新進気鋭の冒険者パーティ『麦穂の剣』の一員である魔法剣士のテイルは、常日頃自身とパーティメンバーの力量差に悩んでいた。いつかこの実力の不均衡がパーティ全体に危険を及ぼすと考え、自らパーティの脱退を切り出すも、幼馴染だけで結成されたパーティ
であることから誰もそれを許してくれない。近い将来取り返しのつかないことになると懸念したテイルは、ついには依頼で赴いた山岳地帯で崖下へ落ちるフリして死を装い、無理やりパーティから抜けようとするも、足を滑らせて本当に下に落ちてしまう。なんとか落下死は免れたものの、そこは獰猛な魔物たちの巣窟――死を覚悟しながら決死で戦い抜いたテイルは、いつしか山岳を抜けたとき以前とは一線を画する実力を身に着けていた。これでまたみんなとパーティを組めると本拠地に戻ると、しかしそこにいたのはテイルが死んだと思い絶望して変わり果てた幼馴染たちで――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 15:05:48
124482文字
会話率:30%
私はある日前世の記憶を思い出した。
朧げにありつつある前世の記憶を抱えながらも、このセックステットでそれなりに生きてきた。
リオン・マグダリセ、それが今の私。
前世の私とも神子様と出会う前の私とも違う。
今の私に作り変えて私を生かしてくれ
た方は、ラクナリューディ国の神子様だ。
だから私は許されない事を分かっていても、貴方を神子を誘拐する。
テオドラン・フォン・オルトロス様、世界を敵に回してでも私は私の為に貴方を。
貴方が望まない事でも、貴方に恨まれたとしても。
そうして私はこの世で最も尊い神の一族であり、神子である人を連れ去った誘拐犯になった。
誘拐犯である私と被害者である神子様と、あり得てはならない二人旅が始まる。
様々な出会い、様々な別れ、様々な体験、様々な事を知っていく。
そうして、知らされる筈のなかった事。
神子様に課せられる様々な選択。
選ぶ事の許されない事を私は選ぶ。それを知っている神子様は何を思い、何を選ぶのか。
ーー君は何処にだって行けるし何にだってなれるーー
それが私に与えられた神子様からの予言。
ならば私は貴方を生かすその為に、全ての敵にも全ての味方にもなって見せよう。
その先でただ貴方が幸せになってくれるのが、私への報酬なのだから。
さあ、この世で最も罪深き者へと至ろう。
誰よりも偉大な犯罪者と呼ばれた女の話。
そして何よりも神子様に信頼された、神子様の誘拐犯の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:00:00
8688文字
会話率:13%
緑の豊かな国の姫、ナナミと
河の流れる国の王子、佑の出会いは必然だった、、、
共に人を癒やす力を持ち、それぞれの国の民に愛され、何不自由ない日々を過ごしていた。
しかし、平穏な日々は思いもよらない形で、突如消え去ることに。
決して出逢
うことの許されない2人が出会った時、運命は動き出し、それはそれぞれの未来をも変えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 22:00:00
11317文字
会話率:52%
リシャールからガロアの論文の査読とアカデミー提出を依頼されたコーシー。優秀な高校生とリシャールは言っていたが、いくら優秀でも高校生がアカデミー・レベルの論文を書けるはずがない。そう思って読み始めたコーシーであったが・・・。コーシーの強力な支
援を受け、ガロアは研究に没頭、新数学理論を発表する。対称性を基盤とする地球外生命体(ET)との出会い、許されない恋の切ない行方、数学と平和の2者択一を迫られたエヴ(ガロア)が選んだ結論は・・・全ては決闘場において終局を迎える。愛も憎しみも、出会いもそして別れも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 16:53:34
17374文字
会話率:23%
生まれつき白髪を持って生まれたハル。突然、異世界へつれてこられ、わけもわからず王族に仕立て上げられる。自由と自己を奪われ、途方に暮れるなかで大賢者と名乗る老人に、元の世界へ戻れる可能性について聞き、ハルは城を抜け出すことにする。命懸けで川に
飛び込み、ハルは必ず元の世界へ戻ると決心した。
川に流されていたところを商人をしているファルニール一家に拾われる。とりあえず無事に逃げ出せたものの、無償で養ってもらえるほど甘い世界ではなかった。異世界の何もかも知らない中で、ハルは傭兵団に入ることにした。そこでの仕事は、元居た世界では考えられないほど過酷なものだった。
命を懸けて人を守る仕事をこなしながら、人と人との血生臭い戦いの晒されて、ハルは自分の歩む道に迷ってしまう。それでも、立ち止まる事すら許されない現実に向き合い、少女は少しずつ成長していく。どんな世界でも、辛い思いをしないことなどない。ハルはいつしか、自身の目的も忘れて、強くなろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 20:00:00
420766文字
会話率:50%
度重なる不運により辛い日々を強いられているマイナ・ユーラスデアは姿を隠した状態で、暴君と呼ばれる皇太子の世話係をしている。
およそ皇族らしからぬ皇太子のむちゃくちゃな振る舞いに振り回されながらも、その自由な生き方に一種の憧れすら抱いていた。
そんなマイナにとって最も辛いのは貴族令嬢たちから受ける嫌がらせだ。苦しい身の上に加えて、日々浴びせられる悪意はマイナの心を蝕んでいった。
──もうこんな人生は嫌──
そんなある日の事。マイナは偶然にも素顔のまま暴君皇太子にぶつかってしまい······
許されない恋が秘かに始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 16:25:35
35075文字
会話率:56%
私の子供たちは、可愛いでしょ?
でも、どうして罪を犯すのでしょう?
人の罪は深く、それらの罪は、全て私の罪。
「私は、何と罪深いのだろうか」
これは、許されないことである。
人に罪があるように、神にも罪が無いわけがない。
子供が罪を犯せば、自ずと親に責任があるように、私も同罪なのだ。
責任ある立場なのだから、罪の所在を明らかにしなければならない。
だから私は、人間の理解を深めるため、人へと転生する。どうして人間が、これ程までに繰り返すのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 04:08:53
1099文字
会話率:46%
平成24年、西暦に変換すると2012年の4月12日。
現役高校生である來見 佑斗は携帯電話に届いたメールを見て、非常に頭を悩ませていた。
「2012年4月13日16時30分、保 蕗沙が交通事故に遭い死亡する。」
とにかく、自分がやれる事をや
るしかない。失敗の許されない状況の中、未来から届く不可思議なメールを頼りに來見は人々を救う為に奔走する。果たして将来はどう変わるのか、そうさせているのは誰なのか。そんな感じのミステリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 23:41:33
760501文字
会話率:49%
辺境伯家の侍女ジュリエットは、皇帝クロヴィスにすべてを奪われた。大切な主人も、自らの命さえも。強い未練から魂だけの存在となっていたジュリエットは、ある日、絶世の美女イネスとなって蘇る。彼女を蘇らせたのは、同じく皇帝に両親を奪われ、今は辺境伯
当主となったアルベリクだった。イネスとアルベリクは皇帝に復讐するため、協力を約束して偽装の恋人関係となる。いつしか互いに惹かれ合っていくが、二人には決して結ばれることが許されない理由があった──。
(※序盤でサブキャラが死亡しますのでご注意ください…)
【ざっくりあらすじ】
「偽装の恋人関係になった2人が復讐を目的にしながら何だかんだ惹かれ合って、悩んだり危機が訪れたりするけどハッピーエンドで終わるお話」です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 08:00:00
116185文字
会話率:40%
これは何度目の転生になるのだろう。あまりにも多すぎて自分でもよく覚えていない。
私、フェステリア(最初の名前)が初めて死んだあの日、自分には特殊な能力が備わっていることに気が付いた。
死ぬと勝手に発動するオートスキル「転生」
どうやら私には自我を失うことを許されない定めがあるらしく、その肉体を失っても魂は他者に移って人生を継続しなければならない運命を与えられていた。
一見うらやましく思える能力かもしれない。ただ、神様は残酷だ。
何度転生しても、すぐに死んだ。もともとは公爵令嬢だった。次に伯爵の愛人。王女もあったし、奴隷の娘になったこともある。
繰り返される地獄の日々。心はズタズタで、もう転生は勘弁してほしかった。
早く死にたい。本当の意味で。
「あ、やっちまった」
また殺される私。どうせいつもみたいに転生するんでしょ。
虫を軽々潰してしまったかのようなつぶやきを脳裏に残したまま、次に意識を取り戻した先の光景に、私は見覚えがあった。
「ここは……」
フェステリアの記憶と一致する。ただ、自分がフェステリアでないことは感覚でわかる。
「サミュエル王。謁見のお時間です」
サミュエル王って……。私がフェステリアだった時に婚約破棄された第三王子の父……。
……ん?それ、わたしに言ってるの??
私、次は王様になっちゃったの??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 21:21:56
5615文字
会話率:46%
あらすじ
魔人の住むデジールと人間が住むスウェアは相容れない関係だ。この種族は古くから争い合ってきた。
その戦争に終止符が打たれて以降、同盟関係となっているにも関わらず両国の間には深い溝があった。
二つの人種が共存できる場所がある。
一方
では。憎しみによって支配された環境でしか生きることを許されない者もいた。残酷な運命から目を背け続ける男達、生者は哀れな死を嘆きながら生きていくしかないと疑わない。
これは、
信条と愛に翻弄される者たちが紡ぐ、民話の一部である。『夜明けのフォークテイル』
※BLタグについて。
とある人物(男)が少年の性別を女性と誤認していまう。※各話ごとに別視点が加わりますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 01:02:02
90215文字
会話率:36%
家族なんていない、そんなものは最初からいなかった。そして捨てられた私に当時の記憶なんて無かった。
唯一分かるのはこの世界を作った女神と同じ名前だったという事。そして常人ではありえない魔法使いとしての才能。
生まれてから12年間暮らし
てきたマギアは親の顔も知らずに孤児院で暮らしていた。でも最初からいない親の事なんて知らないし興味もない。孤児院での生活は楽しかったし毎日に生きがいを感じていた。
でもどうも幸せな時間は長くは続かない。それは一日にして無残に散った。私の大事な物、かけがえのない場所は灰となり炭となりそこにあった幸福な現実は無残な思いでとして私の中に焼き付いた。女神の手先を名乗る悪魔が私の大切な全てを壊したから。そしてその悪魔が話す事実は衝撃的なものだった。
女神の暇つぶしで創られた人形、それが私の正体。暇つぶしの為に私は作られ暇つぶしの為に奪われた。そんなの許されないでしょ?
もしこの世界に神がいるならどうしてこうも過酷を強いるのだろうか。こんな世界ならいらなかった、こんな悲しい思いをするなら生まれたくなかった。
私は世界に宣言する、私の幸せを壊した残酷な魔族、そして救いの無いこの世界を作った無慈悲な女神への復讐を……。
「何年かかったって絶対に見つけ出して潰してやる……っ!」
無慈悲な女神の創った箱庭(セカイ)で3人の魔法使いが集う時、女神の祝福を受けたはずの大魔法使いの女神への復讐が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 00:00:00
590020文字
会話率:60%
極刑直前の聖女に転生してしまった私に、毛むくじゃらの手を差し伸べられる。
「俺なんかが申し出るなんて、許されないことかもしれませんが、もし手を取ってくださるなら、一生あなたをお守りしましょう」
『野獣なんかに嫁入りする辱めを受けるくらいな
ら、極刑を受け入れます!!』
これが正解のはず。
「かわいい……」
「え?」
これは、大きな体のわりに自信がないモフモフ旦那さまに、追放聖女が溺愛される物語。
※ 旦那さまは、先祖返りなので呪いが解けたりしません。かわいいと言うより、熊で野獣な見た目で、王子様にはなりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 07:49:40
33536文字
会話率:40%
凶作の続く村。村を守る蛇神へ捧げる神嫁として妹が選ばれた。神嫁は名誉なことだと言われているが、実質ただの生贄だ。
たったひとりの妹を奪われるなど許されない。
そうして、彼は妹の代わりに生贄となった。けれども頭から喰われることなんてなく神には
溺愛されて──
そんな、夢を見た。
生まれ持ったスキルによって時々不思議な夢を見る少女、シズリは拳を握りしめる。
そんなの、許される筈がない。私から、兄を奪うなど許さない。兄にとって私がたったひとりの妹であるように。私にとってもたったひとりの兄なのだ。
「この腐った世界から兄さんを取り戻す。神様を殺してでも」
因習村と因習神からBL主人公の兄を取り戻す残された妹の話。
因習村は最後には炎上します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 13:56:12
158375文字
会話率:39%
社会、上司、重圧、柵、面倒な家族、全てから逃げていた臆病な青年は24歳という若さで死去する。
2度目の人生は異世界でフィルとして生きる中で前世より過酷で逃げることの許されない現実が待ち受けていた。
最終更新:2023-09-23 14:35:32
57531文字
会話率:30%
ある日突然、真っ白な部屋に十二人の子供たちが集まり、デスゲームを開催している黒幕を見つけようとするが果たして黒幕は見つかるのか、それとも見つけられずにどんどん人が死んでいくのか。。。
これはある中学3年生の主人公が謎を解く恋愛とミステリーが
あわさった物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 20:55:19
2637文字
会話率:0%
*「百合にはさまる男は許されないが百合にはさまる女の子は許されますか?」の前日譚になります。
大牧温海(あつみ)中学2年生は恋心をもった仲のいい女の子に告白をするが、拒絶されそれが原因で学校で孤立してしまう。
3年生になれば特別進学クラス
に編入され鵜のでそれを目指して学年1位を獲り、特別進学クラスに編入される。
始業式の朝、クラス表を確かめている時に同じクラスになったで飯塚夕(ゆう)と出会うが
夕にその場で自分も女の子が好きなので「友達以上になってくださいと」言われて戸惑うが、勢いでそれを受け入れる。
この言葉の意味は恋人になってほしいという意味だったのか温海は迷うも自分に夕に恋心がある事に気づくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 00:13:35
42810文字
会話率:46%
放課後、私、川奈文乃は教室に忘れ物を取りに行くと教室には2人の女の子抱き合っていたが
それは私の仲のいい友達、大牧温海(ぬくみ)と飯塚夕(ゆう)であった。
2人は私と出会う前から百合カップルで、誰もいなくなった教室で抱き合ってキスをしていた
という。
最初は戸惑うけれど百合を愛する者としては全く問題なし。
出会ってから隠していた事を気にすぎて温海は私が友達をやめると思っているけど
2人がどんな関係でも私は気にせずこのまま友達を続けるし、こんな近くにで百合カップルが居たなんて思ってなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 17:03:34
5766文字
会話率:44%
男子からは憧れで、女子からは学校一のイケメン。それが、俺だ。最初はとてもうれしかったし、もっと憧れになれるように頑張った。
みんなは俺が言ったことを、すべて賛成する。みんなが、俺は間違えないと信じているから。だけど、それがだんだん重荷にな
っていったことは言わずもがない。俺だって、人間だ。間違えることはある。なのに、それが許されない。
正直言ってきついなぁ。もう、誰からも認知されないで行きたい…。
「おい!そこ、危ないぞ!」
「え?」
キキ—
その音と一緒に、俺の意識はもうろうとしていく。サイレンの音が、耳にかすかに聞こえてくる。
運転手さん、すいません。
俺は、この言葉を最後に息絶えた。
目が覚めても、そこは病院ではなかった…
初心者です!何か変なことがあると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 21:55:32
496文字
会話率:37%
時は古代日本。后となるものの王に愛されないオキナ。そんな姫の胸にあるのは祖国の神に護られた神秘の力、そして常に見護ってくれている武人ムナイへの淡い想いでありました。
やがて平穏な時が終わり、クマソ国が謀反をおこすと、ヤマトの王はオキナ
の告げる神の御言葉を無視して出陣します。愛されないことにうちひしがれるオキナに寄り添うムナイ。ふたりの許されない愛が燃えあがります。
と恋愛ドラマが続きますが、やがてオキナは戦争に巻き込まれていきます。神の御言葉に導かれて先祖の国を目指すオキナを待つものは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:34:25
36272文字
会話率:49%
【ヴィラン】でしか生きる術がなかった男、白(ハク)。過去の<家族>を己の手で殺(壊)したことによって自我は崩壊しかけ、新たな人格が生まれる。新たな人格、白(ハク)は全ての気力を失いボスの思いのままに依頼をこなす日々を送っていた
。既に堕ちた彼を救う光は温かく日だまりのような少女No.517。少女の心に触れ感情を取り戻しつつあった白(ハク)を迎えたのは悲劇だった‥。『幸せになることなど許されない』と過去の罪が白(ハク)を縛る。最後に白(ハク)の元に訪れた【しあわせ】とは何か‥。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 17:05:50
27015文字
会話率:34%