激動の年末年始を終えた三笠たち。
未だ落ち着かない様子の市内では、遅咲きの桜が芽吹こうとしていた。正式に零課へ勤めることになった初瀬は、再び三笠とタッグを組むことに。
組んですぐの二人が直面したのはモズこと、初瀬幸嗣の急死だった。長い
冬を越え、物語は再び凍てつく春に動き出す──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 22:36:59
82736文字
会話率:53%
理不尽と不条理がタッグを組んで襲い掛かってくるのを必死に全力回避する異世界転移物、のつもり。残酷な描写は保険程度に。
最終更新:2024-05-20 18:00:00
582397文字
会話率:38%
「あなたの力は人を助けるために使いなさい」
世界最高峰の科学力を持つ学園都市『エスグラン』。そこでは超能力でさえ、空想上のものではない。
星華ミナは、そんな学園都市に住まう超能力者だ。
母親の最期の一言がきっかけで、ヒーローという憧
れは彼女の目標となった。
これは、ミナが理想のヒーローになるために学園都市で起こる事件を解決していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 23:27:50
183565文字
会話率:37%
【毎週土曜12時から13時で更新予定! 完結まで完成済みで、5月ぐらいまで更新予定です】
これは教室でビールをあおるJKとのラブストーリー。
もとい、ヒーローになろうとしたある青年の物語。
雛田麻琴、毎日怪人と戦うヒーロー“の”男子高校
生。
一ノ瀬波奈、空き教室で缶ビールをあおるJK(成績はトップクラスで、クラス委員長。なんでそんな奇行に?)
ひょんなことで波奈の飲酒が麻琴にバレてしまった!
麻琴はヒーローとして、波奈に飲酒をやめさせると宣言する。
波奈は校内飲酒を続けるため、ヒーロー活動をしぶしぶ手伝うことになってしまう。
相容れない二人がタッグを組むとき、最後にはどんな結末が待っているのか。
ラブあり! 青春あり! せつなさあり! の英雄譚が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:10:00
45645文字
会話率:40%
人間界が魔界と呼ばれ、天使が人間を抹殺しに襲来した『粛正』から七年。
75%以上の人類が死滅し、天涯孤独になった生き残りの少女『地生美樹』(ちはみき)はGAV(ガヴ)という対天使レジスタンスに所属し、少年兵の科学者となっていた。
そんな彼女
が生命の危機に陥った時に現れた、羽のない天使。
堕天したと称したが、感情の薄いその天使は、自らを『アザゼル』と名乗った。
人間と堕天使が、天使のいる天界へと立ち向かうためにタッグを組み、戦う。全ては、生きるために。
そして、天使に抗う天を狩る者となるために。
これは、戦いを通じて描かれる感情を取り戻す物語である。
※当作品はかつて掲載していた作品のリニューアル版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:22:43
53493文字
会話率:27%
時は2027年7月。かつて絶大な人気を博した世界初のフルダイブ型VRMMORPG――【Under Brain Online】は、オワコンと化していた。
不正なパワーアップツール《ディスオーダー》を使用した"Dプレイヤー“たちがPv
Pバトルに蔓延り、フィールドには《ディスオーダー》によるクラッキングの弊害で生まれた変異体“ノーブレイン”が蔓延っている。運営側も対策の追いつかない一連の事態に、呆れたプレイヤーたちは次々と離れていく一方だった。
片や、現実。【Under Brain Online】の基礎システム発案者かつチーフエンジニアだった兄、彼方秋夜(おちかたしゅうや)をもつ高校生プレイヤー、彼方憂雨(ゆう)。彼の正体は、亡き兄の遺した世界を守るため、純正プレイヤーにして未だ世界ランキング19位を保つ生粋の天才プレイヤー、【Executer】こと『カナタ』だった。
【第1章】
世界ランク7位という実績を保持し続ける傍ら、ソロで《ディスオーダー》を使用するプレイヤーを片っ端から処理していた憂雨。兄の創った世界だからという理由で【Under Brain】に執着していた彼はある日、“ノーブレイン”との闘いで窮地に陥っていたところを、一匹の龍とその主である巫女服姿の少女に救われる。
「こいつと組めば……本当に、この世界を変えられるかもしれない」
「朔夜」と名付けたその少女の正体は、〈ディスオーダー〉の影響で生まれた、自我を持った”バグの塊”。現実にまで侵食してくるバグった彼女に翻弄されながらも、その力に可能性を感じた憂雨は、《ディスオーダー》へと対抗するために彼女とタッグを結成することに。
少々わがままな相棒との、二人だけの反撃が幕を開ける。
*現実パートあり。(だいたいゲーム:現実=6:4)
*カクヨムにも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:10:00
121702文字
会話率:40%
転生悪役令息×BLゲーム×サイコホラー
絶望を重ね失意の底に落ちた長篠紫音は、死後、神の導きにより転生する。転生先は、亡くなった姉が原作を手掛けたBLゲームの悪役令息だった。
しかし、この世界は原作との異様な差異が生じていた。
それは、こ
の世界が一度、破滅を招く悪役令息によってすでに滅んでいるからだ。
先に転生していた姉・長篠美緒が神と手を取り合い、世界は滅亡の前に時を遡っている。
そのため、紫音が転生した悪役令息の設定も異常を来していた。
なぜか主人公(ヒロイン)がヤンデレ化し、悪役令息が攻略対象から溺愛される。
世界の歪みが、悪役令息の運命を徐々に狂わせていく。
さらに、原作にもゲームにも登場しない人物が何人も居た。
原作者として知識を持つ姉と、ベータ版をプレイした弟がタッグを組み、世界の破滅を回避する闘いが始まる。
*カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:00:00
48911文字
会話率:52%
氏述音太(しののべおんた)高1。
彼は絶対音感ならぬ、絶対音絶という能力(超でかいデバフ)を持っていた。
世の中のあらゆる音が雑音に聞こえて、人の話すらまともに聞き取りたくないような人間だが、喧嘩百人切りをした翌日に、校長室へ呼び出され転
校を告げられる。
向かう先は音学園都市。そこで彼は、音楽のパートナーがいなければいくら喧嘩が強くても勝てないことに気付いてしまった。だが彼には雑音が嫌いだから…………。
そんなときだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 19:15:08
3154文字
会話率:29%
拝み屋の息子として育った高校生の憂太はある日、クラスごと異世界に召喚される。
エルフや猫耳の亜人たちが生活する、まるでアニメの世界のようなファンタジー世界。
だがそこには「人食いダンジョン」と呼ばれる魔のダンジョンが存在していた。
──通称「TOKYO」。
そう。「人食いダンジョン」の正体は、怪異や妖怪たちがひしめく、別世界の「東京」の街だったのだ。
その人っ子ひとりいない摩天楼にはある伝説があった。
それは「すべての願いが叶う」という宝物がどこかに眠っているということ。
しかし「TOKYO」では、ファンタジー世界の剣や魔法はそれほど高い効力を得られない。
怪異に対抗するのに必要なのは「陰陽師」の力。
つまり現実世界ではまったく役立たなかった憂太の力が。
安倍晴明の末裔・土御門の血を引く憂太の能力が、まさにこの地で求められていた。
しかし。
その憂太には禍々しき悪霊が取り憑いていた。
異世界転移の際、憂太の魂に惹かれ、現れたのは。
安倍晴明のライバルで悪名高い闇の陰陽師。
あの「蘆屋道満」の怨霊。
かくして拝み屋の息子・憂太と、悪霊「蘆屋道満」タッグ、そしてファンタジー世界の美少女たちとの「TOKYO」攻略が始まる!
剣と魔法のファンタジー世界と、現代の東京、そして怪異や呪い、怪談や怨霊が入り混じったホラー風異世界転移譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 19:11:16
121323文字
会話率:29%
――これで、晴れて婚約できる
魔族史上初の二種の魔眼……左目に即死の魔眼を、右目に石化の魔眼を宿す魔王の一人娘「セリス」。
そんな彼女が暮らす魔族領は邪神復活をもくろむ旧人族の大国家「ヘルヘイム」の王によって、魔族とその他の種族に
よる戦争を強いられた。
しかし、当時の魔王と勇者はその戦争が不毛と和解し……ヘルヘイムの策略を暴き。魔王と勇者のタッグで黒幕を打倒する……。
時は流れ5年後……先の戦争で焦土と化した魔族領を捨て移住の先駆けとするべく、エルフ、ドワーフ、人族との融和的政略結婚が始まる。
その中でも勇者の住まう新国家「ラデンベルグ」では魔王の忘れ形見である魔族令嬢『セリス』と勇者『ヘイズ』による婚約が始まろうとしていたが、一つ問題があった。
――史上初の二種の魔眼を制御することができない。
5年をかけたこの全世界の政略結婚が迫る中、セリスは決断する。
「こうなったら頭を落とせば良いんだわ」
魔族最強の魔力で生命維持、侍女の千里眼と感覚共有を駆使してラデンベルグへを赴き……念願の勇者との感動の再会で。
「わが生涯……お前を一時も忘れたことは無い」
盛大な祝福に包まれるはず……はずだったのに。
「今日今こそ、お前と俺! どちらが生き残るか決着をつけよう!」
セリスは失恋したのだった。
失恋どころではなかった、それ以前の問題だった。
心が砕け散りそうな絶望の中、それでもセリスは魔族の為に再び立ち上がる。移住してくる魔族への偏見や差別を減らすために、知ってもらおう、知ろうと王都に相談事業所を開設。
フラレて泣いて、我儘自由な高飛車経営者に相談では無く調査を頼まれてピキッって、騎士団内の不可解な事件を紐解いて悲哀を噛み締め、子供の夢を微笑ましく見守る。
そんな彼女のささやかな願いは……今度こそ勇者に恋愛対象としてみてもらい結ばれる事。
朴念仁の脳筋勇者、移住を待つ魔族の皆の為、今日もセリスは身体一つ……ラデンベルグの片隅で迷いを抱える相談者と共に歩む。
後に勇者の伴侶として語り継がれる『首無し令嬢』セリスの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 10:00:00
52472文字
会話率:52%
親を殺した殺し屋とタッグを組んだ。
感情を表に出さない少年・久山太一はある日、目の前で親が殺された。
その惨劇を見てもなお、冷静沈着だった太一は殺した張本人・早木紅華に殺し屋へスカウトされる。
この出会いは、世間を狂わす。
最終更新:2024-05-05 19:41:37
57405文字
会話率:56%
怪異なんて理不尽なもん、俺ら最強コンビがボコボコにしてやんよ。
創世歴2024年、この世界は魔法が存在する。獣人種、人魚種、妖精種、そして人間種が共存する世界。科学と魔法が共に歩む世界。
しかし、魔法でも科学でも証明できない摩訶不思議
な事象があった。それが怪異。怪異は人理の通用しない、理不尽の塊のような存在。そんな人の常識が全く通じない存在を対処するのが五行国連合魔法省怪異対策課である。
世界最強と謳われる魔法使いシモン・ヴァルターと、ある事をきっかけにシモンの養子となった魔法の全く使えない少年ウィル。2人は封印指定された地域、禁足地、異界……時には神をも恐れず立ち向かい、今日も今日とて怪異事件を解決する。魔法と物理、相反する最強タッグがお送りする怪異事変解決譚ここに開幕!
そして、2人の向かう先には何が待ち構えているのか。真実の先には何がいるのか。
これはなれなかったモノ達への手向の御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 17:31:05
31335文字
会話率:50%
幽霊や妖怪のようなこの世ならざる者達が見える、パン屋で働く女性『未来(みく)』。
彼女はある日、妖怪同士の戦闘に遭遇する。ひょんなことから一方の妖怪『空亡(そらなき)』とタッグを組むことに!?
『未来』は、なにも知らずに妖怪達の世界、はたま
た陰陽師の世界に足を踏み込むことになる。
そこで明らかになる安倍晴明の子孫であるという『未来』の出自。
そして、タッグを組む伝説の妖怪『空亡』とは!?
2人を中心に繰り広げられる物語を描いた陰陽師ファンタジー。
世界を巻き込んだ陰謀を2人は阻止することができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 08:40:00
460645文字
会話率:43%
魔法少女。10年前、魔獣という人類最大の天敵の出現と同時期現れ、見事世界を救った彼女達は世代を交代しながら、今なお戦いの中に身を置いていた。
10代から20代の女の子達が大きく衰退した人類を守る為に戦い続ける中、一人の青年がその現状に否を
唱える。
何故、年端もいかない少女達が命を落とすような危険な真似をしなければならない。何故、大人達は当たり前の顔をして彼女達が命を賭けて作っている平和を享受している。どうして自分にはその力も無ければ、他の大人と同じように何も出来ずにいるのか。
自分には何も出来ないのか。
かつて理想を胸に世界中で看護師としての腕を振るい、そして何も救えなかったと夢破れたその青年はただただ無力感に打ちひしがれる。そうして一年経った頃、彼の前に、一匹の胡散臭い妖精が現れる。
妖精が言うには、青年は何故か魔法少女になるだけの魔力を持ち合わせているらしい。なぜかは分からない。ただ力が手に入る。何かを変えられるかも知れない強い力が。
青年は飛び付いた。例えそれが嘘混じりの物だとしても、多くを救えるだけの力が手に入るからと。
妖精は懺悔した。生きるために一人の青年の運命を変えてしまったと。だから、せめて青年の理想を叶えるために共にあろうと。
一人の青年と一匹の妖精が手を組んだ。目標は『魔法少女が戦わなくても良い世界にする』。
果ての無い目標。がむしゃらに歩みだした道のりの中で、二人は多くの困難に直面する。
強力な魔獣との戦い。正体を隠しながらの他の魔法少女達との交流。
【ノーブル】という魔力と魔法を悪用しようと企む謎のテロ組織の暗躍。それに与する、『災厄の魔女』と称される妖精との確執。
そして、青年自身も知らなかった自らの出生の謎と特別な力。それに伴う変化。
全てが複雑に絡み合い。多くの繋がりを生み出しながら、青年と妖精は道なき道を切り開いて行く。全ては『魔法少女を守る魔法少女』になるために。
その結果、青年を変貌させてしまうのだとしても、彼らは迷いながら進み続ける。
これは『魔法少女が魔法少女を守る話』であり、『世界を変える話』。
「行くよパッシオ!!」
「OK、真白!!」
『チェンジ!!フルール・フローレ!!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:00:00
2582363文字
会話率:38%
突然現れた電話ボックスで繋がった相手は‘死んだ祖父’だった。
ロマンチストな平凡会社員の浅井野航平は、冷徹な上司:鷹見亜也乃に連れられ、路地裏にひっそりと存在するアンティーク調の喫茶店《Ruby》へ行く。
が、その店のオーナーは、航平の祖
父:浅井野権四郎の親友だという。
「私の電話番号でございます。もし何か‘助け’が必要になりましたら、お声がけくださいませ。」
航平にそう告げた御前崎オーナーは、翌日誘拐されていた!?
誘拐されたオーナーを救うべく、2人はタッグを組み、救出作戦を始めようとした矢先、Rubyに謎の少女が現れる。
カクヨムで以前掲載していた作品になります折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-27 12:35:21
3844文字
会話率:34%
『奇病』が存在する世界。だが、ほとんどの人は奇病の存在を知らない。
そんな世界で 、奇病を研究している男シランとかつて世界を震撼させた殺人鬼の女シオンは出会う。
シオンの患う奇病を治すべくタッグを組んだ2人と1匹がたくさんの患者たちと出会い
、隠れた真実を探していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 23:53:51
28167文字
会話率:46%
元会社員、現ニートの井坂澪は数年前突如現れたダンジョンに潜っていた
魔物の棲むダンジョンで金の為に戦う
そんな日々を続けていたら危機に晒されていた1人の配信者に出会い助ける
そこから配信を一緒にやらないかと言う勧誘が始まった
最終更新:2024-04-24 00:00:00
120377文字
会話率:81%
恐竜の化石が大量発見された事で栄えた街、古村町、そこに住む古代(こだい)正輝(まさき)はIQ300の超天才少年、しかしそれが故に実の両親から妬まれ、学校でも孤立しており、唯一の味方は養父と幼馴染み姉妹だった。
ある日、養父の手伝いで化石調
査に向かった先で正輝は謎の卵を見つける。家に持ち帰り研究を始めると卵が孵化した。否それは卵型のコールドスリープカプセルだった。中には小型のティラノサウルス型のロボット『ダイ』が眠っていたのだ。
この二人の出会いが古代の勇者と魔王の戦いの幕開けとなったのだ。
『怪獣創世記アークオデッセイ』のオーガスト・ギャラガーと『超鳥人C'NEバサラーダ -CHOUJIN CODENAME BASALARDA- 』の神無月ナデシコのタッグで描くスーパーロボット勇者伝説!!
二人の友情パワーが悪を打ち砕く!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 16:50:17
5599文字
会話率:50%
『姫騎士デュエル』
それは美しい姫騎士たちが、安全かつ公正なルールの下でド派手な魔法戦闘を行う、極上のバトルエンターテインメントである。
ヤマト・リンドウはそんな姫騎士デュエルの1部リーグ『ゴッド・オブ・ブレイビア』で、前年2位の強豪チ
ームのデュエル・アナリスト(データ分析担当)をしていた。
……ついさっきまで。
「だってそうでしょ? 個人ランキング2位のキャサリン・マオが、ただのデータ分析しかできない裏方の男ごときに、なんであれこれ言われないといけないわけ?」
男に色々と口出しされるのは不愉快だという理由で、ヤマトはクビにされてしまう。
姫騎士デュエルの世界は一事が万事、女尊男卑なのだ。
しかし捨てる神あらば拾う神あり。
ヤマトはチーム『ライトニング・ブリッツ』のオーナー、ミューレからスカウトされた。
しかしライトニング・ブリッツはオフに不祥事を起こし、姫騎士やスタッフがごっそり辞めたすっからかんのチーム。
最下位確定、シーズン中にチーム解体まであると言われている最弱チームだった。
しかも新たに採用した姫騎士はというと、
・魔力量は膨大ながら、運動神経が壊滅的で、去年は4部で1勝24敗だったリュカ・フリージア
・ツンケンしていてまともに会話すらしてくれない、今季初参戦の訳ありルーキーのマリーベル
の2人だけ。
チームの拠点は昨年、廃校となった小学校。
懐事情は借金まみれの真っ赤っか。
「開幕戦は3日後だ。なんとか頼むよ」
ヤマトは最弱チームに勝利をもたらすために、裏方として奮闘する!
―――――――
◆姫騎士デュエル・マスタールール(統一規則)
・第1条 ガードアウトした姫騎士は敗北となる。
・第2条 ガードアウトした姫騎士を故意に攻撃してはならない。
・第3条 デュエルの続行が不可能となった姫騎士は敗北となる。
・第4条 事前に申請したマジックウェポンを1つまで持ち込むことができる。
・第5条 1対1で雌雄を決すべし。
第5条補足 ただしチーム戦、タッグ戦などは別とする。
・第6条 姫騎士道に基づくべし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 07:20:00
173813文字
会話率:46%
魔力が生まれつき備わっていない、片目が開かない、瞳の色が吸血鬼を連想させる深紅の瞳、髪が一定以上伸びない。
インゼイル王国の第四王女として産まれた『エデン』は、これらの理由で理不尽なまでの不当な扱いを受けてきた。
根も葉もない理由で悪
女と罵られた彼女は、いつか周りの人間を見返してやると己に近い、只管に勉学に励んだ。
培った知識は計り知れず、彼女の知恵は十六の歳になった頃には既に大人顔負けのものとなっていた。
己の力で環境を変える、その目標を実現するために、エデンは実力至上主義で有名なセレスアスティア学園に入学する。
そこでは実力こそが正義であり、実力さえあれば誰であろうと入学から卒業までできるという、この世界では特殊な部類に入る学園だった。
そしてその学園には、特殊な制度がある。
それは『プリンセス・ア・ナイト制度』というもの。それは学園の女子生徒がプリンセスとなり、男子生徒がナイトとなり、それぞれ二人組のタッグになるという制度だ。
プリンセス・ア・ナイトとなった二人は卒業までにクリアしなければならない課題が課せられる。
それは、他のプリンセス・ア・ナイトとなった二人と戦い一定以上の戦績を収めること。
できなければ卒業はできず、収めることができれば何であろうと卒業ができるという。
エデン――彼女は、己の存在価値を証明するためにこの学園に入学し、そしてプリンセス・ア・ナイトとなって卒業を果たす為に尽力する。
しかし、悪女と罵られてきた彼女は学園に入っても変わらず、周囲から蔑まれることになる。呪われた女、魔女、そして悪女。エデンは多くの人間から理不尽に侮辱され、その度に心に傷を刻む。
反骨精神で今まで自分を誤魔化してきた彼女は、やがて限界を迎える。
心に刻まれた傷は永遠に癒えることはなく、誤魔化してきた自分もやがては崩れてしまう。
立ち上がれない、立ち上がりたくない、もうこの世界から消えてなくなりたい。
ナイトとなった相手にすらも殺意を抱かれ、殺されそうになったとき――
彼女の為の騎士は現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:03:47
10124文字
会話率:23%