アデリーナ=ヴァレンティーナ公爵令嬢は、王太子アルベールとの婚約者だった。
しかし、彼女には王太子の傍にはいつも可愛がる従妹のリリアがいた。
アデリーナは王太子との絆を深める一方で、従妹リリアとも強い絆を築いていた。
ある日、
アデリーナは王太子から呼び出され、彼から婚約破棄を告げられる。
彼の隣にはリリアがおり、次の婚約者はリリアになると言われる。
驚きと絶望に包まれながらも、アデリーナは微笑みを絶やさずに二人の幸せを願い、従者とともに部屋を後にする。
しかし、アデリーナは勘当されるのではないか、他の貴族の後妻にされるのではないかと不安に駆られる。
婚約破棄の話は進まず、代わりに王太子から再び呼び出される。
彼との再会で、アデリーナは彼の真意を知る。
アデリーナの心は揺れ動く中、リリアが彼女を支える存在として姿を現す。
彼女の勇気と言葉に励まされ、アデリーナは再び自らの意志を取り戻し、立ち上がる覚悟を固める。
そして――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 19:12:26
2226文字
会話率:19%
レンはマルコ、ルカ、アルベール、イザベルの4人の相棒たちと、少しずつ仲間を増やし、戦いや苦難を乗り越え、一国の王にまで上り詰めた。マルコは騎士団長として、ルカは枢機卿となり、アルベールは宰相、イザベルは執政としてレンの国の運営の補佐をしてい
た。そして、レンは先日、周辺国との連邦の長になったばかりであった。しかし、連邦はまだ新生であり、各国の動向や外敵との関係は不安定だった。
レンは忙しい日々の中で仲間たちとの交流が薄れ、疎遠になっていった。ある日、彼が宮殿内を散歩していると、廃墟の場面に遭遇する。そこで彼は古代の予言書を見つけ、予知能力を得る。予言書の示す光景に興味を抱いたレンは、秘密の儀式を目撃する。彼は疑念を抱きつつも、信じられない出来事であったため、密偵に調査するよう命じたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 20:30:09
7574文字
会話率:30%
十七歳の誕生日を迎えた男爵令嬢のリーゼは、社交界では有名な悪役令嬢で、聖女と呼ばれる不思議な力があった。
社交界に出席すると、暴言を吐き、粗暴な振る舞いを取る。そのせいで、貴族達からは敬遠されていた。
しかし、リーゼの振る舞いは全て演技
であった。その目的は、か弱い妹を守るためだった。周りの意識を自分に向けることで、妹を守ろうとしていた。
そんなリーゼには婚約者がいたが、リーゼの振る舞いに嫌気がさしてしまい、婚約破棄をつきつけられてしまう。
表向きでは強がり、婚約破棄を了承したが、ショックを隠せないリーゼの元に、隣国の侯爵家の当主、アルベールが声をかけてきた。
社交界で唯一リーゼに優しくしてくれて、いつも半ば愛の告白のような言葉でリーゼを褒めるアルベールは、リーゼに誕生日プレゼントを渡し、その日もリーゼを褒め続ける。
それにタジタジになりつつも、リーゼは自分の父の元に赴き、婚約破棄の件を謝罪しようと思い、父の私室に向かうと、そこで衝撃の事実を聞いてしまう。
なんと、妹の性格は大人しいとは真逆のあくどい性格で、父や婚約者と結託して、リーゼを利用していたのだ。
まんまと利用され、自分は愛されていないことを知ったリーゼは、深い悲しみに暮れながら自室に戻り、長年仕えてくれている侍女に泣きながら説明をすると、とあることを提案された。
それは、こんな家なんて出て行こうというものだった。
出て行くと言っても、社交界で悪役令嬢を演じていたリーゼを助けてくれる人なんて……そう考えていた時、アルベールのことを思い出したリーゼは、侍女と共にアルベールの元へ訪ねる。
そこで言われた言葉とは……自分と婚約をし、ここに住めばいいという提案だった。
これは悪役令嬢を演じていたリーゼが、アルベールと共に自分の特別な力を使って問題を解決しながら、幸せになっていく物語。
☆全34話、約十万文字の作品です。完結まで既に執筆、予約投稿済みです☆
☆アルファポリス様にも投稿しております☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 20:30:04
100803文字
会話率:61%
舞台はユブルームグレックス大公国。ラ・トレモイユ侯爵家の長女ローズは母セレスティーヌが亡くなって以降、父オーバン、義母デジレ、義妹ペネロープから虐げられていた。例えば、オーバンからは仕事を押し付けられたり、デジレからは何も悪いことをしていな
いのに難癖つけられて頬をぶたれたり食事を抜かれたり、義妹ペネロープからはドレスやアクセサリー、そして婚約者まで奪われていた。典型的なドアマットヒロインである。
そして15歳になる年、ローズはこの国の大公子アルベール、そして大公世女エヴリーヌと出会う。彼らはローズの味方になってくれた。ここからローズの逆転劇が始まる。
虐げられていたローズは果たして何を考えていたのか……?
R15は念の為に指定しています。
過去作、特に「小公女ベルナデットの休日」と繋がりがありますが、そちらを読まなくても楽しめる作品です。
また、過去作と同じ世界観で一応ほんの少しだけ恋愛要素はありますが、恋愛メインではなくヒューマンドラマに分類されるかといわれたら微妙なのでジャンルはその他に指定しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 17:00:00
18382文字
会話率:47%
『私が癒しの力を使うと、相手は私のことを忘れてしまう……』
聖女エマの「癒しの力」には代償があった。癒しを与えた相手は、彼女のことを忘れ去り、生きている限り記憶にとどめることはない。
それでも教会は彼女に「癒しの力」の行使を強いる。
エマの心はすり減り、感情は失われていく。
そんな中、彼女の暮らす王国は帝国から侵攻を受け劣勢に立たされる。国家存亡の危機。
国王は武神の加護を受けた第一王子アルベールと聖女エマを最前線に送ることにした。
その道中、エマはアルベールと心を通わせていくのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 14:42:43
6603文字
会話率:33%
普通の大学生だった「俺」は、事故に遭って異世界に赤ん坊として転生する。しかし拐われてしまい、捨てられたのはスラム街だった。
倒れていたところを拾ってくれたのは、公爵令嬢カトリーヌであった。「俺」はこの恩に報いるため、お嬢様を守ることにするの
であった。
「俺」は知らない。ここが乙女ゲーム「救国の聖女と黎明の空」の世界であるということを。お嬢様は悪役令嬢カトリーヌ・ド・ラ・ルミエールであるということを。そして、「俺」は死んでいるはずの、アメトリン王国第四王子、アルベール・ヴィオレ・ド・アメトリンであるということを。
初投稿です。のんびり連載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 09:10:02
41614文字
会話率:38%
婚約者との婚約解消を宣言したその日、その時、カミーユに婚約を申し込んだのは、英雄と名高い美貌の次期公爵、アルベールであった。
浮いた話一つない彼が自分などを愛するはずもないと思うカミーユであったが、アルベールはただ真っ直ぐに言うのだった
。「ずっと、君を愛していた」と。
男性恐怖症の子爵家令嬢と、そんな彼女を逃がすつもりのない公爵令息のほのぼの恋物語の予定。
かくよむさんにて先行投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 22:00:00
155586文字
会話率:23%
「僕と結婚しよう」
その瞬間、レイラ・ド・ブリュネは思い出した。
この世界が乙女ゲーム『恋と魔法のプレリュード(略:こいまほ)』の世界だということを。
目の前にいるのが、隣国の第二王子、アルベール・レ・ヴァロワ――人呼んで『ヤンデレ
最凶王子』であることを。
そして今の状況が、アルベールルートのバッドエンド直前だということを。
取り壊される予定の旧校舎で(監禁だよ!)
手首を縄状の黒っぽい何かで繋がれたまま(拘束だね!)
レイラは自分の前世とこの世界のあり方を、唐突に思い出したのである。
果たして、モブ令嬢レイラは、アルベールからの溺愛(ヤンデレ)から逃げ切ることは出来るのだろうか!
※13万文字・完結保証です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 20:00:00
129358文字
会話率:55%
小太り体型と赤茶けた髪の毛、そしてそばかす顔という冴えない容姿のせいで子豚ちゃんと呼ばれている公爵令嬢、イザベル・フォン・アルベールは、ある夜の舞踏会、自分の婚約者である王太子ナルシス殿下と初めて出逢います。
ナルシス殿下は周りからキャ
ーキャー言われるような美青年だったんですが、なぜか子豚ちゃんのイザベルをめちゃくちゃ気に入り自分の寝室に招待しました。
すげーブス専なのかと思ったイザベルでしたが、どうやら違うよう。
「君も読んでるんだろ!?」
そう言ってオタク君もとい王太子殿下が取り出してきたのは、イザベルが前に書いたロマンス小説。
そう、王太子殿下はロマンス小説オタクの奇人だったのです……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 21:47:01
16428文字
会話率:48%
「時代は変わった! 聖女なんて物はカビ臭いのよ!」
聖女は時代遅れの遺物だと言われ、グレミアは教会から追放された。外の世界も知らず、行くアテの無かった彼女は、視察に来ていた隣国の王太子アルベールに拾われる。
「良かったら、俺の国で聖女
をやってくれないか!?」
「分かりました。引き受けます」
これは、彼女が幸せになるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 20:35:09
11593文字
会話率:69%
「ロマン的魂と夢」アルベール・ベガン著 副題(ドイツロマン主義とフランス詩についての試論)マイ・ブック・レビュー
キーワード:
最終更新:2022-11-09 11:21:21
2300文字
会話率:11%
最強の聖女として恐れられるセシルは、他の聖女に嫌がらせをしたとして王宮から追放されてしまう。
そこに救いの手を伸ばしたのは、麗しの辺境伯・アルベール。セシルは、「守ってくれる」という彼の偽装結婚を受け入れることに。が、急に偽装結婚を提案し
てきた彼をセシルは信じられない。
「貴方には、ぜったいに頼りませんから!」「‥‥‥‥ならば、俺は嫌というほど甘やかしてやろう」「はあ!?」
これは契約結婚であり、愛はない。そう伝えられたはずなのに、どこか旦那様の様子がおかしい。そして、2人はゆっくりと関係を変化させていく。
生まれて初めて守られて。「可愛い」と言われて。くだらないことに笑い合って。喧嘩をして。そのあと沢山仲直りをする。そんな当たり前のことを叶えていくうちに、セシルは少しずつ彼に心を開く。
一方でセシルを追い出した王宮は、後から彼女の有能さに気づくー‥‥
これは、「愛されることはない」と思っている意地っ張りな少女が、孤独な伯爵と一緒に、沢山の幸せを拾い上げる物語。
※現在、完結まで執筆済み
※一日に二回更新(昼と夕方)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 16:20:23
120969文字
会話率:51%
侯爵令嬢レティシアは、もうすぐ結婚する十年来の婚約者、騎士団長ジークフリートが、一も二もなく大好き。
ある日のお茶の途中、突然体調を崩したのを発端に、塞ぎ込んでしまったジークは「もうすぐ、君は僕の親友のアルベールと僕を裏切るんだ」と、涙な
がらに訴えた。
「やっと結婚出来るっていうのに……そんな悲劇、絶対に冗談じゃないわよ!!」と、彼が囚われているという悲劇の繰り返しを、自分が断ち切る決意をしたレティシア。
婚約者を好きで堪らない令嬢が、繰り返す悲劇を見過ぎて心を折られてしまった騎士団長を、どうにかして救い出すお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 21:07:10
34810文字
会話率:37%
古くに大魔導師と呼ばれる人物が存在した。そんな彼、アーベル・ジャルディノは1万年後の世界に転生。そこで、庶民の息子として生まれ変わり、アルベール・デイヴィスという名で。
やりたいことがあった。それは魔術学院に通うこと。自分の作った学院がど
のような形で生まれ変わっているのか———。はたまた、そのままになっているのか。それを彼は知りたい。長い年月をかけ、今やどうなっているのか。
彼は、好奇心旺盛だから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 22:17:27
213175文字
会話率:44%
この春、少年は魔法中学を卒業した。少年の通った魔法中学は地域の人々が出資している学校なので、殆どの卒業生は学んだ魔法を糧にそれぞれが選んだ職業へ下働きとして弟子入りする。勿論少年もそんな就職組だった。
ところが少年の選んだ勤め先は世間でも指
折りの劣悪雇用環境な工房だった。今日も今日とて親方の無理難題が少年を襲う。
「アルベール。お前、ちょっとダンジョンに潜って魔石をふたつ取って来い。」
中学を卒業したばかりの少年にひとりでダンジョンに潜れとは、この親方は正気なのだろうか?だが、工房内では親方の命令は絶対だった。少年は諦めてダンジョンに向う。
そして少年はダンジョン内で転移魔法が組み込まれていた石を踏んでしまう。哀れ少年は不幸にも別のダンジョンへ跳んでしまった。しかも、目の前では何人かの若者たちが魔物と戦っているではないか。そして状況は若者たちにかなり不利に見える。
ここは静観すべきか、手を貸すべきか。当然ながら真っ当な倫理観の持ち主である少年は若者たちに加勢する。そんな少年の助言により危機を脱した若者たちに連れられ、何とかダンジョンを脱出した少年はここが元居た場所から千キロも離れた場所だと知る。
「げっ、帰れるのか僕?というか、今月は給金がないな。」
お金を持っていない少年が、元居た場所に戻るには歩いて1ケ月は掛かる。しかもあの親方だ。絶対難癖を付けて、いなかった間の補完として数倍の期間のタダ働きを強要してくるはずである。
これは、そんな理不尽を自らの努力で何とか解決してゆくお話・・、だったら良かったのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 12:44:54
306592文字
会話率:56%
「知は力なり」。正々堂々とは真反対を行く男、アルベール・グラニエは自分の内地勤務の希望とは反対に12騎士団の副長に任命されてしまう。そこにいたのは個人技はあるが指揮能力の無い騎士団長、それとわずかばかりの戦意の低い兵士達であった。
権力や後ろ盾もなく、内外に味方なし。そんな八方塞がりの状況でも、諦めるわけにはいかない。年金、権力、そして女。憧れの余生のため、アルベールは今日を必死に戦っていく。
*ノベルバ、カクヨム、ノベルアップ+にもマルチ投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 00:22:22
529934文字
会話率:45%
何事も、自分よりも相応しい誰かがきっとやってくれる――。
そんな、他人よりもちょっぴり引っ込み思案な性格の普通の大学生・黒木祥太の平凡な生活は、ある日突然一変することに!?
帰宅途中、ひょんなことから人殺しを目撃してしまったショウ
タは、犯人らしき二人組に追われる羽目に。
勢いでトンネルの中へと逃げ込むのだが……不運なことに、今度はそこで突然吹いた暴風に巻き上げられて気を失ってしまう。
ところが、ショウタが目を覚ますとそこは、厳めしい雰囲気を漂わす部屋の中だった。
状況の理解に頭を悩ませるショウタ。
そんな彼の前に、一人の男は突如として現れた。
「――俺はディアス・アルベール。この世界の一国を治める者だ。今回、訳あって君は『召喚』された」
そう、なんとショウタは異世界に召喚されてしまっていたのである!
ではなぜ召喚されたのか。
ディアスの話を端的にまとめると、どうやらそれは、「この世界を守ることに協力してもらうため」であるらしい。
……さて、そんな超重の責任と選択をショウタに与えたこの男、ディアスの本心とは一体何なのか?
そして、その責任と選択を前に、ただの大学生であるショウタが出した答えとは――?
国王&大学生という異色のコンビが、互いの手を借りながら異世界で起こる数々の事件や問題を解決してゆく!
さあ、行く先々に待ち受ける困難や葛藤は、彼らの『心』に何をもたらすのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 17:01:20
189977文字
会話率:36%
――釣り合わない婚約者に婚約の解消をお願いしたら……まさかの回答が返ってきました!?
セロー王国に住まう子爵令嬢シュゼットは身分的に釣り合わない婚約者との婚約解消を目論んでいた。
シュゼットの婚約者は名門侯爵家の嫡男で、社交界では「冷血貴
公子」などと密に呼ばれているアルベール・クールナンという青年。表情がほぼ無であり、口数も少ない。さらにはぶっきらぼうであり、シュゼットのことを睨みつけるように見つめてくる。
――婚約を取り付けてくれた両親には悪いが、互いの幸せのためだ。
そう思い、シュゼットはアルベールとの茶会の日、彼に婚約の解消を申し出たのだけれど――何故か、アルベールはシュゼットに縋り「捨てないで」と言ってくる。
「いや、普通に考えて捨てられるのは私ですよね……?」
愛が重すぎる故に不器用な侯爵令息と、とある事情から自分に自信がない平凡(?)子爵令嬢の婚約解消を巡ったラブコメ。
※以前投稿していたもののリニューアル版です。
※エブリスタ、ベリーズカフェ、魔法のiらんどに旧バージョンを置いております。
※本編40話+閑話7話の合計47話構成です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 19:00:00
105395文字
会話率:60%
侯爵令嬢であるエレオノールは皇太子の婚約者であった。しかし、妹が皇太子に嫁ぐことになり婚約解消をされてしまう。
そんな彼女と新たに婚約を結びたいと申し出たのは公爵家嫡男アルベールだ。
彼は前の婚約者であった皇太子と違い、エレオノールにとても
優しくしてくれる。愛の言葉を囁いてくれる。
でも、エレオノールは知っている。彼がエレオノールと婚約を結んだのはただの優しさからで、エレオノールを愛してるわけではないことを。
「アルベール様は本当にお優しいですわね。でも、私と結婚してもアルベール様は幸せにはなれませんわ。だから、私がアルベール様にはピッタリの明るくて優しくて可愛らしいご令嬢を連れてきてみせますわ」
そうして彼女がお茶会で出会ったのは『明るくて優しくて可愛らしい』伯爵令嬢シャルロットだった。
「だから俺が愛してるのはエリーで、俺が結婚したいのは君だけだって何度も言ってるだろう」
「あの、私完全におじゃま虫ですよね?」
エレオノールは無事、新しい婚約者の運命の相手を見つけることが出来るのだろうか?
これは侯爵令嬢と皇太子の婚約とその解消を端に発する、一連の騒動についてのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 17:16:23
196151文字
会話率:32%
アルベール魔術学園
五百年以上の歴史あるその学校は、魔法に対して先進的でありながら積み重なれた知識は随一を誇る。魔術師にとって理想的なその学園に、彼等は居た。
日々研究を重ねる三人の問題児は、寮を爆破し、森を更地にし、校則を破り捨てな
がら今日も果て無い好奇心と共に進み続ける。
人を殺した少年は、人を救う為に。
人を治せなかった少年は、人を救う為に。
何もできなかった少年は、手を伸ばす為に。
優しさだけでは救えない。
だからこそ彼等は、人を救う為に知識を使う。
未知への探求と活用こそ、人を救う唯一の手段なのだから。
我らは、探索部。
探求し、活用し、誰かを救う者達。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 00:00:00
17558文字
会話率:40%