「勇者が怖い? なら弱いうちにぶっ殺しに行けば良いのでは?」
新たな勇者が誕生した―――――。
そんな1000年ぶりの凶報に、魔界中が阿鼻叫喚を極める中、
堕落しきった恋愛小説漬けの生活を送っていた新魔王"ヴェルナティカ&q
uot;は、いずれ訪れる勇者との戦いに震えていた。
だが側近の「弱いうちにぶっ殺しに行けば良いのでは?」という提言を受け、彼女は勇者の謀殺を計画する。
しかし、その選択が悪手になることを、この時の彼女はまだ知る由もなかった――――。
※楽しんで頂けると何よりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 08:00:00
15650文字
会話率:62%
譲れない程にやり込んだゲーム。
多額の課金すら厭わない、全てを注いだゲームが皆には有るだろうか?
新キャラ実装の度に阿鼻叫喚し、手に入れた時の絶頂たるや言葉では言い表せないだろう。
そんなゲームの世界に転移したの津田 将生(17)。
彼は歓
喜した。全てを賭したゲームの世界に転移したのだと。
しかし、そこには大きな誤算が有った。
そう、彼が転移した先は……
通算、10万以上課金したゲーム
では無く、アクティブユーザー『一桁』台のクソゲーであったからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 22:28:37
11666文字
会話率:46%
英語の詩の作り方に挑戦しよう、第二弾。というか、前作でかき集めた語彙の余り物を組み合わせただけです。目指した形はバラッド、短長音節。(長々になってるところがひとつあります)長音節の思いつく種類が少なすぎて、漢字ばかりになりました。最後の5行
は三歩格で尻すぼみな心細さと焦りを目指してます。リビドーは生きる原動力だけど、心のある人間は両想いを求め、慕情は業として人生について回る、といった意味のつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 05:37:36
214文字
会話率:20%
『ようこそ、α007へ』
突如日常に響いたアナウンス。日本国民全員に届いたその声は、誰もの理解を置き去って世界を塗り替えた。
ある者は見知らぬ街に。ある者は森に。ある者は海岸に。ある者は荒野に。そして戸惑う間すら与えられず、転移した|全
《・》|員《・》が目撃する。小説、映画、アニメ、漫画……。所謂二次元にしか存在しないはずの化け物を。
『ワールドクエスト序章 革命』
悲鳴が満ち血飛沫の舞う阿鼻叫喚の地獄に、淡々とその声は告げる。
『これより、開始いたします。救世主の皆様、どうかご武運を』
その日、地球から”日本”という存在が消滅した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 15:07:01
4642文字
会話率:42%
饒舌は、雄弁とは程遠い。
語るに落ちる前に、その口を塞げ。
最終更新:2022-08-25 07:00:00
307文字
会話率:0%
儂の名は『全身包帯之助』。
名前のとおり、全身に包帯が巻かれていて、身体の部位、ひとつひとつに暗黒の住人が封印されている……。万が一、全ての包帯が一斉に外れようものなら、この世は、阿鼻叫喚の地獄絵図と化すだろう……。
「ねーちゃーん。
ご飯だよー」
※『カクヨム』でも、ほぼ同内容のものを投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 12:17:18
1800文字
会話率:88%
『ホント使えない! 生きてる意味あんの?』
『うっ』 バタッ (死んだふり)
『え? え? ねぇ。ねぇってば! ね゛え゛、お゛き゛て゛よ゛お゛お゛お゛!!!』
ざまぁ。
最終更新:2022-08-17 12:10:52
3701文字
会話率:39%
主人公、ナハトの生まれ故郷の町は隣国ユスターゼ王国によって阿鼻叫喚の地獄と変わった。
味方の軍隊も現れず、それは一方的な虐殺だった。
ただ一人生き残ったナハトが何を思ったかは想像にかたくないだろう。
7年後、スプリアス帝国に潜入していた
ナハトはいつの間にかとある手紙を手に入れていた。
それは、ナハトの故郷を襲ったユスターゼ王国が魔王軍に支配されていた、というものだった。
そして、ナハトは魔王軍の殲滅を決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 14:06:45
850文字
会話率:0%
高ランク冒険者、貴族、大富豪――どのような人間であろうとも、運の前には膝を屈することになる。
それでも尚、掴み取りたい幸運があるが故に、人々は挑み続ける――ガチャに!
さあ、欲しいものがあるならガチャを回しなさい!
多々買わなければ、手に
入らないものがここにはありますよ!
ファンタジー世界でガチャを『回させる』運営側の主人公が織り成す、不幸と幸運、祝福と阿鼻叫喚が入り混じる短編シリーズの連載版、開始です!
※
短編シリーズとして4つ投稿していた話を、今回から連載にまとめることにしました。初めての方も短編をお読みいただいた方も、どうか今後ともよろしくお願いします!
11/15修正
1~4話までは短編の話をそのまま投稿していましたが、いくつか変更させていただきました! 03話のガチャチケ配布の枚数を『Bランクからは難易度に応じてSR以上確定チケット複数配布』に。その後のガチャ描写でのノーマル、レアのアイテムの当選内容を『タオル』→『ポーションセット』に。
『ボールペン』→『エナジーポーションセット』に変更しています。
設定に無理がある等のご意見を参考にさせていただいて、修正することもあるかもしれません。未熟な作者に色々教えてくださると嬉しいです!
5話は短編にはなかった追加話です。コンプガチャを題材にしています。
話にインパクトを持たせたいなーと思いつきで書いていったので、変なところがあるかもしれません(汗)。 ご意見ご感想、お待ちしております!
更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 00:11:46
410794文字
会話率:30%
今日がいったい何の日であるのか、それは皆一言も話題にしない。けれども、おそらく今日はクリスマスとタメを張るレベルで異常な件数の恋が実る日であり、同時に阿鼻叫喚するレベルの件数の恋が潰える日でもある。当たり前だ、そもそも今日この日は、そのため
にだけにあるようなものなのだから・・・「バレンタインデー」人はこの日をそう呼ぶ。そして、私にとってこの日は、一年で最も生命の危機を感じる日である……耳が隠れる程度の長さの鮮やかな黒髪、そしてその下に見える整った眉と凛々しい瞳。スレンダーな体が姿勢の良さのおかげでよく映える。今日もあちらこちらから女の子の黄色い声が上がる。そんな声を聞き、この声を一身に受ける黒江は贅沢にも一つため息。そのため息は、別に優越感からくるものではなく、心の底から腹の底から出てきたモノであった。単純に嬉しくないのである。黒江瞳子。それが『彼女』の名前だった……ざっくりいうとバレンタインデーの話です。主人公の黒江瞳子(クロエトウコ♀)は、クレイジーサイコヤンデレ幼なじみ後輩、及川カレン(オイカワカレン♀)の持ってきた媚薬を破壊した所、薬の効果でクラスメイト+先生が正気を失って彼女の貞操を求めて彼女を昨今のゾンビものレベルの猛ダッシュで追いかける色魔となってしまいます。当然捕まればこの作品は18禁的展開に!彼女は無事にげきれるのか!?頭空っぽにして読める勢いしか無い系青春ジェットコースター・バレンタイン・ラブコメです。頭空っぽにして描いたので、頭空っぽにして読んでもらえるとすごく嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 22:02:38
4737文字
会話率:43%
西暦20XX年、1万人のユーザーによるベータテストを経て世界初のフルダイブ型MMORPG「アインエイジ・オンライン」(AAO)の正式サービスが開始され、約10万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌するはずだった。
しかし、ゲームマスターに
して開発者である天才学者のアイン・アルバートがプレイヤーたちの前に現れ、ログアウトは不可能であること、最終階層にいる「不滅龍バッドエンド・ドラゴン」の倒してその階層をクリアすることだけが脱出する唯一の方法であること、そして死亡した所でこの世界から永遠に出られない事を伝える。
何度もログアウトを試みようとする者、消えたアインに向かって罵詈雑言を浴びせる者、虚空に向かって今までの罪を数える者、自死を選びリスポーンする者、先を越されないように即座に冒険に出る者
そして
会社に行かなくて良いことがわかり喜ぶ者、壁に体を擦り付け壁抜けを試みる者、オブジェクト同士が重なった時の挙動を確かめる者、視点移動をマニュアルにしてチュートリアル嬢のパンツを覗こうとする者
反応は様々であったが「アインエイジ・オンライン」は絶望の渦に包まれた。
勿論「アインエイジ・オンライン」内にある共通掲示板にも阿鼻叫喚と暗い雰囲気に包まれたが
その中にとある書き込みがされる。
1:とある冒険者 [sage]
手に複数の武器を持つと攻撃力には反映されないけど武器が持っている基礎能力値上昇系の効果が重複するんだが
これバグじゃね?
22:とある冒険者 [age]
これ、試してみたけどマジだぞ
装備した武器で攻撃はできないが、左手に武器を複数持って右手でパンチするとめちゃくちゃダメージでた
その書き込みを見た攻略組と変態共は感づく
「……あれ?このゲーム実は割りとガバガバなんじゃね?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 22:37:34
12369文字
会話率:32%
地球を破壊しに他所の星から攻めて来た怪獣サティンガーは地球を守る正義の異星超巨人アルティメートメーンにより激闘の末殺される。
死んだサティンガーだが、目を覚ますとあの世や地獄ではなく不思議な空間にいて、そこには1柱の女神がいる。
女神はサテ
ィンガーに異世界転生することを伝える。
『あなたには第二の怪獣生として私が管理する世界で自由に生きてもらいます』
そう言うと女神はサティンガーを自分が管理する世界へと転生させた。
もし怪獣が異世界に転生したらどうなるのかを短編小説で書いてみました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 00:01:03
34593文字
会話率:38%
死んだと思ったら異世界に辿り着いた癒月(ユヅキ)。
闇の魔術なんて要らないオプション付きで転生を果たした先で、魔物に襲われていたところを助けてくれた騎士のリュミエールに恋をするも、彼は呪いにより残りの寿命は僅かであった。
そんなリュミエー
ルを支えるために部下として働き始めたユヅキにリュミエールも段々と惹かれていき、殺伐とした革命軍では両片思いな彼らの恋路を周囲が温かく見守る平穏な日々が続いていた。
しかし、呪いの原因が自分であることを知ったユヅキは罪悪感から彼に想いを告げることをせず、恋心を押し殺し、彼の命が尽きるまで側で使えることを決意。また、リュミエールも親友である前王の息子である王太子のアデルの為に残りの人生を懸けると決め、政権奪還へと奔走する日々を送り、徐々に二人はすれ違っていく。
そして、リュミエールが戦死した直後、アデル暗殺の身代わりとなってユヅキも亡くなってしまうのであった。
が、まさかの二度目の転生を果たしたユヅキは、今度は聖女候補者しか持ち得ないという光の魔術も授けられ、闇と光のチート能力を手にしてしまった。
しかも、はた迷惑な魔王と聖女の因縁にも巻き込まれ、とうとう我慢が出来なくなった彼女は今度こそ天寿を全うし平和なスローライフを過ごすことを決意。
「魔王?聖女?そんなの知らんし頼むから普通の生活をさせてくれ!」
令嬢として転生したユヅキは魔王と聖女の尻拭いを終わらせた後は悠々自適なスローライフをすることを約束させ、チート能力と家柄を使って奔走する内に立派な悪役令嬢へと転身。
悪い噂を携えて魔術学校へと入学したら、そこにはかつて愛したリュミエールそっくりの生徒が居て、驚愕するも得意の勘違いで十数年ぶりにすれ違い合戦の火蓋が切って落とされる。
そう、リュミエールそっくりの生徒とは、実は転生したリュミエール本人であり彼もまた勘違いにより事態を勝手に複雑にさせていくのであった。
本人達は至って真剣、周囲の人々阿鼻叫喚。
「婚約者?結婚?そんなの(お前らの勘違いだから)知らんし頼むからいい加減にくっついてくれ!」
今度こそ幸せになって欲しいと誰もが願う二人のすれ違い恋愛奇譚。
※「カクヨム」さんにて同小説連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 21:38:21
180101文字
会話率:31%
社交シーズン真っただ中。
エマ・アシモフ子爵令嬢は、体調不良の母に代わって父親と共にウィンリード伯爵主催のパーティーに参加している。
ウィンリード邸のサロンには、社交界の女王ロレンツ公爵夫人が話に花を咲かせていたが……
エマは、その現場にた
またま居合わせた。
暴露の先に……
(追放されるわけでも、ざまぁするわけでもありません……。ただ穏やかエンドを迎えます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 21:07:02
3527文字
会話率:20%
後悔に塗れた男が人生をやり直す物語。
生まれ変わる前に願いを聞いてくれるという死神に、特殊な能力であるギフト【再走】を授けられ、誰もが羨む完璧で後悔とは無縁な人生を目指すことにした主人公。
生まれる前に死の運命にある妹、友を守ったがために
いじめに遭う幼馴染、虐待を受けて自ら命を絶とうとする少女。
何度も人生をやり直すことができるギフト【再走】の力を頼りに、自分の幸せは勿論のこと、幸せを手にできない者たちを救うために奔走する。
デスゲームに巻き込まれたり、自分以外のギフトを手にした者と対立したり、果てはダンジョンなんてものまで生まれて阿鼻叫喚の世界で。
知っている現代日本とは掛け離れた非日常の存在に、嬉々として首を突っ込む主人公は完璧な人生をクリアすることができるのか。
独り善がりな、自分とその周りの幸せだけを追い求めて走り抜ける。
人生RTAな、そんな話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 20:00:00
52705文字
会話率:28%
丁寧に装丁された本っていいですよね……よし作ろう!
という、とても短絡的な発想で、タイトル通り、自作小説を革装丁……風の布装丁で自主製本した結果を、過程を添えてお送りするだけのエッセイです。
・「写真集パート」
このエッセ
イについての解説を兼ねた1話です。
冒頭から、野外ロケ、及び室内撮影された、気合いの入った写真を多数掲載しているので、ぜひとも最初の1話だけでも見て、読むかどうか決めて欲しい。
・「製作記パート」
製作中の様子を、写真を交えてのんびりと語っていきます。
阿鼻叫喚のミスをやらかして、なんとか解決するまでがワンセット。
本エッセイは書き上げてから、順番に投稿していくという形になりますので、いわゆる【完結保証】となっています。
毎日更新の予定です。
時間は午後10時前後を予定していますが、写真の投稿・紐付けの作業があるため、予告なく変更される場合があります。
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ブックマーク、評価、感想、いいね、誤字報告、レビュー、紹介、リンクなど、もろもろ全て歓迎です!
でも、読んで、そっと心の中で応援してくれるだけでも嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 22:04:07
107244文字
会話率:2%
訳がわからないうちにゴブリンに!?
阿鼻叫喚の薄暗い地下で、小汚いゴブリンが自我に目覚める。
あっちもこっちもゴブリンだらけ!
とっても体臭がフレーバー!
主人公は静かに、ちまちまと、せこく、しつこく、ずる賢く、時に残忍に、目立たず気
付かれないように力を蓄える。
チートに目覚め、目指せ快適ほどほど無双ニート!
弱肉強食のこの異世界で労働せずに楽しく暮らすには魔物を殺すしかない!
出来ればラクに!
ある1匹のゴブリンが絶対的存在になるだけのストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 20:23:51
88729文字
会話率:47%
「VR歌姫」として有名のプレイヤー〝Flower note〟こと灰原花音…彼女は長らくソロプレイヤーだった…、が。
ある日突然に一人の「少女」を側に──と言うか“仲間”にした。
その日からVR歌姫はリアルにも“歌姫(ディーヴァ)”としてデビ
ューすることに…。
ソロプレイヤーに終止符を打ち、二人だけのパーティーはやがて大規模クランへと──
これは“歌姫”を慕い彼女達の成長とほのぼの冒険を見守る温かくも優しい物語だ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 00:00:00
2191文字
会話率:29%
これは後に“外見詐欺”と言われるとある少年のVRMMORPG内でかわいい彼女とデートとデートを重ねたデート旅の一部始終──要約すると“リア充”ライフの幕開けである。
「かわいい女の子だと思ったのにーーッッ!?」
「男ってなんだ!男って
…!!それにコクった俺……ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~ッッ゛!!?」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…うs」
「男の娘と思とったわい、『彼女の希望』の一言にワロタ…はは、ははは、ははははははは」
「リア充って何だっけ?……リアルで呪殺したくなる人の事かな。ハハハ」
黄昏俯く者、自分にキレ自分でバグり始める者、ブツブツと呪詛を呟く者…王都の広場はそんな阿鼻叫喚の男共(プレイヤー)でごった返していた。
「……いや、俺悪くないよな?ちゃんと男だって聞かれたら答えてるし。」
「そうよ、レインは私の自慢の彼氏だもの。愛しているわ。」
「お、おぅ…俺も。愛しているよ…クシナダ」
「レイン…」
「クシナダ…」
見詰め合うリアルでも恋人、勿論ゲーム内でも恋人同士の二人。
「やめろ…ッ!やめてくれ……ッ!?」
チュッ、と軽いリップ音。軽く触れあうだけのキスを交わすカップル。
……ああ、阿鼻叫喚再び。
嘆き項垂れる者、ブツブツひたすら呪詛を呟く者、壁…はないから、地面を叩く者、口から白いモヤを吐き出す者…様々な嘆き悲しむ男共の虚しい…見苦しい姿。
それらには目もくれず──二人はのんびり会話を楽しむのだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 00:00:00
6068文字
会話率:54%
「おい、掃除急げー!研修はもう明日だぞ!」
「す、すみません!頑張ります!」
ポッド研修、というものがある。
数十年前ほど全世界で始まったもので、ポッド型のカプセルに入ってバーチャル世界を体験し、そこで倫理を学ぶというものだ。日本では
中学三年生が卒業式の少し前に受けるものとされており、これを実施した結果日本の成人による犯罪率が大幅に低下したというデータがある、らしい。
俺はこの研修で使うタマゴ型のカプセルの整備、清掃をするのが仕事だ。非常にハードなこの仕事を俺が選んだのは、ある大きな理由があって。
※この小説はエブリスタにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 16:06:17
6216文字
会話率:38%
僕は同じ身の上の『兄弟』たちといっしょに、裏通りの奥、狭く薄暗いその場所で身を寄せ合って生きていた。
特に困りはしなかった。だって、僕にはふしぎな<声>があったから――
路地裏に住む異能もちの『僕』と、さえない喫茶店の店主の出会い。
互いに言葉は一方通行ながら、通じたぬくもりは本物と思ってしまったそのとき、二人に転機が訪れる。
どこかの小さな街角で、ひとりとひとりが出会い……
やがてちょっとふしぎなお店ができるまでの、短い物語。
『ミーコちゃんシリーズ』の作者が『猫の日』記念に贈る、ハートフルなお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 22:00:00
2005文字
会話率:8%