高知県西部、日本最後の清流として近年全国的にその名を知られた四万十川の上流に、湯がヌルヌルしておりその温泉成分の効能にも優れている、と地元でも評判の『松葉川温泉』がある。その源泉発見に纏わる地元の言い伝えを元に書き下ろした短編小説である。旅
の修行僧が、四万十川上流の渓谷の自然とそこに暮らす人びととのふれあいのなかで、人生とは何かを考える。
なおこの短編小説は、自己のブルグ(アメーバブルグ、ブルグ名『ふじとうさくしゅう』、ジャンル区分「エッセイ及び陶芸」)で2回に分けて投稿されたものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-11 13:54:17
6522文字
会話率:55%
会社社長のあたしはいつも昼になると、馴染みのステーキハウスで食事を取る。ステーキのコースものを頼んでいた。今から四十年以上前、高校を中退してアメリカで洋食料理の修行をしてきたマスターは肉を焼くのに慣れているようで、カウンター越しにでもあたし
と会話が弾んだのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-08 16:22:41
2815文字
会話率:72%
来栖(きすみ)天羅(てんら)は頭を抱えていた。約二年前に周囲にも明かさず、突然日本を飛び出し、英国は倫敦(ロンドン)、亡き父の旧友であり、マエストロとあだ名される師の元で修業に明け暮れた。月日は流れ、日本への帰国が決まった直後、修行から解放
され、やっとあの頃の愚かさが呼び起こされる。
「あんたなんか……」
まだまだ青春の暇つぶしとはいえ、真剣に想っていた人に振られるどころから、絶交状態で泣く泣く日本を飛び出したことを。仲直りの仕方は師の妻から教えられた現物主義(プレゼント)。しかし、目的のものは高価で限定品で見つかるはずもない。ついでに帰国直前だというのに、何やら急を要する依頼が舞いこむ。『夜会』という大きなくくりの中に属するがゆえに、日本への帰国は遅れに遅れそうな様子である。
一方、馴染みの『貴族』の相方と、手伝いをしてくれる樞(くるる)師一家の友人(一応元想い人)が帰りを待つ故郷の街でも夜会に属する人々が何やら催そうと画策し始めた。季節は桃の節句。夜の雛祭りは今年も行われようとしているのだが……。
怪盗とは盗みをおかす者とあるが、そうとは限らない。怪人という言葉もある。おかしなことをする連中であるが、言葉のくくりは同じようなものだ。事をより騒がしくするための役割をいつしか貴族が演じだし、それが怪盗怪人となった事象の流れもあるだろう。ようは暇潰しだが、今ではそれを生業とする『貴族』や『怪盗・怪人』などなどが『夜会』という世界で、楽しみあい、泣き笑いあい、そして、時に争いあう。主に生死をかけるのは『怪人・怪盗』だが。
しかし、今回は前哨戦。それ以前に来栖天羅は自分の正体をはっきりさせる必要に迫られることになる。
なぜなら来栖天羅は首猟り尋鬼(くびかりじんき)――名のある怪盗なのだから、正体不明であるがゆえに、自分の正体を確かなものにするには、ただ帰国して故郷に足を踏み入れるだけではいかなくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-15 15:45:50
21973文字
会話率:38%
「ここ数年で最も才能のない探索者」こと主人公のタクト。彼はそんな評価を覆すべく、最強の探索者を決める武闘大会での優勝を目指して迷宮に潜っていた。これは人並み外れた修行とちょっぴりの幸運で強くなっていく少年と、何故かその周りに集まってきた美
少女たちが繰り広げるサクセスストーリー……のはず。
※この小説は少年迷宮記~ドキ☆美少女だらけの探索者ギルド~の改定版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-11 12:08:38
36021文字
会話率:57%
四神獣記外伝。金環山の内側、有情の住まぬはずの黄の地に集い暮らす者たちがいた。彼らは何から逃れるためか生まれた地を離れ、仙を目指し、修行する。その一人である青年ウォンは仲間に明かせぬ、ある秘密を持っていた。ある日、昇仙郷と呼ばれたその郷に、
不思議な旅人がやってきて――
【中編】
※自サイト「鳶の旋回軌道上」と同時掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-02 10:00:00
17596文字
会話率:47%
情報の町から修行のために出てきた助針(じょしん)は盗賊団のレポートを書くため港町に来たが事件に巻き込まれていく…
『黒雪の婚約者』で出てきた盗賊団の、ちょっと前の物語ですが、単独でも読めます。
ストーリーの無償提供しています。詳しく
はHPにて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-27 18:07:31
56837文字
会話率:50%
更なる高みをめざし、俺は武者修行の旅に出る!!
龍族の第一王位継承者である龍乃宮 晃司。
彼は本当の強さを求め、冒険者達が集う都市『オーブシード』へと武者修行の旅に出かける。
そこに待ち受ける試練の果てに、彼は何を失い何を得るのか
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-24 19:00:00
64034文字
会話率:29%
その声が聞こえたのか、唐突に建て付けの悪い戸が開けられて中から小さな娘が顔を出した。迷惑そうな顔をしている。
「お坊さん、中に入んなよ」
伊織の身につけている梵天袈裟も衣もぐっしょり濡れて体に纏わりついている。娘は一瞥して托鉢僧だとわか
ると先回りするように口を開いた。
「家にはお布施になる様なものはないけど、そのままじゃ風邪ひくよ。囲炉裏の火で着物、乾かすといい」
睨むような目をした娘は抑揚のない低い声でそう言うと中へ引っ込んだ。
伊織は自分の手に持っている鉢に目を落とし、苦笑した。最初から布施を期待してここに立っていた訳ではないのだ。それにしても七つか八つ程にしか見えないが、可愛げのないその娘の小生意気な態度に返す言葉が見つからなかった。
「それはありがたい。拙僧は、蓮虎と申す。急に強くなった雨足に難儀しておったのだ」
「朝からあんなに降ってたのに、出かけるかなぁ……」
托鉢修行に出た伊織はひょんなことから小生意気な娘を預かった。その娘を軸に老舗太物屋のお家騒動に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-21 00:00:00
38236文字
会話率:48%
エシラの里で暮らす少年、シエンは次期里長が15歳になれば里の外で2年間の修行の旅をさせる、という掟に従い相棒である精霊、シルヴィを連れて里の外へ出た。
初めて目にする外の世界に困惑するシエン。期待と不安を抱えながら旅を始めた彼は弓を
携えた青年と出会う。
飄々とした青年はシエンが旅を始めた理由を聞き、ある話を持ち掛ける。曰く
「うちのギルドに入らないか?」
―とある世界、ルナティカにおいて四大ギルドの一角とされる人材派遣ギルド、セフュロス。セフュロスの仲間達と共に戦い、泣き笑いする毎日を送るうちに、シエンは己が背負っている宿命を知ることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-14 23:06:29
6919文字
会話率:17%
長い準備期間を経て発動された魔王軍による地上征服計画は着々と進んでいた。
その壮大な計画を実行するにあたり、魔王が処理すべき案件は多い。部下の扱いをはじめとする組織運営、複雑な政治事情、行動の予測できない数々の冒険屋たち。魔王は多くの苦
労と努力を乗り越えながら、自軍のみならず敵についても共に最小の犠牲で、そして最大効率の方法を模索しつつ、征服を進めていた。
一方、辺境にてある15歳の少年が立ち上がった。自ら「勇者」を名乗り、「魔王を斃す」と嘯く実力に見合わない自信など奇異な言動の目立つ彼だが、彼の周りでは当たり前のように「奇蹟」が起き、彼を味方していた。「愛と勇気で何度でも立ち上がる」「ピンチになると覚醒する」「短期間の修行で劇的に強くなる」そんなふざけた奇蹟が。
世界を征服しようと、そしてそれだけの力を持つ魔王軍は、たかがティーンの少年たちにその運命を狂わされることになる。世界中が、大した理念も信念もない少年によって汚染されようとしていた。戦術も戦略もない、行き当たりばったりの進撃に、魔王軍は為す術がなかった。
「主人公補正」によって哀れにも敗れていくすべての悪役に捧ぐ、逆転のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-14 00:01:21
149549文字
会話率:59%
戦士として戦争にかりだされた少年ジョゼは、敗戦の結果捕虜となった。ジョゼは捕虜から奴隷となり、奴隷市場で売り出される。その市場には長い棒を持ち、空の籠を奴隷の一人一人に中身を聞いて回る男がいた。男の奇妙な質問に答える奴隷たちは一様に「中は空
だ」と答える。しかし、ジョゼにはその男の持つ籠がどうしても空には見えなかった。とうとう男がジョゼの目の前で籠をかかげた。「この籠の中に何が見える?」 少年ジョゼの修行物語。
初めて投稿します。文章力がないのでどうぞ生温かい目で見てやってください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-15 23:04:29
56991文字
会話率:36%
陰陽術の修行の成果が……。
** 試験的な投稿です。(連載小説ではありません) **
キーワード:
最終更新:2011-06-14 11:23:38
254文字
会話率:100%
大学受験に失敗した小田和良の家に押しかけてきたのは幼馴染みの横葉真理奈だった。「息子さんを私に下さい!」
母親の提案により小田和良は一年間横葉家に住み込みで花婿修行を積むことになるが――!?
主人公の小田和良が花婿修行として芸道を学ぶお話
しですが、基本的に読んでいる方にも分かりやすく説明するために小田和良は出てくる芸道について何も知りません。実は作者がこれを書き始めた時点でも分からないことがたくさんあります。それでも分かりやすくていねいに、かつ明るい話を書くことを心がけるので、皆様、ご一読をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-05 23:16:10
63470文字
会話率:44%
紅蓮の竜のヴェルリスは、ハンターに追いかけられている途中、倒れている少年を見つけた。その少年はヴェルリスのパートナーだった。少年、バシレウスは闇の力に手を出した者に追われていた。ヴェルリスとバシレウスは、闇の力に立ち向かうため、修行をし、
力をつける。
そんな二人が、子供から大人になる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-05 13:43:06
2209文字
会話率:22%
俺、戸田誠司(とだせいじ)は、神様の様な人? を助けたかわりに願いを叶えてもらった。修行をしたり、戦ったり、今までの常識が通用しなかったりと大変な事も多いけど、俺は今、凄く充実しています。
このお話は、主人公が様々な異世界におもむき、その世
界を目一杯楽しむお話です。
※ 戦闘があります。人が死んだり殺したりがあります。主人公が凄く強いです。お約束的な展開があるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-28 01:00:00
197461文字
会話率:23%
昔々、一つの山に一体の神がいました
そこの山は神が一体だけの寂しい山・・・
孤独で寂しい神は何億と修行を積んで、山に生物を生み出しました
そのおかげで山は木々が生い茂り、動物たちもだんだんと種類や数を増やしていきました・・・
しかし、神はま
だ寂しがりました
なぜなら自分と話し、感情を感じあう動物・・・
つまり、理性を持った動物がいないからです・・・
神はさらに修行を積んで、ついに理性を持った動物を生み出すことができました
人間という理性を持った動物を・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-10 07:50:48
402文字
会話率:0%
※まさかの続編開始。上の「魔女とバカシリーズ」から御覧ください。
平凡でバカな高校生青原光安(あおはらみつやす)の前に、突然現れたのは自称「宇宙の上位にある者」高橋裕美(たかはしゆうみ)だった。やりたい放題な魔女の力が、地球人類のバカを
翻弄する暴走形コメディ。
……といいつつも、光安のバカっぷりは時に(しばしば)魔女すらも圧倒するほど。バトルも魔法修行もないごくありふれた世界で、いつの間にか二人と友人たちは、仲良く楽しい高校生活をおくり始めます。
自称1300歳で世話焼きで背が高くて美人で毒舌の裕美は、いったい何の目的で現れたのか? そして光安が愛してやまない「妹」とは何者なのか? ファンタジーとは呼べない「真相」が明らかになる後半は、意外にシリアスな展開だったりもします。全10章。感想、評価歓迎!
※4/8完結。またどこかでお会いしましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-08 20:00:00
251833文字
会話率:57%
日本人青年ヨシはバリスタの修行でイタリアに来ていた。バールの主人、マリオとヨシ。二人の人生観を通してヨシのバリスタの道は始まる。
キーワード:
最終更新:2011-04-06 05:38:37
2290文字
会話率:44%
無言ダンテ先生主催の修行企画、創作五枚会への参加作品の短編集です。
最終更新:2011-03-19 20:00:00
20826文字
会話率:21%
美しき黒蝶を引き連れ、人の子を導く<黒の女神>を崇める世界。
そこで<黒蝶騎士>として日々修行を重ねる少女、ユウキ・クシャトリアと若いながらにその師となっているリュウ・ランベルク。
二人は港街で、異形の男に襲わ
れ、そして、17年前、<白蛾の魔女>によって宣言された【l黒白戦争(こくびゃくせんそう)】へと身を投じていく
<白蛾の魔女>の目的とは?<呪われた三つ子>とは?
予言と謎、そしてそれぞれの思惑が交差する異世界ファンタジー、ここに始動する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-18 15:01:50
5179文字
会話率:18%