倭大陸博多行政区にある秘境の村・来人村に住むノエルは、ある日突然父親を殺されてしまう。その場に居合わせた悪魔と契約し、仇を退けるが、仇の体は霧のようになりどこかへ逃げてしまった。
契約悪魔と幼馴染と一緒に旅に出たノエルの前に、かつての英雄
アラン・プレイヤーが立ちはだかる。彼は古代宗教の教祖を名乗り、全ての並行世界を一つにまとめようとしていた。
一度滅びた世界だが、どうやらまた世界が滅ぶらしい。
ノエルは迫害されている悪魔・魔族と共に、ついでに異世界人とアンドロイドも一緒に復讐をしながら滅びを回避する手段を探す。
※自作『ロストエンブリオ~滅びの世界で魔女生活~』のリメイクです。
改稿版として書きましたが、ストーリーが大幅に変更されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 23:03:23
481000文字
会話率:44%
生まれつき魔力が0という不遇な身にも関わらず、逆境や差別に負けず、遂には世界中のあらゆる魔導師が束になってもかなわないような大魔法を使いこなし、世界の危機を幾度となく救った彼を人は尊敬の念を込めて零の大賢者と呼んだ。それから更に年月が経ち齢
200歳を迎えたその日、いよいよ大賢者マゼルの寿命も尽きようとしていた。彼を慕う大勢が見守る中、意を決してマゼルが口にする。
「わしは、わしは――実は魔法など何一つ使えはしないのじゃあ…………」
驚愕の表情を浮かべる面々を認め、満足げに旅立ったマゼル。これでようやく肩の荷がおりたとホッとした矢先、なんと記憶を保持したまま500年後の未来に転生してしまった。
しかも、かつてと同じ魔力0の状態で。当然それが発覚した瞬間、彼は魔法使いとして失格者のレッテルを貼られ、るようなことはなかった!それどころか逆に魔力0の大賢者様の再来だ!と喜ばれる始末。一体どうなってるの?いやそんな期待した目で見ないで!だから自分魔法なんて一つも使えませんから!ただ死に物狂いで覚えた体術使ってたら回りが勝手に勘違いしただけですから!魔力が0で一切魔法を使えない大賢者。しかし、彼の身体能力はあまりに常識はずれで、周囲からは魔法にしか見られない。そんな魔力0の大賢者による転生物語。
※Eエブリスタとカクヨムでも公開してます。
※コミカライズ決定!7月発売予定の月刊ComicREX9月号より連載!
キャラクターデザインはぎん太郎様、漫画は色意しのぶ様となります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 22:40:10
1167868文字
会話率:61%
アメリカ合衆国 ユタ州 セントジョージから、北西に伸びる一本の道路があった────。
───2025年────
町の名はアダマ=エロヒート
そこには19世紀を思わせるような街並みが広がっている。
その地に住む17歳の青年ニック・テ
ネットは、10年に一度行われる儀式に連れられていた。
町の中央に置かれた大釜、そこから天に向かって燃え盛る赤き紅蓮の炎──。
かつて、暗闇の中猛獣に襲われていた時代に、ギリシャ神話の火の神プロメテウスがその地に永遠と燃える炎を与え、暗闇の中光を灯したとされている。
そこからプロメテウスへの敬礼の儀として、大釜に入れられたその炎に、食物や高価な品を投げ入れるという習慣が生まれた。
だが、時は経ち18世紀、この頃聖なる炎がその勢いを落としていた。
人々は炎へとより多くの品物を投げ入れたが、それでも炎は縮まっていくばかり。
そこである聖職者が、自らを生贄に大釜の中へと飛び込んだところ、大釜の炎は再び燃え盛ったというのだ。
このことから、この町では10年に一度『誰か1人をプロメテウスへの生贄として捧げる』という儀式が行われるようになったのだ......
テネットは唇を縫われ、目隠しをされ耳栓も付けられ、両手にロープを繋がると2人の聖職者に炎の元へと連れられた。
大釜の前には木造の階段と、その横で神への祈りの言葉を捧げる神父がいる。
炎のバチバチという弾ける音が辺りに響くが、テネットにはそれを聞くことも許されなかった。
聖職者2人に体を持ち上げられると、テネットは階段を上がるのだと理解し、その瞬間...その心は激しい恐怖に襲われた。
炎の温かみを感じる。
同時に、死の冷たさも感じていた......。
神父が言葉を終えると、抵抗虚しく、ロープを掴んだ2人の聖職者はテネットの肉体を炎の中へと投げ入れた。
テネットは瞬間、燃え盛る炎に全身を燃やされその苦しみで酷くのたうち暴れ。
大釜の外にも響くほどの重厚な金属音が広がった。
その時、目隠しが焼け落ち、テネットは大釜の中で目を開ける。
するとそこには、同様の儀式により焼け死んだ人間の遺骨が積み上がっていた。
テネットは恐怖で目を閉じ、燃える涙を流しその生涯を終えた────。
完結するかは分かりません。
飽きたらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:07:18
21511文字
会話率:24%
人間に紛れた人外、妖、霊、化物、怪物
この世界にはたくさんの生物が存在している。
・能力を持つ異能力者
・人間と人外のハーフ
・悪霊や有害な生物が視える者
ここに当てはまらない者たちは、能力を持たない無能力者である。
そんな彼らは毎日災害や厄害に怯え暮らしていた。
日々無能力者と日本を守るために悪と闘う為に作られた組織こそ、狂伐社。
活性化された悪の根源。目的も人物像も何も分からない。
今まさに史上最悪の事件、その内の一つを迎えようとしていた。
これは、均衡を保つ為に戦う狂伐社が、各地で発生する事件に立ち向かっていく異能力バトルストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:10:00
622文字
会話率:0%
異世界行きを告げられた後に三日間の猶予があったら君は何をする?
現代の農場で働く平凡な青年・天貴(てんき)は、ある日、予言を告げる仔牛クダンのクータンによって、3日後に異世界へ転生する運命を知らされる。
限られた時間の中で、「持っていけ
るのは3つまで」というルールに従い、後輩の玄太とクータンと共に、いつもの日常の中で“選択”を重ねていく天貴。しかし、この何気ない選択が、後に神の計画すら狂わせることになるとは、彼自身も知らなかった――。
転生先は、魔法と異能が交錯する異世界の王国アグリスティア。 天貴は、天候を操る異能「スカイリンク」を与えられ、王国最大のアルカノア農場で働くことになる。 そこで、未来視の力を持つ少女アリスと出会う。
しかし、裏切者ゲドと帝国の侵攻により、王国アグリスティアは滅亡の危機に瀕する。 「王国が墜ちたのに、農場だけは生き残るとは滑稽だ」と迫るゲド。
スカイリンクの力で徐々に戦局を変えていく天貴だったが、それは同時に神の計画に近づいていくことでもあった――。
◆◇◆
一方、現代では天貴の留守を守る玄太が、クータンと共に過ごしていた。 本来、「予言を告げて3日で死ぬはずのクータン」が、なぜか生き続けている。
「てんぱいを追って異世界へ――!」
天貴の異能を強化する秘策を見つけた玄太は、クータンと共に異世界へ向かう決意を固める。
◆◇◆
しかし、天貴を異世界に呼んだ神の目的は別にあった。 天貴は「神の器」として、異世界をリセットするための駒、カラミティトリガー(天災の引き金)だったのだ。
神の計画通り、神の器となった天貴のスカイリンクによる天災“ストームサージ”で農場を含む世界全体が洪水に飲まれようとしていた。
しかしアリスはこの天災も予知していた!?アリスはこの絶望的な展開をどう切り抜けるか?
「この世界全部は無理でも、この農場だけは守るわ!」
そして玄太は!?クータンは!?
絶望の中で、天貴が「3つの持ち物」として選んだものが、神の計画を覆す鍵となっていく――!!
選ばれた3つの選択が、“神の計画”すら覆す異世界農場戦記――ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:30:36
288299文字
会話率:50%
【ケガレつき】
そう呼ばれる少女がいた。
その少女の名はミリア。彼女は特異な魔法を持ち、それが彼女をケガレつきとしていた。
そのケガレた魔法のせいで追放されたミリアは、とある魔女の計画の手伝うことになる。
その計画こそ【魔王復活計画】
。まるで悪役が企んでいそうな計画だが、ミリアは思った。
ケガレつきと呼んだのはあいつらじゃないか。
じゃあ、自分がケガレつきとして世界のケガレである魔王を復活させても、誰も文句は言えないだろう。
そんな理由で始めた計画だが、この計画は彼女に様々な影響を与えた。
それは良い影響? それとも、悪い影響?
それは分からない。
だが、一つだけ分かることは――――
彼女はこの計画のおかげで孤独ではなくなった。
※注意※
本作はガールズラブ・百合に属します。(この時点で大歓迎! って人は問題ないと思います)
詳細に言うと、本作にはLGBTQに該当するキャラクターが登場します。
その殆どはレズ(女性の同性愛者)とバイ(両性愛者)です。
これを踏まえた上で、女性同士の恋愛描写を非常に多く含みます。
また、展開としては殆ど描かれませんが、ゲイ(男性の同性愛者)やその他のセクシャリティも登場します。
ただし、メインは依然としてガールズラブなので、ボーイズラブの展開は殆ど描かれません。(その為、要素としてボーイズラブは入れていません)
恋愛描写に関しては以上です。
とは言っても、本作はストーリーが第一なので、単純に天使とか悪魔がいるファンタジー作品になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:05:36
494955文字
会話率:44%
平行世界を観測する研究員・あきおは、偶然発見した装置の改造により、別世界への「ゲート」を開く方法を手にする。だが、その最初の訪問で待っていたのは、巨大な剣を振り回す謎の少女との衝突だった。彼女の名はミア。妹を救うため、単身盗賊団に挑もうとし
ていた。成り行きでミアと関わることになったあきおは、彼女の世界へと足を踏み入れることに・・・。
ここから、現代人と異世界の少女による魔導書をめぐる冒険が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:00:00
36686文字
会話率:37%
15年前、天原衛は自分の命よりも大切な双子の妹を失い生きる屍となった。
人と触れ合う生活に耐えられなかった衛は、北海道の山奥に引きこもり世捨て人のような生活を送っていた。
ある日、衛は山中で人知を超えたマモノ同士の戦いを目撃することになる。
戦いの後、その場に残ったマモノに接触ると、マモノは衛が失った双子の妹、天原恵子に瓜二つだった。
――果たして彼女は本当に衛の双子の妹なのか。
――彼女を追って現れる政府の特殊部隊の追跡。
――そして大破壊をもたらす強大なマモノの出現。
生きる屍となっていた男の人生がいまゆっくりと動き出そうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:42:31
484426文字
会話率:34%
この宇宙を創造した「神」はその命を終えようとしていた。
神の命が尽きると、宇宙も命の供給が終わり死滅して、次の世代の新しい神が新しい宇宙を創造する。
その新しい神は地球(エデン)に誕生する。
新しい神を適切に導き、より調和のとれた完璧な宇宙
を創るべく任務に就いた大天使ミカエル。
新しい神に「悪魔の宇宙」を創らせるために接触を図る悪魔王ルシファー。
二人はそれぞれ違う目的のために新しい神が産まれるより早く地球へ赴き、人間として生活する。
これが宇宙ができたときから神が定めたルールで会った。
地球でも、近い将来に全ての生物が生存できなくなることが予測されていた。
そのため人類は破滅後の世界でも人間が生存できる「EDENプロジェクト」を進めていた。
世界破滅の日は2029年8月13日。
そして2029年4月。世界的な学者である高原教授の一人娘、17歳の高原マリアの前にミカエルとルシファーが現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:08:46
53368文字
会話率:43%
いまから二百年の未来。
前世紀から移住の始まった火星は地球のしがらみから離れようとしていた。火星の中緯度カルディア平原の大半を領域とする扶桑公国は国民の大半が日本からの移民で構成されていて、臣籍降下した扶桑宮が征夷大将軍として幕府を開いて
いた。
その扶桑幕府も代を重ねて五代目になろうとしている。
折しも地球では二千年紀に入って三度目のグローバリズムが破綻して、東アジア発の動乱期に入ろうとしている。
火星と地球を舞台として、銀河規模の争乱の時代が始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:42:40
776614文字
会話率:42%
アルベール王子の魔法教育係だったアリアは、王子が公爵令嬢と婚約した際にその職を離れようとしていた。隣国の聖女に頼み込み、アリアはセフィロス公国で暮らすことに決めた。ただ、セフィロス公国のレオ王子は変わり者で、なぜか治癒魔法使いにしか興味がな
い様子だった。アリアは聖女であることを隠し、魔法が使えないことにしていたため、レオ王子はアリアのことなどまったく意に返さずに無視を続けていた。そんな時、アリアは一人の少女と出会う。その少女は、レオ王子の妹で、呪いで目が見えなくなってしまっていた。今まで名だたる魔法使いたちが呪いを解こうと試みているのだが、未だに成功した者など誰もいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:37:20
15812文字
会話率:55%
復讐探偵。彼らは依頼者によって依頼された人物を探し出し、制裁という名の処刑を行う殺し屋まがいの探偵である。彼らの復讐を行う相手は殺人や脅迫などの罪を犯しながらも法で裁かれず生きている連中。そんな悪人に制裁を加えるのが彼ら復讐探偵。今日もまた
新たな人が彼らに依頼を申し込もうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
1825024文字
会話率:65%
とあるプレイヤー、リンは今まさに詰もうとしていた。
フルダイブ型VRMMO「The All Online」。略してTAO。
「なんでもできる」がモットーなこのゲームでは、一人につき一つ。スキルというものが与えられる。
リンのスキルは「だ
いじなものコピー」。
特定のアイテムだけコピーできるというそのスキルには、超特大のデメリットが存在していた。
なぜか自分のレベルが1になり、上がらなくなってしまったのだ。
今まで使っていた武器防具が装備できず、最弱のモンスターでありスライムにさえ敗北してしまうリン。
そんなある日。自分と同じ不遇なスキルを持ったプレイヤーと出会う。
彼女の持つスキルにより、ネタアイテムだと思っていた「だいじなもの」アイテムが超絶進化を遂げることになり―――。
ストーリーを進める。公式イベントに参加する。隠しアイテムを見つける。
モンスターからドロップする。釣る。なんなら最初から所持している。
あらゆる場所で手に入る「だいじなもの」をコピーして進化させて、コピーして進化させて。
進化した「だいじなもの」の効果は様々で、少しだけ冒険がしやすくなる便利アイテムもあれば、中にはゲームバランスが変わってしまうようなチート級のアイテムも。
レベルは1から上がらない。初心者用の装備しか着けられない。
でも「だいじなもの」があれば何とかなる!
詰んだけど、詰んでなかった!
広大な世界でモンスターとバトル。ダンジョンに潜ってお宝入手。
武器、防具の製造。服の制作。料理もできる。食べられる。
プレイヤーやNPCと育まれる友情、そして恋。
中にはオトナな恋愛も。た、食べられるっ(?)
そんなTAOの世界にゆっくりと没入していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
50570文字
会話率:38%
(冒頭三話以降毎日or隔日の21時に更新)
ある日、東京・新宿に巨大な“樹”が突如として出現した。
その異形の樹は瞬く間に街を飲み込み、同時に“悪魔”と呼ばれる存在たちが出現。新宿は政府によって壁で封鎖され、人々の記憶からも忘れ去られよう
としていた。
だが一年後。
家族の行方を追う高校生たちと、特殊任務を帯びて潜入した二人の工作員が、“黙示樹”の根に覆われた廃墟都市を再び踏みしめる。
希望も、生存も、保証はない。
だが彼らには、それでもなお歩かねばならない理由がある。
一人では歩けない。けれど誰かとなら、踏み出せる。
失われた日常の中、交差していく過去と現在。
終末の都市で芽吹く、小さな絆と決意の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 03:44:46
28517文字
会話率:20%
2032年夏、台風荒れる東シナ海。日本は「見えない戦争」の渦中へと静かに引きずり込まれる。
JAXAの若きサイバーセキュリティ技官・彩花は、日本全国で発生する大規模通信障害や最新鋭機の連続墜落、基地火災が単なる事故ではないと直感する。それ
は、PLA(人民解放軍)による複合攻撃の始まり。しかし、政府は国際法の壁と世論を恐れ、動けない。
時を同じくして、荒れる魚釣島沖では、中国海警の大型巡視船群が「人道支援」を名目に海上保安庁の進路を執拗に妨害する。護衛艦「いせ」艦長・高橋亮は、その状況の裏に隠された真実を感じ取るが、国際法のジレンマに苦悩する。
北京では、李偉民大佐が計画の進行に冷笑を浮かべる。ディープフェイクやSNSを使った情報工作が猛威を振るい、国際世論を分断する。
無力感と憤りに苛まれながらも次なる一手を探る高橋、サイバー空間に隠された罠を解析し続ける彩花、そして日本の混迷に苛立ちつつ反撃の糸口を模索する米軍のカーター。魚釣島を巡る「見えない戦争」は、水面下でPLAの未知の影が蠢き、やがて来る嵐の前の静けさを破ろうとしていた。
これは、情報戦、サイバー戦、そして水面下の軍事作戦が複雑に絡み合う、現代の地政学的リアリティを描いたミリタリー・サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:08:08
15083文字
会話率:35%
竜騎士とドラゴンの絆が紡ぐ壮大な冒険譚!絆と勇気が織り成すファンタジー
この世界には、秩序を守るための「天秤」がある。
それは、人と魔が争うことなく共存するための均衡を示し、世界を導いてきた。
しかし今、その秩序が乱れようとしている
――。
竜の森に住む幼いドラゴンは、「竜の森の守り手」として、森の平和と天秤を守ることを使命としていた。そんな彼女は人間との優しい交流を夢見ていた。
竜の森と人間の国は、ある事件をきっかけにかかわりをもちはじめる。
フランネル公国の皇女・アイリスは、騎士を目指していた。彼女は、幼い竜にラヴィと名付け、ともに育ち、互いを支え合ってきた。
しかし、平穏な日々は突如として終わりを告げる。魔導帝国が「秩序の天秤」を奪うため、竜の森への侵攻を開始したのだ。彼らが生み出したのは、「死を超えた力」を手にした不死の魔導兵、魔導帝国の野望は、不死の軍勢を作り上げ、世界を闇の支配下に置くことだった。
「私たちは、森と仲間を守らなきゃ!」
アイリスとラヴィは、エルフの賢者サポニスとともに立ち上がる。竜の森の戦士たちや、異なる種族の仲間たちと協力し、絶望的な戦いに挑む。しかし、敵の力はあまりにも強大だった。
これは、ただの戦争ではない。
「力」と「秩序」、そして「愛」の意味を問いかける戦いなのだ。
果たして、アイリスとラヴィは世界の均衡を守ることができるのか?
「秩序の天秤」が示す未来とは――?
剣と魔法が交錯し、信念と絆が試されるファンタジー戦記。
その目で、物語の行く末を見届けてほしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
65746文字
会話率:33%
6つのかけらを集めると願いが叶うという、名まえを失くした〈伝説の宝石〉をめぐり、亡沙漠の国の王子アルバートたちが、盗賊〈鹿の角団〉と繰りひろげる剣と魔法の王道ファンタジー。
盛夏、王都では建国記念100年祭が執りおこなわれようとしてい
た。
内海をわたり到着したアルバートたち、〈魔導院〉の若い魔法使いたち、〈鹿の角団〉の刺客たちが一同に介する城下街は、類をみない祝祭に興奮のつるぼと化していた。
首魁ハーマンシュタインのあやしい影が、難攻不落の宝物庫に眠る宝石のかけら〈光芒〉に忍び寄る――。
そして、時をおなじくして、謎のベールにつつまれた国王陛下に招聘されたアルバートは、ただ一人王宮にみちびかれ、謁見に臨む。熱狂と幻惑の夜、過ぎ去りし日の回想、自己との対話を経て、アルバートは胸のうちになにを悟るのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:57:47
767289文字
会話率:28%
確か俺は……死んだ、はずだ。
俺、白椛 縁(しらかば えにし)は、どこにでもいるしがないサラリーマンだった。
朝から晩まで会社にこき使われ、気づけば、何かを感じる暇さえなくなっていた。
そんな日々の中で、唯一の癒しがあった。
それが、ソ
ーシャルゲーム――『ステラ・ライト』。
可愛い女の子たち「ステラ」を育成し、謎のエネミー「ダスター」を倒していく。
シンプルながら、俺にとってはかけがえのない時間だった。
……だが、そんな生活も、そう長くは続かなかった。
疲労の蓄積か、あるいはストレスの過剰摂取か――
まぁ、なんだ。あえなくポキッと、死んでしまったわけで。
だけど――目を覚ますと、そこには。
「おかえりなさい!教官!!」
「……は?」
俺の知らない『ステラ・ライト』が、今ここから始まろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:47:30
17893文字
会話率:40%
ひょんな偶然から出会った1人の少女、フブキ。しかし彼女は、この世界の住人ではない。
「個体名......〈フブキ〉。それ以外のことは......何も覚えていない.........」
20年前、異なる同士を繋げ、世界の在り方を一瞬に
して変えてしまった〈大災厄〉。“大罪人”が引き起こしたこの事件によって繋がった、〈異世界よりの来訪者〉。それこそが彼女の正体だ。
彼女のような〈異世界よりの来訪者〉と絆を結び契約する、その力を以てして世界を守護する者たち———召繋師(リンカー) と呼ばれる者たちを育てる養成機関である〈星麗学園〉にて。
俺、宇野(うの) 奏(かなで)と異世界少女•フブキの奇妙な共同生活が始まろうとしていた。
———いたのだが、
「君、私とともに、世界を救ってみないかい?」
どうしてこうなったのか..........
学園の様々な思惑が、陰謀が、
俺たちを巻き込み、駆け巡る。
———そして俺は知ることになる。
彼女の存在と、その意味。
そこには俺と同じように、とてつもない秘密があったことを。
......この出会いが、単なる偶然ではなかったということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:01:13
359156文字
会話率:27%
人類は、かつて文明を築いたが、突如として現れた「紅羊(グール)」と呼ばれる奇怪な存在により、世界は破壊され、人々は大陸の一部に追いやられた。紅羊は人類に対して無慈悲な戦争を繰り広げ、一般の市民たちは彼らの脅威に晒され続けていた。戦闘の最前線
では、かつて人間であったが、紅羊に対抗するために改造された「戦士」が命を懸けて戦い続けている。
主人公、エリオット・カラムは、かつて「紅羊」との戦争で命を落とした兵士の一部が蘇生し、改造されて兵器として使われるという非人道的な実験の産物である。彼は改造される前の記憶をほとんど失い、ただひたすらに紅羊との戦闘に身を投じている。彼のような兵士は「グール」と呼ばれ、上層部によって冷徹に使い捨てられていた。
エリオットは次第に、彼が抱える深い謎と、なぜ自分が「グール」として生まれたのかに対する疑問を抱き始める。彼は自らの記憶を取り戻し、そして彼を操る上層部と戦う運命に導かれる。
一方、エリオットとともに戦う仲間たちもまた、過去のトラウマや人間らしさを失いながらも、必死に生き延びようとしていた。彼らが戦う先に待ち受けるのは、人間と「紅羊」の決戦の時か、それとも――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:00:00
50524文字
会話率:32%