僕の名前は、マート。2年前にひょんなことから軍属になることになった。と言っても、見習いから。だったんだけどね。18歳になって成人したからという理由で、正式に軍に所属。なんか、直属の上官の隊長殿からは、『穀潰し』なんて呼ばれてはいるのだけれど
…。
成人する前の記憶がさっぱり抜けているんだけれど、そんな僕を拾ってくれたのが、この地方軍の将軍。まっ…最初に拾ってくれた人が、トップで本当に【運】がいい!
そんな僕が進んでいく、物語。この先どうなるか…【運】次第だね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 23:36:49
35457文字
会話率:82%
異世界から漂流してきたクオンという少年がいた。
この世界に迷い込んできた時は、若干5歳であった少年も今や成人し、世界で3本指に入る冒険者に成長していた。しかし、漂流者と言うこともあり、知己の友人が少ない(友人の居る場所が限定されている)ため
、ソロの冒険者として活動していた。
「生活に役立つ遺物を見つけるのが俺の役目!」
と言う口癖の元活動していることもあり、人気はあるのだが・・・。警戒心が人一倍強い人間でもあった。
「まぁ・・・こっちに来て直ぐあんなことがあれば・・・ね・・・」
そうは言っても、色々な騒動に巻き込まれていくクオン。
めげずに、挫けずに自分の意思を貫けるのか?
「───ククク・・・クオンには何足も草鞋を履いて貰わねばな」
「───っ!なんか悪寒が・・・」
彼の忙しい毎日が幕を開ける・・・。
基本的に週1回の更新を予定しています。完全新作です!エルフの息抜きにと考えて投稿しました!
文字数は少なめで行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 12:00:00
46110文字
会話率:67%
かつて創造神は言った。「光あれ」と。
そして光が生まれた。と同時に影ができた。創造神の失態である。
光は善神に影は悪神へと変化していった。両者は互いに憎み合うようになり宇宙は混沌に陥った。
創造神は言った。「なんか思てたんと違うな。せや
!君らが仲良くするための場所作ったる」と。
そのようになった。これが後に地球と呼ばれるガイアである。
しかし、生まれたばかりのガイアは赤く燃え上がるだけの死の星だった。
創造神がふんっ、と力を込めると火は大地に潜り地上では緑が生い茂り生命溢れる青の楽園となった。
創造神は言った。「ここは楽園やさかいケンカは絶対に御法度や。んじゃ、ワシ疲れたからしばらく寝るわ」と。
創造神はお休みになられた。
それから暫くの間は平穏が保たれていた。
ある時、悪神が言った。「なんか最近つまんねぇな、よし蛇使って人間たぶらかしたる」と。
そのようになった。
堕落した人間は楽園から追放され、善と悪の戦争の火蓋が切って落とされたのだ。
結果、楽園は失われた。
時が経ち創造神は目覚められた。
創造神は唸った。「なんなんこれ、何してるんや君ら……え、悪神が先に手出したん?しゃあない、悪神懲らしめたろか」と。
そのようになった。
結果、物質世界で一方的な不利を強いられていた善神サイドが持ち返し悪神サイドが追い詰められていった。
………
………………そして、世界に平和は訪れなかった。
人の世はいつだって激動の時代を迎えてはその都度、力ある者によって切り拓かれてきた。
時に英雄が、覇王が、賢者が生まれては歴史に爪痕を残し時代を、天を動かし消えていった。
そして飢餓、疫病、戦争を克服しつつある現代。
ある少女がいた。
その身に大いなる天命を宿しこの世に生を受けた者である。
幼い頃から母と二人で暮らし決して裕福ではなくとも幸せに暮らしていた。しかし母は他界し少女は一人取り残されてしまった。
なぜ人は生きるのか、幸せとはなんなのか、死とは救いたりえるのか。
これはある少女が出会いと別れを通じ世界の理を暴く断章を紡いでいく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 22:51:43
2206文字
会話率:22%
勇者パーティーの荷物持ちである男。
勇者からパーティーを追放されて死ぬことが分かっている彼が、死なないために勇者たちを仲違いさせようと行動を起こす。
それは、ハーレム勇者の恋愛事情を明確にすることだったんが……。
果たしてこの男は、
死なない未来を勝ち取れるのか?
みたいな作品でもあります。
本来は、ちゃんとした異世界追放ものを書きたかったのですが、なんかよくわからない作品になってしまいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 09:43:31
2206文字
会話率:57%
ある〜ひ〜♪森の中〜♪くまさんに〜♪出会った〜♪花咲くも〜り〜の〜み〜ち〜♪くまさんに〜出〜会った〜♪
キーワード:
最終更新:2024-10-13 00:36:33
3610文字
会話率:36%
「貴女はこの世界を司る女神の候補に選ばれました」
私はライバルに打ち勝ち、女神試験に合格すべく、育成に着手することになった。
「これから担当地域の文明を発展させてください」
待って!
依頼元が惑星開発委員会!?
育成対象がこの星の知
的生命体???
乙女ゲーム転生ってこういう感じじゃないよね!?
ーーー
無茶振りされた主人公が、9人の人工知能イケメン達にサポートされながら、大陸を発展させます。
乙女ゲームの原点に回帰……しようとして明後日な未来にすっ飛びました。
ーーー
なんかすっごくSFっぽい気もしますが、ジャンル別おすすめキーワードタグを選んでいたらSFじゃなくて異世界恋愛ジャンルになったので、異世界恋愛ジャンル読者向けなんじゃないでしょうか!?
愛だの恋だのに時間も種族も関係ないんだよ!!
……恋愛相手を種族から育成するのって光源氏どころの話じゃないですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 20:13:47
42756文字
会話率:40%
悪役令嬢ものに転生しました。
面倒事は嫌なので、ひたすら大人しく、可能な限り常識に配慮して行動したものの、状況は好転せず、ストレスフルな日々を過ごすこと1年。
今日はとうとう婚約破棄による破滅の日です。
……逃げていいですか?
ーーー
異
論を挟ませず逃げる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 19:00:00
5757文字
会話率:26%
某アニメの影響か、バイクに乗って旅をするかっこいい女性に憧れてしまった女の子は、入念?な旅の準備をしました。
外国語を習い、護身術で太極拳を習い、バイクの免許をとり、日本文化も知らなければと茶道まで習った女の子は、大学時代に塾講師や家庭
教師で貯めたお金を持って念願の旅に出ます。
そして、辿り着いたのは何故か異世界。
これは異世界転生ファンタジーのパターンかと喜ぶものの現実は甘くなく、チートどころかマイナス・スタートで、問題だけが突きつけられます。
えぇ?!言語チートは?!チートな魔力は?!なんか周りの貴族の視線、怖いんですけど?!
言葉を覚えて魔法も勉強して、側近も育てなきゃだし… 学校作って領地も発展させて、とにかく自分の立場を安定させる!!
気がつけば救国の英雄、国の重鎮(でも、本人に自覚なし)、国王すらも手を出せない存在になっていて…
何とか異世界を生き抜こうとがんばる女の子の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:17:58
907595文字
会話率:13%
わたしは、心からの幸せを噛み締めていた。あの時までは……。政略結婚ではあるけれど、わたしはとっても優しくて気が利くラルフ王子に心を奪われていた。だけど、盛り上がっている学園祭真っ只中で、その時は訪れた。ラルフ王子に声をかけられ、校舎裏へ来て
欲しいとアプローチを受けたのだ。もしかして政略結婚なんかの影響じゃない本気の告白かななんて、胸を躍らせたわたし。だけどそこにいたのはラルフ王子に腕を絡ませた妹のリアラだった。ラルフ王子はどうやらリアラの色仕掛けに嵌ってしまったらしい。案の定ラルフ王子から、婚約破棄を突きつけられたわたしは、泣き崩れる事になる。でも絶対この報いは受けてもらう……報復を心に誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:13:16
4999文字
会話率:18%
王国貴族学園魔術教師ケルトは、頭を抱えていた。
彼は、王国宮廷魔術師であり、今は一線を退いてはいるが、そのまま王国管理下の貴族学園臨時教師の仕事を兼任していた。じっと見つめる先は、初等部4回生の課題の答案だった。
課題は『自分のアピール
ポイントについて、簡潔に書いて下さい』
臨時教師だからと言って、今の仕事は生きがいであるし生徒たちとの交流は楽しい。
無下には出来ない。一人一人丁寧に添削し、自分なりの評価コメントなども個々に入れていた。
ただでさえ時間はかかるのだが、満足感は格別だった。
――だが、一人の生徒の答案の前で、彼は必死に悩むことになったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 19:19:54
5663文字
会話率:18%
真面目な性格で周りを気にして常に生きている 29歳独身 れみ。
新卒で入社した会社で真面目に仕事に取り組んでいきたが、気がついたら周りは結婚していき一人ぼっち。
それそろ新しいものを目にして変わらないと、と仕事を辞めた。
その日の夜、れみ
は不思議な喋る宝石を手にしてしまい、真面目すぎるが故に焦りっぽくその宝石の言葉を受け入れ、その宝石と共に『自分(れみ)の為に出来た世界』に迷い込んでしまう。
でもその宝石は実は自分とは真反対の性格の
自由に生きてるテンションの高いギャルJKで…。
ド真面目アラサー×派手ギャルJKの異世界(!?)ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 07:41:34
6972文字
会話率:24%
頭をぶつけたと思ったら星と一緒に見慣れない景色が!いやあれ見たことある!まさか前世の記憶!?なんか頭打った相手も知ってるやつだし、というか一緒に死んだやつだ!ふむ?話による乙女ゲームの世界だとか。そんなのオタクとして行くしかないよなー!って
きたはいいけどなんか視線多くない?なんで?
小さい頃から周囲がイケメン、美女すぎて自分の見た目感覚がぶっ壊れてる2人が乙女ゲームの舞台で意図せず大暴れ(半分意図あり)
設定としてかなりベタなのでもし内容被りがあった場合削除か内容変更をするかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 07:05:34
256011文字
会話率:62%
警察庁特殊課にはコールドケース(迷宮入り事件)を扱う部署がある。
しかし迷宮入り事件は実は解決済みで、山吹と笛吹のコンビは証拠品の承認・保管が仕事である。事件概要を確認し、資料や証拠品を管理する。
数多くの事件を見ていくうちに共通点が見え始
め、怪異をもたらしている存在をつきとめる。
普通の刑事と思いきや、二人ともなんかいろいろと器用。器用というか、珍しいというか。
普通じゃないというか。
基本は会話形式で二人が淡々と会話をして事件をひも解いていく話。徐々に「敵」が見え始め終盤になると少しバトル要素が入ります。
ガッツリ推理ものミステリーではなく現代ファンタジー、オカルト系です。ありそうでなさそうな都市伝説をなぞっていくような感じです。
エブリスタに掲載(完結済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 06:24:31
176010文字
会話率:65%
男は燃えている(物理的に)人体発火現象のようだが、男がピンピンしている時点でなんか違う気もする。
でも、この男、今の暗い日本を明るく照らしてくれるかもしれませんよ?
燃えてる男と彼に服を売る古着屋店員のコメディ。
この作品はエブリスタにも
載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 16:25:35
6354文字
会話率:61%
企業戦士として毎日仕事と戦っていた空野貴志(そらのたかし)は、久しぶりの休日を過ごしていた。
散歩をしていて何気なく空を見上げると、なんと少女が空から降ってきたのだ。
むにっという豊満な”それ”に押しつぶされた貴志は、そのままの勢いで少女を
お持ち帰りすることに。
半裸の少女は聞き慣れない言語を喋り、文明に目を丸くしていて。
車すら知らない少女を見て、やがて貴志は彼女が異世界から来たのだと確信を深めていく。
そして行くあてがないなら仕方がない、と少女アイリスとの同棲生活が始まった。
元の世界で虐げられていたアイリスは、こっちの世界の生活が最高に楽しくて、幸せ。
アニメにはまったり、美味しいご飯を食べたり、お菓子作りをしたりで毎日が大忙し。
フィギュアやぬいぐるみも大好きだし、おしゃれだってしてみたい。
ついついまんじゃらけで本を買いすぎちゃうのは御愛嬌。
スポーツ観戦や、温泉だって行きたいし……アクティビィティ?なにそれ!楽しそう!
アイリスはこっちの世界でまだまだやりたいことがいーっぱい。
貴志はそんなアイリスをみて、つらく灰色だった日々が少しずつ色づいていくのを感じはじめていた。
けれど可愛くて愛嬌のあるアイリスを側で見ていると、自分なんかじゃ釣り合わないんじゃないかとも思い始め……。
これは異世界の姫と、生きるのに疲れていた企業戦士の甘酸っぱい日常の記録。
※ポロリもある……っ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 22:01:34
67137文字
会話率:39%
幼稚園の運動会を見ていた5歳の女の子は
アビストとゆう殺し屋組織に誘拐されたが、
なんか楽しく女の子が求めていた、
普通の(普通ではないけど)日常をおくる、
日常コメディー(になるのか?よくわからん)
最終更新:2024-10-11 19:38:24
21695文字
会話率:41%
生きれば生きるほど、食うことに飽きて、景色に慣れて脳が死ぬ。
退屈な人生と世界に嫌気が差して、変わるきっかけを求めていた俺はある日、クラスメイトの吉田結菜が魔法を使い暴漢を倒しているところを目撃した。
俺の人生を変えるには吉田結菜の
運命に縋るしか無い。けれど彼女はため息をついてこう言った。
「魔法なんかあっても、世界は変わらない」
変わりたいという願いが二つの世界を繋いだ青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 18:30:00
80541文字
会話率:39%
ただの欲求不満です。
なんか書きたかったから。
キーワード:
最終更新:2024-10-11 06:34:45
531文字
会話率:6%
毎日コーヒーを飲まないと離脱症状が出て気分の凹む筆者が
健康に良い生活を送っても効果がなく
一向に気分が持ち上がらない時
なんか知らんけど
とりあえず文章を書こう
と思って書く文章
エッセイと言うより私小説に近いのだが
ジャンルが存在しない
のです
人生の表層を滑って行く
色んな他人達との思い出の記録かもしれない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 20:06:15
79494文字
会話率:25%
去年「話好きな公園管理のおいちゃん」に遭遇してしまってから、梅の花を撮影に行けなくなってしまいました。
おいちゃんの話では、カメラを持ってる奴の中で子供を撮影したりする輩がいるから警戒していると言って居たのです。
その時、梅を撮りに行ってい
た僕はカメラを持っていて、公園は子供がめっちゃいっぱいいて、特に子供は撮ってないけど…なんか警戒されてる?
と思ってから、すっかりその公園が怖くなってしまいました。
今年も、話好きなおいちゃんはガンダムに乗って発進しているのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 18:10:35
1131文字
会話率:0%
貴族令嬢に転生しました。断罪・処刑コースの人生を回避すべく、お友達と協力していたのですが、いつのまにか、雪だるま式に事態が大きくなり、国をも揺るがす陰謀に巻き込まれるのでした。
最終更新:2024-10-10 18:08:41
529513文字
会話率:49%
セラフィの経歴はかなり珍妙だ。元々は裕福な男爵とその愛人の間に生まれた娘。お次は母である愛人が男爵家の後妻になった事による、男爵家の次女という立場。さらに次は、異母姉の婚約者が彼女に一目惚れをした事により、異母姉と立場が入れ替わった事による
、公爵家次男の婚約者。果ては貴族学校で彼女を気に入った王子によって、王子の真実の愛の相手。結果セラフィはよくある婚約破棄とそれに伴うざまあな断罪によって、坂道を転がるように男爵家からも追い出され、絶縁された王子様と二人身を寄せ合って、辺境の土地で貧乏な生活を送っていた。セラフィはそれでも、めげなかった。愛してくれる人がいるのだから。愛してくれる人のためにご飯の代金を稼ぐのだ、と可憐な容姿がみすぼらしくなるほどがんばって、日々を生きてきていたのだ。だがその生活は、王子が王家に呼び戻された事で唐突に終わりを迎え、セラフィだけが、辺境の土地で貧しい生活を送る事が決定した。王子様はいなくなる時に、セラフィに、「あの美貌も可憐な容姿も見る影もなくなったお前なんか、愛するわけもないだろう、ぼろ雑巾」と吐き捨てて、自分は悪女に騙された被害者という顔をして、ご機嫌で迎えの馬車に乗っていったのだ。「またひとりぼっちになっちゃった」残されたセラフィに待ち受ける未来とは! 王子が呼び戻された理由とは!
よくざまあなお話が終了した後に、断罪されたヒロインに残された道は何なのだ! (ヒロインが屑でも悪でもなかった場合)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 18:00:00
113142文字
会話率:42%
私、光神ひめ。それ以外の何者でもない。どこにでもいる普通の中学生なの。ある日魔王族てっ言う人を食べる怖い怪物に襲われちゃったの! そんな私を助けてくれたのは、闇神刀夜だった。私なんかの100倍強い最強の剣士だった。私は刀夜と共に魔王族を倒す
と決意した。絶対にみんなを助けるヒーローになるんだから!! ゆるふわダークファンタジー、開幕だよ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 16:01:10
29714文字
会話率:64%
楽園編
天使――それは男にとって憧れを通り越して何かよく分からない概念と化した存在。
別に翼が生えている必要もない。輪っかを浮かべている必要もない。ただ魅力的な容姿と性格をしていればそれで天使だ。CMAのヒロインならばそれで天使だ――。
第3次世界大戦末期。精神崩壊を繰り返してCMAをプレイし天使に癒されると言うセルフ治療スタイルを確立した軍人の天之玄咲はCMA――1999年発売のポケットボーイ専用ゲーム【CARD&MAGIC ACADEMIA】の重度廃人だった。
地獄のような現実に耐えかねて、その度に狂気をCMAで抑える日々。
そんな玄咲の人生はある日一発の核弾頭によって唐突な終焉を迎える。死の寸前までCMAをプレイし続けた男は地獄に落ちることを確信しながら爆発に呑み込まれ――。
そして気が付いたらCMAの主人公に転生していた。
カードとそれを読み込み発動するリード・デバイスが起こす奇跡――カード魔法。
そのカード魔法を使って戦う魔符士を育成するラグナロク学園に玄咲もまた主人公として入学する。
玄咲は狂喜し、決意する。絶対ヒロイン――天使とエンディングを迎えると。
少しおかしくなったテンションでストーリー、そしてヒロインのゲーム知識を活用した手堅い攻略を目指す玄咲。しかし転生から数秒後に起こしたある事件によりストーリーは初っ端から大脱線し、絶妙に役に立たないゲーム知識に玄咲は翻弄され盛大に空回りする。
そんな玄咲はある一人の天使のような少女と出会う。なぜか玄咲にやたらと好意的な少女に、段々とヒロインそっちのけで玄咲は惹かれていく。
そしてある時、ついに悟る。
「彼女こそが、俺のこの世界での天使だったんだ!」
地獄編
夢は壊れた。
天使は羽をもがれた。
全て俺が間違っていた。
何もかも全て俺のせいだ。
「この世界は楽園なんかじゃない」
だから、
だから。
だから――
「地獄に堕ちろ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 12:02:01
764790文字
会話率:58%
俺、佐伯。オタクだ。恋愛なんか縁もないと思ってたけどなんか急に告白されたんだが?しかも相手はめっちゃ可愛いし、俺、何かした?
最終更新:2024-10-09 21:37:39
7855文字
会話率:55%