地元の陽介と知り合う。陽介は自慢のフィギュア、セイリュウという名前のブルードラゴンと一緒にエヴァを案内する。陽介はセイリュウをエヴァに預けたのを忘れて
しまう。
エヴァの目の前でセイリュウはイケメンの男子に変身する。エヴァには彼氏ルディがいた。遅れて長浜にやって来たルディは、婚約指輪をエヴァにプレゼントするが、陽介はその現場を見てしまう。
セイリュウはエヴァのバッグに入ったままドイツに渡り、エヴァの家でレッドドラゴンに出会う。名前はグレーテル。仲良くなったセイリュウとグレーテルはエヴァの親戚が住むベルリンに旅立つ。二人の仲に気付いたエヴァのアイデアで、二人は一緒に陽介の許に帰る。
なぜ人間に変身することができるようになったのか、その秘密を明かすため、セイリュウはグレーテルを伴って某所を訪れる。(重複投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-10 16:08:42
16331文字
会話率:38%
かつて私は幸福な花嫁だったことがあって、そのときに得た知識をまとめました
知っていると得をするかも!?
ダイヤモンドの選び方の豆知識アレコレ。
『パブー』にて重複掲載しています。
最終更新:2019-07-14 00:46:39
3723文字
会話率:24%
付き合って三年の記念日。はるとはあんずとディナーの約束をした。
婚約指輪を持って行くと、あんずの様子が少しおかしいことに気づくはると。はるとはもともと付き合っていた女性にも記念日に振られたトラウマがあり、あんずに対して疑いを持ち始めるが、実
際は、あんずからの良い報告があり、二人は結ばれる。
夏の梅雨の時期にぴったりなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 19:40:30
6879文字
会話率:39%