ある日ある時から東京は地球の理を外れた別世界へと変貌してしまった。
この作品はPixiv、カクヨム、ノベルアップ+、アルファポリスにも掲載しています。
最終更新:2023-06-22 17:13:13
2690文字
会話率:44%
「君を愛することはできないだろう」
継承権を持たない側妃腹の第一王子オブシディアン・ライムールは、母の母国との無為な戦争を止めるため、『我が儘で凶暴で醜い』と噂の聖女との政略結婚を受け入れた。しかし一途で頑固な狼獣人のオブシディアンには幼
き頃に失った『唯一』がいて――婚姻当日「愛することは出来ない」と言ったオブシディアンに、厚いベールで顔も見えぬ聖女は言った。「きんにくきんにくきんにく最高。ありがとうございます!」と。
偏食だという聖女の前で肉を食べればベールにヨダレがにじむ。凶暴だという聖女は幻覚を視て自傷する。醜いという聖女の肌は過酷な五穀断ちで木の皮のよう。
奇天烈な聖女の行動に振り回される内、オブシディアンは聖女が一人で国を支え、ミイラのようになるほど搾取され尽くしていることを知る。彼と聖女の政略結婚は、現聖女を使い潰す前に、新たな毛色の良い『聖女』を増やそうという思惑によるものだった。
聖女のことを知れば知るほど、オブシディアンには聖女がかつて失った『唯一』と重なって見えて……。
「ほらソバに蜂蜜、兎に猪、ウズラにキジ、鴨にマスだ。これなら五穀の内に入らんだろう?」
大神官の目をかいくぐってオブシディアンは聖女を餌付けする。
ところが大神官と王太子の思惑、オブシディアンと聖女の過去も絡んで、事態は思いもかけない方向へ――。
きんにく好きのおかしな聖女と、不遇な軍人王子の幸せへ向かう物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 17:23:39
51158文字
会話率:31%
オカルト研究会の女子中学生仲良し四人組がシリーズとして帰ってきた。
その四人組が織り成す奇妙奇天烈な学園コメディ!
最終更新:2023-04-22 20:40:36
178781文字
会話率:49%
奇天烈少年ウェイヴは渋谷二中のひねくれもの。学校が大嫌い。だけど、ラップトップでつくる音楽は好き。音楽で有名になれば、楽しいかなと夢をみていた。でも、不登校の問題児はひょんなことから、テクノロジーの力で社会を変えられると信じるグループの救世
主に指名された。
しかし、巨大な敵が現れた。暴力で人間を服従させたがる宇宙帝国だ。ウェイヴのクラスメートのビートがその地球代表となり、圧倒的な力で世界のほとんどを自分たちのものにした。ウェイヴのグループはひん死の状態に追い込まれた。
ウェイヴは仲間を集め、復活のための冒険に出た。冒険は困難を極め、執拗な攻撃にさらされた。間一髪で生きのびたウェイヴは、打開策を数珠つなぎにしていく。それは鹿を複製することだったり、火星人と話し込むことだったり、最先端技術を盗んでオープンにすることだったりした。長い冒険の末ついにウェイヴは「運命の少女」に出会う。それは歴史的な転換点だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 15:44:56
134187文字
会話率:34%
-世の中見えるものが全てじゃない。
彼女は僕の言葉を聞いて笑った。外側と内側を繋ぐ女妖精はいつだって楽しそうで、時折哀しそうだった。
新人ロンドン市警巡査の僕と謎多くも美しい女妖精の織りなす摩訶不思議な事件簿。
-ようこそ、奇妙奇天烈の内側
へ。歓迎するぞ、アダムの子。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 10:48:33
35939文字
会話率:65%
夢を叶えるため故郷の島を出た高校生ヤマトの前にある日奇天烈な格好をした女の子が現れた。少女の名はメデル。異世界からやってきた魔王である。メデルの特技催眠魔法で意のままに操られてしまうヤマトは彼女の下僕としての日々が始まった。メデルは日本の文
化にすっかり染まり、一日中お菓子を食べ、ゲーム三昧。ヤマトの方は彼女の生活費を稼ぐため、友達も作らずバイト三昧。
ついに我慢の限界を迎えたヤマトはメデルを倒すため襲いかかると……なんとメデルは魔法を使えなくなっていた!! いままでのお金を返してもらうため、メデルを働かせることに。その方法とは最近流行りのVtuberだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 13:37:32
2124文字
会話率:43%
“決して鏡は真実を写さない”
剣と魔術と魔王が統治するとある世界。そこで生きるメイベルは、オーガが率いるゴブリンの群れに襲われる。
その危機を救ったのは、ひとりの男。
ただのジャージをつっかけて、武器もなく現れ空手やプロレスの技
で立ち向かってみせた。
その男は言った。自分はイセカイから来たのだと。
反射率が百パーセントになることはない鏡。
その鏡に映っているのは似て非なる別の世界だと気付くことができたならば、全ての鏡は“兎の穴”となる。
兎の穴へとその身を投げ、奇妙奇天烈、不思議な世界へ旅出るアリスたち。
どの世界においても、最大にして不滅の鏡=海原を通って海賊船セカンド・ジョーカー号が行く。
世界を滅ぼし時空を喰らうというスナーク、そしてブージャムとはなんなのか。
ブージャムに相対することができるのは、海賊たちが駆る鋼鉄の竜神ジャバウォックのみだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 23:14:37
92711文字
会話率:37%
長い長い動乱の日々は終わりを告げた。大陸の統一を宣言した彼らに、私は往年のルロル王とリオ将軍の面影を見た。あれから八十余年。実に長い旅だった。かつて彼らと語り合った平穏が遂に始まったのだ。かつての仲間達は彼岸から見ているだろうか。案外、将
軍は振り返ることなく、彼の地へと向かってしまったかもしれない。いや、きっとそうだろう。
この地を割拠した英雄たちはその多くが既に旅立ち、歴史上の偉人として語り継がれ始めている。いま大通りで駆け回っている子らにとっては過去のものなのだろう。壁一面を埋め尽くす日記を見て、ふと思い立ち私は筆を執った。100歳を過ぎてなお生きる歴史学者たる私の役目はこれなのかもしれない。彼らの輝きはたしかに過去の遺物なのかもしれない。しかし⋯⋯そうだ、彼らの歩んだ道は、夢は、私の人生そのものなのだ。この命果てるその時まで私は彼らの真実を書き続けよう。
さて、陳腐な始まりかもしれないが。
昔あるところに一人の王子がいた。
ソフィア・リマーシャ 皇室回顧録第一巻「相続」より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 00:50:18
6815文字
会話率:71%
俺の妹、大場香奈子は名前をからかわれたことがきっかけで「天才になりたい」と考えるようになったらしい。
天才には奇妙奇天烈なエピソードがつきもの。そこで妹は周りの人間とは違う、奇妙な行動を起こすことによって天才になろうとしているようだが
――?
※第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 応募作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 07:00:00
992文字
会話率:78%
サラリーマンの山田は通勤途中に少女を見かけた。
少女はファンタジーの世界から飛び出してきたような奇妙な格好をしていた。
朝の通勤時に不釣り合いな格好に山田は声を掛けずにいられなかった。
何気に声を掛けてしまった山田は彼女の奇天烈な発言に後悔
する。
次々と少女が巻き起こす予想外の言動…それは事の始まりに過ぎなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 00:00:00
12300文字
会話率:32%
「くさい。酷い匂いがする」
嫌がる姉に代わって結婚した相手・獣人のエルフリートに、開口一番そんなことを言われてしまったキャロン。
自分はお洒落もお化粧もしないでずっとあくせく働いてきたのだから、くさいと嫌われて当然。キャロンはこんな自分が嫁
になってしまった申し訳なさでエルフリートから距離を取るが、エルフリートがキャロンを嫌う理由には、盛大な誤解があった。
すれ違いの連続で誤解は深まっていくが、キャロンは獣人の国のお嫁さん生活を想像の数百倍楽しく過ごしていた。
おなかいっぱい食べられるし、フワフワ布団で寝られるし、友達もできたし、馬鹿にされてきたしょぼい魔法もなぜか強力に使えるようになった。
そしてその奇天烈な想像力と強くなった魔法を駆使して、キャロンは周りの人を助けていく。
そしてついに、ずっとキャロンを誤解していたエルフリートの危機も救う……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 07:26:49
126041文字
会話率:29%
恐れながら、読者諸君はご存知だろうか。
私たちが住まう、広大無辺に見えるこの世界を、『狭界(セカイ)』と呼ばう者たちがいることを。
ただ、どうかすぐに怒らないで、この先を聞いてほしい。
そのように呼ぶ彼らは、今より数世紀以前、読者諸
君のご祖先方の傍らにもきっと親しく寄り添っていたはずなのだから。
むしろ私たちが、彼らのいう『狭界』に暮らす私たちの方が、彼らを忘れ去りつつあるだけなのだから。
かつて、ある叙述家は彼らを指して、『迷い彷徨う、かの人々』と書き記した。
しかし、彼らの実像は当時既にして誤解を多く孕み、今となっては風化しつつある。また、真実はただ忘れ去れられるばかりではなく、形を変えて奇妙に語り継がれつつある。
現代の読者諸君におかれては、彼らのことを昔話の中に現れる出自不明の奇人、あるいは寓話的な役割を果たす精霊の化身と見なす向きも多いようだ。
しかし、彼らは決してそうではない。
実際には、今もなお私たちと同じように生き、ただ私たちとは少し違う生き方を続ける人間そのものなのである。
彼らは『迷宮』という、(この『狭界』に住む私たちからしてみると)奇妙奇天烈・摩訶不思議な行路をさすらい続ける、恐れを知らない旅人たちだ。
『荷背(カゼ)』。
彼らは自らを、そのように呼び表す。多くの場合、そのような人生に誇りをもって。
私はその中でも、とびきりの誇りをもって旅した1人の『荷背』について、皆様方にご紹介すべく、この書を編んだ。
かの者のあだ名は、『欠地伯』。
伯爵と名乗りながらも、その所以たる封土を持たなかった、旅する男。
是非、この奇妙な貴族の旅路を楽しみながら知っていただきたい。
最後に、本書の刊行にあたって、次の人々に最大級の感謝をささげたい。
まずは、この風変わりな伯爵の「紳士ぶり」を余さず書き留めておいてくれた、伯爵御付きの記録人たちに。
次に、本書の刊行際して多大なご助力をいただいた、ガラサン出版合同社、マジナ高等学問所付属文書蒐集館、『自由学院』の勇気ある某教授といった方々に。
そして、原稿執筆のため、私からリンゴ酒を取り上げて、部屋へカンヅメにした若き友人リダ・マーガスタンに。
※この小説は「カクヨム」様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 01:14:15
161690文字
会話率:47%
何でも御座れ、何もかもがそこに揃う、見世物小屋。
そこに居座る噺家が、奇妙奇天烈な話を唱えるそうな。
治安も何もありゃしない。自由が渦巻く怪しきを、とくとご覧あれ。
最終更新:2022-10-03 23:30:08
7085文字
会話率:28%
実家の冷蔵庫が壊れ、母が新しく冷蔵庫を買いに出かけた。そして家に搬入されてきたのは悪役令嬢庫なる奇天烈な家電だった。少し抜けた母と暇人の私はこの難局を凌ぐことが出来るのか。
最終更新:2022-09-13 12:16:27
2511文字
会話率:79%
事故で両親を失った双子の姉妹「棚町日向」と「棚町詩織」は、神の使いを名乗る人物の手によって「魔王討伐者候補」に選ばれ異世界に飛ばされる。見事魔王を倒せば元の世界に戻ることができ、死んだ両親も生き返らせるとの言葉に魔王討伐を決意する二人。冒
険に旅立つ姉妹だったが、彼女らが与えられたいわゆる異世界チートは「おねえちゃんスイッチ」という奇天烈な代物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 07:37:06
66370文字
会話率:47%
空腹に耐えかねた会社員の後藤は、よく訪れている飲み屋街に、知らない店があるのを発見する。
不思議がって中に入ってみたが、奇妙奇天烈なメニューを提供される。
空腹というのもあり、後藤は渋々その店で食事をすることにした。
最終更新:2022-06-11 03:40:13
1276文字
会話率:49%
悪役令嬢転生もののヒロイン(自称悪役令嬢)に転生し、三人分もの記憶を保持する元jk、優菜。
彼女は物語の先を知りながらも、強制力のためか、阿保王子に恋をしてしまった。
婚約破棄を待ち受けていた彼女の前に、阿保王子は奇天烈に登場した――
こ
れはラブコメなのでしょうか?(笑)
とある方の活動報告に面白いネタが転がっていたため、搔っ攫ってきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 21:53:50
5103文字
会話率:30%
私、五十嵐はうつ病に罹患し職場より3ヶ月の休職を言い渡されました。
自宅療養中の身、心の支えになればとバナー広告で見つけアプリをDL。
後日マモノがセーラー服を纏い棺桶で宅配されて、愕然としております。
つらつらと、奇妙奇天烈な世迷言を語
り始めた荷物。
病気による症状か、自身の置かれた状況なのか……?
「ところでフィニスなんて魔者?」
「リリン・デーモン、サキュバス」
「ないなぁ。それは、ないわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 22:02:44
27875文字
会話率:43%
『オレが特殊なんじゃない、お前等が忘れちまっただけで』
観点別学習状況の評価で無関心と判断された奇妙奇天烈な能力が
他の生徒に悪影響と小学4年で教壇の隅に席を移された。
中学生になってから劣等生の内申点を相対評価で底上げするため
徴収元に
使っていると担任に説明され、無気力になった。
2年の1学期が終わろうとしていた頃。
飄々と成績上位に居座る当て擦りなんだろう。
学級新聞コンクールのメンバーに抜擢される。
『学級新聞?子供の遊びとしか思えない
散々邪魔者扱いしておきながら… 』
教壇に据えられた席から一点を見据え考える。
その先に勉強熱心な少女の姿があった ―――
▼ 登場人物
【 主 人 公 】
おっぱい星からやってきた厨学校2年生。
ふこしふしぎな能力者。
【 良子さん 】
まじめでやさしい女の子、超能力者。
【 青木さん 】
主人公が大好きなかわいい妖精さん。
【 高橋くん 】 不良をしている正義の味方。
【 勇気くん 】 大柄だけど、どんくさい。
【 カズくん 】 お人好しの野球部員。
※観点別評価は手法や活用法が変わり、2002年から相対評価は絶対評価へ変更になりました。本文中の出来事は30年以上前の教育制度と時代背景に沿って書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 01:35:53
44051文字
会話率:54%
古来、怪異は影より顕れ人々に害を為すという。
江戸前期から後期にかけ狩り尽くされた筈の彼ら怪異は、先の大戦以降、再びその姿を少しずつ顕すようになった。
人々が想像・伝承上の存在として語る魔物どもが姿を顕すならば。
それと同じく怪異を
狩る者――降魔師もまた、その姿を顕す。
現代日本を生きる降魔師・朝霧と呼ばれる少女は、その道の権力者と折り合いが付かず、学生生活の傍らで、ひっそりと国に蔓延る魔物どもを退治する日々を送っていた。
奇天烈怪奇・摩訶不思議。人間奇譚に怪奇譚。
少女が廻る、この歪な物語の名を――
*この物語は、少女朝霧が原始的かつ強引に、様々な怪事件を解決する型式を主軸としている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 00:00:00
10601文字
会話率:28%
新人刑事、西木野葉子は、変人ばかりが集う警視庁特務課で、元大人気アイドル作曲家兼スーパー陰陽師の金剛白亜とタッグを組まされる事になる。
陰陽師である金剛は、死んだ人を一時的に蘇らせる事の出来る【蘇生術】を駆使し、難解事件を次々と解いてきて
いた凄腕刑事である。
だがそんな金剛自身も実は死人であり、自分を殺した犯人を捕まえる為に蘇り、秘密を隠して刑事になったのだという。
そんな問題を抱えた奇妙奇天烈な金剛と共に捜査を進める内に、葉子はとある重大な時間に関わっていく事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 20:14:59
2830文字
会話率:38%