『鏡』『杖』『槍』『剣』『扇』の五つの宝物を揃えると願いが叶う。そんなおとぎ話の様な伝説が伝わるとある大陸。不思議な仮面をつけた謎多き冒険者エスト・コルネリアの飛行船「エム・オール」に乗ることになった、孤児院出身のしっかり者の姫君アリア、お
っとりのんびりした怪力の牧師にしてコックのスミス、サーカス団出身の気の良い航海士の少年チャーリー、性別を持たない飄々とした流れ者のケイ。 不思議な喋る宝物達を手に入れた彼らを待ち受ける、今と昔が交差する冒険物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 17:12:03
169922文字
会話率:57%
グラッセ王国で、勇者パーティーの一員として戦い続けた魔法戦士、リック。
しかし、突然勇者アレンに追放されて、国からも反逆者として追われる身となってしまう。
追い詰められたリックは、崖から飛び降りて、魔の森に落ちてしまった。
魔の森は、王国
に昔から伝わる。冥府の入り口と言われる禁忌の森。
森の中には凶悪な魔物が生息しているため、王国に入らない様に、国境伝いに強力な結界が張り巡らされていた。
だが、森にいる凶悪な魔物は、森の地底に広がるダンジョンから漏れ出た雑魚に過ぎなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 07:13:30
374055文字
会話率:44%
中学生の孝曜は、偶然観たテレビ番組で思考実験「スワンプマン」のことを知り、似た昔話が伝わる「瑞鐘池」に向かう。その好奇心によるの行動が、彼とその親友の晶から、平穏な日常を奪うことになる。
最終更新:2024-10-10 21:48:32
78934文字
会話率:48%
中学生の孝曜は、偶然観たテレビ番組で思考実験「スワンプマン」のことを知り、似た内容の昔話が伝わる「瑞鐘池」に向かう。その好奇心による行動が、彼とその親友の晶から、平穏な日常を奪うことになる。
最終更新:2024-07-25 18:46:57
9321文字
会話率:2%
飛騨には戦国時代から続く「影」一族という忍者集団がいた。
影一族の表の顔は、飛騨の伝統的な木工技術者「匠」。
金森長近が秀吉の命で飛騨に赴いたときから、彼らは飛騨で暗躍していたのである。
その後、江戸幕府、明治政府、と政権は変わるたびその裏
には常に影一族の暗躍があったと言われている。
物語の主人公は、脈々と伝わる影一族の末裔、くのいちの紅影。彼女は飛騨高山のFM放送局でナビゲーター(DJ)をしていたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 09:53:42
2507文字
会話率:27%
飛騨のお寺を巡って民話を採訪している女性民族学者が訪れたのは、飛騨高山と木曽福島のちょうど真ん中あたり、野麦峠の高山側にある苔むした古寺、信太寺(しのだじ)でした。
住職が淡々と語り出したのは、信太寺に伝わる昔話。
1匹の子狐の切ない物語で
した。
高山市国府町(こくふちょう)に伝わる『安国寺のきつね小僧』。
この悲しいお話に、有名な『葛の葉物語』のエキスを少し加えて創作しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 21:31:37
3232文字
会話率:17%
祖母の葬儀に田舎の実家へ向かう女性の主人公が、幼少の頃、囲炉裏端で祖母から聞いた民話を回想します。それはm岐阜県高山市民話岩滝(いわたき)地区に伝わる昔話「峠の送りオオカミ」、「岩井の荒神様」松倉城にまつわる伝説「小糸坂」(こいとざか)とい
う3つの民話を新しい解釈で再構成した物語。
悲しくて切ない昔話を思い出したときに、主人公は自分をつけてくる足音に気づきます。その足音は伝説の「送り狼」なのか。それとも・・・
ボイスドラマ形式で環境音などの設定も含めて表記した短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 09:50:23
1919文字
会話率:8%
体に伝わる地面の感触に不快感を覚えて目を覚ませば、そこは薄暗い森の深部。自分の顔、名前、過去、現在地、何一つ分からないが、ある程度の知識はあるようだ。周囲を確認し、自分の状態を確認してみれば、額からは二本の頑丈な角が、腰の後ろからは凶悪な性
能を持った尻尾が生えている。しかも私の身体能力は、他者にとって絶望的なまでに圧倒しているときたものだ。まずは、この森を散策しながら私自身の生きる目的を見つけよう。 突如として世界に出現した、魔王も裸足で逃げ出す力を持ったドラゴン娘。やがては自分の居場所を作り上げ、親しくなった森の住民達とより快適な生活を満喫するため、人類の国へ、魔族の国へ、山へ、海へ、空へ、ドラ姫様が往く!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 02:11:37
3838004文字
会話率:30%
ここは緑豊かなエルフの森。
しかし、そんな場所にも魔王の影が。
美人エルフ姉妹に長老らが命を下す。
一族に伝わる神器を探し出し、役立てよ、と。
疑うことなど知らぬ姉妹は一も二もなく、長老らの言う山頂へ、伝説の神器を取りに向かうのだった。
だ
が、姉妹は裏の意図を知る。まあ、勘違いの積み重ねかもしれないが。
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ルインエレン(青い星)姉
マルギル(黄色の星)妹
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短編です。人気が出たら長編にします。
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*「カクヨム」様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 21:02:10
5720文字
会話率:30%
――――遥か遠い世界。
世界の中心とも言われる、覇王の王国。太陽の国「イルフォード」
かつて、大国と呼ばれた大地は枯れ果て、木々は薄れ行っていた。
そんな時、雨ッ国「アメジスト」の王家に伝わる、気候を自在に操
る力を求め政略結婚話が持ち上がった。
雨露の姫と呼ばれる、アメジスト第三王女ブルーベルが太陽の王クロウドに嫁ぐ事になったが。
太陽と雨の物語。
―――――――――――
Eエブリスタ様にも掲載作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 19:46:55
62871文字
会話率:47%
「俺も悪神倒しの仲間にいれてください!」
日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。
刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り娘・桜と出会う。
危険を冒してまで暗い森を目指す彼女の目的は
、大切な人たちのために「悪神」を消滅させることだった。
橘平は桜から村に封印される「悪神」の存在、そして村の「おかしさ」を知り、自身も桜とともに悪神の謎を探ることを決意する。
大切な人たちのために自分を犠牲にしてまで頑張る桜。
大好きな人たちを守るために他人と距離を置く向日葵。
美しい見た目と面倒な性格で苦労する葵。
将来の夢も好きなモノもない橘平は、彼らの姿に、生きることの意味や自分に欠けている感情を見出していく-。
村に伝わる不思議な力を操る桜たちと、普通に見えてちょっと変わった特技を持った少年が織りなす現代和風ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 16:24:01
271369文字
会話率:46%
主人公ハルカは普段から自殺願望に囚われている。心の友である同級生のツバサにそのことを打ち明け、その自殺願望は薄まった。かのように思われたが、打ち明けた一週間後にハルカは自宅の裏山にある崖から投身自殺をしかける。が、死ぬ間際になんと、強烈な突
風に体を掬われて助かってしまう。その突風が起こったのは偶然じゃない、島の神様に救われたのなら何故自分を救ったのか理由を聞きたい。そう思ったハルカはツバサと共に、島に伝わる伝承の中の島の神様を探すことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 20:00:00
18816文字
会話率:23%
その昔、セカイには多くのヒトがいました。
彼らは時に協力し、時に争いながらも永く生きていました。
ある時、セカイに一つの大きな石が落ちてきました。やがてその石から幽霊が現れヒトを襲いだしました。
ヒトは皆で協力して幽霊に挑み戦いましたが、幽
霊の未知の力を前にしてはまるで歯が立ちません。
どんどん仲間が減っていくのを見てヒトは恐怖を抱き、セカイは悲しみでおおわれてしまいました。
ある時、1人の若者がどこからともなく現れ、無数の剣を生み出す力を使い、幽霊たちを倒していきます。
その姿に勇気をもらったヒトは若者と共に戦い、世界を取り戻します。
そして、ヒトは若者を魔法使いと言う意味を持つ、ソーサラーと呼び称えました。
ヴァルヘイムという国に昔から伝わる伝説。魔法使いの話。
魔法使いに憧れた少女クロエは念願かなって、唯一の魔法使いがいる国営企業ジアスに入社する。
入社初日、クロエの配属先にいたのはクセのある人物ばかり。
しかし、この日彼女の運命は変わる。
彼女が望んだ方向に、また彼女が望まぬ結果へ向かって……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 18:22:53
39959文字
会話率:39%
「この町に伝わる伝説って知ってるか」
その一言を聞いた隼人は、同じ話をよく聞いてうんざりしていたので、適当にあしらい。認知症を患う祖父のもとを訪れる。
そこでもあの話を聞いた隼人はうんざりしつつ、帰路についたが…
最終更新:2024-09-28 00:36:07
1244文字
会話率:49%
わたしの通っている高校には旧校舎がある。その三階の端っこの教室には、白雪先輩がいる。
美しくて、頭が良くて、どこかミステリアスな彼女と一緒に旧校舎に伝わる七不思議ーーならぬ『百不思議』の謎を解いていくお話。
※微ホラー(そんなに怖くない)
です
※一応シリーズにしてますが続くかは未定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 19:13:55
25201文字
会話率:61%
――『タットワの技法』
それは現世に伝わる、異なる世界を観測する為の秘儀。オカルトに片足突っ込んだ雨宮海斗はそれを実行し、あろうことか無事にこの世ならざる異界へと至ってしまった。
天国でも地獄でも煉獄でも無い其処で出会ったのは、「異世界の
観測者」を自称する天使が如き存在。
彼女(?)から告げられたのは自らの死――そして「次なる世界で生きて貰う」という要求。そして彼女の言う異世界とは、数多の神話・伝承に記され、信仰された古き神々が実在し、神の敵対者たる悪魔らによる「大戦」が起きた世界だった。
『―――光あれ。貴方に、万軍の加護があらんことを』
そんな言葉で送り出された彼に与えられたモノは唯一つ。神すら滅するがその身を滅ぼしかねない、神の武器だけ。
神々無き大地で、数多の神々を継ぐ者達によって繰り広げられる、混沌極まる終末論。
ノベプラでも連載中です⇒https://novelup.plus/story/791780877折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 10:32:16
522141文字
会話率:33%
精霊の源泉地と言われるアヴァロン島。
その聖地が魔族と呼ばれる存在に占領され、精霊弱化が始まってから数百年が経つ。
聖地奪還を目論んだいくつもの勇者パーティーや連合騎士団もそれが不帰の嶮であると証明するだけだった。
各国が奪還計画に倦んでい
たころ、『智慧の貪狼』を名乗る魔道学者は考えていた。
英雄でも大軍でも無理なのだとしたら…。
■
「荷役、鍵師、鍛冶屋に学者ってパーティな時点で、早晩立ち行かなくなるとは思っていたけどだな…」
「だからわざわざ助っ人を頼んだのでしょう?」
「その助っ人が『料理人』ってのは、極め付きだろ! 真っ当なパーティの連中がこれを聞いたら当分酒のツマミに困らんぞ」
■
「ええ、アルミという金属にチタンという金属をコーティングしたものです。どちらもレンガ山で採れますよ」
ともに鉄より軽く、錆びなくて丈夫であると伝えると、親方はギラっと目の色を変えていろいろと質問を浴びせかけてきた。
だがどちらも高温での酸化に弱く、鋳掛やロウ付け、焼入れが困難なことを知るとスーッと目の色が戻ってしまった。
さらにアルミは曲げ加工に弱く、チタンは切削加工が難しい。
鉄みたいにぶっ叩いて曲げて切ってくっつけてという技法がまともに使えないのだ。
「つまり『鉄は王様』ってことだな」
ああ、真実を突いてしまった。
あれだけ金属加工技術の進歩した現代地球でも、一番活用されていたのは、やはり鉄なのだから。
■
「ええ。まず音声というのは空気の振動ですよね?」
その振動が魔導線の繋がれた極薄の金属板に当たり、金属板は魔石から接続されたもう一方の金属板に対して触れるか触れないかの距離で振動する。
魔力は魔導体を伝わるほどではないにせよ、空間を飛ぶ性質もある。
わずかな隙間であれば、その距離に応じて少しは魔力が流れる。
その魔力波形は魔導線を伝わった先に設置された風魔法の魔導紋によって空気の振動に戻される。
「始めは魔力波形を物理振動に戻す仕組みが要るかと思ったのですが、風の魔導紋で直接いけると解りましてね」
「ええ、魔導紋というものは概念的な動作をするから、理論上は遅延や損失が皆無と言われてるのだけど…」
だが、それをこのように利用するなど考えた者はいるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 18:04:15
823898文字
会話率:29%
コスモスの大陸に伝わる伝説上の女神、コスモに憧れた美空は、勇者になって破壊されたコスモスの大陸を元に戻すため、様々な冒険仲間を増やしていき、様々な出来事に出くわすストーリーです。
最終更新:2024-09-22 22:04:08
10972文字
会話率:38%
クリーニング屋のアルバイト伊東遥は、ある日集配訪問サービスで服を届けに行った松永邸で、依頼主の松永涼子に服の窃盗の疑いをかけられる。だが疑惑も早々に、涼子は言った。
「貴方が犯人でないなら真犯人を探して」
服の行方を辿るうちに浮かび上が
る村『壁書村』
その村に伝わる謎の痣の呪い、不老不死の伝説。
遥は導かれるように、壁書村を調べることになる。
意図せず聞いた殺人計画
村の子供の不審死
そして復讐——
様々な人の思惑が絡み合い、辿り着いた先にある、真実とは。
※こちら全3部作の1作目になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 22:06:31
163519文字
会話率:55%
古来から伝わる呪術、狗神を使い妖怪退治を生業とする犬神家という一族がいた。
その内の一人、ちょっと気弱な女子高生の『犬神 狛(いぬがみ こま)』は、一族が認める退魔士となるため試練に挑む。
ひょんなことから試練の場で、高祖父を知るという猫
又の『猫田 吉光(ねこた よしみつ)』と出会い、狛は自分の中に眠っていた人狼の血に目覚めることになって…!?
世にも珍しい『人狼の狗神使い』として覚醒した狛は、幽霊退治や妖怪退治、はたまた神様からのおねがいを聞いたりと大忙し。
果たして、彼女は立派に独り立ちできるのか?
時に笑いあり、涙ありの和風ファンタジー冒険活劇、始まります!
※この作品はカクヨムでも投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 21:10:00
1376293文字
会話率:49%
これは少年が『名も無き英雄』に成るまでの物語である──
◆◇◆あらすじ◆◇◆
凶暴な怪物『邪族』と人類とが戦いを繰り広げる混迷の時代。
主人公は、山奥で病弱な妹と静かに暮らしていた。
そんなある日。村に現れた男が言う。
「私たちは〈勇者の
剣〉を求めてここまで来た。道案内ができる者を探している」
妹の治療費を稼ぐため男の依頼を請けることを決意した主人公。
山道を案内して帰ってくる、それだけの依頼。
──そのはずだった。
突如として襲い来る邪族。
狙われた〈勇者の剣〉。
命を落としていく仲間たち。
そして凄絶な逃亡戦の果て──
いかにして、ただの村人である主人公が英雄に成ったのか?
◆◇◆登場人物◆◇◆
主人公……………………山で妹と暮らす少年。ひょんなことから〈勇者の剣〉を運ぶことになる。新米の狩人。
主人公の妹………………名をメノウ。病弱で目が見えない。薬草に詳しく、匂いと手触りだけで選り分けることができる。
高潔な「騎士団長」……名をミストラ。愚直で高潔な男。『暁の騎士団』団長。〈斬撃〉の魔法を得意とする。
魔眼の「魔法使い」……名をライラ。〈魔眼〉をもつために普通の意味では世界が視えない少女。
異国の「狩人」…………名をザナリ。褐色肌の野性的な女性。髪に木と骨でつくった部族に伝わる髪飾りをつけている。
咎人の「僧侶」…………名をディルクス。禿頭の男。過去に罪を犯して片耳を削がれた。
勇者………………………名をアステラ。前線で邪族と戦う、”勇者”の称号を持つ騎士。
前線の兵士………………名をマウロ。勇者と共に戦う兵士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:30:45
101047文字
会話率:45%
ある日、生まれて間もないベリル王子は突然姿を消した。
失踪から半年後、王子は民によって見つけ出され、その事件は事なきを得た…かのように思われた。
時は流れて18年後、王位継承の儀にて。
ベール王国王家に伝わる数多の魔法を継承すべく
、ベリル王子は儀式に臨む。しかし、彼はそれらを引き継ぐ事ができなかった。
血筋がもっとも重要な魔法において魔法の継承ができない、それはつまりこのベリル王子は王家の者ではないということ。
王家は、いつの間にか腹の中に楔を打ち込まれていたのだった。
ちょうどその頃、引きこもりニートのおじさん輿金翠(こしかねみどり)はひょんなことから異世界に転生してしまう。
そして彼は、自分こそが18年前に失踪した本物のベリル王子だと知るのだった。
これは、正体不明の人物から国を守るため、翠と美女美少女の仲間たちが偽の王子を追放する、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:54:22
39226文字
会話率:52%
クリシェ=アルベリネア=クリシュタンド――アルベラン王国将軍。
当時追い詰められたアルベランを持久させ、その後の広範な版図拡大、大陸統一の中心となった人物。軍事史上最高の天才として語られ、彼女の魔術的発明は英雄の時代を終わらせた。その絶
大な武勲と、現在にも伝わる彼女の魔術的遺産から、現在においても比する者なき英雄として広く知られている。
反面、彼女が異常者であるという記述も散見され、当時の文献を紐解けばその冷酷さや無慈悲さが至る所に書き記されている。そんな彼女を冷酷なる殺戮者とする見方も多くあり、その実際は――
「えへへ、ベリー、今日は何を作るんですか?」
「そうですね……今日のメインはクリシェ様のお好きなカボチャパイにしましょうか」
好きなことは料理と食事と甘えること。
得意なことは人殺し。
――少し頭のおかしな少女が優しい人間に囲まれて、幸せを見つけていく。そんな過程を描いたお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 20:00:00
3289972文字
会話率:27%