人間の主人を失った子狸のダンザブロウは、衰弱死寸前のところで車に跳ねられてしまう。その瞬間、異世界に伝説の大狸である二ツ岩団三郎の肉体として召喚されるダンザブロウ。圧倒的な化け物として格の違いを見せつけて、一瞬で敵を撃退してしまう。彼を召喚
したのはイズミ王国の姫で、地球人であるマサナリ・イズミの血を引く召喚士の少女、アカネ・イズミ。彼女の鎮護獣(ちんごじゅう)として戦ってほしいという申し出をダンザブロウの意思を尊重して受け入れない団三郎。それどころか報酬として、姫のお付きの獣人の少女、サーヤ・カガミノの要求する始末。さらに敵を送り込んできた召喚士こそが、ダンザブロウの主であるヒビキ・ナガヌマ。すなわち地球人長沼響であると判明してしまう。果たして主人は本物の魔王なのか? その疑念を抱いたまま異世界でいきなり最強になったタヌキが古今無双の大活躍。
だが、無敵の団三郎にも意外な弱点があって……。第九回書き出し祭りに参加した異世界狸アクション巨編、開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 19:54:01
4943文字
会話率:43%
魔法使いと共存する現代英国。
「――お前が魔法使いになったから、私は殺されたのだ」
“スリム・ウルフ”と呼ばれる魔法使いアーチボルト・ウルフは、自分を責め立てる父の声を聞きながら、魔法絡みの事件解決に奔走する日々を送っていた。
そんな
彼のもとに突然、
『三人の少年魔法使いの“師匠”になれ』
という依頼が舞い込む。
愉快な師弟生活のスタート、かと思いきや、少年たちはなぜか謎の組織に命を狙われていた。
せまりくる魔の手から、新米師匠は弟子たちを守りきれるのか?
そして、亡き父の影を振り払えるのか――?
【全40話】
※舞台は似非英国です。いろいろ大目に見てください。ハリ○タかよ!!というツッコミはすでに作者自身がしておりますのでどうかご容赦ください。
※第九回書き出し祭り参加作品、第二会場でした。
※アルファポリス様・カクヨム様にも同タイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 19:00:00
173587文字
会話率:47%
海洋生物共が海の世界でカードゲーム!?
あるバンドウイルカの群れの中で、ただ一匹黒い体を持つイルカは、ある日の事件を境に自分が最強生物シャチであったことに気がついた。
狩りにカードが使われるこの世界では、カードバトルに勝利することこ
そがその強さの証となる。
己の強さを証明するために、黒きイルカは今日も切り札をドローする!
海洋生物達が繰り広げるどこかシュールなカードバトル冒険ファンタジー童話です。
第九回書き出し祭り参加作品の連載版です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 07:00:00
15779文字
会話率:55%
私の名前はふう。妖狐のケモノビトで、お山の庵に家族四人で暮らしてます。最近ようやく尾が四つに割れて、すごく強くなったんだよ?
だから、お父ちゃんとお母ちゃんに言ったんだ。ヌシの仕事はちょっと私に任せて、二人は足柄山の温泉でゆっくり骨休めして
くるといいよって。弟の世話もちゃんとするからさ。
――そうやって二人を追い出した翌日。お山の庵に現れたのは、酒の臭いをぷんと漂わせる女のヒトだった。どうしよう。このヒト、全く話が通じないんだけど……。
※第九回書き出し祭り、作者当てクイズに正解されたリアクトさんに、リクエスト短編を書かせていただきます。
※本作はリアクトさんの『ヌシの庵の無頼客 〜お山のゆるり隠れ家生活〜』のスピンオフです。作者様からの許可を頂いて作成しています。
https://ncode.syosetu.com/n0521fi/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 22:03:22
13389文字
会話率:49%
俺、菊谷紀一郎。陸上部所属の高校二年。……彼女? いねぇよ! でも、気になる子がいるけどな。
サラサラのショートボブが可愛い、陸上部のマネージャー、山下藍美。(なんと、俺んちのお隣さんなんだぜ!)
藍美は俺のことを「きっくん」って呼ぶし、
何かっつーと俺に優しいし、これって……イケるんじゃねえ?
そう思っていたら、医者からとんでもない宣告を受けた。
『好きな人に好きと言われたら死ぬ病』だって。
────は?! マジで?!
肥前文俊先生の『第九回書き出し祭り』第二会場参加作品。
全8話、約22000文字、毎日一話ずつ投稿。
19時〜22時の間に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 20:04:52
22786文字
会話率:39%
王家に代々伝わる婚約指輪が補修のために宝飾職人である祖父に託された。
私は好奇心のあまり小箱を開け、薬指にはめてしまった――までは良かったが、なんと抜けなくなってしまった⁉︎
祖父や両親は私の指を切り落としてでも返そうとするが、特殊な力が働
いてうまくいかない。
事情を説明するために城に行った私を待ち構えていたのは、美形だが冷酷非道と噂される王太子。
どんな手を使ってでも指輪を外すと宣言する王太子に私は託されることになって超ピンチなんですけどっ!!!!!
【呪いの指輪】が一度は切れたはずの縁を結び直すラブファンタジー。
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第九回書き出し祭り第四会場にいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 00:38:15
24477文字
会話率:36%