高校2年生の八神美琴は、幼い頃に両親を亡くしてからは祖母の真知子と、親戚のツバキと一緒に暮らしている。
大学通りにある屋敷の片隅で営んでいるオニギリ屋さん『おにひめ』は、気まぐれの営業ながらも学生達に人気のお店だ。でも、真知子の本業は人なら
ざるものを対処するお祓い屋。霊やあやかしにまつわる相談に訪れて来る人が後を絶たない。
そんなある日、祓いの仕事から戻って来た真知子が家の中で倒れてしまう。加齢による力の限界を感じた祖母から、美琴は祓いの力の継承を受ける。と、美琴はこれまで視えなかったモノが視えるようになり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:10:00
99307文字
会話率:47%
その「てゃ」、実は最強霊能力者
繁華街でも指折りの人気ホスト、レイヤ(本名:畑中礼)。数々の女に貢がせ、ブランド品で身を固め、今一番輝いてるとされている彼は、悪霊やら呪いやら異形やらの化け物を見る力があり、割と毎日鬱だった。
そん
な中、レイヤの店のホストが謎の失踪を遂げる事件が相次ぐ。まさかおばけ関係じゃねえだろうなと戦々恐々のレイヤは、接客中目の前に現れた悪霊のせいで悲鳴を上げかけてしまう。咄嗟に取り繕うが、客に「もしかしてれいぴ〜、『見えてる』?」と指摘される。それはいかにも『地雷女』なレイヤの客・ゆりあだった。
ゆりあはなんと妖を滅する祓い屋なのだそうだ。レイヤは半ば無理やりゆりあとバディを組むことになるが……。
地雷系(?)最強女子×ビビりホスト のあやかし退治がいま、はじまる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:00:00
49631文字
会話率:39%
祓い屋の長女、高浜水喜(たかはまみずき)には祓い屋としての力がない。
そのため、両親からは罵詈雑言を浴びせられていた。
だが、水喜は全く気にしない。
水喜の目には、祓い屋としての力を強く持っている妹、高浜水奈しか映っていたいから。
水奈
は心優しい少女。
自身の力に驕らず、日々勉学などは怠らない。
力のない水喜にも普通に声をかけ、笑顔を向ける。
そんな妹を守るべく、水喜は筋トレをはじめ、ゴリラ並みの力を手に入れる事を決意した。
そんな中、急にあやかし一族を束ねる長、鬼である羅刹(らせつ)から縁談が舞い込んだ。
鬼は人を食料として食べてしまうという噂が流れている。
両親は、そんな鬼に水喜を追い出す形で送り込んだ。
絶対に死ぬわけにはいかない。そう強く願っていた水喜は、最初は逃げ出そうかとも考えたが、写真を見て考えを改める。
イケメンに弱い水喜は、好みなタイプの見た目をしている羅刹を見て会ってみたいと思ってしまった。
夜に羅刹に出会った水喜は、彼の迫力に圧巻。
だが、屋敷で一夜を過ごした水喜の目の前に現れた羅刹は、夜に放っていた迫力は見る影もなく、弱気な性格となっていた!?
朝と夜で別人のようになる鬼と、面食い祓い屋の、ちょっとクスッと笑えるような復習恋愛物語。
※アルファポリス、エブリスタ、カクヨムにも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:34:47
8355文字
会話率:29%
江戸時代、とある祓い屋の村に黄泉神トウマという青年が暮らしていた。
彼は十八歳の少年で、単純で心優しく、明るい性格——時にはちょっとスケベな一面も。
世界一の祓い屋になるという夢をずっと抱いていた。
ある日、トウマはついに村を出る決意をし
、冒険と奇妙な出来事、そしてコメディに満ちた旅へと歩み出すことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:50:00
24816文字
会話率:50%
昔々の平安時代、憎悪と欲望のままに人を喰う鬼達が都に蔓延り、暴虐の限りを尽くしていました。しかし、そんな人食い鬼達からすらも畏怖される異端の祓い屋の一族がいました。
一族は、陰陽道に通じ、人を喰らう鬼を滅することを生業としておりました
。そんな祓い屋の一族には、代々鬼喰《おにくい》の儀礼が存在しました。
それは、捕らえた鬼を食べてしまうのです。
鬼を逆に喰らうという異質すぎる儀礼故に、一族は他の祓い屋からも畏怖され、決して表舞台には出ることはありませんでした。
それ故に、一族の名は祓い屋の歴史からも消える事となります。それでも一族は静かに影から、帝の近衛として仕えておりました。
そんな一族の名は、栄神。当主は、名を静夜と名乗りました。
それから時は流れ、令和の現代。そんな栄神の血を引き継いでしまった故に、彼は国を動かす事態へ巻き込まれてしまいます。この物語は、そんなしがないおっさんの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:49:43
116886文字
会話率:28%
『霊が見えて、簡単な会話もできる』という能力を持っている大学生の古賀湊(こがみなと)は、これまでこの能力を疎ましく思い、他人にバレないようずっと隠しながら過ごしてきた。
しかし、ひょんなことから出会った青年、月城紫呉(つきしろしぐれ)にそ
の能力がバレてしまう。紫呉もまた『霊が見える』能力を持っていたのだ。
口が悪く、態度も大きな紫呉に『つきしろ骨董店』のアルバイトとして雇われた湊は、店の仕事だけでなく、その能力を生かして『霊の願いを叶える』仕事もするようになる。
祓い屋のシュウや紫呉の従妹の桜花(おうか)に出会いながら、紫呉と一緒に霊の願いを叶えていく湊。
そのなかで、少しずつではあるが自分の能力を認め、役立てたいと思い始めるのだが……。
これは霊に関わる能力を持つ者たちの絆と成長、そして霊とのふれあいを綴った、温かな物語──。
※この作品には実在の地名や施設名などが多く登場しますが、フィクションです。
※この作品は他の小説投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 22:32:43
114835文字
会話率:37%
表の顔は『何でも屋』、だが本業である裏の顔は妖魔を浄化する『祓い屋』。
ある日妖魔に襲われた高槻柊也は、大和継という青年に助けられる。
『よろず屋やまとなでしこ』という何でも屋を経営している継に、半ば無理やりアルバイトとして雇われた柊也。
柊也は継から妖魔に対抗するための術などを教わるが、まだ実戦で妖魔を浄化したことはなかった。
今日も日課のように柊也と継が喧嘩をしていると、一人の依頼人がやってくる。
てっきりいつもの『何でも屋』への依頼かと思った柊也だが、今回は違った。
柊也にとって初めての『祓い屋』としての依頼だったのだ――。
※全18話、3万文字で完結します。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 20:18:39
33759文字
会話率:31%
猫宮とおはぎが色んな霊や妖怪、神等と関わっていく話。
猫宮は祓い屋としてはチートだから大丈夫!……でもない?
どんな力も万能ではなく、その人なりの孤独がある。
人も人ならざる者にも心はある。
最終更新:2025-07-18 12:23:19
108193文字
会話率:43%
この世界にはありえないような世界が存在する。今、我々が見ているものとは異なるもう一つの世界がそこにはあるのだ。
そんな世界で人々を守るべく戦う人がいる。それが内閣府の特別機関、通称「お祓い屋」である。
お祓い屋に意図せず所属することになった
主人公は、その異能を使って世界をどうするのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 12:14:12
100697文字
会話率:53%
この世界にはありえないような世界が存在する。今、我々が見ているものとは異なるもう一つの世界がそこにはあるのだ。
そんな世界で人々を守るべく戦う人がいる。それが内閣府の特別機関、通称「お祓い屋」である。
新元号「令和」公表記念 現代ファンタ
ジーバトル小説読み切り版
(カクヨムにて同時投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 12:25:24
3894文字
会話率:69%
古来より多く語り継がれてきた「怪異」という存在は様々な形、様々な名前をもって実在していた。そして、それらに対抗するために、力を持つ者も──
祓い屋とは怪異を祓う者達の名である。
祓い屋は異理という異能を使い力なき人々を邪悪な魔の手から護
ってきたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 06:27:53
372915文字
会話率:55%
わたし、条々莉々の家族はちょっと変わってる。パパは『祓い屋組合』の調査員、ママは珍しいくらいのゼロ感体質、そしてパパの実家は代々『妖怪退治屋』をやってるのだ。ママの体質を受け継いだゼロ感のわたしだけど、十四才の誕生日を迎えた翌日、妖怪を見る
ことが出来る『見鬼』の力に目覚めちゃった。こわいものが大の苦手なのに妖怪退治屋を継がないといけないって冗談でしょ!? しかも夏休みの間は妖怪だらけのパパの実家で修行!? わたしの人生どうなっちゃうの~??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 09:52:41
54242文字
会話率:48%
ここ東京では、連続猟奇殺人を引き起こす者たちに"通り名"が与えられる。
『殺人鬼』『教祖』『悪魔』『死神』――。
その誰もが超常の力を持ち、己の信念に従い、人を殺す。
しかし、そんな「死」を汚す行為に異を唱え
る者たちがいた。
彼らは“闇部”
死を美と捉え、汚れた死を否定し、浄化することを目的とする能力者たち。
納棺師、葬儀屋、画家、彫刻家、研究員、祓い屋……美しき死の使徒たちが集う秘密組織である。
――「死は最期の芸術。ゆえに、美しくなければならない」
闇部は東京に蔓延する“歪んだ死”を粛正するため、それぞれ異なる信念を持つ殺人者たちと対峙していく。
一方、かつて事件を追っていた刑事・桐島沙耶は、捜査本部が解散された今も一人で真相を追い続ける。
彼女の傍らには、天才探偵・綾辻仁。
生と死、美と醜、正義と狂気――。
すべてが曖昧に揺らぐこの都市で、彼らが辿り着く“最期の美”とは何か?
美しく死ぬことが幸せか。美しく生きることこそ罪なのか。
これは、死と美を巡る黙示録。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:00:00
7464文字
会話率:38%
先祖が祓い屋をしていたが、衰退して今では祓いの刀一本を残して参拝者も居ない寂れた神社の末裔、鵠沼清貴(くげぬまきよたか)は会社の健康診断で自分に残された生きる時間がない事を知る。
全てを更地にするために訪れた鵠沼家が管理していた廃神社に訪れ
、社を解体する前に探索すると蔵の下に隠し地下を発見し、そこで封じられていた吸血鬼の少女アスと契約し、アスの命が尽きなければ清貴は不死となり、アスを襲ってくるあやかし達から守ることになった。
契約の契りで夫婦になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:13:53
2986文字
会話率:36%
家をも喰らう出没自在の蟻地獄――【空地繰】
入居者に異能を与える物件――【グリーンハイツ404号室】
書かれた事を”無かった事”に出来る万年筆――【末梢筆】
次々と迫り来る怪異の脅威に祓い屋の少年、アレンが挑む。
最終更新:2025-06-21 17:52:03
1466文字
会話率:36%
祓い屋だった亡き父の力を受け継ぎあやかしが見えるあかりは、大学への慣れ親しんだ道を歩いている時ふとしたきっかけであやかしの世界へと呼ばれ、猫又の経営する甘味処で家政婦兼祓い屋となり暮らす事になる。
あやかしの世界での生活は人間の生活と似
ているようでやはり違い、なぜかトラブルに愛されがちな日々。だけど優しさや不思議に触れながら、あかりは少しずつ「あやかしの世界」と向き合っていく。
はたしてあやかしと打ち解け、元の世界に戻ることができるのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:49:22
18931文字
会話率:39%
とある噂話を知り、陽乃宮琴音は幼馴染と親友とで廃校となった場所で肝試しを始めた三人。
そのとある噂話とは《呪いの鏡》というものだった。
その噂話が実際に起きてしまい、幼馴染が倒れてしまう。
どうにか助けたいとSNSで調べていると
、ある投稿
を目にした。
それは《黒猫通れば、祓い屋あり》という内容だった。
それは今SNSで話題となってあるものだった。
琴音はSNSの投稿を頼りにその場所へと向かったが一一一一。
このSNSの投稿を切っ掛けに様々な怪異な事件に巻き込まれる琴音の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 22:17:57
17655文字
会話率:42%
ビルの窓から眺める風景。
真正面に見える街路樹の枝は、夏には力強い青々とした葉をつけ、秋には淡い黄色い葉になります。冬は葉の代わりに霜や雪で化粧をして、そして春には、淡いピンクの花びらをつけます。
それは、こんなコンクリートの建物が並
ぶ都会の中でも、四季を感じられ、情緒があります。
東京という土地は、周りの街並も慌ただしく姿を変え、形を変えてとしていくけど、この事務所はコンクリートや配線が剥き出しで、昔の姿のまま、時間が止まっているようにも感じます。
あくまでも、原色の赤いソファを除いてですが。
そう、ここは、アルクィン拝み屋探偵事務所です。
所長と、職員が二人だけの、総本山からすれば小さな小さな祓い屋です。
わたしは窓から外を眺め、彼女に色んなことを教えていきます。
「あれ見て、渡り鳥だよ。あの方向は臨海の方に飛んでいくのね。まだ少し寒いから、夏に成ったら見に行こうね。それより、八重洲口の桜がもうすぐだから、先にそっちを見に行こうね」
そう言うと、彼女は心なしか喜んでいる様子でした。
わたしは鼻歌を交えながら、その窓から、変わりゆく街並みを眺めていました。
そこで足音が聞こえ、わたしは慌てて彼女を消します。
古びれた音を立てて扉があき、所長が戻って来ました。
「おい、今、あれを出していただろ!」
そう怒り声を上げる所長の脇をすり抜け、わたしは逃げていく。
所長は長い黒髪をなびかせながら、追ってきました。
必死に逃げる、わたしの名は、折坂………、うわっ、捕まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 02:47:43
49207文字
会話率:27%
日本橋の人形町にある古びれたビル。
レンガ調の外壁のタイルは、雨や埃などの浸食により、色あせていて趣きがあり、三階事務所入り口の、すりガラスのはまった扉は、閉まる時にバタンと独特な音を立て、それが何とも言えません。
事務所の中も配管が
剥き出しで、少しだけ照明も暗く、ひと昔前の、忙しい時代に建てられた雰囲気が漂ってきます。
あくまでも、部屋の真ん中にある、真っ赤な来客用ソファーを除いてですが。
そう、ここはアルクイン拝み屋探偵事務所です。
所長のベネディクトさんと、蒼と、わたしと、お手伝いの静香の、たった四人で頑張っていた小さな祓い屋です。
忙しい時など、社員総出で、遅くまで霊を追いかけまわしていました。
そんなわたしたちを労ってか、ベネディクトさんはよく食事に連れて行ってくれました。
小さいけど、みんな実力もあり、自分の意志で仕事をこなし、互いに支えあい、祓い屋という仕事を誇っていました。
わたしはこのアルクイン拝み屋探偵事務所が大好きでした。
だから、きっと、依頼に来る皆様も、好きになってくれると思います。
わたしは、折坂 砂那。
もう、わたしはそこに居ないけれど、きっと、ここのメンバーは満足する結果は出してくれます。
だから、アルクイン拝み屋探偵事務所にお尋ねくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 03:16:34
111729文字
会話率:35%
東京の日本橋人形町にある、古ぼけた小さなビルの三階にあるのが、合同会社アルクイン拝み屋探偵事務所です。
従業員は、所長のベネディクトさんと、私のお兄ちゃんの二人だけの、こぢんまりとした会社です。
仕事は、祓い屋と言われる、心霊関連をあ
つかう業務を行っています。
しかし、心霊関連をあつかうと言っても、事務所の中には、囲い師や結び師の使う道具も、拝み屋の神職で使う、御幣やお札と言った神具なども無いです。
代わりと言ってはなんですが、コンクリートむき出しの事務所には不似合いの、趣味の悪い、真っ赤な来客用ソファーと、ひまわり色したロードバイクがあります。
そんな個人事務所の祓い屋でも忙しく、人手が足りなくては、私もよく駆り出されています。
私はまだアルバイトが出来ない年齢なので、表面上はお手伝いという名目になりますが。
特に、引っ越しの多い春先は忙しく、ひいきにしてもらっている不動産関係からの依頼が頻発します。内容は、事故や事件のあったような部屋や、霊が出るといわれる、いわくつきの物件の浄霊がメインになります。
経費を削減したい企業さんからすれは、実績のある囲い師の総本山よりも、実績はないけど、安いうちの会社の方が良いらしく、最近では口コミでの評価も上がってきてるみたいで、さらに忙しくなってきています。
そこに現れた新しい従業員。
こんな暖かくなって来たのにも関わらず、場違いの様に、ロングコートを身にまとった女の子。
年齢も近いし、最初は嬉しかったけど、後悔先に立たずです。後々を考えると、私一人だけでも断固としても反対すべきでした。
私は未国 静香。
ベネディクトさんの手伝いをして、未国 蒼を義理の兄に持ち、新しい従業員と攻防を繰り広げる、十四歳の悩み多き女子中学生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-01 11:55:16
120161文字
会話率:39%
14年前の事故により両親を亡くした加護秋。それからは施設に引き取られ育てられたがとうとう施設を出ないといけなくなった、お金もなく住むとこもなくなってしまう秋の元に現れたのは子供の幽霊を連れた賀茂宮正道だった。祓い屋をしているという正道に仕事
を一緒にしないかと誘われた秋だが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:14:59
38864文字
会話率:51%
夢と現実のはざまで、私はいつも夢を見る――。
16歳になったばかりの日月揚羽は、幼少の頃から人には見えざるものを見、友としていた。何時からそうだったのか、子供の頃の記憶は曖昧で、よく覚えていない。
そんなある日のこと、揚羽は母親を亡くす。「
私が死んだらそこへ。あなたもそこに住んでいたんだよ」という母の遺言に従って、山奥にある『蝶塚村』にやって来た。
親戚もいるかどうかもわからない全くの未知の土地なのに、揚羽はそこに懐かしさを感じてしまう。到着早々途方に暮れていると、一羽の蝶が舞い降りる。揚羽蝶のような見た目をしたそれは、アゲハモドキといい、その村では『ゲガレの象徴』と言われており…?!
天女伝承と鬼伝承が混在するその村で、揚羽は様々な人と再び出逢い、朧気だった記憶が戻って行く。現代が舞台の、閉鎖された場所での物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 22:23:58
21600文字
会話率:52%
美しい男――祓い屋・若神子《わかみこ》昴《すばる》と出逢った永久《ながひさ》環琉《めぐる》は、色々な不思議な事件と遭遇する事になる。昴の『影』に潜む恐ろしいものが、二人を護ってくれるのだ。人の『欲』や『業』がある限り、この世は『地嶽』だと、
昴は氷のような美しい笑みで人々の悲しみを『影』に食わせる。怪奇事件の短編集です。
この話は、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、pixivにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 17:21:08
50087文字
会話率:50%
祓い屋の津田さんと、僕。
別れの春までのカウントダウン。
キーワード:
最終更新:2025-04-12 22:12:51
56524文字
会話率:30%