いまから二百年の未来。
前世紀から移住の始まった火星は地球のしがらみから離れようとしていた。火星の中緯度カルディア平原の大半を領域とする扶桑公国は国民の大半が日本からの移民で構成されていて、臣籍降下した扶桑宮が征夷大将軍として幕府を開いて
いた。
その扶桑幕府も代を重ねて五代目になろうとしている。
折しも地球では二千年紀に入って三度目のグローバリズムが破綻して、東アジア発の動乱期に入ろうとしている。
火星と地球を舞台として、銀河規模の争乱の時代が始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 11:38:54
705864文字
会話率:42%
――火星移民9世、初めての地球でグルメを楽しむ
時は2413年。火星と地球が分断されてから二世紀半。再び火星と地球を結ぶべく惑星間鉄道アストロ・レールウェイが計画されていた。そんなある日、同鉄道の職員で、火星コロニーで生まれ育った平民階級
の女性、ルキア・レッドフォード大尉とその親友のミンユェ・リー少尉は「市民食レシピN-5」を楽しみにしていた。火星一般市民のソウルフード・通称サイコロ肉が彼女達のお楽しみだ。
その時、地球からの派遣職員二人が、鼻持ちならないお貴族様であるエレノア・ブライトン少尉に引き連れられて、食堂にやってくる。地球人の一人が、サイコロ肉のことを「ディストピア飯」と呼び、ルキアは憤慨する。
ところが翌日、地球へ交換派遣される職員としてルキアとミンユェが選ばれる。総裁との食事会において、彼女達はハンバーグに出会う。見たことのない料理に困惑するが、それが地球料理だと知り、その味わいに感動する。
火星ディストピア飯ネイティブ世代が、地球の庶民グルメを楽しむSFグルメコメディ。
※本作品は「アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―」のスピンオフ作品です。「アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―」を先にご覧いただくとよりお楽しみいただけます。また、Webアニメ「こうしす!EE」と同じ世界線の未来を描く作品です。アニメの他、小説「こうしす!社内SE祝園アカネの情報セキュリティ事件簿」「NebulAI.HOSXI」「ハックしないで監査役」、漫画「伏石ちゃんは意図に反したい」など、関連作品を先にご覧いただくとよりお楽しみいただけます。
【コンテスト応募に関する注記】
本作品は応募者及び応募者が経営する一人会社にて将来アニメ化することを想定して考制作したものです。そのため、受賞に係る許諾の範囲は、明確にこの作品の本文のみに限定します。
キャラクター・舞台・世界観等の設定資料及び設定が共通する既存または将来制作する関連作品(続編、スピンオフ作品、スピンオフ元作品、別シリーズ作品を含みますが、それらに限りません)については明確に応募者が全権を留保し、それらの制作、出版及び二次利用その他に関してコンテスト主催者様の許諾を要しないものとします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 12:20:00
12915文字
会話率:40%
時に、西暦3010年、
昔、完璧なロボットが作られた。ロボット言ってしまっていいのかは、わからない。なぜなら、全ての部品は、生体部品で、本物の人間と見分けがつかなかったからだ。しかしその秘密は全て失われた。
現代、ロボットは、町にあふれ
ていた。しかし、昔作られた芸術的なロボットに、肩を並べるまでにはいかなかった。金属と、人工筋肉、そして人口の皮膚で作られたナノマシンテクノロジーを使った自己修復が可能なロボット、それが、現代のロボットで人間が出来ないことをするための作業に就いていた。今や、月エレベーターで月にも人々はあふれていた。軌道上のステーションには、町が出来、そこにも人々は生活していた。地下100階まである地下都市にも人々はあふれていた。建設の最前線でロボットは、作業に従事していた。
しかし、人々は知らなかったのだ。昔、人間以上に優れたロボットが生まれたことを。では、どうして、そのテクノロジーは、ロストしてしまったのか。人類は、その秘密を必要としている。滅びの運命から逃れるためにも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-18 22:08:26
6880文字
会話率:55%
『この帰れない火星への移住は、未来を切り開く為の重要な一歩である』
それがお偉いさん方が言う、耳障りの良い標語である。実際には、火星に移住した人々は、地球外生命体からの攻撃を防ぐための防衛ラインにになるだけだ。
三題噺「帰れない火星移民」
「地球外生命体の存在」「かぐや姫」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-08-17 21:05:40
3778文字
会話率:29%