コスプレとオタクという概念がない世界で、やたらコスプレをしてくる公爵令息と、その幼馴染である恋愛小説オタクな侯爵令嬢の愉快なラブコメディ(多分)です。
最終更新:2025-03-15 21:44:44
7467文字
会話率:43%
「俺が君を愛することはない」
「構いません。この結婚が旦那様のためになるのでしたら、結婚も、私のこともお望みのままにご活用ください」
誰にも望まれずに生まれてきた侯爵令嬢・ティアナ。
当然愛情など向けられず、孤独の中で育った彼女に待ち受け
ていたのは、自国が戦で降伏したことで、戦勝国である敵国の辺境伯に戦利品として嫁ぐという過酷な運命だった。
それでもティアナは運命を受け入れる。
どうせどこにいても同じなら、せめて誰かの役に立ちたい。
そう考え、英雄と称えられる裏で“悪魔辺境伯”と呼ばれるアレックスに嫁いだのだが…。
「私は、旦那様のお役に立てていますか?」
「役に立つ、立たないではなく自分のために生きろ」
「私が怖い、ですか?」
「……あぁ、小さくて、細くて、触れたら壊れてしまいそうで怖い」
お互いが戸惑う中で始まった生活だったが、共に過ごすうちにティアナはアレックスを、アレックスはティアナを知り、その心に触れれば触れるほど、ティアナは徐々に自分の“本当の感情”を取り戻し、アレックスの気持ちも次第に変化していき…?
これは、似たもの同士の孤独な二人が互いに失っていたものを拾い集めて、やがてかけがえのない宝物になる、愛と幸福の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 20:00:00
115672文字
会話率:44%
告白しようと思っていたところで、婚約話を持ちかけてしまった(順番を間違えた)挙句、断られてしまった令嬢が咄嗟に出した提案は……。
最終更新:2022-10-16 11:17:20
10000文字
会話率:36%
ケンブリッジ王国には二人の悪女の話がある。
そのうちの一人、アデラ・クラーク侯爵令嬢を断罪したブライアン王太子。新たな婚約者ヘザーと幸せに過ごす彼の周辺で、やがて不可思議な出来事が起こり始める。
翻弄され、本性を暴かれ、周囲に見放されていく
ブライアン王太子たちを嘲笑う一人の女。魔術を操る彼女は復讐を決意したアデラだった。さらに彼女が時折口にする「マリア」という名前。それは五十年前に断罪されたはずの偽聖女の名前で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 11:35:24
175547文字
会話率:52%
ザンダー王子は愕然とした。
結婚式当日に、花嫁が姿を消してしまったのだ。
この結婚と同時にザンダー王子は立太子される予定だったというのに、このままでは王家の権威に大きな傷がついてしまう。
うろたえる重臣たちの中で、一人の女性書記官が何とか
身代わりを立てて結婚式を続行しようと提案する。
彼女はザンダー王子の幼馴染で侯爵令嬢のウィズだった。
大事な幼馴染のために、何とか結婚式を乗り切ろうとするウィズ。
そんな彼女を見ていたザンダー王子は、ある名案を思い付いて…。
一話につき一登場人物をフォーカスするので、前半は時系列がばらばらです。
11話完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 01:59:23
56291文字
会話率:46%
ザンダー王子はその知らせを受けて愕然とした。
なんと、結婚式当日に花嫁となるはずだった伯爵令嬢が姿を消してしまったのだ。
取り乱す重臣たち。そんな中、背の高い黒髪の書記官だけは冷静にこの場を切り抜けようとする。その書記官はザンダー王子の幼馴
染で、侯爵令嬢のウィズだった。
戦地から帰ってきたばかりのザンダー王子は、彼女と再会した数日前のことを思い出す。女性にしては背が高すぎるせいで、ウィズはお見合いを断られ、由緒正しい侯爵令嬢にもかかわらず社交界の笑いものになっていると自嘲気味に話していた。そのせいで母の形見のウェディングドレスを着ることを永久に諦めてしまったのだと…。
ザンダー王子は気が付いた。戦地にいる間、自分は二メートル越えの筋肉ゴリラになっていたことに。…ということは、ウィズの身長を気にせずに娶ることができるのは、婚約者に逃げられ、彼女よりも背が高くなった自分だけではないか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 02:13:06
5446文字
会話率:49%
とある王国に、訳あって家族と離れて暮らす無邪気な侯爵令嬢ベベリーが居ました。
可愛らしい彼女は、幼いときは多くの少年。大きくなってからは沢山の殿方を虜にし、挙句の果てに第一王子と結婚してしまいました。
ですが、彼女は失脚してしまいます。
大法廷で不貞を糾弾され、貴人牢に閉じ込められてしまうのでした。
しかし、失意に沈む囚われのベベリーの前に、不仲な姉が現れました。
我が家に伝わる魔法を知っている? と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 18:23:19
8108文字
会話率:33%
獣人と、古代生物の獣人、人間が交じって住む、偶には異世界人も降ってくる不思議な国シャーゴン。
狼獣人の王子に恋を告白した小さな侯爵令嬢ミューンが居た。
だが、将来に番が出来るかもしれないからと、幼い想いは届かず、落胆するミューン。
そして月
日は流れ、腐れ縁と化した幼馴染の関係にイライラする彼女の前に、とある古生獣人の少年フリックが現れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 01:35:33
356363文字
会話率:53%
「エリザベス・バートリー侯爵令嬢!貴様とは婚約を破棄するっ!」
学園の卒業パーティーで王太子から婚約破棄を言い渡されたエリザベス。そんな折、王弟レナードから外遊に誘われ、近隣諸国を巡る旅に出ることに。
「私はね、兄を玉座から引き摺り下ろ
し、王太子の廃嫡を目論んでいる。リジー、君にも協力してほしい」
旅の道中、レナードから突然の告白を受けるエリザベス。更にレナードはエリザベスに求婚までしてきて……?
ふんわりゆるふわ設定ご都合主義です。
ムーンライトノベルズにRシーン加筆版があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 21:00:00
58877文字
会話率:53%
「あなたは数年後に破滅する運命なんです」
初対面でそう言われた侯爵令嬢セラフィーナは男爵令嬢シェリルを捕まえた。
シェリルはまさかの聖女だった。
それなら破滅を防ぎつつ平穏な未来を目指すという名目でシェリルを鍛えることにしよう。
セラ
フィーナは時おりシェリルで楽しく遊びながら、脅威も婚約問題もサクサク片付けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 20:06:37
144163文字
会話率:26%
「すまない、ルーシャ嬢」
聖女ルーシャは第二王子の婚約者候補だったが、王子が選んだのは侯爵令嬢パトリシアだった。
パトリシアは勝ち誇ったような醜悪な笑みを浮かべた。
辛い日々から解放されたルーシャは幸せになり、王子とパトリシアは後悔する
ことになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 12:16:59
19781文字
会話率:23%
ーー前世を忘れた侯爵令嬢は、前世に縛られ続ける王太子の一途な想いに気づけないーー
エレノーラは凛と美しく淑やかで、王立学園に通う生徒の誰もが憧れる存在。
気弱でいつも人目を気にして胃を痛めて泣いているだなんて、家族と幼い頃からの友人しか知
らない。
想い人である王太子オリヴァーは、いつもエレノーラを特別気にかけ、心に寄り添ってくれる。
エレノーラは母からのプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、オリヴァーの婚約者になれるよう精一杯努力を続けた。
────彼の心の中には、自分ではない大切な人がいると、ずっと前から知っているけれど。
(すれ違う二人の物語、全25話予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:06:20
88846文字
会話率:25%
『白百合には黒い薔薇が潜んでいる』
そんな噂が社交界では囁かれている。
トラブル体質でありながらも、『白百合の君』といわれるほどの非の打ちどころのないリュミエット・ミラード侯爵令嬢。
そして、そんな彼女の傍にいつも控える専属執事・通称『黒
薔薇』ギルバート。
見目麗しい主従関係のこの二人にはある秘密がある。
それはお嬢様であるリュミエットが数百年も存在を確認されていない『聖女の力』を持っているということ。
それを知っているのは、専属執事のギルバートだけ──。
お嬢様×執事のちょっぴり危険で淡く甘い恋物語。
※この小説は他サイトでも公開予定です(小説家になろう先行公開です)
※以前投稿した短編版を改稿して長編化しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 07:00:00
8761文字
会話率:40%
「エリゼ、お前とは婚約破棄させてもらう」
「はい、承知しました」
「い、いいのか……?」
「ええ、私の『呪い』のせいでしょう?」
エリゼ・グローヴは自身の『呪い』のせいで、何度も婚約破棄される19歳の侯爵令嬢。
家族にも邪魔と虐げられる存
在である彼女に、思わぬ婚約話が舞い込んできた。
「ヴィンセント王から婚約の申し出が来た」
「え……」
若き25歳の国王からの婚約の申し出に戸惑うエリゼ。
だがそんな国王にも何やら思惑があるようで──。
自身の『呪い』を気にせず溺愛してくる国王に、戸惑いつつも段々惹かれてそして、成長していくシェリーは、果たして『呪い』に打ち勝ち幸せを掴めるのか?
一方、今まで虐げてきた家族には次第に不幸が訪れるようになり……。
※以前投稿した際よりブラッシュアップして、年齢などの設定を微調整しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 16:14:53
28249文字
会話率:51%
「リーディア、僕と婚約してくれないか?」
「エリクさまの婚約者になれるなんて夢のようですわ。喜んでお受けいたします」
14歳の時に侯爵令嬢リーディアは王太子エリクの婚約者となって、19歳の現在妃教育を受ける日々。
公務で忙しいエリクに寂し
さを覚えながら、一途に彼を思い続け、そして彼もそんなリーディアを可愛がった。
そしていつものように仲睦まじく話していたところ、事件は起きて……。
※短編で書ききれなかった部分、そしてそのあとのお話を書いていきます
※短編をお試しに読んでからでも大丈夫です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 07:00:00
62851文字
会話率:46%
世界が一変した。
隣国との戦争で国が無くなった。
元国王の右腕だった父上のおかげで、我が家は取り潰し。
両親は処刑され、私は奴隷に。
「……その女を買う」
奴隷市に出されたその日に私を買ったのは、新国王だった――――。
******
閲覧ありがとうございます!
またギリギリなとこ攻めてるね……頑張れよ……そんな感じでブクマや評価などしていただけると、笛路が喜び舞い踊りますヽ(=´▽`=)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 07:10:00
21046文字
会話率:36%
良く分からない罪を擦り付けられ、断罪された侯爵令嬢のナタリー。
六年前から『引きこもりの醜い獣』と揶揄されている辺境伯へ無理やり嫁がされることに――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などなど、いただけ
ますと作者の励みになり、小躍りしまくりますですヽ(=´▽`=)ノワハーイ♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 08:10:00
5716文字
会話率:52%
断罪されたうら若き令嬢は、無理やり老齢の公爵の後妻にされた。
公爵家に到着して知る事実。
それは、公爵様は今夜にも亡くなるだろうということ。
公爵の息子より伝えられた『明日には未亡人になるだろう』という言葉に、コルネリアは申し訳なく思ってし
まう。
『せめて、心穏やかに過してほしい』と。
コルネリアの想いは、運命を動かしていく――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などいただけますと、作者のモチベに繋がりますです!ヽ(=´▽`=)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 14:07:32
4935文字
会話率:42%
第一王子に婚約破棄され、浮気相手であるアルメリアの殺害を阻まれたカトレア=クンツァイト侯爵令嬢。 の隣で弁当を食べる事になって……
※遅筆による思い付き発進なため、更新が非常にナメクジです。 現在3話までしか仕上げてないので、月1更新
を考えてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 19:27:51
35911文字
会話率:31%
少年は、とある事件がきっかけで、それまで身命を捧げて仕えていた主人に捨てられてしまう。島流にされ、牢に閉じ込められた少年は、絶望の淵に沈み、少しでも早い終わりだけを願っていた。……だが、彼の数奇な運命はまだ、始まったばかりだった。
※以下ややネタバレ。
タイトルで大体お察しかと存じますが、主従、異世界、陰陽師、貴族社会etc……などなど、好きな設定をごった煮にしたような作品です。基本は主人公とヒロインの関係性を描きながら、群像劇的に物語を進めていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 19:00:00
129242文字
会話率:59%
前世で喪女だったことを後悔したわたしは、絶世の美少女・侯爵令嬢ココレットとして転生する。
しかし転生したのは、男性のみ美醜逆転の異世界だった。
美女の基準は前世と同じなのに、男性はオーク顔こそが美しいってどういうこと!?
そんな異世界でも自
分好みのイケメンをゲットしたいココレットは、王宮のお茶会で『異形』と呼ばれる第一王子に出会い恋に落ちる。
オーク顔の第二王子に愛を囁かれたり、公爵令嬢にからまれたり、義弟ができたり、学園では男爵令嬢に出会ったり。
色々ありながらも、まわりまわって第一王子を悲劇の運命から救っていくココレットの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 08:00:00
376567文字
会話率:35%
目が覚めたら、乙ゲーの『プラトニックラバーズ』に似た世界だったーーーーー
エロ無し、超ー純愛ラブ!
王子は清純なヒロインアンリ(勿論下級貴族の男爵令嬢)にラブきゅんし、婚約者の豊満美女の悪役令嬢役のアディル(お約束の侯爵令嬢)との婚約破棄を
ーーーーー
その噂がアディルの耳に入り、ヒロインアンリを虐めまくるストーリーで王子とヒロインは更にラブきゅんしちゃいますーーーーー。
実はーーーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 19:10:00
10059文字
会話率:26%
「せっかく聖女を誕生させたのに、邪悪な魂に乗っ取られて世界を滅茶苦茶にされたんですよ。だから特に可哀想な目にあっていた侯爵令嬢を起点に世界を巻き戻したら、今度はブチ切れの侯爵令嬢が世界を滅ぼしちゃって…。もう一回巻き戻すからその前に、お前ら
ちょっと話し合え!って異空間に閉じ込めてみました☆」
光の一族の証言より。
なお、名前だけでこの人は登場しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 17:10:12
9984文字
会話率:65%
人間族の侯爵令嬢ラーライラは、獣人族の王子ギルディスに嫁ぐことになった。わがまま放題の公爵令嬢の、替え玉として。
緊張しながらやってきた彼女を、しかしギルディスは冷たく突き放す。自分を見下したようなその態度にかちんときたラーライラだった
が、彼女は少しもめげることはなかった。彼女は積極的にギルディスに近づき、無理やりに距離を詰めていく。
そうして偽の花嫁として、彼女はギルディスと暮らしていた。しかしギルディスにも、隠し事があった。彼はその体ゆえに、獣人族では軽んじられる存在だったのだ。
互いに後ろめたさを抱えながら、二人は日々を過ごす。ところがある日、ラーライラが倒れたことをきっかけに、ギルディスが口を開き……。
これは、生まれも育ちもまるで違う二人が互いを受け入れ、手に手を取って障害を力ずくでぶち破っていく、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 12:13:27
140605文字
会話率:44%
侯爵令嬢だったジュリエッタは、ただ一人森の中にいた。彼女は婚約者だった王子に濡れ衣を着せられてしまい、罪人として辺境の森に追放されてしまったのだ。この森には恐ろしい魔物が棲むと言われている。きっと王子は、彼女がここで失意のうちに命を落とす
ことを期待したのだろう。
しかしジュリエッタはめげなかった。王子には秘密にしていたのだが、彼女には前世の記憶があったのだ。前世の彼女は、小さな村で暮らす薬師の娘だった。その記憶を活用すれば、この森でもきっと生きていける。そう確信した彼女は、笑みを浮かべながら新たな生活を始めていった。
そうしてつつましくも元気に暮らしていたジュリエッタのもとに、思いもかけない同居人が転がり込んでくる。それが運命の出会いだったのだと、彼女が気づくのはまだ先のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 12:19:54
654937文字
会話率:41%
とある町の劇場で暮らす歌姫クラリッサ、彼女は元侯爵令嬢だった。両親を亡くしたことをきっかけに、権力を狙う親戚たちによって、彼女は生まれ育った屋敷を追い出されたのだ。しかし彼女は、今の暮らしを気に入っていた。自分の歌で、たくさんの人を感動さ
せられる。普通の令嬢として生きていたら、こんな喜びを知ることはなかった。
けれど困ったことに、ある伯爵家の令息が彼女を見初めてしまう。女癖の悪い令息に目を付けられた彼女の窮地を救ったのは、物静かな旅の青年だった。
しかし結局、そのもめごとのせいで彼女は劇場からも追い出されることになる。これも何かの縁と、青年と二人であてのない旅に出たクラリッサ。そうして彼女は、旅の中で様々なものと出会っていく。しかしその結果、彼女は国をひっくり返す騒動の発端となってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 12:17:47
107943文字
会話率:43%
主人公のフランシェ・ド・フランシス侯爵令嬢は王太子から理不尽な理由で婚約破棄されるが、密かに喜んでいた。
それと言うのも、王太子の悪評は上位貴族では有名な話。王太子と婚約など罰以外何物でも無い状態。
それを知らぬ、男爵令嬢のリリアがフランシ
ェを陥れ自分が王太子妃へと画策したのだ。
フランシェは喜んで婚約破棄を受け入れたが、余計なことに辺境の男爵と噂される者との婚約を命じられてしまった。
辺境の男爵とは、辺境の領地で貧乏で醜悪な顔で冷酷でマナーの悪い粗悪な者と噂されていた。
しかし、実際に男爵家に着くと、そこには大きな体格で、筋肉質な逞しい姿、顔立ちは整った誠実そうな青年が出迎えてくれた彼こそが辺境の男爵、グララド・ターシュエル男爵であった。
二人で領地改革を進めながら暮らし始めたが、ある事件でフランシェの聖女としての素質が開花し領民に聖女としてあがめられるようになった。
一方、王太子とリリアの評判は非常に悪く、焦った二人と側近たちはリリア聖女計画を発動する。リリアを聖女として嘘で仕立て上げたのだ。
そこにタイミング悪くフランシェの聖女の話が広がり始める。焦った王太子とリリアはフランシェとグララドを王城に呼び出し、諮問委員会にかけるという体裁で軟禁した。
その時、グララドの領地に接する暗黒の森からスタンピードが発生し魔物が王都に向かって押し寄せ始めたのだ。
魔物を討伐していたグララドを王都に連れて来ていたため、魔物を抑えれる者が居なくなり王都にまで向かってきたのだ。
グララドとフランシェを軟禁し悦に至っていた王太子とリリアであったが、自分たちの行いがこの事態を招いたことを知り愕然とする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 09:10:00
121657文字
会話率:42%
ビリジアン王国王都の片隅に、赤髪の女性店主が営む小さなパン屋『麦の家』はある。
半年前に開店してからというもの、あっと言う間に人気店となり、これまで 【この世界】には存在しなかった柔らかいパンは多くの客を魅了している。
『麦の家』の店主ベ
ルは、実は前世の記憶を持って生まれたセルリアン王国の元侯爵令嬢であった。
自身がこの世界の悪役令嬢だと分かっていたベルは、どうにか悪役令嬢としての顛末から逃げようともがき、最終的に最悪のシナリオを阻止することができ、今は平民ベルとして新しい人生を歩もうと奮闘する日々だ。
ただのベルとしてこの異世界生活を楽しもう!
異世界、前世の記憶持ち、悪役令嬢、乙女ゲーム。
そんな煩わしい物から逃れて大国ビリジアン王国へとやって来たベルは、やっと自由の日々を手に入れ、前向きに生きるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 20:51:27
393868文字
会話率:25%
「ミセル様、婚約を破棄していただけませんか」
「…………は?」
乙女ゲー厶「ホイール・オブ・フォーチュン 〜運命の輪〜」の世界に入り込んでしまった城之内未来。自身の死の運命を回避するため、侯爵令嬢ナタリー・モードゥスとしてループを繰り返す
。
▶来世を始めますか?
「塔の正位置。全ての努力が無に帰しました。自分を見つめ直した方がよいでしょう」
彼女は死の運命から脱却できるのか。
「ここは、あなたが来ていい場所ではありません。汚れて堕ちて……もう戻れなくなってしまう」
「一緒に地獄へ落ちましょうか」
協力を仰いだ王子の護衛執事、イグニスとの未来は――。
「全てのあなたを見ていたかった」
※ハッピーエンドです。
※10話目以降は火木土の週3更新となります。
※私の作品は基本みんないい子ですが、今回は名前も出てこない脇キャラのみ悪い人も登場します。
※他サイト様にも掲載中
※別作品、書籍化しています。そちらもぜひ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 19:05:16
83023文字
会話率:52%
ラグナルシア王国の名門校である王立魔法学園。そこで第一王子であるロイド・ジルベールと侯爵令嬢ミリア・インファニティは小さな恋を育んでいく。
「今日の君も可愛いね。これから何年も一緒に学園にいられるなんて、君と同じ学年でよかったよ」
「も、
もう。ロイド様ったらいつもそんなこと言って」
ただしそれは――、ある一室での記憶を封じられたままでの、お遊戯だ。
「あんたなんて、地獄に落ちればいいのに」
闇をはらむ二人の恋は、どこへ向かうのか。
※柴野いずみ様主催の「匿名両片想いな二人短編企画」参加作品です。3000〜5000字の短編企画だったので、両想いハッピーエンドまで加筆してこちらに載せます。
※別作品、書籍化とコミカライズしています。そちらもぜひ☆
※他サイト様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 20:15:34
7036文字
会話率:45%
異能の血筋と言われる花月院侯爵家に生まれた私は、異能を発現せず家族から無視され屋敷の一角で幽閉されていた。
いつか自由になる日を夢見て暮らす私に、ある日のこと、無情にも父は豪商当主の後妻になれと命じる。
帝の皇子に見初められた妹が後宮で寵妃
になるための援助を受ける代わりに、無能な娘を厄介払いするつもりらしい。
見知らぬ年寄りと結婚か、それとも家を出られないまま自害するか。
二択を迫られた私は、腹違いの妹の幸せのため結婚することを選択した。
しかし輿入れ当日のこと、屋敷を覆う黒い雲とともに大きな獣が現れる。
「その娘、我が生贄、我が花嫁とする」
そう告げた獣によって攫われた私は、宙に飛ばされ意識を失う。
目が覚めた私を待っていたのは、忠犬のような神様によるとろけるような溺愛だった――。
不遇な侯爵令嬢と愛情深いわんこ系忠犬メシウマ神様による異種恋愛婚姻譚。
思いあう二人は無事に都を狙う悪を倒し、平穏を手に入れることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:10:00
55121文字
会話率:36%
聖女とドラゴンが守る国に住む侯爵令嬢のアリス・ルードベルトは両親の操り人形であった。自由に生きる青年 ヒースクリフとの出会いにより生きることの喜びを知っていくが、再び操り人形としての人生を強いられる。お互いの幸せのためにと別れを告げ、芽生え
た感情を殺して生きていく。
再びヒースクリフと出会ったとき、彼は死の間際に「心から愛している。」とアリスへ告げる。失ってから気づいた愛という感情をくれた彼を救うために過去へ戻り、彼の死を回避しようと奔走するが自分の知らなかった彼の姿を知っていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 17:00:00
123960文字
会話率:22%
平和な学園の卒業式、突然あらわれたイケメン王子様!
「君が侯爵令嬢だな?俺は、君との婚約を破棄することにした!」
ええっ! 嘘でしょ!!
こんな王道ロマンスドラマの冒頭みたいな展開なのに……人違いされてるなんて!
あたしはただのド平
民、地味顔モブ体型ですがなにか?
どうすりゃいいんだこの状況、から始まる小さな恋っぽい物語。
(ていうかギャグコメディ)
こちら、同タイトルの短編を6万字ほどの中長編に拡大したバージョンです。毎日投稿で一週間ほどで完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 10:10:00
51317文字
会話率:44%
平和な学園の卒業式、突然あらわれたイケメン王子様!
「君が侯爵令嬢だな?俺は、君との婚約を破棄することにした!」
ええっ! 嘘でしょ!!
こんな王道ロマンスドラマの冒頭みたいな展開なのに……人違いされてるなんて!
どうすりゃいいん
だこの状況、から始まる小さな恋っぽい物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 10:50:01
5070文字
会話率:31%
この国には三人の王子がいる。
第一王子のアランは王太子として国王を補佐し、妻子とも円満な関係を築いていた。
第二王子のレオは武闘派の誉れ高く、幼馴染である侯爵令嬢と婚姻が決まっている。
第三王子のロビンは明るく素直な人柄で人気も高く、学園一
の才女と呼ばれる伯爵令嬢ソフィアと婚約していた。
無事に挙式を終えた半年、その二組の夫婦はほぼ同時期に妊娠し、国を挙げてその慶事に沸きあがっていたが、第二王子が国境で勃発した小競合いを収めるために城を留守にしていた時、
第二王子妃ブリジッドを誘い、王城近くの湖に来ていた第三王子ロビンとその妻ソフィアが、反国王派の刺客に襲われるという事件が起こった。
刺客が狙ったのはブリジッドで、それを庇おうとしてソフィアが前に出た。
バランスを崩したブリジットが湖に落ち、その間にソフィアは刺されてしまう。
流産したソフィアの目の前で、ソフィアの夫であるロビンと第二王子妃が仲睦まじく寄り添う姿を見て全てに絶望したソフィアはバルコニーから飛び降りてしまう。
自分の人生の走馬灯を見ながら死を受け入れたソフィアが目を開けると、結婚式の十日前に戻っていた。
自分が死にたいと思うほどのあの事件の真相を追及するべくソフィアは動きだす。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 21:00:00
175119文字
会話率:54%
政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。
辛い教育にもよく耐え、あまり学園にも通学できないルルーシアだったが、幼馴染で親友の侯爵令嬢ア
リア・ロックスの励まされながら、なんとか最終学年を迎えた。
やっと皇太子妃教育にも目途が立ち、学園に通えるようになったある日、婚約者であるアマデウス皇太子とフロレンシア伯爵家の次女であるサマンサが恋仲であるという噂を耳にする。
アリアに付き添ってもらい、学園の裏庭に向かったルルーシアは二人が仲よくベンチに腰掛け、肩を寄せ合って一冊の本を仲よく見ている姿を目撃する。
風が運んできた「じゃあ今夜、いつものところで」という二人の会話にショックを受けたルルーシアは、早退して父親に訴えた。
しかし元々が政略結婚であるため、婚約の取り消しはできないという言葉に絶望する。
ルルーシアの邸を訪れた皇太子はサマンサを側妃として迎えると告げた。
ショックを受けたルルーシアだったが、家のために耐えることを決意し、皇太子妃となることを受け入れる。
ルルーシアだけを愛しているが、友人であるサマンサを助けたいアマデウスと、アマデウスに愛されていないと思い込んでいるルルーシアは盛大にすれ違っていく。
果たして不器用な二人に幸せな未来は訪れるのだろうか……
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140955文字
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ゴールディ王国第二王子アルバートの婚約者であったローズ・ブラッド侯爵令嬢が、交易拡大の条件の一つとして隣国に嫁ぐことが決まった。
優秀ではあるが、側妃腹である第一王子との次期王争いのため、第二王子アルバートの婚約者を急いで決めたい生母である
王妃の策略により、家格的に見合う未婚女性としてブロン侯爵家の長女シェリーが選ばれる。
シェリーにはイーサンというシルバー伯爵家嫡男という婚約者があり、半年後には結婚する予定だったにも関わらず、王妃の願いにより王命という形で、第二王子との結婚を押し付けられてしまう。
愛し合うシェリーとイーサンは泣いて抵抗するが、騎士として王宮に勤めていたイーサンに辺境の戦地へ送られてしまった。
シェリーの輿入れ準備が進む中、イーサンが戦闘中に死亡したという情報がもたらされた。
全てを諦めたシェリーは第二王子妃となり、王子妃業務に忙しい毎日を受け入れた。
ある日、隣国皇太子と離婚したローズもいつの間にか戻っており、アルバートと逢瀬を重ねているという。
その後、あれほど愛していたイーサンが生きていることを知ったシェリーは激しく動揺するのだった。
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