10歳の誕生日前日、アミリアは前世の記憶を思い出す。ここは乙女ゲー世界、そして自分は、出来損ないとして家を追い出され、魔物に襲われ死にかけ、貴族学院でいじめられ、それをヒロインに助けられる友人Aという設定だ。
そんな不遇な身だが、アミリアは
全く構わなかった。むしろ、推しキャラ達にとって最も幸せなカップリングになるよう尽力しよう、そう決意した。しかし、ひょんなことからシナリオに狂いが生じてしまい、攻略対象はアミリアにばかり近寄ってくるし、ヒロインのセリフもシナリオと異なる。お陰でアミリアは頭を抱えてしまう――「だから解釈違いです!」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 11:11:10
15897文字
会話率:42%
ウレンキース王国には、聖女として産まれた者を王家に嫁がせる決まりがある。この世には人間属と魔王率いる魔族が存在し、有史以来人類と魔族は戦いを繰り広げていた。歴史上何度も魔王を倒し、その度に魔族の力も弱まっていたが、魔王の持つ不滅の命により魔
王は何度でも復活し、魔族もまた力を取り戻す。更に厄介なことに魔族による呪いは聖女にしか浄化出来ず、聖女は聖女の血によって産まれると信じ、また聖女の保護のため、聖女は王家に嫁ぐ仕来たりが出来たのだった。子爵家に産まれたエリシア・ブレイデントも聖女として生を受け、産まれてから今までハリンド第三王子に嫁ぐため研鑽を積んできた。だが、聖女であるはずのエリシアは、肝心の聖女の力が使えずハリンドからは『出来損ないの聖女』として罵られ虐げられて生きてきた。それでも、国のため国民のためといつか聖女の力が覚醒すると信じて、泥水を啜るような思いで生きてきたが、遂にハリンド第三王子が暴走を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 06:15:36
23949文字
会話率:42%
私にとっては遠い昔、世界にとってはほんの少し前に、私はお伽話の夢物語のような日々を過ごしていた時期がある。
最後の最後で苦々しくてどうにも救いようのないエンドを迎えたけれど、輝かしい日々であったことには変わりない。
ああ、とても楽しか
った。だからこそ、それがあんな終焉を迎えた時には惨めだった。
けれどもう、思い出は劣化した。
輝きは喪われ、それと同時に惨めさも風化した。
かつての日々の思い出は、まるでぼろぼろに崩れかけた絵本のようだ。
なんて、らしくもないことを考えてみる。
※カクヨムに別名タイトルで同じ内容のものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 00:29:25
20385文字
会話率:36%
蛙の子は蛙、出来損ないの子は出来損ない。
『自分なんて生まれてこなければよかった』が口癖だった女が、たった今死んだ。
気まぐれで拾って傍に置いていただけの女だった、いてもいなくてもどうでもいいその女は慰みものとしては手軽でちょうどよか
った。
別にいつ殺してもいいと思っていた、いついなくなってもいいと思っていた。
けれど実際目の前で壊れたそれを見て、ほんのわずかに感じた未練にこう思った。
お前の言った通りだ、お前なんて生まれてこなければよかった、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 02:22:04
1892文字
会話率:3%
出来損ないは
どこまで頑張っても
キーワード:
最終更新:2024-09-09 19:13:40
211文字
会話率:0%
歪んだ僕だからできるなにか
キーワード:
最終更新:2024-02-19 19:03:29
273文字
会話率:0%
ハーミット家の次女にして長女の出涸らしと呼ばれた出来損ないの公爵令嬢、イオナ・ハーミット。
ある日イオナの体に、レイと名乗る少年の人格が入り込み、イオナの人格は小さな鏡へ閉じ込められてしまう。
イオナの体を手にしたレイは、鏡の中のイオナとあ
る約束をする。
「イオナ・ハミットとしての幸せを君に提供しよう」
イオナの体に入ったレイという少年。
彼は天使か--それとも--。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 12:00:00
26950文字
会話率:58%
【そのおっさんに燃やせないものはない……ボウッ!】
魔界で育ったバートス(36歳:人間:おっさん)は、幼少の頃より魔界のゴミ焼却場でゴミを延々と燃やし続ける日々を送っていた。
生活ゴミから魔物の死骸までありとあらゆる魔界のゴミが焼却場に
集まって来る。中には生きた魔物も多数送られてくきたが、おっさんは黙々と自分の仕事を全うしていた。
ある日、魔界清掃局の副局長より「ダラダラ燃やしているだけのおっさんはいらん!」と人間界に追放されてしまう。
人間界で就活するおっさんだが、一向に職は決まらず途方に暮れていると、1人の少女リズに出会う。彼女は魔物討伐も出来ない、治癒魔法も使えない出来損ないの聖女だと言う。
彼女に課された討伐魔物は、レッドドラゴンという王国指定のS級魔物というヤバそうな奴であった。だが、俺はリズを手伝うことにする。「たこ焼き」というおっさんが吹っ飛ぶぐらい美味いものをごちそうしてもらった恩を返すために。
これは、失った自信を取り戻していく聖女リズと。あらゆるものを燃やし尽くす、おっさんの無自覚無双の物語。
※カクヨムにて先行公開しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 18:11:20
184346文字
会話率:40%
リゼット・バルテは生まれつき魔力量が多かった。
強き魔術師になるだろうと周囲に期待され、来るべき戦いに備えてヴィクトル・マニフィカ公爵の婚約者となった。
しかし、リゼットは魔力量が多いだけで魔法はからっきし。出来損ないの役立たずな魔術師だっ
た。
そんなリゼットにヴィクトルは婚約破棄を言い渡す。承諾したリゼットは一つだけ願いを言う。
「私を殺して下さい」
帰る家のないリゼットにはその選択しか道はなかった。ヴィクトルはリゼットの叶える振りをして、ある人物に依頼をする。
そして、リゼットは人形に。それもヴィクトルが英雄と讃えられる伝承を語る人形になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 10:20:00
100622文字
会話率:48%
出来損ないの私と、彼と。
キーワード:
最終更新:2024-09-02 21:00:00
371文字
会話率:0%
王族や貴族と契約をして力を手に入れることが出来る世界。
そんな異世界に転生した主人公…ダイラル・アークネットは、異世界に憧れを持っていた。
だが、現実はそんなに甘くない。日々、王族や貴族と契約をしてらもうために契約審査を受けるが、毎日落ちる
日々。
王族や貴族から認められない出来損ない冒険者と呼ばれていた。
「無能がまた来たよ」
「出来損ないなんだから諦めろよ」
契約してもらえない中、冒険者として資金を集めていると、一人の女性と出会う。
没落王女…アリス・ローゼン。この世界を魔族たちから救った王族だが、魔族たちの言葉に乗せられて地の果てまで落ちた王族。
そんな没落王女と出来損ない冒険者が契約をしたことにより、タイムリープ能力を駆使して世界を救う成り上がり英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 12:10:00
14237文字
会話率:58%
辺境伯家の長女、アスターは兄と比べて出来損ないとして有名だ。
ある日ここが前世で流行った乙女ゲームの世界であり、自分は実の兄に殺される悪役令嬢であることを思い出したアスターは、国外へ逃亡するために資金調達をすることにした。
そんなある日、ア
スターは屋敷の敷地内で一人の青年が倒れているのを見かける。よく見るとそれは、攻略対象のキャラクターで……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 20:08:11
9862文字
会話率:28%
※節作短編『「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……』のその後を書いた連載版です。3話以降が後日談となります。※
辺境伯家のリーフェは見合いで断られてばかり。高身長に加え、令嬢らしい趣味が皆無のリーフェは可愛げのない「出来損ない
の令嬢」だったからだ。
しかし辺境伯家から行き遅れの娘を出したくないと焦る父によって、一人の青年と何十回目かのお見合いが設定される。その相手である騎士ヴィートはいまいち頼りなく「出来損ないの騎士」と評される人物だった。
もう彼でだめなら相手がいないと言われたリーフェだったが、遠乗りに出かけた先で予想外にも見合いを断られてしまう。愕然とするリーフェだったが、運悪く二人の前に魔獣の群れが現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 18:30:00
33379文字
会話率:44%
辺境伯家のリーフェは見合いで断られてばかり。高身長に加え、令嬢らしい趣味が皆無のリーフェは可愛げのない「出来損ないの令嬢」だったからだ。
しかし辺境伯家から行き遅れの娘を出したくないと焦る父によって、一人の青年と何十回目かのお見合いが設定さ
れる。その相手である騎士ヴィートはいまいち頼りなく「出来損ないの騎士」と評される人物だった。
もう彼でだめなら相手がいないと言われたリーフェだったが、遠乗りに出かけた先で予想外にも見合いを断られてしまう。愕然とするリーフェだったが、運悪く二人の前に魔獣の群れが現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 17:15:59
6785文字
会話率:46%
【MFブックスより書籍化し、1〜6巻発売中】
大陸西方の小国であるクラリス王国に、「王都のごくつぶし」と呼ばれる青年士官がいた。彼は魔法全盛の時代にほとんどの魔法を扱えず、出来損ないの士官として地方へ左遷されてしまう。
しかしやる気のな
い彼は左遷を喜び、田舎都市で楽隠居を決め込むつもりであった。
だが彼の願望とは異なり、時代の激動は彼に歴史の表舞台へと立つことを要求した。
この物語は「王都のごくつぶし」、「カーリンの昼行灯」と呼ばれた、やる気なし青年士官であるユイ・イスターツが、「救国の英雄」と呼ばれることとなる大陸騒乱の物語である。
(Unmotiveted hero’s tale Ω)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 21:00:00
1263980文字
会話率:49%
Oを縦に割った東西の大陸オーラシア大陸の東大陸、王公連盟と呼ばれる地にある大国ガラティア王国の第三王女であるアテーナ。彼女はそこで出来損ないとされ、王国中から蔑まれていた。しかしその正体は東大陸を守る三英雄の一人、剣神で大陸の守護者をしてい
る。
西大陸からの脅威を防ぐため、今日もアテーナは剣を振るう。いつか永きに渡る侵攻が終わると信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 19:29:24
4579文字
会話率:42%
これは壊れた少女の噂だ。
現れては手を差し伸べる。不気味で無意味な怪談。
騙れぬ、語れず…彷徨うばかりで手を差し伸べるしか出来ない出来損ないの怪談。
恨みも、怖さも、何もない。
地面のようにそこにあるだけで。
灰のように色どりが無く。
ただ
の塵のようなあるだけのもの。
ゴミ以下の怪談。
…その噂噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 14:14:18
14041文字
会話率:13%
出来損ないの能力を持った、大本翼が謎に包まれた塔、silent towerの謎を解き明かしていくファンタジーです!
最終更新:2024-08-06 00:17:27
3703文字
会話率:27%
望まぬ運命の中を抗った出来損ないの死神に、不死鳥となった前世の恋人が手を差し伸べる話
最終更新:2024-08-01 21:10:16
5133文字
会話率:26%
人類がかつて創造した、プレイヤーが人型巨大ロボットに変身して戦う大規模同時参加型ロボットアクションゲーム「アイオーン」。その舞台として用意された世界「惑星プレロマ」は、とうの昔にゲームが終了され、残されたNPC達が細々と暮らす地となってい
た。世界にはゲーム時代のザコ敵である無人機「アルコーン」が残され、この脅威にNPCたちは放棄されたプレイヤーキャラに自分たちを疑似プレイヤーとして「ログイン」することで巨大ロボ「グノーシス」となり立ち向かっていた。
グノーシスの乗り手となることを夢見る少年、セオは、貧しい生活を送りながらもグノーシスの出来損ないの模倣品のような人型兵器で戦い続けていた。そんな彼の前に、ある時一人の少女が現れる。
「私は、グノーシス『ソフィア』。セオさん、私というPCのプレイヤーに、なってください」
数百年前、ゲーム時代の終焉をもたらしプレロマ世界を一変させた伝説のPC、あるいは「虐殺機」の異名で呼ばれる一人のPCに出会い、彼女にログインすることとなったセオは、アルコーンとの激戦に、そしてその背後で蠢く更なる危機へと立ち向かうことになる。
人を人として見ること。世界を世界として見ること。過去に人類がお遊びで作り上げた行き詰まりのゲーム世界で、セオとソフィアは様々なNPCやPCと交流し、時に反目し、共に戦っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 19:54:41
162377文字
会話率:36%
【簡単な粗筋】
『公爵の子供なのに魔力なし』
『正妻や兄弟姉妹からも虐められる出来損ない』
『公爵になれない無能』
公爵と平民の間に生まれた主人公は、魔力がゼロだからという理由で無能と呼ばれ冷遇される。
実は子供の中身は転生者それもこの
世界を救った勇者の一人であり、自分と母親の身を守るために、主人公は魔法と剣術を極めることに。
『魔力ゼロのハズなのになぜ魔法を!?』
『ただの剣で魔法を斬っただと!?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ……?』
『あいつを無能と呼んだ奴の目は節穴か?』
とやがて周囲を畏怖さつつもスライムやフェンリルをテイムし戯れ、美人な奴隷メイドに奉仕されたり、しながら紳士として成長していく……元勇者の物語。
「もう俺は目を背け後悔はしない。ちゃんと生きてちゃんと死ぬ」
※15話まで読んでください。
◆2024/05/31 アルファポリスHOTランキングで2位 ファンタジーランキング4位
【第四回次世代ファンタジーカップ】で21位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 07:10:00
48661文字
会話率:31%
魔法の才能というものが誕生から決まる世界。そんな中、天才として生まれ落ちた辺境貴族の令嬢エリン・ダート・ガルアイン。魔法の才能を期待され育てられた彼女は恵まれた人生を歩むのだろうと思われていたが、彼女が誕生した国は、彼女自身を戦争の道具とし
て扱う、彼女を不幸にする国だった。
やがて、王の意志によって、彼女は戦場で命を散らすことになる。しかし、死に際に放った転生魔法によって、新たな人生を歩むために生まれ変わりを果たす。
はずだった。
視点は変わり、クラリアント王国にはとある公爵令嬢ソフィア・レイル・アルバートがいた。
アルバート家は代々優秀な魔法使いを輩出する特色があった。しかし、そのアルバート家の令嬢であるソフィア。彼女には魔法を扱う才能が無いという特徴を持っていた。
国中で彼女は魔法を扱えない、出来損ないだと噂した。しかし、アルバート家の人々はそんな事を思うこと無く彼女を愛情を持って育て上げた。魔法の才が無くともアルバート家の子だと、宝だと彼女を育てた。そんな愛情を受けて育った彼女は、大層立派な令嬢として育つのだろうと思われていた。
しかし、彼女はグレた。
魔法が使えないと、出来損ないだという、世間の評価に反発し、自分を鍛えあげ、やがて単身で魔物を屠るような実力を身につけていった。
そんな彼女には、1つ変わった特徴があった。物理がとんでもなく強いことである。
魔法に対して、自らの拳だけで魔法を消滅させるという荒業を会得していたのだ。
そして彼女はこう言った。
「魔法なんて拳で充分よ」
やがて彼女は脳筋令嬢と呼ばれてしまう。
視点はエリンに戻る。彼女には国とは別の不幸が起きた。
それはこの脳筋令嬢が転生先になってしまったことである。
更にソフィアの魂と自我があまりにも強すぎて転生が出来ないという不幸も続いた。
天才と言われた魔法使いと魔法が使えない脳筋令嬢。そんな2人が巡り会った時、どんな物語が始まるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 17:12:31
20095文字
会話率:57%
昔から続く名家に生まれた主人公。
忍者の末裔として育てられその中でも出来損ないになってしまう。
そんな自分の物語を創る条件を知らなかった主人公はある出会いをきっかけに物語を創ろうと決意する。
自分だけの人生を歩む決断をする。
そうなるまでの
物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 12:28:44
2308文字
会話率:42%