人は、世界に疑問を抱いた時、悪夢を見る。そして、なにかを諦めた時、夢を見なくなる。
中学校に入学して、まだ一か月も経っていなかったが、彼は気が付いた。そのクラスに「魔女」呼ばれる、不思議な同級生がいることを。彼女はいつも一人で、いわゆ
る「ぼっち」で、そして「陰キャ」の烙印を押されていた。彼女はその暗い風貌とは裏腹に、勉強はもちろんスポーツも万能、しかし誰とも話さず、友達の一人もいなかった。内気なのか、人嫌いなのか、コミュ障とも陰口を叩かれる始末。もしかして、自身も感じていた、その中学校独特の殺伐とした空気が、彼女をそうさせるのかも? そう考えだした折、彼は毎晩、悪夢を見るようになる。不気味な何かに追われる悪夢。逃げ惑い、魘され、目覚めた時にはよく覚えていない。が、ある時、その悪夢の中に、彼を光へと導く謎の人物がいるとこを思い出した。少女? どこか見覚えがあるような、ひょっとして、その女の子は、クラスのあのコなのだろうか? 夢の中の少女と、クラスのあのコが妙に重なる。そして彼は、ある行動に出るのだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 15:05:07
90186文字
会話率:52%
目を覚ましたら、そこは見覚えのない場所だった。
記憶はないが、自分は魔術師らしい。杖も持っていた。けれど、魔法の使い方も覚えていない。
何もかもが怖い。
だから誰も近寄るな。
放っておいて欲しい、と少年は強く願う。
最終更新:2022-01-29 13:00:00
227295文字
会話率:50%
それは、ごくありふれた交通事故だった。
記憶喪失に陥るほどの負傷から、ようやく立ち直った僕は数ヶ月ぶりに『帰宅』した。殆ど何も覚えていないその借家へ、滞納しているであろう家賃の支払いに戦々恐々としながら。傍らには入院中ずっと通って世話
を焼いてくれた、誰ともわからない女性が一人――
四階建ての内部をつらぬく吹き抜けをもち、不条理な構造をしたその物件。師美市麹町醤油坂三丁目十四番地『醤油坂ハイツ』には、数人の同居者がいた。生活空間を共有し言葉を交わすうち、次第につのってくる違和感。
彼らは一体、何者なのか。そして、僕自身は何者で、なぜここにいるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 00:35:55
46888文字
会話率:40%
目を覚ますと、着衣を乱した美少女がいた。
少女は俺の婚約者だと名乗るが、俺は自分のことも、彼女のことも、それ以外のことも何一つとして覚えていない。どうやら俺は記憶喪失のようだ。
少女から話を聞いてみると、なんと俺は魔王を倒した英雄であり王子
だという。しかも、記憶を失う前はゴリゴリの超肉食系男子だったらしい。
一体全体何がどうなっているんだ……!?
困惑しながら日常生活を送っていると、不意に昔の記憶が俺を襲う。
『どんな甘美な菓子よりも、俺の最高の好物はお前だ!』 ……ぐはっ!?(吐血)
記憶が戻る度に黒歴史ノートが解放されていくような悶絶を繰り返しながら、果たして俺はどこへ向かっていくのだろうか……。
属性盛りすぎ王子様と幼馴染みの巫女が織りなす、時に真面目に、時にふざけたお話がここに開幕!?
魔王討伐後に待ち受ける二人の運命やいかに……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 22:13:47
46970文字
会話率:33%
普段全然夢なんて覚えていないんですけど 飛び起きたからでしょうか
最終更新:2022-01-22 05:23:03
625文字
会話率:0%
毎年 初夢覚えていないんですけど 文章書きながら目標がみつかりました
最終更新:2022-01-02 00:37:55
358文字
会話率:0%
魔法大国エルトリンの姫であるラピスラズリは、目が覚めたら誘拐されていた。
気づけば国境を越え、精霊の国ローグレン帝国へ。
そこで出会った不思議な少年少女の2人に助けられて、ラピスラズリは無事に国へと帰るのだった。
初めてできた2人の友人と引
きこもり生活から改善しつつ、ローグレンからの新たな刺客に困惑していく。
父親は知らず、母親もほとんど覚えていないレイルとライラ。
それでも団長という父親がいて、不自由することは無かった。
ある日団長の命令でいつものように盗賊として、誘拐された少女を救った時から2人の運命は回り始める。
精霊のいない魔法の王国へ行ってから、姫であった少女を守るはずが何故かライラが狙われて…。
ラピスラズリ姫と、ライラのダブルヒロイン物です。
精霊に愛された2人の少女と、それを取り巻くたくさんの思惑と運命。
メインキャラクター以外が転生している話でもあります。
いずれそちらの話も書けたらいいな、と思っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 12:00:00
260894文字
会話率:25%
目が覚めると目の前には知らない男の人がいた。その人に名前を連呼されていたけど、私はその人の事を覚えていない。でも、一緒にいて思い出せそうで思い出せないその人との記憶。でも、あれを見て…
最終更新:2021-12-27 20:38:52
3135文字
会話率:51%
わたしの幻の漫画たち 題名も、作者も、今はまったく覚えていないが鮮明に一場面だけは覚えている。そんな幻の漫画が私の記憶の底にはある、、、。
キーワード:
最終更新:2021-12-25 06:47:16
3410文字
会話率:5%
日常を生きる“僕“。自分らしさ、というものがわからず、忘れっぽい“僕”は、日頃思うことを日記に書きながら生活していく。しかし、その中に覚えていない記憶がある。あの日あの時自分はなにをしていたのだろう。
自分の存在を問う日記型短編小説。
最終更新:2021-12-07 19:06:42
6847文字
会話率:0%
長命のエルフでさえも覚えていない、約3200年前の古代文明の記録が見つかった。
伝説では死をも克服したとされている、しかし滅んだ文明。
何故滅びたのか、その理由の一端がそこに残されていた。
最終更新:2021-12-06 11:27:30
5633文字
会話率:0%
これは出会いと救いの物語。
高校二年生の少年、櫻葉 幸夜はある夜少女の幽霊、天川 光と出会う。
彼は人の目を気にして「普通」であることに固執するあまり、常に優等生の仮面を被り、誰にも本当の自分を曝け出せないでいた。今の俺を変えたい!そう
強く願いながらも、一歩踏み出す勇気が出なかった。
彼女は記憶喪失の幽霊であった。名前以外は何も覚えていない。自分は何者なのか、なぜ死んだのか、どうして幽霊として存在しているのか。彼女は真実を求めた。
ーそれぞれの問題を抱えた二人が出会う時、運命が動き出すー
詳しくはぜひ読んで頂きたいのですが、簡単に言うと、光の謎の除霊力を生かして幸夜とともに祓い屋をする話です。祓い屋をしながら二人は多くの出会いと別れ、戦いを経験し、光の謎にも迫っていきます。
ギャグ(要素)あり!切なさあり!バトルもあり!ラブ…は、ないかもしれませんが…。
二人が抱えた問題の答えを見つけるその日まで、ぜひ見守っていただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 21:29:03
19511文字
会話率:31%
※この作品は前作の続編となります。流し目程度で見ていただいてからこちらを読んでいただくことで“誰コイツ”現象は避けられると思います。
※更新は不定期になります。
◇あらすじ
二世の壊戦を制し、平和を謳歌していた蓮藤蘭太の娘である蓮藤瑠
蘭はある日こんなことを言った。
「私たちの祖先はどんな人なの?」
答えられずにいた父親の代わりに、祖先をよく知る存在に話を聞きに行くことになった。
誰もいつ始まったか覚えていないほどに昔に始まり、苛烈さ故に当事者たちの住む星すら滅びかけた地獄の戦争、“滅星獄戦”。その最中に生きていた一人の少女がいた。
龍族に一度全てを奪われ、龍族に憎しみを抱いていた少女だった。
だがその少女こそ蓮藤蘭太たちの祖先こと始祖の龍人となり、彼ら龍人の母となる者であった。
ただの人間であったはずの少女がなぜ憎んでいたはずの龍と交わり龍人となったのか。
その過去を今、水神龍が語る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 17:49:56
24468文字
会話率:43%
魔物溢れるこの世界では、【主人(マスター)】と【武器(ウエポン)】がペアとなって戦うのが当たり前……って、そんな訳ないでしょうがっ!!
異世界から転生してきたエシュナは前世のことなどほとんど覚えていないどころか、そのせいで『人間が武器
に変身する』というこの世界の常識を受け入れられずにいた。しかし、通っている女学園で【主人】として将来有望な先輩に【武器】としての才能に目を付けられてしまい……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 21:09:08
8066文字
会話率:46%
俺の人生は誤解だらけであった。
女友達も、大事な後輩も、付き合う事ができた大好きな幼馴染も――
全部、誤解によって離れていった。
自殺しようとしている女の子を助けた。
「……わ、私、デブでブスで……」
「ん? 可愛いぞ。俺は誤解されるから嘘
言わねえし」
これは事故によって認識がおかしくなった男と、男の言葉によって生まれ変わった女の子と、必死で恋心を伝えようとする過去の大切な女の子たちとの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 10:01:26
110997文字
会話率:30%
初めて彼女に出会ったのは八年前のことだと記憶しているが、その日が暑かったのか寒かったのかさえも覚えていない。とにかく仕事中の昼食で偶然入った和食レストランで、彼女はウエイトレスをしていた。その時の年齢は十六歳で、アルバイトを始めたばかりの高
校生だということが後になって分かったが、丁寧で親しみのある接客からは一人前のものを感じた。いわばそんな子供のことをなぜ32歳にもなる私が気にかけたかというと、ふと、何の気になしに彼女の方へ眼がいった瞬間、といってもガラスの反射に映る彼女を見ただけだが。彼女の顔の前を飛ぶハエを確かに親指と人差し指でつまんでみせたからである。もしくは既につまんでいたと言えばいいか。女子高校生のやる行動としてはあまりにかけ離れていたし、さらに人間離れした手の動きに混乱した。
さらに彼女はためらうこともなく、チョコレートを食べるようにハエを口に運んだ。変な緊張が走り呼吸の仕方を忘れた私は本能的に目をそらしたが、目をそらす間際に彼女とガラス越しに目が合ったような気がした。いや、目が合ってしまった。
見てはいけないものを見たという気持ちと、ただの見間違えだという感情に挟まれつつ思わず小さく咳をしたところ、優しく彼女が駆け寄って声をかけてくれた。なんだか彼女を見ることができず、大丈夫だからと応えてすぐに会計をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 00:22:10
567文字
会話率:0%
人は細かいことから大きなことまで、ふとした時に忘れて、何故か思い出せなくなる生き物。
しかしシュン達がいるこの世界では、記憶を保存する機械が存在し、絶対に忘れごとには困らない。
例えば友達との約束。
例えばふと思いついたこと。
例えば物
の置き場。
それ以外にも、忘れたくないことをいつまでも覚えてられる。そんな機械を身体に取り付けられた少女達。
けれど、もしも本当に辛いことも含めて、全て覚えているとしたら、どんなに残酷なのか。
やはり覚えていない方が幸せなのではないのか。
これは、流れる飛行機雲のように、消えるはずの記憶が、人が作った機械によって永遠と残り続ける世界線に生きる、少女達の話。
※カクヨムでも連載中※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 23:36:11
10584文字
会話率:50%
突然だけど私、鳴湫かなゑは、西暦二〇二一年の三月三日、桃の節句のひな祭りな日に死んだ――。
死んだあと、すごくでかくてイカついおじさんと話したような気がするけど、そこは覚えていない。
輪廻転生。前世の記憶を継いだまま生まれ変わって大活躍、
って小説をインターネットで読んだ事があるが、この分では期待しない方がいいだろう。私は生まれ変わらなかった。人間が今にも滅びようとしている荒廃した世界に、私は触れることも語りかける事も敵わない意識だけの幽霊のような存在として放り出されていた。
そして何故か、人間は神様を知らなかった。途方に暮れる私。しかし、そんな私の前に天使が現れ、「この世界の神様になってくれ」とせがまれる。
断れなかった。もうどうにでもなれ。世界が更に荒れたら、それは、私なんかを神様に推した天使たちの責任だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 15:27:20
90000文字
会話率:43%
地味で冴えないと言われ、期待されない関心を持たれない、愛に飢えていたのに、夫は優しさすらくれないまま、愛人を迎えた。私の心を壊したくせに、今度はアナタが被害者の顔をするのね…。
※深夜の謎テンションで書き殴った、書き捨て作品です。深く考え
ずにお読みください。陰鬱で救いのないバッドエンドなのでご注意を。残酷描写とループは念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 05:00:00
5227文字
会話率:16%
気がついたら赤ちゃんになっていた。それまでの記憶はあるけれど 、自分が誰だったのかは覚えていない。でも、ノアには、大好きなお兄ちゃんや、もふもふ、ほんの少し魔法があるので悲しくないのです。毎日楽しくおかしく、ちょっとおドジもあるけど元気に暮
らしていくお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 01:09:05
98375文字
会話率:10%
僕は虐待を受けている
そこで一筋の光が見えたんだ
そのタイムループで....
もう言わなくていっか
最終更新:2021-10-03 19:26:01
782文字
会話率:0%